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俺は、シリアスキラーだったとしか覚えてない。
シリアスキラーといえば、なんとイメージするだろうか。
俺、人間じゃない。
となるのだろうか。
シリアスキラー。
これしか覚えていない。
地下牢だって、もう何処にあったかも覚えてない。
ここ何処ですか。
あたり一面森林ですね。
そもそも、俺、誰ですか。
覚えてないってどんだけですか。
「ァ… … 」
思うように声が出ない。
声の出し方さえも忘れてしまった。
一体、俺、誰なんだろう。
なんのために生きてるんだろう。
その時、光る剣が見えた。
弱々しい光だ。
持っている人間は、雑魚か、何かだろうか。
あの人間もなんのために生きているのだろうか。
俺は、地面に落ちている、石を拾う。
そして、その石を投げた。
すると、その石は、高速で回転して、木々を薙ぎ倒していった。
俺は、それを眺めた後、どうしてこうなったのか、理解ができなかった。
どっちにしろ、しょうもない。というのが俺の心の中に広がった。
そして、俺は、自然と覚えていないはずの歩き方と物の拾い方をしていた。
しかし、そんなことを気にする暇もなく、俺は、森林を歩いていた。
もうどうでもよかった。
生きたいとか、死にたいとか、殺したいとか、守りたいとか、もんな感情は、俺の中から全て消えていた。
ただ、今、俺にあるのは、何もできないし、何もわからない無力感だけだった。
シリアスキラーといえば、なんとイメージするだろうか。
俺、人間じゃない。
となるのだろうか。
シリアスキラー。
これしか覚えていない。
地下牢だって、もう何処にあったかも覚えてない。
ここ何処ですか。
あたり一面森林ですね。
そもそも、俺、誰ですか。
覚えてないってどんだけですか。
「ァ… … 」
思うように声が出ない。
声の出し方さえも忘れてしまった。
一体、俺、誰なんだろう。
なんのために生きてるんだろう。
その時、光る剣が見えた。
弱々しい光だ。
持っている人間は、雑魚か、何かだろうか。
あの人間もなんのために生きているのだろうか。
俺は、地面に落ちている、石を拾う。
そして、その石を投げた。
すると、その石は、高速で回転して、木々を薙ぎ倒していった。
俺は、それを眺めた後、どうしてこうなったのか、理解ができなかった。
どっちにしろ、しょうもない。というのが俺の心の中に広がった。
そして、俺は、自然と覚えていないはずの歩き方と物の拾い方をしていた。
しかし、そんなことを気にする暇もなく、俺は、森林を歩いていた。
もうどうでもよかった。
生きたいとか、死にたいとか、殺したいとか、守りたいとか、もんな感情は、俺の中から全て消えていた。
ただ、今、俺にあるのは、何もできないし、何もわからない無力感だけだった。
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