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12月22日日曜日【はるかの続き】
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10月19日土曜日
書いたのに手元にあると、ついまた書いちゃいます。
今日は図書館に行きました。
今更ですが、透明な人たちの暮らしというか、そういうことが知りたくて。
でも医学的なものはもちろん、生物学的なものも歴史的なものも無いですね。
秘匿されているわけでもないのでしょうけれど、あまりにも知らなさすぎることに、正直とても驚きました。
でね、やっと「透明人間」という文字を発見したのは児童文学のコーナーだったのです。
そのコーナーにある透明な人たちは、必ずといってよいほど全身包帯なんですよ。
まあそうでもしないと存在自体が認識できないから、物語にはなりませんよね。
そしてほとんどのストーリーで犯人扱いされていました。
読んでいるうちに悲しくなってしまって、喫茶室で一息入れていると、井上先生にばったり会いました。
「何してるんですか?」
「うん、ちょっと勉強しなおそうかと思って」
「勉強しなおす?」
「児童心理をね。もともと僕は児童心理カウンセラーを目指して大学に進んだことを思い出したんだよ。あのまま勉強を続けていても、現場を知らなければ良いカウンセリングはできないって思って、教育課程もとったのに、いつの間にか日々の忙しさに流されるだけの人生になっていたことに気付いたんだ」
そんな話を聞きながら、私も基本に立ちかえってみようって思いました。
どうやらアランシオンくん効果は、子供達より大人たちに波及しているみたいです。
::::::::::
10月26日土曜日
なんだかバタバタとしていて、残業が続いています。
何が原因かと言うと、国が推し進めた今回の施策を失敗した報告書を提出しないといけないからです。
失敗の原因と反省点、そして次回への提言という項目があるのですが、正直に書くときっと突き返されちゃうでしょ?
だからといって忖度し過ぎると、透明側も不透明側も迷惑にしかなりません。
なので、原因と反省点は客観的に書き、次回への提言はがっつり正直に書こうということになりました。
いやぁ、この結論が出るまでの長かったこと……
原案はそれぞれの担任だった教諭が書き、それを教頭が添削して校長に渡すという流れなのですが、校長が全員で納得するべきだと言いだしまして。
正しいですよ?
それはもう仰る通りですし、むしろ巻き込んでくれてありがとうございます! なのですが、現場と管理側の意見の合わないことと言ったら!
実際に関わった学年主任と担任は強硬な態度で、大幅な修正は拒否という姿勢ですし、それを教頭が頭ごなしに修正させようとするという攻防が繰り広げられています。
それぞれの言い分が「今後のために」というもので、言葉は同じなのに内容が真反対という不思議な状況なのです。
なのでまだ結論はでていません。
正直言うと、明日は我が身かもしれないでしょう?
ここで妥協案を飲むと、また同じようなことになるかもしれないのですから、教諭側も今回はかなり必死ですよ。
全教諭vs教頭&事務長
さてさて、この仁義なき戦い(笑)はどこへ着地するのでしょうね。
::::::::::
11月2日土曜日【はるかの続き】
ちょっと間が空いてしまいました。
というのも、例の仁義なき戦いが激戦となり、遂に教育庁が出張ってきたからなんです。
結論から言うと、公式文書は「教頭案」で、教育庁への内部文書として「教諭案」が採用されることになりました。
これで、言い出しっぺの元凶には真実が届かず、実行側は情報を握るという歪な構造が完成したわけです。
日本らしいといえばそうなのでしょうが、良い方向に進むとは思えませんよね。
あれから私たちは何度もミーティングをしました。
それはもう激論の連続で、帰って日記を開く気力も残っていなかったほどです。
そして遂に私たちは結論を出しました。
やれと言われたことをやるのは、社会人として当たり前ですが、行動する前に「なぜこれが必要なのか」を必ず意識を合わせるという決まりを作ったのです。
もちろんこれは教諭たちの自主的な行動ですので、管理者側にどうこう言われるものではありません。
しかしやはり温度差というのは存在していて、習慣化するまでには時間がかかりそうです。
きっと個人能力重視のディアファンさん達の価値観では、私たちのように「とにかく足並みをそろえる」という概念は不思議なものでしょうね。
こうして一方通行な日記を書いていると、無性に寂しさを感じます。
あなたとお知り合いになるまではこんなことなど無かったのに、不思議ですね。
どうぞご無事で。
早くあなたの字が見たいです。
