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女装と復讐 -完結編-
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僕も、あの頃は思ってた…。
女の子たちに、どんなに無視されても、避けられても、指を差され笑われても…ずっと立ち続けることが…1人でも多くの女の子に声を掛けることが《努力》だって…。
いつか、それが実って…その努力を認めてくれる、天使のような女の子が現れてくれるはずだと信じて…。
でも、僕は《金魚》となって…女の子の気持ちを理解しようって、ずっと考えながら続けてきた今だから分かる。
どんなに頑張っても、それを努力とは認めてもらえないんだってこと。
ずっと待ってても、僕らの思う《天使のような女の子》は…絶対に現れないってこと…。
『…女の子が認めてくれる努力ってね、《少しでもカッコよくなろうと頑張る》こととか《女の子を優しく大切にする気遣い》だとか…ほかにも《楽しくお喋りできる話題性や知識を…》』
「女の子たちの認めてくれる努力ってのは…つまり、ファッション雑誌を買って、カッコいい流行りの服装を一式買い揃えて…?」
未だ冷めた表情で、そうボソボソとそう小声で言ってるドジョウ…。
『うん!そうだよ!』
僕はそんなドジョウに笑顔で、できるだけ明るく答えて返してあげた。
『…あれを買って、これを買って…って…お金の掛かることばっかじゃないかぁ!』
『えっ?』
金魚の顔から、笑顔が完全に消えた…。
『じゃあいいよ。君が買えっていうのなら買ってみてあげるよぉ。だけど…それが全て無駄だったら…僕が可愛い子とお知り合いになれなかったらぁ金魚ちゃん…君、どう責任をとってくれるのぉ?』
『えっ…せっ、責任?』
ドジョウがニヤリと不気味に笑った。
代わりに詩織が、ドジョウをキッと睨み付ける…。
『もし僕の努力が無駄になったら…僕にそのお金の分の損をさせたらぁ…言い出しっぺの金魚ちゃん、君が…ぼっ僕とお、お…お付き合いすると、絶対の約束をしてくれるのなら…』
『えぇっ?』
気持ち悪く、頬を赤くしているドジョウ…。
『最っ低!!なにこいつ!!ほんっと気持ち悪いっ!!』
急に彼に怒鳴り散らかす詩織。
「うわぁ…本当に最低だよぉ…」
「ほんと気持ち悪ぃ…ドジョウ…」
周りの女の子らも…かなり引いてる様子…。
『えぇぇ?だって金魚ちゃんが僕に無理やり、あれこれ買えと言ってきたんだよぉ…?』
『誰が無理やり買いなさいって言ったのよ!!だったら買わなくていいわよ!!』
怯えるような表情のドジョウを、詩織は更に強く睨みつけた。
『こんな奴もう放っておいて、行こう金魚!!』
痛ッ!詩織が僕の左手首をぎゅっと掴んだ。
『ドジョウを助けたいだとか…だから最初からそんなの無理だって私、金魚に言ったのよ!!』
女の子たちに、どんなに無視されても、避けられても、指を差され笑われても…ずっと立ち続けることが…1人でも多くの女の子に声を掛けることが《努力》だって…。
いつか、それが実って…その努力を認めてくれる、天使のような女の子が現れてくれるはずだと信じて…。
でも、僕は《金魚》となって…女の子の気持ちを理解しようって、ずっと考えながら続けてきた今だから分かる。
どんなに頑張っても、それを努力とは認めてもらえないんだってこと。
ずっと待ってても、僕らの思う《天使のような女の子》は…絶対に現れないってこと…。
『…女の子が認めてくれる努力ってね、《少しでもカッコよくなろうと頑張る》こととか《女の子を優しく大切にする気遣い》だとか…ほかにも《楽しくお喋りできる話題性や知識を…》』
「女の子たちの認めてくれる努力ってのは…つまり、ファッション雑誌を買って、カッコいい流行りの服装を一式買い揃えて…?」
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『うん!そうだよ!』
僕はそんなドジョウに笑顔で、できるだけ明るく答えて返してあげた。
『…あれを買って、これを買って…って…お金の掛かることばっかじゃないかぁ!』
『えっ?』
金魚の顔から、笑顔が完全に消えた…。
『じゃあいいよ。君が買えっていうのなら買ってみてあげるよぉ。だけど…それが全て無駄だったら…僕が可愛い子とお知り合いになれなかったらぁ金魚ちゃん…君、どう責任をとってくれるのぉ?』
『えっ…せっ、責任?』
ドジョウがニヤリと不気味に笑った。
代わりに詩織が、ドジョウをキッと睨み付ける…。
『もし僕の努力が無駄になったら…僕にそのお金の分の損をさせたらぁ…言い出しっぺの金魚ちゃん、君が…ぼっ僕とお、お…お付き合いすると、絶対の約束をしてくれるのなら…』
『えぇっ?』
気持ち悪く、頬を赤くしているドジョウ…。
『最っ低!!なにこいつ!!ほんっと気持ち悪いっ!!』
急に彼に怒鳴り散らかす詩織。
「うわぁ…本当に最低だよぉ…」
「ほんと気持ち悪ぃ…ドジョウ…」
周りの女の子らも…かなり引いてる様子…。
『えぇぇ?だって金魚ちゃんが僕に無理やり、あれこれ買えと言ってきたんだよぉ…?』
『誰が無理やり買いなさいって言ったのよ!!だったら買わなくていいわよ!!』
怯えるような表情のドジョウを、詩織は更に強く睨みつけた。
『こんな奴もう放っておいて、行こう金魚!!』
痛ッ!詩織が僕の左手首をぎゅっと掴んだ。
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