乙女ゲームにこんな設定いらなくない?〜BL(受)の声優は乙女ゲームに転生する(泣)〜改

十夜海

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第三章 え?本当?迷惑少女は突然に?

ロクジュウハチ

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マッケンくんが親友位置?にいたのは衝撃の事実ですね~。
ハノエル的にはルイくんかと思ってました。
でも、確かにふくふくにゃんしていたんだよね。

だってさ、言葉はアテレコじゃなくて文字のみだったし、名前もないし、モブハノエルにつきそうモブなんだもの……わからなくても当然だと思うんだよね?
普通はなかなか気がつかないでしょう?
でも、顔はなんとなく見覚えがあった?気がする?というか、体つきで気がついた気もするけどね。
みんな成長早いから、気がついたかんじだよね。だって、地球でならこの年齢からじゃ、結構変わるじゃない?
まあ、あまり変わらない子もいるんだけどさ?
でもまだ声に幼さは残るけど。

確かに彼の兄もかっこいいのだったよ。
ルンバと言われると小型の電気機器をおもいだしちゃうけどさ。
彼は確か兄の親友になるはず。
兄の親友位置ならカッコ良いにきまってるじゃないか!
だって、兄がかっこいいのだから。
しかも同じ公爵家だから何かと比べられるんだけど、2人は優秀で性格が真逆だったはず。
すんごいのんびりやさんだってきいた。
家族は似るんだねえ。
能ある鷹は爪を隠すをそのまま体現した人らしいんだよね。
うーんと確か、学校で意気投合してだったはず……たぶん。
うん、彼もモブでゴールネイ公爵家の長男として出てくるだけ。
学園では兄と行動を共にしてるだけだった気がするんだよね。
神石先輩の声だから他のキャラよりわりとよく見ていたくらいなんだよ、すみません!
あ、でも確か……ハノエルのことを何げに気にかけてくれていたはず。文字のみの言葉ってあんまり覚えてないんだよね。ごめんなさい。声があると覚えるんだけどなあ。
だから、ちょっとなんか感動。
だって、俺にくっついていた子がマッケンシーくんがこんな声をしてるんだあってね。
じゃあ、兄の親友の声も聞けるのかもしれないね。ちょっと楽しみになりました。
え?声フェチ?
当たり前だよ……出なきゃ、声優なんてやってない!

しかし、まだ泣いているんだよね~。
こんな時なんと言ったらいいのかな?
『女の子じゃなくて、ごめんね。』とか?で
も、確かにフリフリだけどズボンだし。
悪くないのに謝るのも変だしね。

「あの、マッケンシー様?」
「ふっ、な、なあn…なんだ?」

今、なあに?って言おうとして言いかえたの?
やっぱ、見た目より幼いよね、可愛いよね。
姉は、わりとしっかりしてるし。
ハノエルは言い方はともかく、考え方はしっかりしすぎだしね。春樹補正いらないもんよ。
え、それにしてはガキっぽい?
余計なお世話ですー。

「あの、僕。友達がいないのです。」
「お、俺が……私がなる。」

いちいち言い直すのが可愛すぎる!
俺様キャラなら、なってやるとか言いそうだけど、素直すぎじゃない?

「ほんとです?」
「お、私がハノエルの友達になる。」
「嬉しい!姉様、初めてのお友達です!」

ルイくんは友達というよりは、兄弟みたいだしねえ。この頃はもう一人の兄ちゃんみたいだし。
そもそも、身分で友達になってくれないんだよね、たぶん。『恐れ多い』なんていって。
え?レオン?
……友達になりたくないかな。
だって、嵩根先輩の声じゃん。
嫌でも思い出すじゃん。だから、嫌です。腹に逸物ありそうじゃん。

でもさ、マッケンシーは可愛いと思う。
素直だし?なんか憎めないよ。
見た目かなあ。
彼はふくふくなんだよねー。
お兄さんは、イケメンなんだけど。
でも、きっと痩せたらかっこいいのかもしれない。
さっきはチラッとしか、ルンバさんをみなかったんだよね。

兄とハノエルがすれ違う時に、兄が俺に心配で声を掛けるんだけどハノエルは……『兄様は、僕よりもご自分を心配なさるべきです。』って。
それを見て痛ましいくらい悲しみの表情を浮かべる兄を励ますように一緒にいるんだ。で、2人がそれぞれの方へ歩き出すと、心配気にハノエルを見つめて……たはず!
その顔はブサイクではなかったはずです。その時くらいしかはっきり顔がなかったんだもの。
あとは、テテテテテテテとテロップだけでの注意とかだった。

はあ、記憶はなかなか保持が難しいんだよね。特に春樹だった頃のは。
ハノエルの記憶は鮮明よー。
もう、コレはハノエルと春樹の脳味噌の差だよね~。
あははー。ちょっと悲しいの心。

まあ、そんなんで一人友達ゲットだぜ!

「なあ、一緒にみようぜ。」
「はい。……父様、よいです?」
「はあ、仕方がない。セバス、アレを。」
「かしこまりました。」

父が俺を下ろすとマッケンシーが手を繋いで、前の席に連れていく。

「この席でみるぞ!」
「はい、マッケンシー様。」
「マッケンでいい。」
「マッケン様。」
「ただのマッケンでいい!」
「はい、僕もハルでいいです。」
「ん、わかった。ハル。」
「はい、マッケン。」

泣き止んで笑うマッケンは、やっぱ可愛いよね。うん。
なんていうか……アニメのパタ◯ロって知ってる?そんなかんじ。
でもたぶん、痩せたらカッコイイと思う。
椅子に座るすんぜんに椅子にクッションがひかれた。もちろん、忍者セバスの仕業である。
父が言ったアレを出したらしい。
一体どこに隠し持っていたのやら。
謎だ。

「ふふ、わたくしはハルの隣で見ますわ、父様。」
「ああ。」
「では、私たちはお隣をよろしいですかな?」
「もちろんだとも。」
「では、失礼しますわ。」

どうやら二家族で見るみたい。姉の横にはセシウス様が立っている。母たちの後ろには、たぶんゴールネイ公爵の護衛と従者、そしてセバスとルイくん。
流石にアズリアは家で待機してますよ。
始まるまで、マッケンと姉とお喋り。
なかなか、楽しい。姉も相手が悪気がなくただのブラコンだとわかったらしく、たまにお互いの兄が一番と言ってます。
で、マッケンに教えてもらったお兄さんは、確かにイケメンでした。
何というか爽やかなスポーツ少年といった感じだろうか。
でも、残念ながら(いや、あのヒロインが相手ならざんねんじゃないか!)攻略キャラじゃあないんだよね~。

そうこうするうちに、貴賓席はほどほどに埋まり、の保護者席は完全に埋まり、チャイムというかベルが軽やかに鳴り響いた。
どーやら、式が始まるみたいです。

もちろん、お喋りに花を咲かせていた俺たちは、お口にチャックをしたのはいうまでもない。



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