書いたのに手元にあると、ついまた書いちゃいます。
今日は図書館に行きました。
今更ですが、透明な人たちの暮らしというか、そういうことが知りたくて。
でも医学的なものはもちろん、生物学的なものも歴史的なものも無いですね。
秘匿されているわけでもないのでしょうけれど、あまりにも知らなさすぎることに、正直とても驚きました。
でね、やっと「透明人間」という文字を発見したのは児童文学のコーナーだったのです。
そのコーナーにある透明な人たちは、必ずといってよいほど全身包帯なんですよ。
まあそうでもしないと存在自体が認識できないから、物語にはなりませんよね。
そしてほとんどのストーリーで犯人扱いされていました。
読んでいるうちに悲しくなってしまって、喫茶室で一息入れていると、井上先生にばったり会いました。
「何してるんですか?」
「うん、ちょっと勉強しなおそうかと思って」
「勉強しなおす?」
「児童心理をね。もともと僕は児童心理カウンセラーを目指して大学に進んだことを思い出したんだよ。あのまま勉強を続けていても、現場を知らなければ良いカウンセリングはできないって思って、教育課程もとったのに、いつの間にか日々の忙しさに流されるだけの人生になっていたことに気付いたんだ」
そんな話を聞きながら、私も基本に立ちかえってみようって思いました。
どうやらアランシオンくん効果は、子供達より大人たちに波及しているみたいです。
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10月26日土曜日
なんだかバタバタとしていて、残業が続いています。
何が原因かと言うと、国が推し進めた今回の施策を失敗した報告書を提出しないといけないからです。
失敗の原因と反省点、そして次回への提言という項目があるのですが、正直に書くときっと突き返されちゃうでしょ?
だからといって忖度し過ぎると、透明側も不透明側も迷惑にしかなりません。
なので、原因と反省点は客観的に書き、次回への提言はがっつり正直に書こうということになりました。
いやぁ、この結論が出るまでの長かったこと……
原案はそれぞれの担任だった教諭が書き、それを教頭が添削して校長に渡すという流れなのですが、校長が全員で納得するべきだと言いだしまして。
正しいですよ?
それはもう仰る通りですし、むしろ巻き込んでくれてありがとうございます! なのですが、現場と管理側の意見の合わないことと言ったら!
実際に関わった学年主任と担任は強硬な態度で、大幅な修正は拒否という姿勢ですし、それを教頭が頭ごなしに修正させようとするという攻防が繰り広げられています。
それぞれの言い分が「今後のために」というもので、言葉は同じなのに内容が真反対という不思議な状況なのです。
なのでまだ結論はでていません。
正直言うと、明日は我が身かもしれないでしょう?
ここで妥協案を飲むと、また同じようなことになるかもしれないのですから、教諭側も今回はかなり必死ですよ。
全教諭vs教頭&事務長
さてさて、この仁義なき戦い(笑)はどこへ着地するのでしょうね。
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11月2日土曜日【はるかの続き】
ちょっと間が空いてしまいました。
というのも、例の仁義なき戦いが激戦となり、遂に教育庁が出張ってきたからなんです。
結論から言うと、公式文書は「教頭案」で、教育庁への内部文書として「教諭案」が採用されることになりました。
これで、言い出しっぺの元凶には真実が届かず、実行側は情報を握るという歪な構造が完成したわけです。
日本らしいといえばそうなのでしょうが、良い方向に進むとは思えませんよね。
あれから私たちは何度もミーティングをしました。
それはもう激論の連続で、帰って日記を開く気力も残っていなかったほどです。
そして遂に私たちは結論を出しました。
やれと言われたことをやるのは、社会人として当たり前ですが、行動する前に「なぜこれが必要なのか」を必ず意識を合わせるという決まりを作ったのです。
もちろんこれは教諭たちの自主的な行動ですので、管理者側にどうこう言われるものではありません。
しかしやはり温度差というのは存在していて、習慣化するまでには時間がかかりそうです。
きっと個人能力重視のディアファンさん達の価値観では、私たちのように「とにかく足並みをそろえる」という概念は不思議なものでしょうね。
こうして一方通行な日記を書いていると、無性に寂しさを感じます。
あなたとお知り合いになるまではこんなことなど無かったのに、不思議ですね。
どうぞご無事で。
早くあなたの字が見たいです。
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