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女装と復讐 -街華編-
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マキさんは一旦、iPhoneのボイスレコーダーを止めた。
『…別に体重は《G.F.》には載せないから、言わなくても良かったんだけどね』
『………えっ?』
『あはははは』
急に笑い出したマキさん…。
『ごめんなさい…失礼。だけど44kg?細いねー。ってか、詩織ちゃんもそんなに変わらないみたいだし…私からしたら、二人ともほんとに羨ましいわ…』
『はい…あの…ごめんなさい』
なぜか謝ってしまう僕。
『じゃあの、もう少しだけインタビューの続き、いきましょ』
『あ、はい』
そしてiPhoneのボイスレコーダーを再起動…また録声をはじめた。
『じゃあ…いつもお休みの日は何してるの?あと、今日は何してたの?これからの予定でもいいけど…』
インタビューも無事に済み、注文した料理…僕はエビピラフ…もやっと来て、今度は食べながら雑談。
『あの…マキさん』
『あ、うん。なに?』
詩織からマキさんへの質問。
『普通なら鵜鷹目って、藤浦の街中を2人だけでスカウトしてるじゃないですかぁ』
『うん。そうだね』
『なんで今日は、こんなに多人数でスカウトすることになったんですか?』
それには、マキさんの右隣に座っていた佳奈さんが、代わりに答えてくれた。
『マキちゃんはね、すっごい金魚ちゃんの大ファンなの!』
『えっ…大ファン!?』
僕なんて鈴ちゃんとかと違って、ただのド素人なのに…大ファンだとか、ちょっと恥ずい…。
『うん。それでね、先週の《春フェス》の金魚ちゃん達の超カッコいいステージパフォーマンスを、マキちゃん見てて…』
へぇ。あの会場にマキさんいたんだ…。
佳奈さんに代わって、今度はマキさんが語りだした。
『…次の週の鵜鷹目担当は《私の一回きりの番》なんだから、もう絶っっ対に何がなんでも、多少のルール違反をしてでも、金魚ちゃんを探し出して《G.F.》デビューさせるんだ!って決めたの』
…そう張り切って断言したマキさん。
『…でね。先週の日曜日…つまり《春フェス》の次の日に、《G.F.》OB会のメンバー全員に急いで連絡して、今日協力できるメンバーをかき集めて借り出して、一斉捜査開始!…ってね。こんな集団でのスカウトとか《G.F.》誌史上始まって以来、初めてのことなんだけど』
そ…それはほんとに凄い!
『…ってか、こんなスカウトのやり方…特別視察員としては本当は《ルール違反》でしょうが。マキちゃん…』
『んー。まぁ…そうなんだけどね。あははは…』
マキさんをジロリと睨むように見てる佳奈さん。そしてそれを笑って誤魔化してるマキさん…。
午後1時12分。僕らと鵜鷹目集団はファミレスを出た。
マキさんは『実は締切は昨日までだったから、私と佳奈はこのまま編集局へ急がなきゃ!』…ってことらしい。
僕はペコリと頭を下げた。
詩織と鈴ちゃんは笑顔で手を振って見送った。
『金魚ちゃーん、来月発行の《G.F.》5月刊、期待して待っててねー!』
『…別に体重は《G.F.》には載せないから、言わなくても良かったんだけどね』
『………えっ?』
『あはははは』
急に笑い出したマキさん…。
『ごめんなさい…失礼。だけど44kg?細いねー。ってか、詩織ちゃんもそんなに変わらないみたいだし…私からしたら、二人ともほんとに羨ましいわ…』
『はい…あの…ごめんなさい』
なぜか謝ってしまう僕。
『じゃあの、もう少しだけインタビューの続き、いきましょ』
『あ、はい』
そしてiPhoneのボイスレコーダーを再起動…また録声をはじめた。
『じゃあ…いつもお休みの日は何してるの?あと、今日は何してたの?これからの予定でもいいけど…』
インタビューも無事に済み、注文した料理…僕はエビピラフ…もやっと来て、今度は食べながら雑談。
『あの…マキさん』
『あ、うん。なに?』
詩織からマキさんへの質問。
『普通なら鵜鷹目って、藤浦の街中を2人だけでスカウトしてるじゃないですかぁ』
『うん。そうだね』
『なんで今日は、こんなに多人数でスカウトすることになったんですか?』
それには、マキさんの右隣に座っていた佳奈さんが、代わりに答えてくれた。
『マキちゃんはね、すっごい金魚ちゃんの大ファンなの!』
『えっ…大ファン!?』
僕なんて鈴ちゃんとかと違って、ただのド素人なのに…大ファンだとか、ちょっと恥ずい…。
『うん。それでね、先週の《春フェス》の金魚ちゃん達の超カッコいいステージパフォーマンスを、マキちゃん見てて…』
へぇ。あの会場にマキさんいたんだ…。
佳奈さんに代わって、今度はマキさんが語りだした。
『…次の週の鵜鷹目担当は《私の一回きりの番》なんだから、もう絶っっ対に何がなんでも、多少のルール違反をしてでも、金魚ちゃんを探し出して《G.F.》デビューさせるんだ!って決めたの』
…そう張り切って断言したマキさん。
『…でね。先週の日曜日…つまり《春フェス》の次の日に、《G.F.》OB会のメンバー全員に急いで連絡して、今日協力できるメンバーをかき集めて借り出して、一斉捜査開始!…ってね。こんな集団でのスカウトとか《G.F.》誌史上始まって以来、初めてのことなんだけど』
そ…それはほんとに凄い!
『…ってか、こんなスカウトのやり方…特別視察員としては本当は《ルール違反》でしょうが。マキちゃん…』
『んー。まぁ…そうなんだけどね。あははは…』
マキさんをジロリと睨むように見てる佳奈さん。そしてそれを笑って誤魔化してるマキさん…。
午後1時12分。僕らと鵜鷹目集団はファミレスを出た。
マキさんは『実は締切は昨日までだったから、私と佳奈はこのまま編集局へ急がなきゃ!』…ってことらしい。
僕はペコリと頭を下げた。
詩織と鈴ちゃんは笑顔で手を振って見送った。
『金魚ちゃーん、来月発行の《G.F.》5月刊、期待して待っててねー!』
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