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女装と復讐 -完結編-
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樋口は両手を後ろで組んで恥ずかしそうに一旦俯き、そして少し照れたようにまた僕を見た。
『その…姫さまの初めてを…私が貰っちゃった…あの』
樋口が自分の右手の人差し指で、自身の唇に…頬を紅らめてゆっくりと、優しく触れた。
『!』
『結構ね、強引に…だったから、嫌われたくないし…だからちゃんと謝らなきゃって…ちょっと思ってて…』
あぁ…あの《初Kiss》の話かぁ…。
またあの時のことを思い出して、急に…ムムム!腹立たしい!!…って思えたのは、ほんの一瞬だけで…今冷静に考えると、僕の《初》の相手が《こんなに可愛い樋口の唇》だったってのは…逆に良かったのかもしれない…??
うーん…?
『…けど!私だって…』
…ん?…だって…?
『姫さまが男の子…岩塚…だった、っていうのなら…』
僕は樋口の『…私の…《男の子との初めてのKiss》は…岩塚…』って言葉に『は?』って…一瞬何を言ってるのか解らなくて…そのあと、まるで後頭部を思いっきり鈍器でぶん殴られたように、気絶しそうなくらいにクラッとした…。
『だから、責任…取ってくれても…いいんだよ…?』
『えっ???なに?責任って??』
急な展開に頭が混乱してる僕と、顔を真っ赤にしてそれに耐えてる樋口が…互いを見詰め合った…?
『い、岩塚がいいって…言うんなら私、岩塚の彼女になっ…』
『!!!』
…そのあと、樋口が何をどう言ってたかは…覚えてない。けど…そのあとに続く樋口の言葉は、しっかりと聞こえてたし、ちゃんと覚えてた。
『…で、私が彼女になっていい条件ってのは…デートするときは、必ず金魚姫さまの格好であること。それと、私が《kissしたい》って言ったときは、すぐにKissさせてくれること。でも岩塚のほうからは求めて来ないこと。デートのときは、お昼と3時のケーキは岩塚の奢りであること。夜は割り勘でもいいけど。あと、えっちな言葉を口にしないこと。求めないこと。待ち合わせ場所で会ったら、一言目は必ず《今日も可愛いよぉ♡絵里佳ちゃん♪》から始めること。それと、東京へ行っても私が《会いたい…》って言ったら、30日以内の藤浦市内でデートする予約日を、3日以内に決めて宣言すること。でも岩塚からのデートの誘いは、可否の検討を一旦することとする。それと…』
うわぁぁぁ…!!長い長い長い!!
まだまだ話し続けてる樋口だけど…今直ぐにでも返事したい…!
『ごめんなさい!樋口が僕の彼女になるのは…ほんと勘弁してください!』って!!
『…あと、東京からの…』
『ねぇ、絵里佳ちゃん…』
『…お土産…は……えっ?』
と、止まった…やっと。樋口の彼女成立重圧条件が…。
…何ですかぁ?って表情で、樋口は僕を見ている。
『私からも、一つお願いがあるの。聞いてくれないかな…?』
『お願い…ですか?はい。じゃぁ…とりあえず聞くだけなら…』
僕は樋口をじっと見ながら…ふうっと小さく息を払った。
『その…姫さまの初めてを…私が貰っちゃった…あの』
樋口が自分の右手の人差し指で、自身の唇に…頬を紅らめてゆっくりと、優しく触れた。
『!』
『結構ね、強引に…だったから、嫌われたくないし…だからちゃんと謝らなきゃって…ちょっと思ってて…』
あぁ…あの《初Kiss》の話かぁ…。
またあの時のことを思い出して、急に…ムムム!腹立たしい!!…って思えたのは、ほんの一瞬だけで…今冷静に考えると、僕の《初》の相手が《こんなに可愛い樋口の唇》だったってのは…逆に良かったのかもしれない…??
うーん…?
『…けど!私だって…』
…ん?…だって…?
『姫さまが男の子…岩塚…だった、っていうのなら…』
僕は樋口の『…私の…《男の子との初めてのKiss》は…岩塚…』って言葉に『は?』って…一瞬何を言ってるのか解らなくて…そのあと、まるで後頭部を思いっきり鈍器でぶん殴られたように、気絶しそうなくらいにクラッとした…。
『だから、責任…取ってくれても…いいんだよ…?』
『えっ???なに?責任って??』
急な展開に頭が混乱してる僕と、顔を真っ赤にしてそれに耐えてる樋口が…互いを見詰め合った…?
『い、岩塚がいいって…言うんなら私、岩塚の彼女になっ…』
『!!!』
…そのあと、樋口が何をどう言ってたかは…覚えてない。けど…そのあとに続く樋口の言葉は、しっかりと聞こえてたし、ちゃんと覚えてた。
『…で、私が彼女になっていい条件ってのは…デートするときは、必ず金魚姫さまの格好であること。それと、私が《kissしたい》って言ったときは、すぐにKissさせてくれること。でも岩塚のほうからは求めて来ないこと。デートのときは、お昼と3時のケーキは岩塚の奢りであること。夜は割り勘でもいいけど。あと、えっちな言葉を口にしないこと。求めないこと。待ち合わせ場所で会ったら、一言目は必ず《今日も可愛いよぉ♡絵里佳ちゃん♪》から始めること。それと、東京へ行っても私が《会いたい…》って言ったら、30日以内の藤浦市内でデートする予約日を、3日以内に決めて宣言すること。でも岩塚からのデートの誘いは、可否の検討を一旦することとする。それと…』
うわぁぁぁ…!!長い長い長い!!
まだまだ話し続けてる樋口だけど…今直ぐにでも返事したい…!
『ごめんなさい!樋口が僕の彼女になるのは…ほんと勘弁してください!』って!!
『…あと、東京からの…』
『ねぇ、絵里佳ちゃん…』
『…お土産…は……えっ?』
と、止まった…やっと。樋口の彼女成立重圧条件が…。
…何ですかぁ?って表情で、樋口は僕を見ている。
『私からも、一つお願いがあるの。聞いてくれないかな…?』
『お願い…ですか?はい。じゃぁ…とりあえず聞くだけなら…』
僕は樋口をじっと見ながら…ふうっと小さく息を払った。
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