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狼の巣
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学園内の建物は、内も外も基本は白だ。寮のロビーも、必要最低限の設備の他はほぼ無色。紙の上に立っているかのようだ。
「目が痛くなりませんかね、これ」
羽虫が飛べばはっきりと視認できる潔癖さ。衛生面ならばどんな高級ホテルにも負けないだろう。
「エネルギー量の多い光線は吸収しています。網膜にダメージを与えることはありません」
「うーん科学力」
今も清掃ドローンが忙しく、しかし音もなく労働を繰り返している。清潔感が一周回って、骨格標本じみた不気味ささえ感じる。
ロビーに人はいない。真っ先に帰路についた上に周囲の生徒は逃走したのだから、しばらく人は来ないだろう。
「一番乗りか」
そう思った矢先に、目の前の部屋のドアが開いた。二人は自然に半身になって被弾面積を減らし、即座に攻撃に移れるよう脱力する。
「ひっ、こ、殺さないで」
現れたのは幸薄そうな女性だった。薄い色の髪をまとめ、エプロンを着用している。生徒ではない。だが侵入者にも見えなかった。
「なんだ。管理人さん?はじめまして。今日からお世話になる久世です」
「こ、個人情報だけはご勘弁を!なんでもしますから!」
挨拶もそこそこに命乞いをし始める。余にとってはコミュニケーションの困難な相手らしかった。
「いっとくけど俺は変な電波とかは放射してないからな」
管理人を指さすと、電気でも流したようにびくりと震える。きちんと適正とかを測っているんだろうかと、政府の人事に疑いを持つ余。
「分かっています。反逆予備軍である久世余の周囲の放射線濃度は常に記録されていますから。そもそも元レジスタンスの凶悪犯罪者が一般市民にこうなるのは自然でしょう。指を下ろしなさい。こういう時のために監査役たる私がいるのです」
余の指をぐいと引き下ろすと、かかっ、と鋭く二歩前進する。劇場の役者か、工場の産業ロボットのような、隙なく魅せる動き。
「安心なさい。私はA級制職者の九十九一欠です。現在この男は我々の厳重な警戒下にあります。許可なしではコーヒー1杯すすることもできません」
「えっ、そうなの?聞いてない」
「発声も禁じます。破れば矯正労働5時間」
余は静かに頷いた。
「このように完全に無力化されています。貴方は安心して業務に邁進しなさい。ところでお名前は?」
「ひいいぃぃぃい!制職者様!どうか、どうか家族だけは、家族のみがらだけは。まだ年端もいかない妹もいるんせす!」
ろれつの回っていない舌を必死に動かして嘆願する。刑場に引き出された死刑囚とてここまで足掻きはしないだろう。根が善良そうなだけに、捨て身の哀れっぽさがあった。
一欠はその有様を、釈然としない表情で眺める。その肩に手が置かれた。
振り向くと黒髪の少年が知ったふうな面をして共感の情を無言で示している。妙に演技力のある表情筋がうっとおしい。
一欠もまた無言で宙を掴むしぐさをする。仮想空間上の操作槓をひねると、無数の観測機器とクラウドで一体化した高位クレリックの制服から命令が飛ぶ。ミリ秒の単位で処理された暗号は赤黒の制服に読解され、直ちに実行。
現実空間では雑巾のように挽き絞られた布として現像され、余を文字通りに締め上げた。
「矯正」
「おんぶず!」
殺虫剤を受けた芋虫のように転がる余。絵面はまだ幼げな少女にいたぶられる清楚な感じのする少年だ。管理人が赤らんだ顔で鑑賞するのも、不可抗力的なものであろう。
「お、おお……。ぎゃ!?」
その見開かれた眼に小型の端末が付きつけられる。まばゆい断続の閃光。意識が一瞬にして空白の彼方へとさらわれ、機械的な神経反応だけが残った。
「鎮静。……私が分かりますね?」
「はい。A級制職者様。私は統制政府付属制職者養成学園学生寮の第一管理人、田代綾です。現在寮の管理が適切か目視点検を行っています」
「ああ、それ以上は言わなくとも結構。私とそこの者はこれから学生寮において生活を共にします。その際に管理人である貴方が不用意な反応をすれば、要らぬ混乱を招きます。分かりますね?」
「はい」
先ほどとは打って変わって、コールセンターの機械音声じみた応答をする管理人。何らかの脳機能が制圧されているのは明らかだった。
「複雑なことは命じません。我々とはできるだけ近接しないこと。目視、あるいはその他の方法で認識しても挙動を乱さないこと。そして業務上必要な時は怯えずに接すること。我々は貴方に直接にも間接にも危害を加える意思はなく、またその権限を持ちません。安心しなさい。安心するのです。いいですね?」
「はい。安心しました。業務を遂行します」
輝きの消えた目をした亜麻色の髪の女は、あらゆる情動を抹消された声質で承諾する。一欠は満足する返事を得て、また画面をかざした。
至近でなければ目立たないフラッシュが瞬くと、うたた寝から覚めたように綾の顔が跳ね上がる。
「あ、あれ?私」
「安心しましたか?田代綾」
「あ、は、はい。安心しています。九十九様」
「よろしい。これからもよろしくお願いします。行きますよ、久世余」
「そういうのは拘束を解いてから言うもんだぜ。監視官殿」
白い少女が手袋をはめたような手を振ると、ゴムのように突っ張っていた布地が緩む。余は猫のようにのびるとようやく立ち上がった。
「さあ、歩きなさい。部屋に向かいます」
「あれ大丈夫なのかよ。洗脳は後に響くぞ」
「洗脳ではなく鎮静です。負荷をかけるような命令はしていません。あくまで本人の意思に沿った内容で、無意識に行えるように誘導する。この技術はこれから生徒として学ぶものですよ。少しでも覚えるように」
「そういうことするからあんなに怯えられでっ!」
余の右腕が可動限界近くまでねじられる。機能性衣服は便利だが、このようなハッキングを受ける可能性があるので一般にまでは普及していないのだった。
部屋は最上階の端。追いやられたのがありありと分かる位置にあった。とはいえ部屋の中身に変わりがあるわけではない。学生は職務上の権限以外は基本的に平等である。
モバイル型の端末をかざすとロックが解除される。室内は一人で暮らす分には広々としていた。家具もデザインが淡泊過ぎること以外に不満は無い。窓際に置かれたベッドに座ると、マットレスが骨格の負荷を柔らかく受け止める。材質は高級な部類だろう。
「けっこういいじゃないか。いや今までで一番いい」
「レジスタンスの幹部でしょう久世余は。海上都市辺りなら三ツ星ホテルにでも泊まれたのでは?」
「そういう期待満々で行ったけど、すぐに居場所がばれてそのまま海底暮らしだったさ。あとは大体前線だからな。廃材で寝床を作るかハンモックだったな」
「それなら下層民の生活の方がましです。投降すればよかったでしょうに。理解できません」
「そうだな。俺もそう思うよ」
ベッドに背中から倒れ込むと、しばし眼を瞑る。爽やかなミントの香り。うるさすぎない上品な空気だ。舌の上に乗る風の味一つとっても、過去と現在では雲泥の差がある。
都市から都市へと渡り歩く戦場では、数か月太陽の温かみとは無縁の時もあった。今や柔らかい日差し、安眠をむさぼれる清潔な住処、自由を謳っていた時より遥かに不足のない暮らしがある。
余は高楊枝をつつく士族ではない。今と昔なら迷わず現在が快適だと答えるだろう。そして彼は無知ではなかった。自分がレジスタンスを捨てれば、裏切らずとも海外へでも金を持って逃げれば、これ以上の悦楽に浸れる事などはるか前から理解していた。
しがらみは多かったが、抜けようと思えばいつでも抜け出せたはず。
それでも戦ったのは何故か。
結局自身でも解らないのだった。
「なんでだろうな……」
呟き、ふと横を見る。部屋の隅、余のベッドから対角線上。あまり日の当たらない場所なので見落としていたが、寝台が一つあった。
「なんでベッドが二つ?予備か?」
「それは私の分です。紫外線に弱いので日の当たらない位置に置いてあります」
余はもう一度眼を瞑る。マットレスの上を転がってみる。高分子の敷き布はきしみの音さえたてない。髪が身体に巻き込まれた痛みで、まどろみから覚醒した。
「ちょっと待てあんたのベッド?」
「そうです。共同生活と言ったでしょう」
「同棲って意味かよ!アホじゃないのか政府は!」
「矯正」
「シビリャ!」
腰が急激に引かれ、鯱張るという語句を間違った意味で体現する。ちなみに人間の身体は逆立ちという状態を想定していないため、長時間頭を下にすると脳の血管などが破裂して死ぬ。逆さ吊りというのはこの特性を利用した緩慢な処刑法である。
「政府への批判ならばともかく、暴言は許されませんよ。久世余は最早反逆者ではなく、統制政府の制職者なのですから」
「そういう問題じゃないだろ!良識とか健全性はどこ行った!」
「良俗に反する行為は物理的に不可能です。今の拘束された状態を考えれば自明のこと。これから久世余を一流の市民に相応しく教育していきます。心して取り組むように」
