274 / 491
女装と復讐 -街華編-
page.258
しおりを挟む
僕らは目の前の、アンプリエへ行くための横断歩道を渡らず、地下鉄《浅堀町駅》へと続く階段を下りて、改札口を通って…ちょうどタイミング良くやって来た電車に乗る。
地下鉄の電車は《浅堀町駅》から発進して《小秋山駅》に一旦止まり、2分ほどでまた次の駅…僕らの降りる《新井早瀬駅》へと向かって走り出す…。
地下鉄の《新井早瀬駅》に着くと、僕らはまた囲まれるように、お姉さん団体の真ん中に。
僕らが向かうは、新井早瀬駅西口の《駅裏通りの向かい》にある某ファミレス…ん?
『えぇと、えぇと…ん?あれ?どっちだっけ?西口…』
『ちょっと。しっかりしてよ美咲…』
お姉さん団体が一旦立ち止まった。
キョロキョロと周りを見てる、美咲というお姉さん。
「あっ、ちょっ、ほら見て!あれ…は…本物?偽物?」
「本物の金魚ちゃんでしょ!だって髪は長くないし、詩織ちゃんも一緒だし…」
「…ねぇ、なんか一緒に捕まってない?金魚ちゃんと詩織ちゃん。なんか変な団体に…なんで?」
……んんっ?
どこからか…気になる会話…?
僕も美咲お姉さんのように、キョロキョロと周りを…。
詩織には、今のどこからかの会話は聞こえてなかったみたい。
だから詩織は僕を変な表情でちらっと見てる。
…まぁいっか。僕も気にしないでおこうっと。
『あ…ごめん。えぇと、あそこにスタバがあるから…そう…み…右っ!』
『正解。じゃ、行こっか』
「なんで?…って私に訊かれても…」
そして新井早瀬駅の西口を出ると、駅裏通りの某ファミレスが見えてきた。
ファミレスの前の歩道は、既に異様な雰囲気。
違和感を感じるほど、目立っててお洒落で綺麗なお姉さん達がそこに…。
『美帆ー、志乃ー。みんなー。お疲れさまー!』
『マキちゃーん、佳奈ぁー。ウチらやったよー!』
『ありがとーう!志乃ー!』
マキというお姉さんのグループと合流し、他のお姉さんとも抱き合って労い合ってる志乃さんグループのお姉さん達。
『全員来た?揃った?』
『亮ちゃん達が、あと少しでファミレス着くからーって。LINE』
『うん。了解』
『あと何分待ち?お店入れるのって』
『あと20分くらい』
『そっか。仕方ないからかぁ。もうランチの時間だもんね』
『それにウチら、団体様だし。だからそれ以前にお店に入れるのかどうか…』
…お互いにマシンガンのように早口で、言葉を放って会話してるお姉さん達。
それを見てた僕は…呆然。
詩織は…?
『…そうなの?今から地下鉄に乗るの?あ、じゃあ新早駅に着くのって、5分後くらいかな?…ちょ、ちょっと待ってね…』
詩織は電話してる?…誰と?
あっ!そっか!すっかり忘れてた!
『あの…全員集まると何人になるんですか?』
詩織がマキさん達に訊いた。
『全員で21人だから…金魚ちゃんと詩織ちゃんを合わせると23人よ…なんで?』
…21人もの人数で僕…金魚を探してたんだ…凄いな。
『あの…もう1人増えてもいいですか?』
『えっ?もう1人?…お友達?』
『まぁ…お友達と言えばお友達…』
『鈴ちゃんじゃない!?もしかして!?』
急に声が大きくなったマキさん。
『あ、はい。鈴ちゃんです』
『うん!呼んで呼んで!鈴ちゃんだったら大歓迎よ!』
それを聞いてあわてて、詩織はまた電話に戻った。
『えっと、もしもし…うん。じゃあ、駅裏通りのファミレスに…えっ?…今の状況?…ほんとは凄く説明したいの。けど…今一言で全部説明するのはちょっと無理…ごめんなさい』
『あーっ!!』
突然叫ぶ美帆さん…?
『金魚ちゃんとの遭遇写真!出会った嘉久見大通りのあの横断歩道前で撮るの…忘れて来ちゃった!!』
『あーらら』
『んじゃあ美帆、どうせ入店できるまでに、まだ時間があるんだし、駅の西口前で金魚ちゃん達に遭遇したってことにして、今撮ってきたら?』
『おー…なるほどね』
マキさんが僕の腕を掴む。
誰かに腕を掴まれるの…本日2回目。
『みんな、ちょっと待ってて。今日の《鵜鷹目》は私と佳奈なんだから。私たち2人で撮ってくる!』
『あ、じゃあ私も行きます!』
今日の鵜鷹目のお姉さん2人…マキさんと佳奈さん、それに僕と詩織は、駅西口に向かい歩き出した。
…そして、西口駅前広場にまた来た。
地下鉄の電車は《浅堀町駅》から発進して《小秋山駅》に一旦止まり、2分ほどでまた次の駅…僕らの降りる《新井早瀬駅》へと向かって走り出す…。
地下鉄の《新井早瀬駅》に着くと、僕らはまた囲まれるように、お姉さん団体の真ん中に。
僕らが向かうは、新井早瀬駅西口の《駅裏通りの向かい》にある某ファミレス…ん?
