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君がつくる静寂

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 僕はソファーに腰を掛けてテレビを見ている
芸人が面白いことを言うから
思わず声を出して笑った
あぁ、こんなに大きな声を出したら
君の眠りを邪魔してしまうな
そう思って、いつも君が眠っている僕の左側を見やる
けど、君はいなかった
そういえば、君はもういないのだった
気づいた瞬間テレビの音は消えて
僕は少し笑ってしまった
子どもの頃から君はそこにいたから
まだまだ全然慣れないよ 
ドアはそっと閉めてしまうし
大きな音を立てたら君を見てしまうし
床には物を置かないようにしている
上目遣いで僕を見上げる潤んだ瞳が愛しくて
僕は少し泣いてしまった
しばらくして、テレビの音が聞こえ始めた
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