「無理です」
「矯正」
「りこーっ!」
三点倒立からの180度開脚。薫風さんざめく春の窓辺で、悲鳴と共に前衛的な体操が繰り広げられるのだった。
「目が痛くなりませんかね、これ」
羽虫が飛べばはっきりと視認できる潔癖さ。衛生面ならばどんな高級ホテルにも負けないだろう。
「エネルギー量の多い光線は吸収しています。網膜にダメージを与えることはありません」
「うーん科学力」
今も清掃ドローンが忙しく、しかし音もなく労働を繰り返している。清潔感が一周回って、骨格標本じみた不気味ささえ感じる。
ロビーに人はいない。真っ先に帰路についた上に周囲の生徒は逃走したのだから、しばらく人は来ないだろう。
「一番乗りか」
そう思った矢先に、目の前の部屋のドアが開いた。二人は自然に半身になって被弾面積を減らし、即座に攻撃に移れるよう脱力する。
「ひっ、こ、殺さないで」
現れたのは幸薄そうな女性だった。薄い色の髪をまとめ、エプロンを着用している。生徒ではない。だが侵入者にも見えなかった。
「なんだ。管理人さん?はじめまして。今日からお世話になる久世です」
「こ、個人情報だけはご勘弁を!なんでもしますから!」
挨拶もそこそこに命乞いをし始める。余にとってはコミュニケーションの困難な相手らしかった。
「いっとくけど俺は変な電波とかは放射してないからな」
管理人を指さすと、電気でも流したようにびくりと震える。きちんと適正とかを測っているんだろうかと、政府の人事に疑いを持つ余。
「分かっています。反逆予備軍である久世余の周囲の放射線濃度は常に記録されていますから。そもそも元レジスタンスの凶悪犯罪者が一般市民にこうなるのは自然でしょう。指を下ろしなさい。こういう時のために監査役たる私がいるのです」
余の指をぐいと引き下ろすと、かかっ、と鋭く二歩前進する。劇場の役者か、工場の産業ロボットのような、隙なく魅せる動き。
「安心なさい。私はA級制職者の九十九一欠です。現在この男は我々の厳重な警戒下にあります。許可なしではコーヒー1杯すすることもできません」
「えっ、そうなの?聞いてない」
「発声も禁じます。破れば矯正労働5時間」
余は静かに頷いた。
「このように完全に無力化されています。貴方は安心して業務に邁進しなさい。ところでお名前は?」
「ひいいぃぃぃい!制職者様!どうか、どうか家族だけは、家族のみがらだけは。まだ年端もいかない妹もいるんせす!」
ろれつの回っていない舌を必死に動かして嘆願する。刑場に引き出された死刑囚とてここまで足掻きはしないだろう。根が善良そうなだけに、捨て身の哀れっぽさがあった。
一欠はその有様を、釈然としない表情で眺める。その肩に手が置かれた。
振り向くと黒髪の少年が知ったふうな面をして共感の情を無言で示している。妙に演技力のある表情筋がうっとおしい。
一欠もまた無言で宙を掴むしぐさをする。仮想空間上の操作槓をひねると、無数の観測機器とクラウドで一体化した高位クレリックの制服から命令が飛ぶ。ミリ秒の単位で処理された暗号は赤黒の制服に読解され、直ちに実行。
現実空間では雑巾のように挽き絞られた布として現像され、余を文字通りに締め上げた。
「矯正」
「おんぶず!」
殺虫剤を受けた芋虫のように転がる余。絵面はまだ幼げな少女にいたぶられる清楚な感じのする少年だ。管理人が赤らんだ顔で鑑賞するのも、不可抗力的なものであろう。
「お、おお……。ぎゃ!?」
その見開かれた眼に小型の端末が付きつけられる。まばゆい断続の閃光。意識が一瞬にして空白の彼方へとさらわれ、機械的な神経反応だけが残った。
「鎮静。……私が分かりますね?」
「はい。A級制職者様。私は統制政府付属制職者養成学園学生寮の第一管理人、田代綾です。現在寮の管理が適切か目視点検を行っています」
「ああ、それ以上は言わなくとも結構。私とそこの者はこれから学生寮において生活を共にします。その際に管理人である貴方が不用意な反応をすれば、要らぬ混乱を招きます。分かりますね?」
「はい」
先ほどとは打って変わって、コールセンターの機械音声じみた応答をする管理人。何らかの脳機能が制圧されているのは明らかだった。
「複雑なことは命じません。我々とはできるだけ近接しないこと。目視、あるいはその他の方法で認識しても挙動を乱さないこと。そして業務上必要な時は怯えずに接すること。我々は貴方に直接にも間接にも危害を加える意思はなく、またその権限を持ちません。安心しなさい。安心するのです。いいですね?」
