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16話
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「バジリスクは動きが早いから、気を付けて!」
「ルナが土の精霊さんにお願いして、尻尾を埋めちゃいまぁーっす」
蜥蜴のような蛇のようなモンスター、バジリスクが前方からやって来る。
手足があるものの、首から上、後ろ足から下のパーツが長くて、そこだけ蛇っぽい。
まぁその体格が仇となって、あっさりルナの精霊魔法に掴まった。
『ジャアァァーッ!』
「球種はストレート! "無"」
バジリスクが口を開けた。
だが俺の投球はお構いなしに飛んで行って、口を貫通して──
黒い靄になった。
「す、凄いのカケル! とっても強いのぉ」
「まぁ俺がっていうか、貰ったスキルがだよな」
「凄いスキルを持ってるから、カケルは凄いです」
「コントロールはいいわよね。得意なの?」
元野球部のピッチャーだからな、まぁ得意と言えば得意か。
速度はそんなに出せなかったんだが、コントロールは自信がある。
『無』が自動的にめちゃくちゃ早く飛んでくれるから、結構快感だったりはするんだよな。
荒野に到着したのは昼を過ぎてから。
迷路のようになっている手前のゾーンを過ぎると、若干開けた感じの荒れた土地に出た。
この辺りがバジリスクの生息エリアになるらしい。
もちろん小物モンスターも結構見かける。
「そいやさ、スキルを三回使った後もぜんぜん疲れなくなったんだけど……次は休みなしで四発撃ってみてもいいかな?」
「魔力が少し上がったのかしら?」
「スキルをずっと使ってたらぁ、増えますぅ。いっぱいいっぱい使えば、いっぱいいっぱい増えると思いまーすっ」
その前に気絶するだろ?
「そろそろ野宿する場所も探さなきゃいけないから、一度だけね」
「よし! どっかにバジリスクが群れてないかなぁ」
「止めてよっ、そんなこと言うのっ」
「ははは。冗談だって」
不吉なことを言うと、よく現実化するんだよな。
小山ほどもある巨大な大岩の向こう側に、バジリスクの群れがいた。
大きいのが四頭、それから小さいの──と言っても、ルナやネフィティアぐらいの大きさのバジリスクが数体だ。
「番が二組いるのね」
「大きいのは大人で、小さいのは子供か」
「すぐに逃げましょう」
「え、なんで?」
スーモも怖いのか、俺の服の袖を引っ張った。
「縄張り争いが始まるからよっ」
「仲良く群れてるんじゃないのか」
「わぁ、立った立ったぁ」
呑気なのはルナだけ。
大人のバジリスクが二頭立ち上がって、鎌首をもたげる。
その首を鞭のようにしならせて、ぶつけ合いし始めた。
しかもシャカシャカと動きながらそんなことやるもんだから、小さいバジリスクは踏みつけられている。
「早く逃げ──」
逃げ出す前に、蹴り飛ばされた子バリジスクが飛んで来た!
「"無"うぅー!」
落下と同時に額の核を消滅させる。
コロンとやや小ぶりのクリスタルが転がった。
それを拾おうと視線を下に向けると、ふと地面に映った大岩の影が動くのが見えた。
「あぶなっ、"無"!」
『シャアァァーッ』
岩の上から大人バジリスクが襲い掛かって来た。
が、影の動きでそれは気づいている。
きわどい距離で、バジリスクは靄になって四散した。
「もう一匹!」
「くそっ──"無"」
大岩の横から大人バジリスクが出てきて、慌てて『無』を投げる。
あぁぁっ!
慌て過ぎて狙いが逸れた!
『ギシャアァァァーッ』
逸れた『無』は、バジリスクの右目に穴を空けて貫通した。
球体じゃなくって別の形だったら……刃の衝撃波みたいなものだったら、ストライク判定も緩くなるのにな。
「っと、まずはあれを倒さなきゃな」
「カケルぅ。次、スキル四回目ですぅ」
「大丈夫だっ──"無"!」
今度はしっかり狙う!
「っらぁー!」
『ジャアァァァァッ』
あっ!?
おいーっ、動くなよ!
立ち上がっていたバジリスクは、身を屈めて躱してしまった。
黒い球体が宙を飛ぶ。
マズ……い。
「ダ、ダメなのっ。カケル、逃げるのぉ!」
「スーモ!?」
俺とバジリスクの間に割って入るスーモ。
「"風よ。舞い上がれ!"」
ネフィティアが魔法を唱える。
煩わしそうに首を振るバジリスク。
その後ろで、俺が投げた『無』が──浮かんでいた。
まだ──持続中!
「来いっ!」
この世界で唯一の──
俺だけのスキルだってんなら──
意のままに動けぇぇ!
ブォンッ──
そんな音が聞こえた。
『無』が奴の頭上に戻って来た。
そして──
球体が三日月状に変化し、まるでギロチンのように振り下ろされた。
「はぁ……はぁ……な、なるほど。俺が望んだ形になるのか」
刃の形に変化させた『無』を飛ばして、暴れまわる残り二頭の大人バジリスクも止めを刺した。
五回。連続で五回『無』を使用している。なんとか気絶せずに済んでいるが、もうふらふらだ。
「あ、あと子バジリスクか」
「休んでなさいっ。ボクとルナでなんとかするから」
「大丈夫ですぅ。ルナもネフィちゃんも頑張るから」
「スーモ、そいつを見てて」
「わ、分かったなの」
くっ。もっと魔力があれば……。
もう立ってるのもやっとだ。
「カケル、座るの」
「ん、そうだな」
とはいえ、二人が戦っているのに自分だけのんびりとは出来ない。
石を拾い集めてリュックへ放り込み、大岩によじ登ってよく見える場所へ。
リュックから石を出して足元に。
一つ掴んで──投げる!
『ギャッ』
「今だっ、ネフィ!」
「カ、カケ──ネフィティアよ! "炎よ"」
石を投げて子バジリスクの注意を引く。その隙にネフィティアとルナが魔法でダメージを与えて行く。
そうやって一頭、また一頭と倒していった。
「あと一匹ですぅ」
「こいつを倒してお終いねっ」
二人を真正面から見据える子バジリスクの後頭部に、握った石を投げつけた──が、振り向かない。
兄弟たちが同じ方法で倒されているのを見て、学習でもしたのか!?
「もう一回!」
石を投げた。と同時に子バジリスクが咳のようなものをした。
その拍子に緑色のどろりとした液体が飛び出す。
「きゃっ」
「やぁーっ」
「ルナ、ネフィ!?」
「ど、毒なのですっ」
あれが毒!?
「"無"──たりゃあ!」
黒い刃を子バジリスクに振り下ろす。
一瞬にして靄と化したそれを見届けてから、急いで二人の下へと駆けよった。
「ルナが土の精霊さんにお願いして、尻尾を埋めちゃいまぁーっす」
蜥蜴のような蛇のようなモンスター、バジリスクが前方からやって来る。
手足があるものの、首から上、後ろ足から下のパーツが長くて、そこだけ蛇っぽい。
まぁその体格が仇となって、あっさりルナの精霊魔法に掴まった。
『ジャアァァーッ!』
「球種はストレート! "無"」
バジリスクが口を開けた。
だが俺の投球はお構いなしに飛んで行って、口を貫通して──
黒い靄になった。
「す、凄いのカケル! とっても強いのぉ」
「まぁ俺がっていうか、貰ったスキルがだよな」
「凄いスキルを持ってるから、カケルは凄いです」
「コントロールはいいわよね。得意なの?」
元野球部のピッチャーだからな、まぁ得意と言えば得意か。
速度はそんなに出せなかったんだが、コントロールは自信がある。
『無』が自動的にめちゃくちゃ早く飛んでくれるから、結構快感だったりはするんだよな。
荒野に到着したのは昼を過ぎてから。
迷路のようになっている手前のゾーンを過ぎると、若干開けた感じの荒れた土地に出た。
この辺りがバジリスクの生息エリアになるらしい。
もちろん小物モンスターも結構見かける。
「そいやさ、スキルを三回使った後もぜんぜん疲れなくなったんだけど……次は休みなしで四発撃ってみてもいいかな?」
「魔力が少し上がったのかしら?」
「スキルをずっと使ってたらぁ、増えますぅ。いっぱいいっぱい使えば、いっぱいいっぱい増えると思いまーすっ」
その前に気絶するだろ?
