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第19話 決勝進出と作戦会議
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一回戦をあっさり勝ち抜いた僕達は、その後の試合も難なく勝ち抜いていった。
文字通り破竹の勢いってヤツだ。
「咲良ちゃーん! 見ててくれたー?」
「頑張りましたよ!」
試合を終えた燐瑚ちゃんと魅環ちゃんが誇らしげな顔で抱きついてくる。
「お疲れ様。二人共凄かったよ」
「「えへへー」」
褒められた二人はとろける様な笑みを浮かべる。
実際二人は三人の敵をたった二人で倒し続けてきたんだから大したもんだ。
え? 僕は戦わなかったのかって?
うん、二回戦以降は僕は戦いに参加していなかった。
というのも……
「私達の出番がなかったー!」
「咲良ちゃんにカッコいい所を見せたかったです」
そう、一回戦で僕の魔法だけで敵を倒しちゃったもんだから、二人からクレームが来たんだよね。
で二回戦以降は二人に戦いを任せる事になったんだ。
「咲良ちゃんと戦いたければ、私達を倒してからにしなさい!」
「です。私達に勝てない様では咲良ちゃんを倒すなんて無理です」
といった感じで、二人は大張り切りで試合を勝ち抜いていったんだ。
二回戦以降も上級生ばかりて不利な戦いだったんだけど、燐瑚ちゃんの呪術が相手の足を止め魔法を阻害し、魅環ちゃんが動きを制限された相手選手を次々になぎ倒していった。
正直言って、小学一年生とは思えない激しい戦いだったよ。
そんな風に勝ち抜いていき、気が付けば僕達は決勝戦まで駒を進めていたんだ。
「残るは決勝戦だね!」
「さくっと勝って咲良ちゃんの勇姿を全世界に見せつけようね! でも近づいたら呪う」
「咲良ちゃんは素敵すぎるので目立ってしまうのは仕方ありません。なので近づくものは抹殺です!」
なんで二人共そんなに殺意高いの……
◆敵チーム◆
「ふーん、あれが例の一年か」
一足先に試合を終えた私達は、決勝戦の相手を偵察していた。
「高学年相手に二人で完封とか、とんでもないな」
確かに、戦い方と言い、とても一年生とは思えないレベルだわ。
「けどなんで全員で戦わないんだ? 噂じゃあの中の一人が高等魔法を使って相手チームを一人で倒したんだろ?」
チームイトの無道が言ってるのは、あの中で一人何もせずにポツンと立っていた子の事ね。
けどそれはある程度予想が付くわ。
「可能性は二つ。一つはただの人数合せで、戦いは今の試合のように他の二人がやったから。高等魔法の件も情報が間違って伝わってきた可能性。もう一つは、魔力が足りなくてもう魔法が撃てない可能性」
「根拠は?」
「仮に高等魔法を放てるだけの大魔力を持っていたとしても、連発は無理でしょ。本当ならもっと後で使う為の切り札だったんだけど、一回戦から高学年と戦う事になって切り札を使っちゃったって所じゃないかな」
正直こっちが正解だと思う。仮に人数合せの説が正しい場合、ずっとあの二人だけで戦いを勝ち進んできた事になるから、私としてはそっちの方が脅威だわ。
「なるほど確かにそれなら納得だ」
「けどそれが脅しになって、これまでの対戦相手は全員あの子の魔法を警戒するあまり、攻め手が甘くなったってとこじゃないかしら?」
「そう考えれば、一年生が決勝戦まで勝ち上がれたのもあながち偶然とはいえないか」
「でもま、それが通用するのもここまでだ。オレ等はそんなハッタリには引っかからない。だろ?」
もう一人のチームメイト苫斗が相手の思い通りにはならないと笑みを浮かべる。
「そうね、だからこそ次の試合で最初に狙うのは魔法の使えなくなったあの子ね」
「は? 魔力切れなんだろ? だったら他の連中を狙った方が良くないか?」
私の意図を理解できなかった無道が反論してくる。
「魔力切れでもメンバーにとっては上級生を倒せる精神的支柱でしょ。それに、抵抗できない相手を倒しておけば、時間切れになった時に判定勝ちになる」
寧ろ後者の理由の方が本命なのよね。
「1年生相手に判定勝ちを狙うのは弱腰が過ぎないか?」
真正面から相手を叩き潰すのが好きな無道は私の作戦を弱腰だと文句を言ってくる。
「油断しないで。これまでの試合は残りの二人で勝ち抜いてきたのよ。それは並みの1年生に出来る事じゃない」
そう、最初の試合があの子の魔法のお陰で、その影響もあって敵チームを動揺させる事が出来たとかんがえても、一年生二人で残りのチームを下してきたのは異常と言うよりほかない。
私の予想通りなら、あの子達は……
「大家の関係者って事か」
そう、魔法業界の頂点に立つ六家の関係者の可能性が高い。
「可能性は高いわ。あの子が一回限りとはいえ、高等魔法を使えたのもそれなら納得がいく」
それに生まれながらの魔法のサラブレッド達なら、三人目が魔力切れを起こして足手まといになってもなんとかなると判断したんでしょうね。
「でも私達にそんな奇策は通用しない。だって私達は、一流のジュニア魔法選手だものね」
ジュニア魔法選手、それは将来プロになる事を見込まれたエリート学生の事。
優れた才能を持ち、それを活かす為に訓練に訓練を重ねたトップ魔法アスリート!!