「はい。安心しました。業務を遂行します」
輝きの消えた目をした亜麻色の髪の女は、あらゆる情動を抹消された声質で承諾する。一欠は満足する返事を得て、また画面をかざした。
至近でなければ目立たないフラッシュが瞬くと、うたた寝から覚めたように綾の顔が跳ね上がる。
「あ、あれ?私」
「安心しましたか?田代綾」
「あ、は、はい。安心しています。九十九様」
「よろしい。これからもよろしくお願いします。行きますよ、久世余」
「そういうのは拘束を解いてから言うもんだぜ。監視官殿」
白い少女が手袋をはめたような手を振ると、ゴムのように突っ張っていた布地が緩む。余は猫のようにのびるとようやく立ち上がった。
「さあ、歩きなさい。部屋に向かいます」
「あれ大丈夫なのかよ。洗脳は後に響くぞ」
「洗脳ではなく鎮静です。負荷をかけるような命令はしていません。あくまで本人の意思に沿った内容で、無意識に行えるように誘導する。この技術はこれから生徒として学ぶものですよ。少しでも覚えるように」
「そういうことするからあんなに怯えられでっ!」
余の右腕が可動限界近くまでねじられる。機能性衣服は便利だが、このようなハッキングを受ける可能性があるので一般にまでは普及していないのだった。
部屋は最上階の端。追いやられたのがありありと分かる位置にあった。とはいえ部屋の中身に変わりがあるわけではない。学生は職務上の権限以外は基本的に平等である。
モバイル型の端末をかざすとロックが解除される。室内は一人で暮らす分には広々としていた。家具もデザインが淡泊過ぎること以外に不満は無い。窓際に置かれたベッドに座ると、マットレスが骨格の負荷を柔らかく受け止める。材質は高級な部類だろう。
「けっこういいじゃないか。いや今までで一番いい」
「レジスタンスの幹部でしょう久世余は。海上都市辺りなら三ツ星ホテルにでも泊まれたのでは?」
「そういう期待満々で行ったけど、すぐに居場所がばれてそのまま海底暮らしだったさ。あとは大体前線だからな。廃材で寝床を作るかハンモックだったな」
「それなら下層民の生活の方がましです。投降すればよかったでしょうに。理解できません」
「そうだな。俺もそう思うよ」
ベッドに背中から倒れ込むと、しばし眼を瞑る。爽やかなミントの香り。うるさすぎない上品な空気だ。舌の上に乗る風の味一つとっても、過去と現在では雲泥の差がある。
都市から都市へと渡り歩く戦場では、数か月太陽の温かみとは無縁の時もあった。今や柔らかい日差し、安眠をむさぼれる清潔な住処、自由を謳っていた時より遥かに不足のない暮らしがある。
余は高楊枝をつつく士族ではない。今と昔なら迷わず現在が快適だと答えるだろう。そして彼は無知ではなかった。自分がレジスタンスを捨てれば、裏切らずとも海外へでも金を持って逃げれば、これ以上の悦楽に浸れる事などはるか前から理解していた。
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それでも戦ったのは何故か。
結局自身でも解らないのだった。
「なんでだろうな……」
呟き、ふと横を見る。部屋の隅、余のベッドから対角線上。あまり日の当たらない場所なので見落としていたが、寝台が一つあった。
「なんでベッドが二つ?予備か?」
「それは私の分です。紫外線に弱いので日の当たらない位置に置いてあります」
余はもう一度眼を瞑る。マットレスの上を転がってみる。高分子の敷き布はきしみの音さえたてない。髪が身体に巻き込まれた痛みで、まどろみから覚醒した。
「ちょっと待てあんたのベッド?」
「そうです。共同生活と言ったでしょう」
「同棲って意味かよ!アホじゃないのか政府は!」
「矯正」
「シビリャ!」
腰が急激に引かれ、鯱張るという語句を間違った意味で体現する。ちなみに人間の身体は逆立ちという状態を想定していないため、長時間頭を下にすると脳の血管などが破裂して死ぬ。逆さ吊りというのはこの特性を利用した緩慢な処刑法である。
「政府への批判ならばともかく、暴言は許されませんよ。久世余は最早反逆者ではなく、統制政府の制職者なのですから」
「そういう問題じゃないだろ!良識とか健全性はどこ行った!」
「良俗に反する行為は物理的に不可能です。今の拘束された状態を考えれば自明のこと。これから久世余を一流の市民に相応しく教育していきます。心して取り組むように」
「無理です」
「矯正」
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