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おまけの章 はじめてのやきもち
(1) 甘い朝
エディのきれいな指先が僕の肌を滑る。
僕は甘い息を吐く。
エディの柔らかな唇が僕の肌を吸う。
僕は甘い声を出す。
エディのなめらかな舌が僕の肌をなぞる。
僕はぴくんと体をそらす。
エディの熱いそれが僕の中に入ってくる。
僕の体は喜びに震える。
エディが僕をきつく抱いて、僕を揺らして、僕を高めて、エディと僕はひとつになっていく。
「あ……あぁ……エディ……」
甘ったるい声を出して、その自分の声にびっくりして、僕は目覚めた。
朝だった。
すぐ目の前にエディの唇が見えて、僕はまだ寝ぼけたままその唇に吸い付いた。
「ん……エディ……好き……んん……」
「ヨースケ……」
エディの手が僕のお尻を撫でてくる。
いやらしい手つきで割れ目に入ってきて、もぞもぞと下着を下ろそうとしてくる。
「え……エディ? あれ、まだ夢……?」
「いいえ、目が覚めていますよ」
エディはちょっと面白そうに答えた。
「え……え、やんっ……あ、まって……」
「ん-、待つんですか? どうして?」
エディがおかしそうに言って、下着のスリットから指を滑り込ませた。
僕を知り尽くしているエディの愛撫に逆らえるはずがない。
「あ、あ、んぁっ」
「ヨースケ、今日もかわいいですね」
毛布の中で、エディは器用に僕を裸にして、本格的に全身を撫で始めた。
僕はうっとりと気持ち良くなって、エディにしがみつく。
「は、あ……こんな、朝から……」
「誰も勝手に入って来たりはしませんよ」
「でも……あんっ……」
「でも?」
「エディ……まだ寝ている僕の体を……あ、あ、こうやって、撫でていたんですか」
夢の中の情事はすごくリアルだった。
あれは、エディに触られたせいであんなエッチな夢を見たんじゃないかな。
エディはちょっと愛撫の手を止めて、僕を真上から見下ろした。
「いいえ、違います」
「違う?」
「はい。最初は、寝ている私の腰にヨースケの方から下半身をこすりつけて来たんですよ」
「え?! 僕が?」
「そうです。誘ってきたのはヨースケです。甘えた声でわたしを呼びながらしがみついてくるから、ほら、私ももうこんなことになってしまいました」
そういって、いたずらっ子のような顔で、僕の手を自分の中心に触れさせた。
「わ」
それは熱くて大きくて、もうすっかり準備万端になっていた。
僕はカーッと頬が熱くなる。
「ねぇ、ヨースケ、この責任はちゃんと取ってくれますよね」
楽しそうに囁かれ、ドクンと心臓が鳴る。
僕の全身が期待で痺れてくる。
僕はこくこくとうなずいた。
「はい、はい責任を取ります。取らせてください」
変な会話をしている、と思いながらも、僕は両手を伸ばしてエディの首に抱きついた。
深く、深く口付ける。
エディの舌が僕の舌にからみついてきて、ちゅくちゅくといやらしい音がする。
何度も何度もキスをしてから、僕らはお互いの目を見つめあった。
エディがめちゃくちゃ嬉しそうに微笑んでいる。
きっと、僕も同じくらい嬉しそうに笑っていると思う。
エディはするりと毛布を出て、ベッドの脇の棚から洗浄薬の瓶を取った。
僕は追いかけるようにエディに近づいて、その寝間着を引っ張って剥いでいく。
エディがくすぐったそうに笑いながらベッドに戻っていく。
僕はまた追いかけてエディに抱きつく。
二人で抱き合ってベッドに転がって、またちゅ、ちゅ、と何度もキスをする。
「足を開いて」
「はい」
僕が素直に足を開くと、エディは片足をつかんでさらに大きく開いてぷつりと洗浄薬を入れた。シュワっと中でそれが溶ける。
「ん……」
