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ギルドからの依頼
第65話 ホーリーの効果確認①
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「あー、ホーリーの中で朝未が平気なのはわかったけど、その中から攻撃し放題ってのはちょっと違うかなと」
「え?」
「聞いた話からするとホーリーは別に魔物を必ずしも瞬殺するわけじゃないよね?」
「でも、行動阻害と同時にダメージを与えるって。場合によっては消滅させるって」
「使う人のレベルと敵の強さによって効果は違うとも言ってたよね。そして消滅させるのは伝説の聖女のレベルだって。朝未がこの世界で言うところの聖女なのはこれまでのことから間違いはなさそうだけど伝説のって言われる聖女と同じレベルだとはさすがに言えないよね」
うー、今日の瑶さんはイジワルだわ。
ちょっと言ってみただけだったのに。そりゃあたしもつい反論しちゃったけどさ。ここまでぺちゃんこにしなくてもいいじゃないの。
「ああ、ごめん。ちょっと言い方がきつかったね。私としては朝未に余計なケガをして欲しく無いって思ったらつい口にしてしまったんだ。またナインテールフォックスの時のような事になってほしくないんだよ」
う、あたしがへこんだのを見て瑶さんが慌てたようにフォローしてくれたけど、それはそれで嬉しいんだけど、その言い方はズルいと思うの。顔が熱いわ。
思わずあたしは顔を背けちゃったわよ。
分かってる。瑶さんはバディとして、そして元の世界での大人として心配してくれてるんだって。瑶さんは大人だし、あたしは中学1年生の子供だもの、そういう目では見られていないのは分かってる。でも、あたしはそういうの免疫ないんだもの。つい、そういう方に思っちゃっても仕方ないわよね。
それでもとりあえず深呼吸をして落ち着かないとね。瑶さんは大人、あたしは子供、瑶さんはバディとして、そして多分保護者的な視点で見てるだけ。
うん、落ち着いたわ。
「瑶さんが、あたしの事を心配して言ってくれたことは分かりました。でも、本当はちょっと言ってみたかっただけで本気であんなことしませんからね。つい反論しちゃったのはあれですけど。
それで、実際のところは、どうします?あたしとしては、あたしの魔法が魔物特攻みたいなので変異種討伐に参加してもいいんじゃないかとは思うんですけど」
「朝未の魔法が魔物全般に効果が高そうだっていうのは分かったけど、私としては変異種討伐をするにしても少し慎重にいきたいと思う」
「慎重って。今までも割と慎重に狩ってたと思いますけど?」
「今まで以上にって事だよ。いや本音を言えばもっと高ランクのハンターに変異種は狩ってもらいたい。私達は討伐に参加したという事実程度に出来れば最高だと思っている。何と言っても聖属性魔法の魔物への効果がどのくらいかもわかっていないから。だから実際にはそれを確認するところからだね」
「確認って言われても」
「アレッシアさんの言い方からして、変異種がすべての魔物の群れに発生するわけじゃなさそうだってのは分かるよね?」
それはそうよね、小さな群れにまで変異種が発生することは無さそうだもの。だからあたしは疑いもなく頷くのだけど、その先が良く分からないわね。
「まずは、通常の魔物、ゴブリンとかオークで朝未の聖属性魔法を試したいかな。できれば小さな群れで。魔力の消費とか魔力をつぎ込んだ時の効果とかね」
「そういえば、聖属性魔法の魔物への効果は確認したことありませんでしたね」
基本的に聖属性魔法の効果を回復魔法と補助魔法、せいぜいアンデッドへの浄化魔法って認識だったもの。まさか魔物への特攻魔法だなんて思ってもいなかったから、確かに確認もしてないわ。
「アレッシアさん。例の討伐依頼受けます。ただ、あまり成果を期待されても困りますが」
翌朝、あたし達はハンターギルドで依頼を受けることをアレッシアさんに伝えた。もちろん変異種討伐なんて注目される言葉は使わないわ。
「ありがとうございます。もちろん、おふたりのペースで構いません。むしろ無理して大けがなんてされた方がギルドとしても後々困りますので」
「じゃ、今日は軽く下見に行ってきますね」
「はい、お気を付けて」
というわけで、あたし達はゴブリンやオークが出没するエリアに早朝からやってきたの。徒歩5時間と言われたけど、バフ付きで走ってきたから30分かからないのよね。
「瑶と朝未だ。これから討伐に入る」
「え?あなた方は8級では?現在このエリアの討伐依頼は6級以上限定となっております」
あたし達はギルド証を提示して、ギルドの係員の驚愕する顔を後にエリアに足を向けたわ。
「さて、まずはハンターの居ない周辺からじっくり確認していこうか。朝未、探知魔法を」
あたしは頷いて、探知魔法を起動していく。
ウィンドイヤー、グラウンドセンス、ヒートアイ、マナセンス、マインドサーチ。有効半径約50メートルの複数の探知魔法を展開。
「探知範囲に魔物の気配ありません」
「他のハンターが比較的右方向に向かうらしいから、私達は左回りに探索を進めよう」
そう言って慎重に歩を進める瑶さんにあたしは知魔法を展開しつつ続いたの。
そして1時間程進んだところで探知魔法に反応があった。
「瑶さん。探知魔法に反応です」
「え?」
「聞いた話からするとホーリーは別に魔物を必ずしも瞬殺するわけじゃないよね?」
「でも、行動阻害と同時にダメージを与えるって。場合によっては消滅させるって」
「使う人のレベルと敵の強さによって効果は違うとも言ってたよね。そして消滅させるのは伝説の聖女のレベルだって。朝未がこの世界で言うところの聖女なのはこれまでのことから間違いはなさそうだけど伝説のって言われる聖女と同じレベルだとはさすがに言えないよね」
うー、今日の瑶さんはイジワルだわ。
ちょっと言ってみただけだったのに。そりゃあたしもつい反論しちゃったけどさ。ここまでぺちゃんこにしなくてもいいじゃないの。
「ああ、ごめん。ちょっと言い方がきつかったね。私としては朝未に余計なケガをして欲しく無いって思ったらつい口にしてしまったんだ。またナインテールフォックスの時のような事になってほしくないんだよ」
う、あたしがへこんだのを見て瑶さんが慌てたようにフォローしてくれたけど、それはそれで嬉しいんだけど、その言い方はズルいと思うの。顔が熱いわ。
思わずあたしは顔を背けちゃったわよ。
分かってる。瑶さんはバディとして、そして元の世界での大人として心配してくれてるんだって。瑶さんは大人だし、あたしは中学1年生の子供だもの、そういう目では見られていないのは分かってる。でも、あたしはそういうの免疫ないんだもの。つい、そういう方に思っちゃっても仕方ないわよね。
それでもとりあえず深呼吸をして落ち着かないとね。瑶さんは大人、あたしは子供、瑶さんはバディとして、そして多分保護者的な視点で見てるだけ。
うん、落ち着いたわ。
「瑶さんが、あたしの事を心配して言ってくれたことは分かりました。でも、本当はちょっと言ってみたかっただけで本気であんなことしませんからね。つい反論しちゃったのはあれですけど。
それで、実際のところは、どうします?あたしとしては、あたしの魔法が魔物特攻みたいなので変異種討伐に参加してもいいんじゃないかとは思うんですけど」
「朝未の魔法が魔物全般に効果が高そうだっていうのは分かったけど、私としては変異種討伐をするにしても少し慎重にいきたいと思う」
「慎重って。今までも割と慎重に狩ってたと思いますけど?」
「今まで以上にって事だよ。いや本音を言えばもっと高ランクのハンターに変異種は狩ってもらいたい。私達は討伐に参加したという事実程度に出来れば最高だと思っている。何と言っても聖属性魔法の魔物への効果がどのくらいかもわかっていないから。だから実際にはそれを確認するところからだね」
「確認って言われても」
「アレッシアさんの言い方からして、変異種がすべての魔物の群れに発生するわけじゃなさそうだってのは分かるよね?」
それはそうよね、小さな群れにまで変異種が発生することは無さそうだもの。だからあたしは疑いもなく頷くのだけど、その先が良く分からないわね。
「まずは、通常の魔物、ゴブリンとかオークで朝未の聖属性魔法を試したいかな。できれば小さな群れで。魔力の消費とか魔力をつぎ込んだ時の効果とかね」
「そういえば、聖属性魔法の魔物への効果は確認したことありませんでしたね」
基本的に聖属性魔法の効果を回復魔法と補助魔法、せいぜいアンデッドへの浄化魔法って認識だったもの。まさか魔物への特攻魔法だなんて思ってもいなかったから、確かに確認もしてないわ。
「アレッシアさん。例の討伐依頼受けます。ただ、あまり成果を期待されても困りますが」
翌朝、あたし達はハンターギルドで依頼を受けることをアレッシアさんに伝えた。もちろん変異種討伐なんて注目される言葉は使わないわ。
「ありがとうございます。もちろん、おふたりのペースで構いません。むしろ無理して大けがなんてされた方がギルドとしても後々困りますので」
「じゃ、今日は軽く下見に行ってきますね」
「はい、お気を付けて」
というわけで、あたし達はゴブリンやオークが出没するエリアに早朝からやってきたの。徒歩5時間と言われたけど、バフ付きで走ってきたから30分かからないのよね。
「瑶と朝未だ。これから討伐に入る」
「え?あなた方は8級では?現在このエリアの討伐依頼は6級以上限定となっております」
あたし達はギルド証を提示して、ギルドの係員の驚愕する顔を後にエリアに足を向けたわ。
「さて、まずはハンターの居ない周辺からじっくり確認していこうか。朝未、探知魔法を」
あたしは頷いて、探知魔法を起動していく。
ウィンドイヤー、グラウンドセンス、ヒートアイ、マナセンス、マインドサーチ。有効半径約50メートルの複数の探知魔法を展開。
「探知範囲に魔物の気配ありません」
「他のハンターが比較的右方向に向かうらしいから、私達は左回りに探索を進めよう」
そう言って慎重に歩を進める瑶さんにあたしは知魔法を展開しつつ続いたの。
そして1時間程進んだところで探知魔法に反応があった。
「瑶さん。探知魔法に反応です」
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