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第十八話 同棲
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「っ……~~~~……ん……っ…………~~っ…………」
生あたたかい舌の感触が耳にまとわりつく。
ね、ちゅぅ――――――
「~~っ……ベン……様……」
じゅるっ
「~~っ!!」
(また……いやらしい音を……っ)
ベンと暮らし始めてから一週間が経った今、私の体はベンの太ももの間に跨がるように腰かけており、背中と顔とを手で支えられながら抱きしめられている。いつの間にかこのような体勢になっており、ずっと耳ばかりを舐められているのだ。どうして耳を舐めるのかと尋ねても、『舐めたいからに決まってんだろ』と返されそれ以上何も言えなかった。
一週間前のあの朝、ベンとともに私の実家グレイン家を出て辿り着いた先は、先日泊まらせてもらったばかりのベンの実家ではなかった。ベンは実家の近くに自身の屋敷を構えていたのだ。屋敷には最低限しか人を雇わず、しかしながらその全員がとても優秀でいつも家の中も外も綺麗な状態が保たれている。ベン自身も有能なことがすぐにわかった。何をするにも仕事が早く、なんと料理もできるのだ。ベン専用のキッチンがあり、時間がある時はベンが料理を作るのだが、毎度ほっぺが落ちてしまいそうになるほど美味しい。
そしてわかったことがある。薄々感じてはいたが、ベンはキスをするのが大好きなのだ。この家に来てからというものの、正式に婚約したからなのか、毎日数え切れないほど唇と唇がくっつく。もちろん唇だけではなく、頭や顔や首や……肩のあいたドレスを着ようものなら鎖骨辺りにまで口づけされるのだ。婚約した男女の間ではこんなにも多くのスキンシップが交わされるものだったとは、いまだに衝撃を覚える。
一番驚きだったのは、同じベッドで一緒に寝るということだ。初日は本気で冗談だと思った。それなのにベンは当たり前のように私を抱きしめ、そのまま寝息を立てたものだから頭も体も混乱して中々寝付くことができなかった。
さすがに一週間も経てば慣れては来るが、布の薄い寝間着で抱きしめられると、ベンの体温や感触が日中よりもはるかに鮮明に伝わってくるからなのか、胸がきゅぅっと締め付けられるようなあの不思議な感覚もより強くなるのだ。そうなると余計に寝つきが悪くなるので、できれば寝る前のスキンシップは控えめにしてもらえると有り難いのだが、『婚約者らしいことはする』という最初に交わした約束があるから受け入れざるを得ない。婚約するということがこんなにも密度の濃いものだったとは……想像以上にもほどがある。これも、世間知らずの私だから毎回驚くのだろうか。
「――気持ちよさそうな顔してんな。舐められんの好きか」
「っ……!? そ……そんなわけ――」
「はははは!」
一体何がおかしいのか、ベンは楽しそうに笑い、私をぎゅっと抱きしめた。
「っ……」
抱きしめられると、心地いい感覚がじんわりと湧き上がってくる。
「ハグは好きか?」
「えっ…………」
「言い返さねぇってことは好きなんだな?」
「っ……………………」
なぜか言い返そうとは思えず、黙ってしまった。しかしベンの方もそれ以上問いかけてくることなく、しばらくの間やさしい抱擁に身を委ねていると、首筋に柔らかい感触が伝わってきた。ビクッ、と肩がすんでしまう。
ちゅ――――ちゅ――ちゅぅ――――
「~~……~~……っ…………」
ベンの指が優しく私の頬に触れる。
(あ……この感じ…………)
もうすぐ唇にキスされるのだとわかった。これまでそういった経験は皆無だった私でも、毎日何度も唇が重ねられているからか、タイミングや雰囲気がわかるようになってきた。もちろん不意にキスされることもしばしばあるが、ベンがキスをする時は探るように私の頬を優しく撫でたり、唇に指を当てたりするのだ。
ベンの指が唇へと移動した。その指は信じられないほどやさしく動く。
「~~~~……っ」
ぞくぞくっ、と不思議な感覚が下から上がってくるのと、ベンがこちらを見つめているのが視界からわかるので、目を瞑らずにはいられない。キスされる時にどこを見るのが正解なのかがわからないため、いつも閉じてしまうのだ。
ちゅ――――
柔らかく、だけど熱く、しっかりと唇が重ねられる。
最初は優しく、触れたり離れたりが繰り返され、次第に唇のより深い部分が重なり合っていく。
ベンの指が耳に触れる。
「っ……」
声になっていないような息が漏れると、ベンの舌が口の中へ少しだけ入ってきた。こうしてベンが耳を触るのはわざとのような気がする。反射的に緩んだところを狙って舌を入れてくるのだ。それでも、そのまま強引に舌を絡められることはない。やることは強引なのに、触り方や進め方はとても丁寧で嫌な気持ちが芽生えないから戸惑ってしまう。
ね、ちゅぅ――――にゅる――――
「~~~~……~~~~……っ」
何度舌を絡められてもこの感覚には慣れる気がしない。口の中も顔も、体も熱くなり、驚くほど鼓動が速くなる。
「はぁ……はぁ……はぁ」
「ソフィア」
「……なんでしょうか……」
「キスしてる間は目ぇ閉じてるし、終わったら目ぇ合わせてくれねぇし、ちと寂しいんだよな」
「っ…………そ、そのようなことを言われましても……」
「なんで下向くんだよ」
「っ…………」
(そんなの……恥ずかしいからに決まってるじゃない!!)
