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風使いと〈斬撃の巫女〉
刹菜の戦闘
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魔導教団の図書館にて。
左に広がる翼がはためき右手に握られた杖が振られる。
その度に内側から世界へと旅立つ魔法たち。
業火を跳ねて躱し、烈風を本を薄く輝かせて撃つ魔法で跳ね除け、現れし植物を焼いていく。
「どうやら私のこの声からは想像つかないような美声の歌声が聴きたいみたいだな! 私の無駄口を塞げると思うなよ!」
刹菜は天使の攻撃を今のところ一度も受けていなかった。刹菜は天使に有効打を今のところ一度も与えていなかった。
刹菜は表情すら変えない天使にニヤけを見せて言葉を撃つのであった。
「命をかけてかかってこい」
「それは私のセリフ」
見事なまでに誤った言葉の選択。それを意図的に行うだけの余裕がこのニヤけ面の少女の内側には残されていた。
「私は命はかけない、時間をかけてかかってやる」
天使はこの世界に蝕まれた自身の右腕を見つめてそれを大きく一度振った。
腕を振った軌道上の三点から輝く線が放たれた。
それが刹菜に襲い来る。
「そんな魔法、私は知らない。そんなお話私は知らない」
壁にぶつかる寸前で曲がり、進み続ける光線、時間をかけるほどに世界を光で塗りつぶしていく。
「7つの物質を破壊する魔法……世界を塗り潰す三点バーストレーザー……強大過ぎる力と具体的過ぎる能力の雰囲気、それ絶対天使の術式だろ」
世界を白く塗りつぶしていくレーザーを躱しながら考え、走る。
途中、身体を無理やり捻り、悲鳴を心に仕舞いながらレーザーの残滓をどうにかくぐり抜けていた。
そして天使の目の前に来たその時、天使は一度杖を振る。
「魔法の無駄遣い、有限な魔力は大切に、ついでに資源も大切にして地球に優しく」
そう言いながら魔導書を輝かせて真上に魔法を放ち、しゃがむような姿勢で奥へと滑り込む。
そして天使の後ろ側へと回った刹菜は得意気な笑みを浮かべる。
「ひとり入るのがやっとなくらいまで壁に寄りやがって、その綺麗な背中を私に見せてくれたら私も魅せられたのに」
そう言って背中を交差する細い革によって収まりし物を抜き取る。
「天使の魔導書、焼却!」
魔導書を使って出した炎はしかし、天使の魔導書を燃やすことなど叶わず、逆に刹菜が使っていた魔導書を焼き尽くしてしまい灰に変えてしまうのであった。
「あり? 熱暴走かな」
その冗談、明らかに意図的に語っていた。
天使の本など普通の魔法で燃やすことが出来るはずもないのだ。
「ここから耐久? 南無三」
決意を固めた刹菜の目の前、世にも類まれなる美をもった背中の向こう、図書館の入り口にある3人の姿が現れた。
「なんだ、私の暇潰しはもう終わったみたいだな」
その中の年老いた男、満明は風の如き速度で天使の元へと駆け寄り、その顔面を右手で殴り付けた。悪魔を住まわせし邪悪なる右腕で。
左に広がる翼がはためき右手に握られた杖が振られる。
その度に内側から世界へと旅立つ魔法たち。
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「どうやら私のこの声からは想像つかないような美声の歌声が聴きたいみたいだな! 私の無駄口を塞げると思うなよ!」
刹菜は天使の攻撃を今のところ一度も受けていなかった。刹菜は天使に有効打を今のところ一度も与えていなかった。
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「命をかけてかかってこい」
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天使はこの世界に蝕まれた自身の右腕を見つめてそれを大きく一度振った。
腕を振った軌道上の三点から輝く線が放たれた。
それが刹菜に襲い来る。
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世界を白く塗りつぶしていくレーザーを躱しながら考え、走る。
途中、身体を無理やり捻り、悲鳴を心に仕舞いながらレーザーの残滓をどうにかくぐり抜けていた。
そして天使の目の前に来たその時、天使は一度杖を振る。
「魔法の無駄遣い、有限な魔力は大切に、ついでに資源も大切にして地球に優しく」
そう言いながら魔導書を輝かせて真上に魔法を放ち、しゃがむような姿勢で奥へと滑り込む。
そして天使の後ろ側へと回った刹菜は得意気な笑みを浮かべる。
「ひとり入るのがやっとなくらいまで壁に寄りやがって、その綺麗な背中を私に見せてくれたら私も魅せられたのに」
そう言って背中を交差する細い革によって収まりし物を抜き取る。
「天使の魔導書、焼却!」
魔導書を使って出した炎はしかし、天使の魔導書を燃やすことなど叶わず、逆に刹菜が使っていた魔導書を焼き尽くしてしまい灰に変えてしまうのであった。
「あり? 熱暴走かな」
その冗談、明らかに意図的に語っていた。
天使の本など普通の魔法で燃やすことが出来るはずもないのだ。
「ここから耐久? 南無三」
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「なんだ、私の暇潰しはもう終わったみたいだな」
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