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女装と復讐 -街華編-
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岡ちゃんは、また運転席から慌てて降りて後部座席のドアを開け、僕らを下ろしてくれてからトランクを開けて、黒色と灰色のお洒落なツートンカラーの紙袋を3つ、トランクから取り出した。
詩織は紙袋を1つ、岡ちゃんから受け取った。
僕は自分の分だけじゃなく、歩美さんの分の紙袋も岡ちゃんから受け取る。
『お土産はTシャツやらコーヒー豆やらチョコレートやら、いっぱい入ってるらしいわよ。特にチョコレートはできるだけ早く食べてねって、鈴ちゃんから』
『あ、はーい♪』
『岡ちゃん、ありがとう』
『金魚ちゃんは忘れず、お姉ちゃんにもそう伝えてちょうだいね』
『うん。はい』
…僕らは手を振り《おばタク》を無事に見送った。
『ねぇ、鈴ちゃんのお土産…ちょっと見てみる?』
『うん。見てみる?』
詩織と僕は紙袋を大きく開き、顔を覗かせるように中を見た。
あー、確かにたくさん入ってる。
綺麗に折り畳まれた白いTシャツと帽子が入ってて…あとオーガニック・コーヒービーンズ?それとスタバの可愛らしいコーヒータンブラー…あと《SUGAR》と大きく書いてあるリップクリームと…《compartes》と書いてある黒い箱のチョコレート…。
『お土産、いっぱい貰っちゃったね…』
『うん』
『あとでちゃんと鈴ちゃんに、お礼の電話しとかなきゃね』
『そうだね』
…ってことで、それでは駅の改札口まで歩美さんを迎えに行きますか。
「金魚ちゃーん♪詩織ちゃーん♪」
『はいはーい♪』
「今日も可愛いー」
『そう?って、ありがとーぉ♪』
僕も詩織も何度も忙しく振り返り、声を掛けてくれた女の子たち全員に、愛想良く手を振りながら…駅構内へと入ってゆく。
『ねぇ金魚、鮎美ちゃんが駅に着くの…10時36分頃の予定だって』
僕らはテンポ良く歩き、改札口を目指しながら…詩織は下を向き、バッグから取り出した自分のiPhoneのLINEを確認…僕にも見せてくれた。
僕にとっては『えっ、まだ20分も待ち時間あるの!?』だけど、詩織は『良かったぁ♪…まだ20分余裕があったね。安心安心♪』だって。
さすが。詩織はしっかり者で立派だなって思う。
僕らは約20分ものあいだ、改札口の前に立ち、そこを往来する女の子たちの声援に、笑顔で明るく手を振り応え続けた。
…遂には改札口横の、小さな《駅員室》からおじさん駅員が出てきて『あの有名な女の子たちだね!これはこれは新井早瀬駅の、イメージアップへのご協力!ありがとう!』って…それ勘違いだから。
『あっ、歩美お姉ちゃん!』
『鮎美ちゃーん♪ここ、ここだよーぉ♪』
はーぁ…ちょっと長かった…。
やっと改札の向こうに歩美さんを発見。お互いに手を振り合う。
『遅くなってごめんねー』
今日の歩美さんは長い髪をふわりと下ろし、涼し気な淡い水色のワンピース姿…物っ凄く可愛い!!
笑顔で会話してる僕と歩美さん姉妹。
それにしても僕と歩美さんの《姉妹のフリの演技》…ふふん。どう?完璧じゃない?
僕らは少し歩いて…《思い出深い》あのスタバに入った。
歩美さんはもう何も怖くないって感じの明るいニコニコ笑顔…良かった良かった。
空いていたテーブル席に適当に座り、とりあえず鈴ちゃんから預かったお土産を歩美さんに渡す。
『お姉ちゃん。お土産いっぱい入ってるけど、チョコレートはできるだけ早く食べてね…って』
詩織は紙袋を1つ、岡ちゃんから受け取った。
僕は自分の分だけじゃなく、歩美さんの分の紙袋も岡ちゃんから受け取る。
『お土産はTシャツやらコーヒー豆やらチョコレートやら、いっぱい入ってるらしいわよ。特にチョコレートはできるだけ早く食べてねって、鈴ちゃんから』
『あ、はーい♪』
『岡ちゃん、ありがとう』
『金魚ちゃんは忘れず、お姉ちゃんにもそう伝えてちょうだいね』
『うん。はい』
…僕らは手を振り《おばタク》を無事に見送った。
『ねぇ、鈴ちゃんのお土産…ちょっと見てみる?』
『うん。見てみる?』
詩織と僕は紙袋を大きく開き、顔を覗かせるように中を見た。
あー、確かにたくさん入ってる。
綺麗に折り畳まれた白いTシャツと帽子が入ってて…あとオーガニック・コーヒービーンズ?それとスタバの可愛らしいコーヒータンブラー…あと《SUGAR》と大きく書いてあるリップクリームと…《compartes》と書いてある黒い箱のチョコレート…。
『お土産、いっぱい貰っちゃったね…』
『うん』
『あとでちゃんと鈴ちゃんに、お礼の電話しとかなきゃね』
『そうだね』
…ってことで、それでは駅の改札口まで歩美さんを迎えに行きますか。
「金魚ちゃーん♪詩織ちゃーん♪」
『はいはーい♪』
「今日も可愛いー」
『そう?って、ありがとーぉ♪』
僕も詩織も何度も忙しく振り返り、声を掛けてくれた女の子たち全員に、愛想良く手を振りながら…駅構内へと入ってゆく。
『ねぇ金魚、鮎美ちゃんが駅に着くの…10時36分頃の予定だって』
僕らはテンポ良く歩き、改札口を目指しながら…詩織は下を向き、バッグから取り出した自分のiPhoneのLINEを確認…僕にも見せてくれた。
僕にとっては『えっ、まだ20分も待ち時間あるの!?』だけど、詩織は『良かったぁ♪…まだ20分余裕があったね。安心安心♪』だって。
さすが。詩織はしっかり者で立派だなって思う。
僕らは約20分ものあいだ、改札口の前に立ち、そこを往来する女の子たちの声援に、笑顔で明るく手を振り応え続けた。
…遂には改札口横の、小さな《駅員室》からおじさん駅員が出てきて『あの有名な女の子たちだね!これはこれは新井早瀬駅の、イメージアップへのご協力!ありがとう!』って…それ勘違いだから。
『あっ、歩美お姉ちゃん!』
『鮎美ちゃーん♪ここ、ここだよーぉ♪』
はーぁ…ちょっと長かった…。
やっと改札の向こうに歩美さんを発見。お互いに手を振り合う。
『遅くなってごめんねー』
今日の歩美さんは長い髪をふわりと下ろし、涼し気な淡い水色のワンピース姿…物っ凄く可愛い!!
笑顔で会話してる僕と歩美さん姉妹。
それにしても僕と歩美さんの《姉妹のフリの演技》…ふふん。どう?完璧じゃない?
僕らは少し歩いて…《思い出深い》あのスタバに入った。
歩美さんはもう何も怖くないって感じの明るいニコニコ笑顔…良かった良かった。
空いていたテーブル席に適当に座り、とりあえず鈴ちゃんから預かったお土産を歩美さんに渡す。
『お姉ちゃん。お土産いっぱい入ってるけど、チョコレートはできるだけ早く食べてね…って』
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