キスが終わると、目を合わせるものなのだろうか。いつも恥ずかしくて目線は下になってしまう。呼吸を整えている姿を見られていることだけでも恥ずかしくてたまらないのに、目を見つめるだなんて到底考えられない。
ベンはくすっと笑った。
「わかってる。ソフィアは照れ屋だもんな」
「~~っ……」
首筋にくすぐったい指の感触が訪れる。
その直後、
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ
「!!??」
ついばむようなキスが何度も行われ、無意識に瞬きをしてしまう。
そうしてベンと目が合うと、はにかんだような微笑みが目に映った。
「やっぱりな。長ぇキスの時は目ぇ合わねぇが、不意にキスして驚いた時には今みてぇに見てくれんだよな」
「…………えっ――」
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ
「~~っ! ベン様……っ!?」
ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅ――、ちゅっ、ちゅっ、ちゅ――ぅ
「っ……っ……~~……っ……っ……~~っ」
深いキスの時とはまた違った感覚に、胸がきゅーっと苦しくなる。
絶え間ないキスが終わったかと思うと、ベンはどこかトロンとしたような目で口を開いた。
「なぁ、ソフィアはどっちの方が気持ちいいんだ?」
「…………っ!?」
生あたたかい舌の感触が耳にまとわりつく。
ね、ちゅぅ――――――
「~~っ……ベン……様……」
じゅるっ
「~~っ!!」
(また……いやらしい音を……っ)
ベンと暮らし始めてから一週間が経った今、私の体はベンの太ももの間に跨がるように腰かけており、背中と顔とを手で支えられながら抱きしめられている。いつの間にかこのような体勢になっており、ずっと耳ばかりを舐められているのだ。どうして耳を舐めるのかと尋ねても、『舐めたいからに決まってんだろ』と返されそれ以上何も言えなかった。
一週間前のあの朝、ベンとともに私の実家グレイン家を出て辿り着いた先は、先日泊まらせてもらったばかりのベンの実家ではなかった。ベンは実家の近くに自身の屋敷を構えていたのだ。屋敷には最低限しか人を雇わず、しかしながらその全員がとても優秀でいつも家の中も外も綺麗な状態が保たれている。ベン自身も有能なことがすぐにわかった。何をするにも仕事が早く、なんと料理もできるのだ。ベン専用のキッチンがあり、時間がある時はベンが料理を作るのだが、毎度ほっぺが落ちてしまいそうになるほど美味しい。
そしてわかったことがある。薄々感じてはいたが、ベンはキスをするのが大好きなのだ。この家に来てからというものの、正式に婚約したからなのか、毎日数え切れないほど唇と唇がくっつく。もちろん唇だけではなく、頭や顔や首や……肩のあいたドレスを着ようものなら鎖骨辺りにまで口づけされるのだ。婚約した男女の間ではこんなにも多くのスキンシップが交わされるものだったとは、いまだに衝撃を覚える。
一番驚きだったのは、同じベッドで一緒に寝るということだ。初日は本気で冗談だと思った。それなのにベンは当たり前のように私を抱きしめ、そのまま寝息を立てたものだから頭も体も混乱して中々寝付くことができなかった。
さすがに一週間も経てば慣れては来るが、布の薄い寝間着で抱きしめられると、ベンの体温や感触が日中よりもはるかに鮮明に伝わってくるからなのか、胸がきゅぅっと締め付けられるようなあの不思議な感覚もより強くなるのだ。そうなると余計に寝つきが悪くなるので、できれば寝る前のスキンシップは控えめにしてもらえると有り難いのだが、『婚約者らしいことはする』という最初に交わした約束があるから受け入れざるを得ない。婚約するということがこんなにも密度の濃いものだったとは……想像以上にもほどがある。これも、世間知らずの私だから毎回驚くのだろうか。
「――気持ちよさそうな顔してんな。舐められんの好きか」
「っ……!? そ……そんなわけ――」
「はははは!」
