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第10章 黄金色の欲望篇
第121話 黄金に染まる国
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「あら?中々良いじゃない。でも、却下」
その国は一夜にして変貌していた。シンプルな見た目だったジョーヌ城は黄金に染まり、内部も全て金ピカだ。
「素晴らしいわ!なんて美しいのかしら!やはり金は良いものね」
金ピカの玉座に座る、美しい女性。彼女が一夜にしてこの国を乗っ取った張本人だ。
「デザイア女王様。例の準備が整いました」
「いつでも大丈夫でございます」
デザイアと呼ばれている女性の元に二人のメイドがやってくる。
「あら?貴方達気が利くのね?名前は?」
「は、はい。私はエリーと申します…」
「私は、え、エスメと申します…」
デザイアは近くに来たメイドの顎を交互にクイッとして眺める。デザイアの美貌を前にしたら性別という壁は無いようなもので、メイド二人は緊張していた。
「気に入ったわあなた達も一緒に来なさい」
デザイアが二人のメイドを引き連れてやって来たのは、黄金色の浴室だ。床も、壁も浴槽も全てが金である。その金の浴槽には大量の金貨が溜まっていた。
「あぁ…素晴らしいわぁ…流石はジョーヌ!金貨もたくさんあるわね」
デザイアは服を脱ぎ、金貨の浴槽に浸かる。
「ほら?あなた達も来なさい?あなた達は今日から私の専属メイドよ。たくさん可愛がってあげるわ」
「「は、はい」」
二人のメイドも服を脱ぎ、デザイアの左右に行って一緒に金貨に浸かる。デザイアは美人メイドの裸と金貨を眺めながら、悦に入る。
「最っ高ね。やっぱりこの姿の方が楽しめるわ」
「デ、デザイア様?」
「この姿って…」
「あなた達には話しても良いわ。その代わり、私に全身全霊尽くしなさい?」
二人のメイドはコクコクと頷く。実際、メイドをしていた時には体験できない刺激の数々を既に体験して気分は昂っていたので、デザイアが何者かなどは二の次になっていた。
「私はあれよ。あなた達が言う七色の罪竜の黄欲竜、それが私の正体よ」
「えっ!デザイア様があの七色の罪竜!」
「驚いた?でも、私は他の奴らと違って人間を襲ったりはしないわ。だってそれじゃあつまらないでしょ?」
「デザイア様の目的は何なんでしょうか?」
「私の目的は一つ。私の欲望を満たすこと。私が背負いし罪は『強欲』。私は暴食も、色欲も、怠惰も全て内包しているようなものなの。だから…」
デザイアはメイド達を抱き寄せ、顔を近づける。
「あなた達で私の欲を満たさせて貰うわよ?」
「「は、はい…」」
メイド達は既にデザイアの美貌に堕ちていた。
こうして、黄色の国は黄金の国へと姿を変えたのであった。
その国は一夜にして変貌していた。シンプルな見た目だったジョーヌ城は黄金に染まり、内部も全て金ピカだ。
「素晴らしいわ!なんて美しいのかしら!やはり金は良いものね」
金ピカの玉座に座る、美しい女性。彼女が一夜にしてこの国を乗っ取った張本人だ。
「デザイア女王様。例の準備が整いました」
「いつでも大丈夫でございます」
デザイアと呼ばれている女性の元に二人のメイドがやってくる。
「あら?貴方達気が利くのね?名前は?」
「は、はい。私はエリーと申します…」
「私は、え、エスメと申します…」
デザイアは近くに来たメイドの顎を交互にクイッとして眺める。デザイアの美貌を前にしたら性別という壁は無いようなもので、メイド二人は緊張していた。
「気に入ったわあなた達も一緒に来なさい」
デザイアが二人のメイドを引き連れてやって来たのは、黄金色の浴室だ。床も、壁も浴槽も全てが金である。その金の浴槽には大量の金貨が溜まっていた。
「あぁ…素晴らしいわぁ…流石はジョーヌ!金貨もたくさんあるわね」
デザイアは服を脱ぎ、金貨の浴槽に浸かる。
「ほら?あなた達も来なさい?あなた達は今日から私の専属メイドよ。たくさん可愛がってあげるわ」
「「は、はい」」
二人のメイドも服を脱ぎ、デザイアの左右に行って一緒に金貨に浸かる。デザイアは美人メイドの裸と金貨を眺めながら、悦に入る。
「最っ高ね。やっぱりこの姿の方が楽しめるわ」
「デ、デザイア様?」
「この姿って…」
「あなた達には話しても良いわ。その代わり、私に全身全霊尽くしなさい?」
二人のメイドはコクコクと頷く。実際、メイドをしていた時には体験できない刺激の数々を既に体験して気分は昂っていたので、デザイアが何者かなどは二の次になっていた。
「私はあれよ。あなた達が言う七色の罪竜の黄欲竜、それが私の正体よ」
「えっ!デザイア様があの七色の罪竜!」
「驚いた?でも、私は他の奴らと違って人間を襲ったりはしないわ。だってそれじゃあつまらないでしょ?」
「デザイア様の目的は何なんでしょうか?」
「私の目的は一つ。私の欲望を満たすこと。私が背負いし罪は『強欲』。私は暴食も、色欲も、怠惰も全て内包しているようなものなの。だから…」
デザイアはメイド達を抱き寄せ、顔を近づける。
「あなた達で私の欲を満たさせて貰うわよ?」
「「は、はい…」」
メイド達は既にデザイアの美貌に堕ちていた。
こうして、黄色の国は黄金の国へと姿を変えたのであった。
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