「そろそろ野宿する場所も探さなきゃいけないから、一度だけね」
「よし! どっかにバジリスクが群れてないかなぁ」
「止めてよっ、そんなこと言うのっ」
「ははは。冗談だって」
不吉なことを言うと、よく現実化するんだよな。
小山ほどもある巨大な大岩の向こう側に、バジリスクの群れがいた。
大きいのが四頭、それから小さいの──と言っても、ルナやネフィティアぐらいの大きさのバジリスクが数体だ。
「番が二組いるのね」
「大きいのは大人で、小さいのは子供か」
「すぐに逃げましょう」
「え、なんで?」
スーモも怖いのか、俺の服の袖を引っ張った。
「縄張り争いが始まるからよっ」
「仲良く群れてるんじゃないのか」
「わぁ、立った立ったぁ」
呑気なのはルナだけ。
大人のバジリスクが二頭立ち上がって、鎌首をもたげる。
その首を鞭のようにしならせて、ぶつけ合いし始めた。
しかもシャカシャカと動きながらそんなことやるもんだから、小さいバジリスクは踏みつけられている。
「早く逃げ──」
逃げ出す前に、蹴り飛ばされた子バリジスクが飛んで来た!
「"無"うぅー!」
落下と同時に額の核を消滅させる。
コロンとやや小ぶりのクリスタルが転がった。
それを拾おうと視線を下に向けると、ふと地面に映った大岩の影が動くのが見えた。
「あぶなっ、"無"!」
『シャアァァーッ』
岩の上から大人バジリスクが襲い掛かって来た。
が、影の動きでそれは気づいている。
きわどい距離で、バジリスクは靄になって四散した。
「もう一匹!」
「くそっ──"無"」
大岩の横から大人バジリスクが出てきて、慌てて『無』を投げる。
あぁぁっ!
慌て過ぎて狙いが逸れた!
『ギシャアァァァーッ』
逸れた『無』は、バジリスクの右目に穴を空けて貫通した。
球体じゃなくって別の形だったら……刃の衝撃波みたいなものだったら、ストライク判定も緩くなるのにな。
「っと、まずはあれを倒さなきゃな」
「カケルぅ。次、スキル四回目ですぅ」
「大丈夫だっ──"無"!」
今度はしっかり狙う!
「っらぁー!」
『ジャアァァァァッ』
あっ!?
おいーっ、動くなよ!
立ち上がっていたバジリスクは、身を屈めて躱してしまった。
黒い球体が宙を飛ぶ。
マズ……い。
「ダ、ダメなのっ。カケル、逃げるのぉ!」
「スーモ!?」
俺とバジリスクの間に割って入るスーモ。
「"風よ。舞い上がれ!"」
ネフィティアが魔法を唱える。
煩わしそうに首を振るバジリスク。
その後ろで、俺が投げた『無』が──浮かんでいた。
まだ──持続中!
「来いっ!」
この世界で唯一の──
俺だけのスキルだってんなら──
意のままに動けぇぇ!
ブォンッ──
そんな音が聞こえた。
『無』が奴の頭上に戻って来た。
そして──
球体が三日月状に変化し、まるでギロチンのように振り下ろされた。
「はぁ……はぁ……な、なるほど。俺が望んだ形になるのか」
刃の形に変化させた『無』を飛ばして、暴れまわる残り二頭の大人バジリスクも止めを刺した。
五回。連続で五回『無』を使用している。なんとか気絶せずに済んでいるが、もうふらふらだ。
「あ、あと子バジリスクか」
「休んでなさいっ。ボクとルナでなんとかするから」
「大丈夫ですぅ。ルナもネフィちゃんも頑張るから」
「スーモ、そいつを見てて」
「わ、分かったなの」
くっ。もっと魔力があれば……。
もう立ってるのもやっとだ。
「カケル、座るの」
「ん、そうだな」
とはいえ、二人が戦っているのに自分だけのんびりとは出来ない。
石を拾い集めてリュックへ放り込み、大岩によじ登ってよく見える場所へ。
リュックから石を出して足元に。
一つ掴んで──投げる!
『ギャッ』
「今だっ、ネフィ!」
「カ、カケ──ネフィティアよ! "炎よ"」
石を投げて子バジリスクの注意を引く。その隙にネフィティアとルナが魔法でダメージを与えて行く。
そうやって一頭、また一頭と倒していった。
「あと一匹ですぅ」
「こいつを倒してお終いねっ」
二人を真正面から見据える子バジリスクの後頭部に、握った石を投げつけた──が、振り向かない。
兄弟たちが同じ方法で倒されているのを見て、学習でもしたのか!?
「もう一回!」
石を投げた。と同時に子バジリスクが咳のようなものをした。
その拍子に緑色のどろりとした液体が飛び出す。
「きゃっ」
「やぁーっ」
「ルナ、ネフィ!?」
「ど、毒なのですっ」
あれが毒!?
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