340 / 491
女装と復讐 -街華編-
page.324
しおりを挟む
僕と詩織は、鈴ちゃんが来週ロサンゼルスへ海外ロケに行くんだということを歩美さんに説明。
そして『うん。じゃあ来週も絶対に藤浦市に来ますね』と、歩美さんから力強い返事をもらった。
6月最後の土曜日…時刻は午前7時31分。ここはもちろん、アンナさんの美容院。
…なんだかんだ言っても《偽物?金魚こと歩美さんとの接触》《スタバからの脱出作戦…そして事件解決》《金魚のお姉ちゃん、急きょ誕生!》と、色々あった先週…。
『…じゃあ、そういうことで夏休みはナオのお店でアルバイト、本当にお願いしてもいい?』
アンナさんからの《夏休みの予定や過ごし方と、アルバイト可否のお伺い》に対し、僕は快く一言返事で…。
『はい。分かりました。頑張ります』
美容院に来て、アンナさんと朝の挨拶を交わしたか交わさないかのうちに、突然アンナさんから『ちょっとそこに座って。訊きたいことがあるの』と言われた僕。
そして素直にそれに従い、僕はロングソファーに静かに座った。
…なんだろう…訊きたいことって…?
アンナさんに叱られるようなこと、僕…何かしたっけかな…。
……うぅ…全く覚えがない…。
身に覚えがある?…といえば、あるような気もするし…いや、ない気もする…?
緊張して身をこわばらせ、アンナさんの次の言葉を待っていると…。
『…さて。信吾くん、あなた…今年の夏休みは、どう過ごす予定なの?』
…えっ??
『もう夏休みのアルバイトとか、決まってるの?』
…あっ!そうだ!!
急いで夏休みのバイト、探さな…。
『まだ決まってないのなら、いいアルバイト紹介するけど…どうかしら?』
…ん?ええっ!?
ど、どんなバイト…?
…そして美容院の電話で、ナオさんに《アルバイト承諾します》の報告。
そのアルバイトの内容は…午前9時から正午まで、そして1時間のランチタイムを挟んで再開…午後1時から3時までの…計5時間。
1日 6,000円。つまり、時給は…えっ!? 1,200円!?
予約し希望して来客した色んな女の子たちのメイクを、ひたすら頑張る…ってバイトらしい。もちろん信吾ではなく《金魚》で。
でも本当に《あの池川金魚が綺麗に可愛く、あなたをメイクしてくれます♪》なんて謳い文句が、ナオさんのお店の《いい宣伝》《人間広告塔》になるんだろうか…?
瀬ヶ池の女の子たちは、金魚のメイク技術がどれほどのものなのか、なんて知らない…金魚のメイクは、今でもアンナさんがしてくれてるんだって思ってるだろうし…。
『…アルバイトの話、請けてくれて良かったわ。ありがとう信吾くん』
『いえ、そんな大層なことじゃ…』
アンナさんにお礼を言われた。
『ナオったら《G.F.》の7月刊にね、信吾くんの許可の無いまま、先に《金魚がメイクしてくれます♪》って告知、載せちゃってたらしいから』
へぇ……ん?えっ?
そして『うん。じゃあ来週も絶対に藤浦市に来ますね』と、歩美さんから力強い返事をもらった。
6月最後の土曜日…時刻は午前7時31分。ここはもちろん、アンナさんの美容院。
…なんだかんだ言っても《偽物?金魚こと歩美さんとの接触》《スタバからの脱出作戦…そして事件解決》《金魚のお姉ちゃん、急きょ誕生!》と、色々あった先週…。
『…じゃあ、そういうことで夏休みはナオのお店でアルバイト、本当にお願いしてもいい?』
アンナさんからの《夏休みの予定や過ごし方と、アルバイト可否のお伺い》に対し、僕は快く一言返事で…。
『はい。分かりました。頑張ります』
美容院に来て、アンナさんと朝の挨拶を交わしたか交わさないかのうちに、突然アンナさんから『ちょっとそこに座って。訊きたいことがあるの』と言われた僕。
そして素直にそれに従い、僕はロングソファーに静かに座った。
…なんだろう…訊きたいことって…?
アンナさんに叱られるようなこと、僕…何かしたっけかな…。
……うぅ…全く覚えがない…。
身に覚えがある?…といえば、あるような気もするし…いや、ない気もする…?
緊張して身をこわばらせ、アンナさんの次の言葉を待っていると…。
『…さて。信吾くん、あなた…今年の夏休みは、どう過ごす予定なの?』
…えっ??
『もう夏休みのアルバイトとか、決まってるの?』
…あっ!そうだ!!
急いで夏休みのバイト、探さな…。
『まだ決まってないのなら、いいアルバイト紹介するけど…どうかしら?』
…ん?ええっ!?
ど、どんなバイト…?
…そして美容院の電話で、ナオさんに《アルバイト承諾します》の報告。
そのアルバイトの内容は…午前9時から正午まで、そして1時間のランチタイムを挟んで再開…午後1時から3時までの…計5時間。
1日 6,000円。つまり、時給は…えっ!? 1,200円!?
予約し希望して来客した色んな女の子たちのメイクを、ひたすら頑張る…ってバイトらしい。もちろん信吾ではなく《金魚》で。
でも本当に《あの池川金魚が綺麗に可愛く、あなたをメイクしてくれます♪》なんて謳い文句が、ナオさんのお店の《いい宣伝》《人間広告塔》になるんだろうか…?
瀬ヶ池の女の子たちは、金魚のメイク技術がどれほどのものなのか、なんて知らない…金魚のメイクは、今でもアンナさんがしてくれてるんだって思ってるだろうし…。
『…アルバイトの話、請けてくれて良かったわ。ありがとう信吾くん』
『いえ、そんな大層なことじゃ…』
アンナさんにお礼を言われた。
『ナオったら《G.F.》の7月刊にね、信吾くんの許可の無いまま、先に《金魚がメイクしてくれます♪》って告知、載せちゃってたらしいから』
へぇ……ん?えっ?
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる