異世界で美少年奴隷になっちゃった?!

緋川真望

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第5話 まさか紅蓮の勇者さまと

5-(8) 俺が嫌いか?


 レオの裸体はフィル程いかつくはないけれど、やっぱり全身が筋肉の鎧みたいなすごいものだった。

 レオはピンクの洗浄薬と青の洗浄薬と、ポーションの瓶をベッドに持ってくる。
 そしてピンクの方を一粒取り出すと、いきなり僕の足を開いた。

「リュカ、やめて欲しいなら今言え。俺が嫌いか?」

 僕は首を振った。

「男に触られるのは嫌か?」

 僕はまた首を振った。

「嫌じゃありません」
「だろー?」

 レオはニカッと笑うと、洗浄薬をつぷんと後ろへ入れてきた。

「んっ」

 いつものしゅわっという薬の感覚が広がる。
 レオは僕の腰をガシッとつかんだ。

「悪い、リュカ。とりあえず入れる」
「え、待って、まだ」

 ほぐしてもいないのに?

 レオはキスも愛撫も無く、すでに臨戦態勢なそれをぐっと押し当ててきた。

「や、急には入らないです……」
「大丈夫、ゆっくりするから」

 レオはもう一つピンクの洗浄薬を持って口に含んだ。
 少し待ってから口を開け、とろとろした液体を自分のものへぽたぽたと落としていく。

 わ、や、やらしい……。
 そんな使い方もあるんだ……。

 僕が途惑っている内に、レオはそのとろとろを指でしごくように自分のものに塗り広げていく。
 滑りが良くなったせいか、レオのがずぷっと先端だけ入って来た。

「うあ、あっ」

 その質量と圧迫感が苦しい。

「うう、レオ……」

 レオはまだぬめっている自分の口に指を突っ込み、そのとろみを今度は僕の胸に塗り始める。

「あん、あ……や……」

 僕はすぐに甘い声を出してしまう。
 レオはしつこく乳首をいじりながら、徐々に自分自身を沈めてくる。

 痛くは無い。でも、大きくて苦しい。

「ああ……リュカの中あったけぇ……」

 レオが幸せそうな声を出す。
 嫌なら言えって言われたけど、そんな嬉しそうな声を出されたら、ダメって言えないよ。
 僕は両手でぎゅっとシーツを握って、大きな違和感に耐えた。

 レオの指は胸だけじゃなくて、僕の形を確かめるように首や肩、腰や太ももをまんべんなく撫でてくる。体中がぬるぬるしていって、少しずつ気持ち良くなってくる。

 レオは本当にゆっくりゆっくり僕の中に入って来た。

 レオが僕にぬるぬるのキスをする。

「ん……んん……」
「リュカ、吸い返してくれよ」
「……は、はい……」

 互いに舌をからめて吸い合っていると、それが薬の粘液なのか、僕らの唾液なのか区別がつかなくなっていく。

「リュカ、分かるか」

 少し上ずった声でレオが言った。

「根元まで入ったぞ」
「は……い……」

 もう全然痛くも苦しくも無かった。
 だって男の人に愛されるように調教された愛玩奴隷リュカの体だ。
 たいていのことは受け入れるように出来ている。

 レオは僕をぎゅっと抱えた。

「ごめんな、リュカ。二回目はじっくりやるから。とりあえず、今すぐリュカの中に出したい」

 直球で正直に言われて、僕はぷっと笑ってしまった。

「はい、出してください……僕の中に……」

 レオは最初、小刻みに腰を揺らし始めた。

「あ、あ、あ、」

 揺れるたびに僕は小さな声を漏らした。
 その内に、レオは大きく腰を振り始めた。

「うあ、ああ……」
「くっ……リュカの中、うねってすごくいい……」

 レオがいつもと違って必死な顔をしている。

「ごめんな、うっ、俺ばっかり気持ち良くて……」
「ううん、僕も、あ、気持ちいい、です……」

 レオの腰の動きはどんどん早くなって、中がこすられて、痺れるように快感が増してくる。

 ああ、もう少しでイきそう……。

 そう思った時、レオがぶるっと震えて動きを止めた。
 僕の中のものも同時にビクビクと大きく震えたのを感じた。

 あ、レオが先にイったんだ。

 両腕でぎゅうっと抱きしめられ、レオの胸は大きく上下して、耳に息がかかってくる。
 赤い髪から、髪用の洗浄薬のさわやかな香りがした。

 イけなくて中途半端に体が疼くけど、僕よりずっと大きくて強いレオがしがみついてきて、なんだかとてもかわいい気がする。


 その時、なぜかふっとエディの顔がよぎった。
 うつむいて泣きそうに見えたエディの顔が……。


「リュカ」

 がばっとレオは体を起こした。

「リュカ、何を考えている」
「え……」
「リュカ、俺が嫌いか?」

 レオはまた同じ質問をする。
 僕はまた首を振る。

「嫌いじゃありません」
「じゃぁ、俺とつながっている間は俺のことだけ考えろ。今、愛玩奴隷のリュカを召し出しているのは勇者レアンドルなんだ。わかるだろ? 他のことを考えるな。俺だけを見て、俺だけを感じろ。今はそういう時間だ」
「はい……ごめんなさ……」

 言いかけた僕の口に、レオが何かを突っ込んできた。しゅわーっとそれが溶けて、さっきまであったぬめりをきれいに取り去る。青色の洗浄薬だ。

 レオも自分の口にそれを入れてから、さわやかな息でキスをしてきた。

「リュカ、二回目はゆっくり楽しもうな」

 とレオは言って、両手の指を僕の両手にからめ、また大きく腰を振り出した。

「ひゃ、あんっ」

 不意打ちの刺激で、体が跳ねる。

「レオ……? あっ、さっき、イったんじゃ……?」
「もう復活した」
「もう?」
「俺、何度でもできるんだ」
「なん……ど、でも……? ああ、あ、あ、うあっ」

 そうだった。レオは毎晩、三人も四人も相手にしているんだった。

 ストロークを長く、ゆったりと動かされ、レオのものをはっきりと感じ取れる。
 中に入ってくる感じと出ていく感じがいやにリアルで、僕は自分が興奮していくのが分かった。
 さっきイきそうなところで止められたから、今回はすぐに頂点が来る。

