175 / 491
女装と復讐 -躍動編-
page.159
しおりを挟む
アンナさんに『ショートカットは駄目よ』と言われた詩織。
『まぁ…仕方ないよ。だって詩織はヘアスタイルの専属モデルなんだから…』
詩織は僕の慰めの言葉に、笑顔で応えてはくれたんだけど…ちょっと悲し気な表情。
『あ…そうそう。金魚…初詣のときの中学生の子たち、覚えてる?』
詩織が明るく気分を取り直して、改めて僕に訊いてきた。
『うん。もちろん覚えてるけど…なに?』
『ちょっと。なに?って…あの約束のこと覚えてないの?』
『約束?…あっ!写真のこと!?』
『そう!ようやく約束どおり《カラフル》に載せてくれたの!見て!』
詩織は急いでノートパソコンに映っているサイト《カラフル》のページ…【◆瀬ヶ池の金魚◆の情報書き込みトピっくー!】をダブルクリックして見せてくれた。
【《私は栗山町に住む中学3年生です。この写真は1月1日に、緑川市の岸鉾神社というところで、一緒に撮らせてもらった写真です…》】
そう。僕らと中学生らは、みんなで撮ったあの写真を、LINE交換とかして画像添付という形で写真を貰うんじゃなくて、《カラフル》に投稿する形で僕らに頂戴って約束してたんだ。
【《…本物の金魚ちゃんは、ネットで言われてるように、ほんとに芸能人かアイドルみたいに可愛くて、凄く優しかったです…》】
『…で、写真保存した?』
『うん。したよ。勿論ね』
【《…私は本当に金魚ちゃんが大好きになりました。詩織さんのことも。あと、高校受験のせいで投稿が遅れました。金魚ちゃん、詩織さん。ごめんなさい》】
…ううん。
ごめんなさいなんて…投稿が遅れたことなんか全然気にしてないから。
写真ありがとう。高校入試、無事に合格してるといいね。
えぇと…あっ!えっ!?どどど、どうしよう…。
あの女の子の名前…なんだったかなぁ…。
僕…覚えてない!!忘れてしまった…あぁ。
…僕のほうが…ごめんなさい…。
《コンコンコン♪》
『…おはようございます。おばタクでございます』
あ、岡ちゃんが来た。詩織はノートパソコンを急いでシャットダウンさせて…。
『じゃあ、アンナさん行ってきまーす』
『詩織、金魚。気を付けていってらっしゃいね』
『はーぁい』
《おばタク》の車内…岡本ちゃんも金魚の髪が短くなったことに、すぐに気付いてくれた。
『凄く可愛くてお似合いよ。金魚ちゃん』
『ありがとう。岡ちゃん』
『その耳飾りもね』
…金魚のピアスなんだけど…。
『まぁ…仕方ないよ。だって詩織はヘアスタイルの専属モデルなんだから…』
詩織は僕の慰めの言葉に、笑顔で応えてはくれたんだけど…ちょっと悲し気な表情。
『あ…そうそう。金魚…初詣のときの中学生の子たち、覚えてる?』
詩織が明るく気分を取り直して、改めて僕に訊いてきた。
『うん。もちろん覚えてるけど…なに?』
『ちょっと。なに?って…あの約束のこと覚えてないの?』
『約束?…あっ!写真のこと!?』
『そう!ようやく約束どおり《カラフル》に載せてくれたの!見て!』
詩織は急いでノートパソコンに映っているサイト《カラフル》のページ…【◆瀬ヶ池の金魚◆の情報書き込みトピっくー!】をダブルクリックして見せてくれた。
【《私は栗山町に住む中学3年生です。この写真は1月1日に、緑川市の岸鉾神社というところで、一緒に撮らせてもらった写真です…》】
そう。僕らと中学生らは、みんなで撮ったあの写真を、LINE交換とかして画像添付という形で写真を貰うんじゃなくて、《カラフル》に投稿する形で僕らに頂戴って約束してたんだ。
【《…本物の金魚ちゃんは、ネットで言われてるように、ほんとに芸能人かアイドルみたいに可愛くて、凄く優しかったです…》】
『…で、写真保存した?』
『うん。したよ。勿論ね』
【《…私は本当に金魚ちゃんが大好きになりました。詩織さんのことも。あと、高校受験のせいで投稿が遅れました。金魚ちゃん、詩織さん。ごめんなさい》】
…ううん。
ごめんなさいなんて…投稿が遅れたことなんか全然気にしてないから。
写真ありがとう。高校入試、無事に合格してるといいね。
えぇと…あっ!えっ!?どどど、どうしよう…。
あの女の子の名前…なんだったかなぁ…。
僕…覚えてない!!忘れてしまった…あぁ。
…僕のほうが…ごめんなさい…。
《コンコンコン♪》
『…おはようございます。おばタクでございます』
あ、岡ちゃんが来た。詩織はノートパソコンを急いでシャットダウンさせて…。
『じゃあ、アンナさん行ってきまーす』
『詩織、金魚。気を付けていってらっしゃいね』
『はーぁい』
《おばタク》の車内…岡本ちゃんも金魚の髪が短くなったことに、すぐに気付いてくれた。
『凄く可愛くてお似合いよ。金魚ちゃん』
『ありがとう。岡ちゃん』
『その耳飾りもね』
…金魚のピアスなんだけど…。
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる