51 / 155
聖女
第51話 聖女と魔法の練習
しおりを挟む
午後いっぱい使って、生活魔法を発動させては中途半端で止めるを繰り返して練習をしたの。だってライトは付与物をふわふわと浮かべるし、ウォータで生み出した水は何かキラキラとして神々しいし、クリーンは自分に掛けたはずなのにあたし自身は変わった感じなくて周りに何かキラキラと降ってくるし、イグナイトは他の人に見せてもらった炎がオレンジ色のいかにもな炎なのにあたしのは青白くて違うし、どの生活魔法を使っても完全に発動させると厄介ごとが寄ってきそうなのよ。
「朝未はもう聖女路線でいくしかないんじゃないか?」
なんて瑶さんは横で苦笑してたけどさ。
そういう瑶さんが生活魔法を一通り普通に発動に成功させていたのは納得のいかないところなのよね。
「生活魔法は、最終的に今日のうちに成功したことにして、いえ、一応元々成功していたんだけど他人に見せられないような発動をしただけで」
なんで生活魔法程度があんなものになるのかあたしはため息をついて頭を抱えてしまった。
「でもきっと属性魔法なら大丈夫よね」
「そうだね。朝未は聖属性魔法に特に適性がありそうだからそっちを練習しているのを見せるのが良いかもしれないね」
それも問題なのよね。聖属性魔法って回復や補助に優れ邪悪なるものを祓うと言われる魔法。瑶さんが言うように確かにあたしに適性があるのは間違いなさそうだし、とても便利で有効な魔法なことは間違いないのだけど。
「ヒール」
あたしの唱えた発動句と共にふわりと温かい何かがあたしの手を包む。これはこの世界の魔法について何も知らなかった時『早く良くなりますように』とおまじないをしたときと同じ。
どうやらあたしは無自覚にこの世界で言うところの『ヒール』を発動していたみたいなのね。
そして、この聖属性魔法ってとても使い手が少ないらしいの。特にこの前あたしが使った『ハイヒール』あたりになるとほとんどは神官なんかの神様関係者。そうでなければ王家関係ね。
本当に極々まれに一般人の中にも使える人が現れることもあるそうだけど。そういうことがあるととんでもない大騒ぎになるそうなのよね。ほら王家の誰それのご落胤とかいうやつね。あたしは日本からの転移者だからそういうのとは無関係なのは確かだけど、それを証明するのは難しい、というよりそっちの方がどうやら厄介みたいだもの。
『聖女』本当に面倒。異世界からの転移者で聖属性魔法を使える女の子は、これまでも何人かいたらしいのだけど。そのすべてが練習なく聖属性魔法を行使し、聖女以外には使えない高位の聖属性魔法を使ったそうなのよね。異世界転移者の女の子でも聖属性魔法を使えない人もいたそうだけど、こちらも例外なく特別な能力は持っていたらしいのよね。
ああもう、どう考えても『聖女』よね。分かってたわよ。あの聖属性魔法書を読んだ時から全部当てはまるのだもの。あ、聖女だけが使えたという魔法はまだ使ったことは無いわね。でも、あれは聖女が成長して初めて使える魔法だもの。でも、聖女専用魔法3つ。『リザレクション』死者も生き返る回復魔法。『パーフェクトプロテクション』物理攻撃無効の補助魔法。『パーフェクトシェル』こちらは魔法攻撃無効の補助魔法ね。これらは、なんとなくあたしの中の魔力が不足しているだけで経験を積んで成長したら使えそうなのは感覚で分かるのよね。
なんの後ろ盾もないあたしが『聖女』だなんてバレたら、王宮に幽閉されるか、強制的に戦場に連れていかれるかの未来しか見えないわ。これはもうよほど実績を積んで誰にも口出しをされないようになるまではトップシークレットよね。
「ね、瑶さん。どうやらあたし『聖女』みたい。秘密にするの協力してね」
「くくく、ようやく認めたか。当然秘密にするよ。『聖女』様」
「ようやくって何よ」
「私も魔法書は読んだからね。『聖女』の条件に朝未が当てはまっているのは知ってたから」
それからはとにかく「ヒール」の練習をしているふりをして、時間をおいて初歩の補助魔法の練習をすることに時間を使ったのだけど……。
「おい、おまえ何やってんだ」
いきなり後ろから声を掛けられてビクッとしちゃったわ。振り返ると何か不機嫌そうな顔の男の人が腰に手を当ててあたしを睨んでいるわね。
「何って、魔法の練習ですけど?」
「使えもしねえ魔法の練習なんざしてんじゃねえよ。目障りだ」
「練習しなきゃ使えるものも使えないのは当たり前じゃないですか。しかもここギルドの練習場ですよね。誰が何の練習しようが勝手じゃないですか。大体使えないとか誰が決めるんですか」
「誰がも何も、使えるわけねえんだから無駄は無駄なんだよ」
「はあ、無駄って、例え使えるようにならなくてもあたしは無駄だとは思いません」
まあ、あたしは使えるの確定で練習してるのを見せるのが目的なので普通とは違のだけど。
「無駄だろうが、そんな無駄なことに時間使ってるのを見るとイライラすんだよ。やめちまえ」
「だから無駄じゃないって言ってるでしょう。使えるようになればそれで良いですし、もし仮に使えるようにならなければ自分が魔法を使えないという事実を知ることができて『あの時練習していれば』なんて後悔しないで済みます。どっちに転んでも無駄にはなりませんよ」
「うるせえ!どうせ一般人は魔法は使えないって決まってんだ無駄は無駄だ」
「はあ、仮に無駄だとして、あなたに言われる筋合いはありません。むしろあなたとのこんなやり取りの方があたしには無駄です」
そう言い切ってあたしは、その男の人を無視して練習に戻ろうとしたのだけど
「てめえ、無視してんじゃねえ」
まだ絡んでくるのね。聖属性魔法はまずいけど、初歩の火属性魔法ならどうかしら。
「ファイアーボール」
込める魔力を最低限にして発動句を唱え、目の前に現れた火の玉をその男の人の前に落としてあげたわ。ちょっと青味のある炎だったけどセーフよね。あたしは多分全属性で初歩の魔法は使えるから脅しにはなるかなって思って見せたんだけど……
「な、て、てめえ使えるなら……」
「ファイアーボール初めて成功しました。まだ威力は大したことないようですが、あとは練習しだいね」
「くっ、バカにしやがって、覚えてろ」
何か足を踏み鳴らして離れていってくれたわね。
「はあ」
「アサミ様、お疲れ様です」
「アレッシアさん、見てたの?」
「いえ、見回りに来たところでアサミ様がジュゼさんに絡まれていたので止めようと思ってきたのですが、アサミ様自ら黙らせて追い払われましたので黙っていました。それにしても火属性魔法を初日から発動させるとはアサミ様は魔法適正が高いようですね」
良い笑顔を見せてくれているけど、完全に全部見られていたって事よね。
あたしは、また大きくため息をついて今日の練習を終わることにした。
「朝未はもう聖女路線でいくしかないんじゃないか?」
なんて瑶さんは横で苦笑してたけどさ。
そういう瑶さんが生活魔法を一通り普通に発動に成功させていたのは納得のいかないところなのよね。
「生活魔法は、最終的に今日のうちに成功したことにして、いえ、一応元々成功していたんだけど他人に見せられないような発動をしただけで」
なんで生活魔法程度があんなものになるのかあたしはため息をついて頭を抱えてしまった。
「でもきっと属性魔法なら大丈夫よね」
「そうだね。朝未は聖属性魔法に特に適性がありそうだからそっちを練習しているのを見せるのが良いかもしれないね」
それも問題なのよね。聖属性魔法って回復や補助に優れ邪悪なるものを祓うと言われる魔法。瑶さんが言うように確かにあたしに適性があるのは間違いなさそうだし、とても便利で有効な魔法なことは間違いないのだけど。
「ヒール」
あたしの唱えた発動句と共にふわりと温かい何かがあたしの手を包む。これはこの世界の魔法について何も知らなかった時『早く良くなりますように』とおまじないをしたときと同じ。
どうやらあたしは無自覚にこの世界で言うところの『ヒール』を発動していたみたいなのね。
そして、この聖属性魔法ってとても使い手が少ないらしいの。特にこの前あたしが使った『ハイヒール』あたりになるとほとんどは神官なんかの神様関係者。そうでなければ王家関係ね。
本当に極々まれに一般人の中にも使える人が現れることもあるそうだけど。そういうことがあるととんでもない大騒ぎになるそうなのよね。ほら王家の誰それのご落胤とかいうやつね。あたしは日本からの転移者だからそういうのとは無関係なのは確かだけど、それを証明するのは難しい、というよりそっちの方がどうやら厄介みたいだもの。
『聖女』本当に面倒。異世界からの転移者で聖属性魔法を使える女の子は、これまでも何人かいたらしいのだけど。そのすべてが練習なく聖属性魔法を行使し、聖女以外には使えない高位の聖属性魔法を使ったそうなのよね。異世界転移者の女の子でも聖属性魔法を使えない人もいたそうだけど、こちらも例外なく特別な能力は持っていたらしいのよね。
ああもう、どう考えても『聖女』よね。分かってたわよ。あの聖属性魔法書を読んだ時から全部当てはまるのだもの。あ、聖女だけが使えたという魔法はまだ使ったことは無いわね。でも、あれは聖女が成長して初めて使える魔法だもの。でも、聖女専用魔法3つ。『リザレクション』死者も生き返る回復魔法。『パーフェクトプロテクション』物理攻撃無効の補助魔法。『パーフェクトシェル』こちらは魔法攻撃無効の補助魔法ね。これらは、なんとなくあたしの中の魔力が不足しているだけで経験を積んで成長したら使えそうなのは感覚で分かるのよね。