「ああ、あ、もうイくっ……イくっ……」
「イっていいよ、リュカ」
「んんんっ」

 つないでいる両手を強く握り返して、僕はがくがくと震えながら出した。

「あ……はぁ……はぁ……」
「リュカ」

 レオは腰の動きを止め、僕の額や頬に何度もキスをしてくれる。

「まだ続けて大丈夫か」
「うん……だいじょうぶ……です……でも、ゆっくり…………」
「分かった、ゆっくりな……」

 レオは愛しそうに目を細めて、僕の唇に深く吸い付いてくる。
 舌で舌を撫でるように、口の中で優しく動かしながら、手は頭を撫でてくれる。

 根元まで入れたままで、レオは角度を変えるようにぐり、ぐりと腰を動かしている。なんだか、一度僕の中に出したものを、奥深くに擦り付けているみたいだ。

「リュカはどういう体位が好きなんだ?」
「たい……い……? あんっ……わ、分からない……」
「こうやって抱き合ってやるのと、後ろから突かれるのとどっちがいい?」
「あ……どっちも」
「どっちも?」
「うん……どっちも、気持ち……いいけど……」
「いいけど?」
「後ろからだと、うまくキス……できないから……」
「そっか、リュカはキスが好きなのか」
「うん、好き……キス好き……」

 言うと、レオは僕にキスしてくれた。
 抱き合って、キスして、つながっている。
 ゆらゆらとレオのリズムで揺らされて、体全体に快感の波が広がっていく。

「うう、またすぐ出ちゃいそう……」
「ほんとに前より感じやすくなったな」
「あ、ごめんなさ……」
「かわいいよ、リュカ。じゃあ、少しリズムを速めるぞ」

 レオは宣言してから腰を強く振り出した。
 ぱちゅ、ぱちゅ、といやらしい音が聞こえ始める。

「ああ、あ、あ、あ」

 僕はレオの体に必死にしがみついた。
 後ろでレオのものをきゅうきゅうと締め付けているのが自分でも分かる。

「ああ、リュカ……すげぇいいよ」
「レオ、お、ねが……い……いっしょに……!」
「分かった……」

 全身に広がった快感がまた中心に集まってくる。
 頂点に向かっているのが分かる。
 視界がチカチカしてくる。

「ああ、ああ、おねがい……!」
「リュカ!」

 僕らは互いにしがみついて、ビクンビクンと震えた。

 レオは達した後に少し脱力したけれど、僕はしがみついたままで、しぱらくの間、ピク、ピク、と余韻で震えていた。

 レオが心配そうに見下ろしてくる。

「リュカ、大丈夫か……?」
「はい……だいじょうぶ……」
「体がつらいならもうやめるか?」

 そう言うレオのものは、僕の中でまだ力強さを失っていない。
 まだまだ満足していないと、その顔に書いてある。

「だいじょうぶ、です……。ポーション、飲みます、から……」

 言うと、レオは、ニコーっと満面の笑みを浮かべた。
 つながったまま僕の背中を支えて起こすから、動いた拍子にお尻から液体がとろりと溢れた。それなのに、レオは自分のものを抜こうとせずにポーションを手に取った。

 ここでは、みんな当たり前みたいに僕の中に直接出すけど、コンドームみたいなものは存在しないのかな、それとも愛玩奴隷には使う必要が無いのかな……。
 
 終わった後には洗浄薬で後始末できるけど、それまでレオは何回僕の中に注ぐ気なんだろう。
 僕はそっとお腹のあたりを押さえた。
 なんだかちょっと怖い……。

「ほらリュカ、飲むか」

 レオはニコニコしてポーションの栓を抜き、そして、何か考えついたようにニカッと笑った。

「ちょっと待ってな」

 と言ってポーションをあおり、口に含んだそれを僕の口に少しずつ流し込んできた。
 もしかしたら、口移しで飴を食べさせたジュリアンを真似したのかもしれない。

 ちょっと口の端からこぼれたけど、僕はほとんどそれを飲み込んだ。

「おいしいか」
「うん、おいしい……」

 僕の呟きを聞いて、レオはまた腰を動かし始めた。
 抱き合った姿勢で、下からズンズンと突かれて、さっきまでよりさらに深く入ってくる気がする。

「ひゃぁっ……ああっ……あ……」

 僕は悲鳴みたいな声を上げ続けた。
 きっと、テントの入り口にいる門番さんには聞かれていると思う。
 まだ昼間なのに。そう思うと恥ずかしかったけど、声は抑えられなかった。

「リュカ、かわいい、リュカ」

 突き上げるリズムを速くしたり遅くしたり、時々グラインドするように腰を回したり、レオは自由自在に僕を翻弄した。

 声を出し過ぎて掠れてしまっているのに、次から次へと強い快感に襲われてまた声を上げた。

「あああっ」

 僕はまた頂点に達してしまった。

 でも、レオは気付かないのか、夢中になっているのか、まだ腰を大きく動かしている。

「あ……や、はげしい……!」
「リュカ、名前を呼んでくれ、俺を呼んでくれ……!」

 体を揺らされて強い刺激を与えられ続けて、頭がぼうっとしてくる。

「あ……あ……レオ……レオ……」

 言われるままに、僕はレオの名前を呼び続けた。






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