僕がいつも通りエディの指を待っていると、エディはすごくエッチな声で囁いた。
「ほぐすところを、見せてください」
「は、はい……」
僕はエディに見えるように指を一本入れて、ぬる、ぬる、とゆっくり動かす。
「細い指……」
エディは僕の痴態をじっと見る。
僕はそれだけで息が上がってくる。
「気持ちいいですか」
「きもち、いい……です……」
指の感触が気持ちいいというより、エディの視線が気持ちいい。
やらしくて、熱っぽくて、潤んだ瞳が。
視姦されているみたいで、なんだかちょっと興奮する。
「えっと、指を、増やしましょうか……」
「いえ、私の指を」
エディは僕の指に自分の指を重ねて、一緒にぐいと中に差し入れて来た。
「あっ」
中でくにくにと動かされて、僕の腰が揺らめく。
「あ、あ、だめ」
「だめ?」
「あ……だめ、じゃない……もっと」
「もっと?」
「もっと、欲しい……」
「もっと、何が欲しい?」
「エディ……エディが欲しい……」
エディの口角がにっと上がる。
「かわいいヨースケ。もう我慢できません。挿れますね」
「はい、はい、欲しいです」
エディは僕の腰をつかんでゆっくりと、そのまま一番根元まで入って来た。
「うぁ、ああ」
気持ち良くて、きゅうきゅうとそこが収縮してしまう。
「ん……すごい……」
エディの声がポソリと漏れる。
エディはそのまま動かず、僕を見下ろす。
僕は貫かれた中心が痺れるように気持ち良くて、かすかに震えながら見上げる。
「エディ……」
「はぁ……一瞬で持っていかれそうでした。ヨースケの体はどんどんいやらしくなりますね」
「ふふ……ぜんぶ……エディのせいです……」
僕は抱きしめて欲しくて両腕を広げる。
エディはそれに応えるように僕の背中に手を回してつながったまま抱き上げた。
密着して抱きあって、また唇に吸い付く。
「エディ……お願い」
「お願い?」
「お願い、動いて……」
エディはふっと微笑むと、小刻みに腰を揺らし始めた。
「ひぁ、あ、ああっ」
僕の先端から、ぴゅく、ぴゅく、とちょっとだけ白いものが出てくる。
「ああああ~」
揺らされる振動で変な声が出た。
エディは僕の耳や首を舐めながら、しつこく小刻みに揺らし続ける。
僕はずっと気持ち良くて、ずっと声を上げ続ける。
やがて、エディの腰の動きが少しずつ大きくなって、打ち付けるように強くなっていく。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
僕の声も大きくなっていく。
朝は隣の小部屋に使用人さんが着替えを用意しに来るのに、下の階ではキッチンで朝ご飯の準備をしているのに、窓の外では庭師さんがそろそろ手入れをはじめる時間なのに。
僕達は朝から盛って
「私もです……!」
僕らは互いに強く抱き合って、一緒に頂点に達してぶるぶるっと震えた。
「あ……はぁ……はぁ……」
達したけれど、まだ離れたくない。
僕はエディの首元や頬に唇を押し付け、そこに流れる汗をぺろっと舐めた。
「大好き……」
自分の気持ちをはっきり自覚する前から僕はエディが好きで、恋人になってからもずっとエディが好きで、あまりに好きすぎて、時々自分にびっくりする。
毎日毎日、昨日の好きより今日の好きが上回っていくようで、このままだと、いつかどうにかなっちゃうんじゃないかと……ちょっと怖いくらいに。
すごく不思議だ。
恋なんて一生縁がないと思っていた僕が、今、こんなことを考えているなんて。
「エディ……」
「はい」
「僕、すごく幸せ……」
「はい、私もです、ヨースケ」
エディは僕の髪を優しく指で梳きながら、そっと唇を重ねて来た。
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