部活でもエースとして活躍する私達は既に有名高校の入学が決まっている。
今回の大会参加も、箔をつける為でしかない。
「それがこんな大物とのバトルになるなんてね」
「1年生相手に大物は言いすぎだろ?」
「子供とはいえ六家の関係者よ? 勝てば間違いなく箔になるわ」
六家は存在自体が規格外と言われている化け物達。
滅多に出てこない代わりに、出てきたときはとんでもない結果を叩きつける化け物達。
そんな相手に勝利したとなれば、相手が子供だったとしても実績として十二分。
「けど一年相手に勝っても大人げないって言われねぇ?」
「そんなの周りは気にしないわ。寧ろ六家が負けた事の方が重大なニュースなんだから」
そう、負けて恥をかくのは六家の方。
政治家や芸能人の子供が失言やトラブルを起こせば、それが些細な事件だろうととんでもない大事件として扱われるように、六家にとっては敗北の二文字がスキャンダルになる。
そうなればマスコミや六家の足を引っ張りたい連中がこぞって六家敗北のニュースを大々的に報じまくる。
その詳細なんて気にせずにね!
ふふふっ、有名税ってのも大変よね。些細な失敗が身の破滅を招くんだから。
そういう訳だから、この試合が終われば私達の勝利は周りが勝手に良い感じに盛ってくれる。
そうすれば私は六家に勝利した将来有望すぎる選手として脚光を浴び……
「アイドルデビューが近づくってものよ!」
そう! 私の最終目的、それはアイドルデビュー!!
魔法選手なんてその為の話題作り!!
私は! 世界中の人達から愛されるトップアイドルになるのよ!!
文字通り破竹の勢いってヤツだ。
「咲良ちゃーん! 見ててくれたー?」
「頑張りましたよ!」
試合を終えた燐瑚ちゃんと魅環ちゃんが誇らしげな顔で抱きついてくる。
「お疲れ様。二人共凄かったよ」
「「えへへー」」
褒められた二人はとろける様な笑みを浮かべる。
実際二人は三人の敵をたった二人で倒し続けてきたんだから大したもんだ。
え? 僕は戦わなかったのかって?
うん、二回戦以降は僕は戦いに参加していなかった。
というのも……
「私達の出番がなかったー!」
「咲良ちゃんにカッコいい所を見せたかったです」
そう、一回戦で僕の魔法だけで敵を倒しちゃったもんだから、二人からクレームが来たんだよね。
で二回戦以降は二人に戦いを任せる事になったんだ。
「咲良ちゃんと戦いたければ、私達を倒してからにしなさい!」
「です。私達に勝てない様では咲良ちゃんを倒すなんて無理です」
といった感じで、二人は大張り切りで試合を勝ち抜いていったんだ。
二回戦以降も上級生ばかりて不利な戦いだったんだけど、燐瑚ちゃんの呪術が相手の足を止め魔法を阻害し、魅環ちゃんが動きを制限された相手選手を次々になぎ倒していった。
正直言って、小学一年生とは思えない激しい戦いだったよ。
そんな風に勝ち抜いていき、気が付けば僕達は決勝戦まで駒を進めていたんだ。
「残るは決勝戦だね!」
「さくっと勝って咲良ちゃんの勇姿を全世界に見せつけようね! でも近づいたら呪う」
「咲良ちゃんは素敵すぎるので目立ってしまうのは仕方ありません。なので近づくものは抹殺です!」
なんで二人共そんなに殺意高いの……
◆敵チーム◆
「ふーん、あれが例の一年か」
一足先に試合を終えた私達は、決勝戦の相手を偵察していた。
「高学年相手に二人で完封とか、とんでもないな」
確かに、戦い方と言い、とても一年生とは思えないレベルだわ。
「けどなんで全員で戦わないんだ? 噂じゃあの中の一人が高等魔法を使って相手チームを一人で倒したんだろ?」
チームイトの無道が言ってるのは、あの中で一人何もせずにポツンと立っていた子の事ね。
けどそれはある程度予想が付くわ。
「可能性は二つ。一つはただの人数合せで、戦いは今の試合のように他の二人がやったから。高等魔法の件も情報が間違って伝わってきた可能性。もう一つは、魔力が足りなくてもう魔法が撃てない可能性」
「根拠は?」
「仮に高等魔法を放てるだけの大魔力を持っていたとしても、連発は無理でしょ。本当ならもっと後で使う為の切り札だったんだけど、一回戦から高学年と戦う事になって切り札を使っちゃったって所じゃないかな」
正直こっちが正解だと思う。仮に人数合せの説が正しい場合、ずっとあの二人だけで戦いを勝ち進んできた事になるから、私としてはそっちの方が脅威だわ。
「なるほど確かにそれなら納得だ」
「けどそれが脅しになって、これまでの対戦相手は全員あの子の魔法を警戒するあまり、攻め手が甘くなったってとこじゃないかしら?」
「そう考えれば、一年生が決勝戦まで勝ち上がれたのもあながち偶然とはいえないか」
「でもま、それが通用するのもここまでだ。オレ等はそんなハッタリには引っかからない。だろ?」
もう一人のチームメイト苫斗が相手の思い通りにはならないと笑みを浮かべる。
「そうね、だからこそ次の試合で最初に狙うのは魔法の使えなくなったあの子ね」
「は? 魔力切れなんだろ? だったら他の連中を狙った方が良くないか?」
私の意図を理解できなかった無道が反論してくる。
「魔力切れでもメンバーにとっては上級生を倒せる精神的支柱でしょ。それに、抵抗できない相手を倒しておけば、時間切れになった時に判定勝ちになる」
寧ろ後者の理由の方が本命なのよね。
「1年生相手に判定勝ちを狙うのは弱腰が過ぎないか?」
真正面から相手を叩き潰すのが好きな無道は私の作戦を弱腰だと文句を言ってくる。
「油断しないで。これまでの試合は残りの二人で勝ち抜いてきたのよ。それは並みの1年生に出来る事じゃない」
そう、最初の試合があの子の魔法のお陰で、その影響もあって敵チームを動揺させる事が出来たとかんがえても、一年生二人で残りのチームを下してきたのは異常と言うよりほかない。
私の予想通りなら、あの子達は……
「大家の関係者って事か」
そう、魔法業界の頂点に立つ六家の関係者の可能性が高い。
「可能性は高いわ。あの子が一回限りとはいえ、高等魔法を使えたのもそれなら納得がいく」
それに生まれながらの魔法のサラブレッド達なら、三人目が魔力切れを起こして足手まといになってもなんとかなると判断したんでしょうね。
「でも私達にそんな奇策は通用しない。だって私達は、一流のジュニア魔法選手だものね」
ジュニア魔法選手、それは将来プロになる事を見込まれたエリート学生の事。
優れた才能を持ち、それを活かす為に訓練に訓練を重ねたトップ魔法アスリート!!
部活でもエースとして活躍する私達は既に有名高校の入学が決まっている。
今回の大会参加も、箔をつける為でしかない。
「それがこんな大物とのバトルになるなんてね」
「1年生相手に大物は言いすぎだろ?」
「子供とはいえ六家の関係者よ? 勝てば間違いなく箔になるわ」
六家は存在自体が規格外と言われている化け物達。
滅多に出てこない代わりに、出てきたときはとんでもない結果を叩きつける化け物達。
そんな相手に勝利したとなれば、相手が子供だったとしても実績として十二分。
「けど一年相手に勝っても大人げないって言われねぇ?」
「そんなの周りは気にしないわ。寧ろ六家が負けた事の方が重大なニュースなんだから」
そう、負けて恥をかくのは六家の方。
政治家や芸能人の子供が失言やトラブルを起こせば、それが些細な事件だろうととんでもない大事件として扱われるように、六家にとっては敗北の二文字がスキャンダルになる。
そうなればマスコミや六家の足を引っ張りたい連中がこぞって六家敗北のニュースを大々的に報じまくる。
その詳細なんて気にせずにね!
ふふふっ、有名税ってのも大変よね。些細な失敗が身の破滅を招くんだから。
そういう訳だから、この試合が終われば私達の勝利は周りが勝手に良い感じに盛ってくれる。
そうすれば私は六家に勝利した将来有望すぎる選手として脚光を浴び……
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