一体何がおかしいのか、ベンは楽しそうに笑い、私をぎゅっと抱きしめた。
「っ……」
抱きしめられると、心地いい感覚がじんわりと湧き上がってくる。
「ハグは好きか?」
「えっ…………」
「言い返さねぇってことは好きなんだな?」
「っ……………………」
なぜか言い返そうとは思えず、黙ってしまった。しかしベンの方もそれ以上問いかけてくることなく、しばらくの間やさしい抱擁に身を委ねていると、首筋に柔らかい感触が伝わってきた。ビクッ、と肩がすんでしまう。
ちゅ――――ちゅ――ちゅぅ――――
「~~……~~……っ…………」
ベンの指が優しく私の頬に触れる。
(あ……この感じ…………)
もうすぐ唇にキスされるのだとわかった。これまでそういった経験は皆無だった私でも、毎日何度も唇が重ねられているからか、タイミングや雰囲気がわかるようになってきた。もちろん不意にキスされることもしばしばあるが、ベンがキスをする時は探るように私の頬を優しく撫でたり、唇に指を当てたりするのだ。
ベンの指が唇へと移動した。その指は信じられないほどやさしく動く。
「~~~~……っ」
ぞくぞくっ、と不思議な感覚が下から上がってくるのと、ベンがこちらを見つめているのが視界からわかるので、目を瞑らずにはいられない。キスされる時にどこを見るのが正解なのかがわからないため、いつも閉じてしまうのだ。
ちゅ――――
柔らかく、だけど熱く、しっかりと唇が重ねられる。
最初は優しく、触れたり離れたりが繰り返され、次第に唇のより深い部分が重なり合っていく。
ベンの指が耳に触れる。
「っ……」
声になっていないような息が漏れると、ベンの舌が口の中へ少しだけ入ってきた。こうしてベンが耳を触るのはわざとのような気がする。反射的に緩んだところを狙って舌を入れてくるのだ。それでも、そのまま強引に舌を絡められることはない。やることは強引なのに、触り方や進め方はとても丁寧で嫌な気持ちが芽生えないから戸惑ってしまう。
ね、ちゅぅ――――にゅる――――
「~~~~……~~~~……っ」
何度舌を絡められてもこの感覚には慣れる気がしない。口の中も顔も、体も熱くなり、驚くほど鼓動が速くなる。
「はぁ……はぁ……はぁ」
「ソフィア」
「……なんでしょうか……」
「キスしてる間は目ぇ閉じてるし、終わったら目ぇ合わせてくれねぇし、ちと寂しいんだよな」
「っ…………そ、そのようなことを言われましても……」
「なんで下向くんだよ」
「っ…………」
(そんなの……恥ずかしいからに決まってるじゃない!!)
キスが終わると、目を合わせるものなのだろうか。いつも恥ずかしくて目線は下になってしまう。呼吸を整えている姿を見られていることだけでも恥ずかしくてたまらないのに、目を見つめるだなんて到底考えられない。
ベンはくすっと笑った。
「わかってる。ソフィアは照れ屋だもんな」
「~~っ……」
首筋にくすぐったい指の感触が訪れる。
その直後、
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ
「!!??」
ついばむようなキスが何度も行われ、無意識に瞬きをしてしまう。
そうしてベンと目が合うと、はにかんだような微笑みが目に映った。
「やっぱりな。長ぇキスの時は目ぇ合わねぇが、不意にキスして驚いた時には今みてぇに見てくれんだよな」
「…………えっ――」
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ
「~~っ! ベン様……っ!?」
ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅ――、ちゅっ、ちゅっ、ちゅ――ぅ
「っ……っ……~~……っ……っ……~~っ」
深いキスの時とはまた違った感覚に、胸がきゅーっと苦しくなる。
絶え間ないキスが終わったかと思うと、ベンはどこかトロンとしたような目で口を開いた。
「なぁ、ソフィアはどっちの方が気持ちいいんだ?」
「…………っ!?」
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