地下牢に閉じ込められていたシリアスキラーが20年後に突然解放されたら、勇者は、雑魚だった。

魔狼ちゃん

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第二章

37.

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✴︎
「さて、そこのお嬢さん。何をして欲しいの?」
 ミルは,そう言って女の子に声をかけるが、
「おばさんじゃダメなのっ!」
「お、おばさん……」
 ミルは,そう言いながら,フラフラとして、バタッと倒れた。
「おいおい、しっかりしろよって俺とお前しかいねぇじゃん」
 俺は,そう言って、女の子を見る。
「ちっ」
 俺は,鬼のような顔をして女の子を睨む。
「テメェがいらねぇことゆうからこんなことになったか……まじで最悪。あーあ」
 俺は,そう言って、思いっきり睨みつけ、
「いいてぇことがあるなら言え」
 俺は,そう言った。
 ぶっちゃけ、まだムカムカしている。
 わざわざ俺が聞く必要のないことを聞いているのだから。
「あのね、お母さんがね、病気でね、薬がね、切れそうなんだけどね……」
「ざっけんじゃねぇっ!」
 俺は,叫んだ。
「あぁ?俺に薬を作れってか?それとも,その意味不な病気を治せってか?」
 俺がそう睨むと女の子は,また泣き出してしまった。
「はぁ、てか、その話、俺にしてもなんもできねぇんだけど?」
 俺は,女の子に言った。
 すると,女の子は,目を大きく開いて、
「え?」
「それ、こっちの役」
 俺は,下を指して言った。
「ま、こいつをこうやって」
 俺は、ミルの綺麗な茶色の髪を引っ張ろうとして、
「やっぱやめよ……おらっ!行くぞー」
 俺は,お姫様みたいに抱き上げて、歩き出した。
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