『えぇと、えぇと…ん?あれ?どっちだっけ?西口…』
『ちょっと。しっかりしてよ美咲…』
お姉さん団体が一旦立ち止まった。
キョロキョロと周りを見てる、美咲というお姉さん。
「あっ、ちょっ、ほら見て!あれ…は…本物?偽物?」
「本物の金魚ちゃんでしょ!だって髪は長くないし、詩織ちゃんも一緒だし…」
「…ねぇ、なんか一緒に捕まってない?金魚ちゃんと詩織ちゃん。なんか変な団体に…なんで?」
……んんっ?
どこからか…気になる会話…?
僕も美咲お姉さんのように、キョロキョロと周りを…。
詩織には、今のどこからかの会話は聞こえてなかったみたい。
だから詩織は僕を変な表情でちらっと見てる。
…まぁいっか。僕も気にしないでおこうっと。
『あ…ごめん。えぇと、あそこにスタバがあるから…そう…み…右っ!』
『正解。じゃ、行こっか』
「なんで?…って私に訊かれても…」
そして新井早瀬駅の西口を出ると、駅裏通りの某ファミレスが見えてきた。
ファミレスの前の歩道は、既に異様な雰囲気。
違和感を感じるほど、目立っててお洒落で綺麗なお姉さん達がそこに…。
『美帆ー、志乃ー。みんなー。お疲れさまー!』
『マキちゃーん、佳奈ぁー。ウチらやったよー!』
『ありがとーう!志乃ー!』
マキというお姉さんのグループと合流し、他のお姉さんとも抱き合って労い合ってる志乃さんグループのお姉さん達。
『全員来た?揃った?』
『亮ちゃん達が、あと少しでファミレス着くからーって。LINE』
『うん。了解』
『あと何分待ち?お店入れるのって』
『あと20分くらい』
『そっか。仕方ないからかぁ。もうランチの時間だもんね』
『それにウチら、団体様だし。だからそれ以前にお店に入れるのかどうか…』
…お互いにマシンガンのように早口で、言葉を放って会話してるお姉さん達。
それを見てた僕は…呆然。
詩織は…?
『…そうなの?今から地下鉄に乗るの?あ、じゃあ新早駅に着くのって、5分後くらいかな?…ちょ、ちょっと待ってね…』
詩織は電話してる?…誰と?
あっ!そっか!すっかり忘れてた!
『あの…全員集まると何人になるんですか?』
詩織がマキさん達に訊いた。
『全員で21人だから…金魚ちゃんと詩織ちゃんを合わせると23人よ…なんで?』
…21人もの人数で僕…金魚を探してたんだ…凄いな。
『あの…もう1人増えてもいいですか?』
『えっ?もう1人?…お友達?』
『まぁ…お友達と言えばお友達…』
『鈴ちゃんじゃない!?もしかして!?』
急に声が大きくなったマキさん。
『あ、はい。鈴ちゃんです』
『うん!呼んで呼んで!鈴ちゃんだったら大歓迎よ!』
それを聞いてあわてて、詩織はまた電話に戻った。
『えっと、もしもし…うん。じゃあ、駅裏通りのファミレスに…えっ?…今の状況?…ほんとは凄く説明したいの。けど…今一言で全部説明するのはちょっと無理…ごめんなさい』
『あーっ!!』
突然叫ぶ美帆さん…?
『金魚ちゃんとの遭遇写真!出会った嘉久見大通りのあの横断歩道前で撮るの…忘れて来ちゃった!!』
『あーらら』
『んじゃあ美帆、どうせ入店できるまでに、まだ時間があるんだし、駅の西口前で金魚ちゃん達に遭遇したってことにして、今撮ってきたら?』
『おー…なるほどね』
マキさんが僕の腕を掴む。
誰かに腕を掴まれるの…本日2回目。
『みんな、ちょっと待ってて。今日の《鵜鷹目》は私と佳奈なんだから。私たち2人で撮ってくる!』
『あ、じゃあ私も行きます!』
今日の鵜鷹目のお姉さん2人…マキさんと佳奈さん、それに僕と詩織は、駅西口に向かい歩き出した。
…そして、西口駅前広場にまた来た。
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる