百万文字の世界

魔狼ちゃん

文字の大きさ
6 / 30
百万文字の世界

5.

しおりを挟む
✴︎
 雷斗は、笑みを浮かべたまま止まった。
 私は、それを見て、
「帰るね……」
 と弱々しく言った。
 すると、雷斗は、
「いいよ。帰っても」
 雷斗は、平然としていた。
 私は、急いで、部屋を出て、帰ろうとして気づいた。
「あれ、ここ、どこ?」
 その後ろから、雷斗が現れる。
「残念でした~。ここは、どこだと思うぅ?」
 雷斗が笑って私に問いかけてくる。
 私の心を恐怖で支配する雷斗。
 雷斗から、私は、走って逃げた。
 その後ろ姿を見てか、雷斗は、
「ここは、死神の館。お前は、帰ることができない。俺もだけどな」
 そう言ったのだけ、確実に聞き取れた。
 死神の館。
 そんなふざけた館があるわけがない。
 ありえない。
 馬鹿げた話だ。
 帰れるはずだ。
 ほら、玄関が見えてきた。
 私の目の前には、玄関の扉があった。
 私は、それに近づくにつれて、忘れていた記憶が蘇る。
 人形が一つぽつんとあった。
「……っ!」
 私は、恐怖で足が動かなかった。
 人形から目が離せない。
 手に刃物を持った人形。
 あくまで、夢の話だとたかを括っていた。
 でも、現実にいた。
 動かないよね。
 私は、注意深く観察する。
 すると、目が赤く光る。
 私は、それを見て、全速力でもときた道を戻る。
 絶対、あれ、動く。
 死にたくない。
 死にたくない死にたくない死にたくない死にたく死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない『訳の分からない感情が全身を貫く』死にたくないない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないない『当たり前の感情が当たり前でない感じがする』死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないない『死ぬのが怖い』死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないない死にたくない死にたくない死にたくない『人形が追いかけてきていないかも確認さえできない』死にたくないない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないない死にたくない『私を殺しにきている気がする』死にたくない死にたくない死にたくないない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないない死にたくない死にたくない『こんな簡単に終わりたくない』死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない『神様』死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない『神様、助けて欲しい』死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない『私は、まだ、死にたくありません』死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたく死にたくない死にたくない死にたくない『死にたい人間なんているわけがない』死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたく死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない『怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い』死にたく死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたく死にたくない死にたくない『私は、ただの人間だ』死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたく死にたくない死にたくない死にたくない『なのに、死は、突然訪れる』死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたく死にたくない『死ってなんなんだろね』死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない。
✴︎
 私は、足が棒のようになって倒れた。
 目の前を見ると、刃物を持った人形が一つ。
「ギャァァァァァァァァー……」
 私の絶叫が館に響き渡る。
 死にたくない。
 でも、その絶叫も途中で止まる。
 首を刎ね落とされた。
✴︎
 ペタペタと足音を立てて、その生首に近づく影があった。
 その影は、顔が見えない。
 体も見えない。
 真っ黒な影だ。
 その影は、生首に手をかけて、人形に渡す。
 すると、人形は、その生首を頭にかぶる。
 そして、少し、大きくなった。
 さらに、生首の人から、服を脱がし、人形に着せる。
 ちょうどいいサイズまで、人形は、大きくなる。
 そして、影と人形は、同時に闇の中に消える。
 あの人形は、まるで、美月のようだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

視える僕らのシェアハウス

橘しづき
ホラー
 安藤花音は、ごく普通のOLだった。だが25歳の誕生日を境に、急におかしなものが見え始める。    電車に飛び込んでバラバラになる男性、やせ細った子供の姿、どれもこの世のものではない者たち。家の中にまで入ってくるそれらに、花音は仕事にも行けず追い詰められていた。    ある日、駅のホームで電車を待っていると、霊に引き込まれそうになってしまう。そこを、見知らぬ男性が間一髪で救ってくれる。彼は花音の話を聞いて名刺を一枚手渡す。 『月乃庭 管理人 竜崎奏多』      不思議なルームシェアが、始まる。

【完結】ホラー短編集「隣の怪異」

シマセイ
ホラー
それは、あなたの『隣』にも潜んでいるのかもしれない。 日常風景が歪む瞬間、すぐそばに現れる異様な気配。 襖の隙間、スマートフォンの画面、アパートの天井裏、曰く付きの達磨…。 身近な場所を舞台にした怪異譚が、これから続々と語られていきます。 じわりと心を侵食する恐怖の記録、短編集『隣の怪異』。 今宵もまた、新たな怪異の扉が開かれる──。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド

まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。 事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。 一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。 その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。 そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。 ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。 そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。 第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。 表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。

【1分読書】意味が分かると怖いおとぎばなし

響ぴあの
ホラー
【1分読書】 意味が分かるとこわいおとぎ話。 意外な事実や知らなかった裏話。 浦島太郎は神になった。桃太郎の闇。本当に怖いかちかち山。かぐや姫は宇宙人。白雪姫の王子の誤算。舌切りすずめは三角関係の話。早く人間になりたい人魚姫。本当は怖い眠り姫、シンデレラ、さるかに合戦、はなさかじいさん、犬の呪いなどなど面白い雑学と創作短編をお楽しみください。 どこから読んでも大丈夫です。1話完結ショートショート。

三分で読める一話完結型ショートホラー小説

ROOM
ホラー
一話完結型のショートショートです。 短いけれど印象に残るそんな小説を目指します。 毎日投稿して行く予定です。楽しんでもらえると嬉しいです。

与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし

かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし 長屋シリーズ一作目。 第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。 十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。 頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。 一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...