なんの後ろ盾もないあたしが『聖女』だなんてバレたら、王宮に幽閉されるか、強制的に戦場に連れていかれるかの未来しか見えないわ。これはもうよほど実績を積んで誰にも口出しをされないようになるまではトップシークレットよね。
「ね、瑶さん。どうやらあたし『聖女』みたい。秘密にするの協力してね」
「くくく、ようやく認めたか。当然秘密にするよ。『聖女』様」
「ようやくって何よ」
「私も魔法書は読んだからね。『聖女』の条件に朝未が当てはまっているのは知ってたから」
それからはとにかく「ヒール」の練習をしているふりをして、時間をおいて初歩の補助魔法の練習をすることに時間を使ったのだけど……。
「おい、おまえ何やってんだ」
いきなり後ろから声を掛けられてビクッとしちゃったわ。振り返ると何か不機嫌そうな顔の男の人が腰に手を当ててあたしを睨んでいるわね。
「何って、魔法の練習ですけど?」
「使えもしねえ魔法の練習なんざしてんじゃねえよ。目障りだ」
「練習しなきゃ使えるものも使えないのは当たり前じゃないですか。しかもここギルドの練習場ですよね。誰が何の練習しようが勝手じゃないですか。大体使えないとか誰が決めるんですか」
「誰がも何も、使えるわけねえんだから無駄は無駄なんだよ」
「はあ、無駄って、例え使えるようにならなくてもあたしは無駄だとは思いません」
まあ、あたしは使えるの確定で練習してるのを見せるのが目的なので普通とは違のだけど。
「無駄だろうが、そんな無駄なことに時間使ってるのを見るとイライラすんだよ。やめちまえ」
「だから無駄じゃないって言ってるでしょう。使えるようになればそれで良いですし、もし仮に使えるようにならなければ自分が魔法を使えないという事実を知ることができて『あの時練習していれば』なんて後悔しないで済みます。どっちに転んでも無駄にはなりませんよ」
「うるせえ!どうせ一般人は魔法は使えないって決まってんだ無駄は無駄だ」
「はあ、仮に無駄だとして、あなたに言われる筋合いはありません。むしろあなたとのこんなやり取りの方があたしには無駄です」
そう言い切ってあたしは、その男の人を無視して練習に戻ろうとしたのだけど
「てめえ、無視してんじゃねえ」
まだ絡んでくるのね。聖属性魔法はまずいけど、初歩の火属性魔法ならどうかしら。
「ファイアーボール」
込める魔力を最低限にして発動句を唱え、目の前に現れた火の玉をその男の人の前に落としてあげたわ。ちょっと青味のある炎だったけどセーフよね。あたしは多分全属性で初歩の魔法は使えるから脅しにはなるかなって思って見せたんだけど……
「な、て、てめえ使えるなら……」
「ファイアーボール初めて成功しました。まだ威力は大したことないようですが、あとは練習しだいね」
「くっ、バカにしやがって、覚えてろ」
何か足を踏み鳴らして離れていってくれたわね。
「はあ」
「アサミ様、お疲れ様です」
「アレッシアさん、見てたの?」
「いえ、見回りに来たところでアサミ様がジュゼさんに絡まれていたので止めようと思ってきたのですが、アサミ様自ら黙らせて追い払われましたので黙っていました。それにしても火属性魔法を初日から発動させるとはアサミ様は魔法適正が高いようですね」
良い笑顔を見せてくれているけど、完全に全部見られていたって事よね。
あたしは、また大きくため息をついて今日の練習を終わることにした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
召しませ、私の旦那さまっ!〜美醜逆転の世界でイケメン男性を召喚します〜
紗幸
恋愛
「醜い怪物」こそ、私の理想の旦那さま!
聖女ミリアは、魔王を倒す力を持つ「勇者」を召喚する大役を担う。だけど、ミリアの願いはただ一つ。日本基準の超絶イケメンを召喚し、魔王討伐の旅を通して結婚することだった。召喚されたゼインは、この国の美醜の基準では「醜悪な怪物」扱い。しかしミリアの目には、彼は完璧な最強イケメンに映っていた。ミリアは魔王討伐の旅を「イケメン旦那さまゲットのためのアピールタイム」と称し、ゼインの心を掴もうと画策する。しかし、ゼインは冷酷な仮面を崩さないまま、旅が終わる。
イケメン勇者と美少女聖女が織りなす、勘違いと愛が暴走する異世界ラブコメディ。果たして、二人の「愛の旅」は、最高の結末を迎えるのか?
※短編用に書いたのですが、少し長くなったので連載にしています
※この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる