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力をつけるために
第106話 新しい装備を選ぶ
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「いやあ、嬢ちゃん体力あるなあ。まさか300グルの重り付けて平気だとは思わなかったぞ。ヨウもな。マルティナも150グルまでは平気だったのは予想外だったしな。つか150グルだって普通はあんな動きができるもんじゃないんだがな」
アルベルトさんの呆れたような評価にあたし達は苦笑しつつ着けていた重りを外した。
「で、わざわざこんな事をしたのは何故です?」
「まあ、簡単に言えばどこまでの装備を考えていいかを知るためだ」
「どこまでって?」
「極論すれば、一般人にフルプレートアーマー着せたら、一歩も動けんだろう。そういう事を回避するためだ」
「ふーん、それでアルベルトさんの見込みだと、あたし達の防具はどの程度がよさそう?」
「嬢ちゃんとヨウは何でも装備できそうだ。それこそフルプレート着ても走り回れそうだ」
「朝未、フルプレートは防御力は高いけど、ガチャガチャとやかましいから狩りには向かないぞ」
あたしが、ちょっとワクワクした顔を見せたとたんに瑶さんが指摘してきたわね。
「いいじゃないちょっとくらい。ドレスアーマーとかちょっと憧れるもの」
「ドレスアーマーって。朝未ちょっとはしゃぎすぎ」
「あ、瑶さん、ドレスアーマーやっぱりわかるんですね」
「そういうことじゃなくてだな」
「いいじゃないですか。別に本気でドレスアーマーにするわけじゃないです。でも姫騎士とかかっこいいって思いません?」
「わかったわかった。余裕が出来たらお遊びで作ればいいよ。今は、わかっているね?」
「もちろんです。というわけで、アルベルトさんとしてのおすすめだとどんな感じですか?」
「何が、と言う訳なのかはわからんが、
ヨウが一番前に出るんだよな。聞いている予算からすれば、ヨウはブルーメタルのチェインメール、レッドメタルのブレストプレート、ガントレットもレッドメタル、ボールドロンとクーターはブルーメタルで良いだろ。足はサバトン、グリーブ、ボレイン、クウィス全部ブルーメタル。武器はレッドメタルの長剣といったところか。
次にマルティナだが、槍使いってことだからな。チェインメール、ブレストプレートをブルーメタルで。ボールドロンはいらんだろ。クーターもブルーメタルで作って、手はガントレットより、トロールの皮のグローブの方が向いてそうだな。足もサバトンとグリーブ、それにボレインはブルーメタルで作るにしても、クウィスはいらんだろう。槍は穂先をレッドメタルにして柄は太刀打ちと石突の補強にブルーメタルを入れたカタンパルでいいだろ。
あとは嬢ちゃんだが、嬢ちゃん本来は後衛の魔法使いが前にも出るっちうことだからな。防具はヨウと一緒でいいだろ。武器は長剣だと嬢ちゃんの体格的に振り切れんだろうから短剣をつくるとして、本来ならレッドメタルを使いたいところだが、予算オーバーになるからのブルーメタルで我慢してもらおうか。嬢ちゃんは魔法もあるからそれでいいだろ」
とつらつらと並べてくれたのだけど、何が何を表すのかわからないわね。
「あの、チェインメールとかブレストプレート、ガントレット、グローブは分かるんですけど、他の防具が何のことかわからなくて、教えてもらえませんか?」
「ん?駆け出しハンターでもないだろうに、知らんのか?」
「いえ、あたしと瑶さんは6級ではありますけどハンター歴半年の駆け出しです」
「半年で6級?まあいい。一応商品の説明の範囲っちゃ範囲だからな。ボールドロンてのは肩当てだな。ブレストプレートだけだと肩が出るからそこを保護するもんだ。クーターは肘当て、サバトンは金属製の靴だ、グリーブってのは脛を保護するプレート、ボレインってのは膝に着ける保護具、クウィスは主に腿の前側に取り付けるもんだ。サバトン以外はフルプレートと違ってそれぞれ皮ベルトで取り付けるようになっているから多少サイズが変わっても使える。そして何よりそれぞれが干渉しないからフルプレートと違ってカチャカチャとやかましい音が出ないのがハンターには利点だな。その代わり後側の防御力はほぼ無いから気をつけろよ」
「そういうことですね。わざわざ難しい言い方しなくても良いとおもうんですけど。肩当とか肘当てでいいじゃないですか」
「いや、それだと防具って感じしないだろう」
「まあ、いいですけど」
「朝未、そのくらいでいいだろう。ところでアルベルトさん、物はいつ頃受け取れますか?あとお支払いは?」
「ん、そうだな。3人分丸っとだからな、作るのに20日、そこで一旦仮合わせをして、問題が無ければそのまま渡せる。問題があればその程度次第でってとこだ。支払いは、まず半額を前金。残りは物と引き換えだな。あ、武器は在庫があるが、持っていくか?これは当然全額もらうが」
「そうですね。武器を強化するだけでも安全性は上がりますから。そうさせてもらいます」
瑶さんが、そう言って支払いを済ませてくれた。今のところあたし達のお金は全額瑶さんが管理してくれているのよね。一人でどこか行くこともなかったし不都合もないから。いえ、ちょっとだけあったわね。さすがに替えの下着を買いに行ったときは瑶さんも気まずそうにしてて、それ以来少しだけあたしもマルティナさんも個人でお金持ってる。
「で、どうする?さすがに20日も、ここで待ってるのももったいないとは思うけど?」
「わたしは、おふたりの意向に従います」
「あたしは、色々と作ってみたいです。ほら、小麦とか香辛料とか買い込んだけど結局今まで通りの天然酵母パンとサンドイッチやハンバーグまでしか作ってないじゃないですか。あと狩りに出るの前提だと作れるものも限定されちゃうので、この機会にせっかく色々な小麦あるし醤油っぽい調味料もあるしパスタとかうどんとか作ってみたいです。そろそろ寒くなってきそうなので練習して素麵にも挑戦してみたいですし」
「ふふ、朝未は本当に食べ物に熱心だよね。私達も美味しいものが食べられてうれしいから、狩りは少な目にして朝未の美味しいご飯を楽しむ時間を作るようにしようか」
アルベルトさんの呆れたような評価にあたし達は苦笑しつつ着けていた重りを外した。
「で、わざわざこんな事をしたのは何故です?」
「まあ、簡単に言えばどこまでの装備を考えていいかを知るためだ」
「どこまでって?」
「極論すれば、一般人にフルプレートアーマー着せたら、一歩も動けんだろう。そういう事を回避するためだ」
「ふーん、それでアルベルトさんの見込みだと、あたし達の防具はどの程度がよさそう?」
「嬢ちゃんとヨウは何でも装備できそうだ。それこそフルプレート着ても走り回れそうだ」
「朝未、フルプレートは防御力は高いけど、ガチャガチャとやかましいから狩りには向かないぞ」
あたしが、ちょっとワクワクした顔を見せたとたんに瑶さんが指摘してきたわね。
「いいじゃないちょっとくらい。ドレスアーマーとかちょっと憧れるもの」
「ドレスアーマーって。朝未ちょっとはしゃぎすぎ」
「あ、瑶さん、ドレスアーマーやっぱりわかるんですね」
「そういうことじゃなくてだな」
「いいじゃないですか。別に本気でドレスアーマーにするわけじゃないです。でも姫騎士とかかっこいいって思いません?」
「わかったわかった。余裕が出来たらお遊びで作ればいいよ。今は、わかっているね?」
「もちろんです。というわけで、アルベルトさんとしてのおすすめだとどんな感じですか?」
「何が、と言う訳なのかはわからんが、
ヨウが一番前に出るんだよな。聞いている予算からすれば、ヨウはブルーメタルのチェインメール、レッドメタルのブレストプレート、ガントレットもレッドメタル、ボールドロンとクーターはブルーメタルで良いだろ。足はサバトン、グリーブ、ボレイン、クウィス全部ブルーメタル。武器はレッドメタルの長剣といったところか。
次にマルティナだが、槍使いってことだからな。チェインメール、ブレストプレートをブルーメタルで。ボールドロンはいらんだろ。クーターもブルーメタルで作って、手はガントレットより、トロールの皮のグローブの方が向いてそうだな。足もサバトンとグリーブ、それにボレインはブルーメタルで作るにしても、クウィスはいらんだろう。槍は穂先をレッドメタルにして柄は太刀打ちと石突の補強にブルーメタルを入れたカタンパルでいいだろ。
あとは嬢ちゃんだが、嬢ちゃん本来は後衛の魔法使いが前にも出るっちうことだからな。防具はヨウと一緒でいいだろ。武器は長剣だと嬢ちゃんの体格的に振り切れんだろうから短剣をつくるとして、本来ならレッドメタルを使いたいところだが、予算オーバーになるからのブルーメタルで我慢してもらおうか。嬢ちゃんは魔法もあるからそれでいいだろ」
とつらつらと並べてくれたのだけど、何が何を表すのかわからないわね。
「あの、チェインメールとかブレストプレート、ガントレット、グローブは分かるんですけど、他の防具が何のことかわからなくて、教えてもらえませんか?」
「ん?駆け出しハンターでもないだろうに、知らんのか?」
「いえ、あたしと瑶さんは6級ではありますけどハンター歴半年の駆け出しです」
「半年で6級?まあいい。一応商品の説明の範囲っちゃ範囲だからな。ボールドロンてのは肩当てだな。ブレストプレートだけだと肩が出るからそこを保護するもんだ。クーターは肘当て、サバトンは金属製の靴だ、グリーブってのは脛を保護するプレート、ボレインってのは膝に着ける保護具、クウィスは主に腿の前側に取り付けるもんだ。サバトン以外はフルプレートと違ってそれぞれ皮ベルトで取り付けるようになっているから多少サイズが変わっても使える。そして何よりそれぞれが干渉しないからフルプレートと違ってカチャカチャとやかましい音が出ないのがハンターには利点だな。その代わり後側の防御力はほぼ無いから気をつけろよ」
「そういうことですね。わざわざ難しい言い方しなくても良いとおもうんですけど。肩当とか肘当てでいいじゃないですか」
「いや、それだと防具って感じしないだろう」
「まあ、いいですけど」
「朝未、そのくらいでいいだろう。ところでアルベルトさん、物はいつ頃受け取れますか?あとお支払いは?」
「ん、そうだな。3人分丸っとだからな、作るのに20日、そこで一旦仮合わせをして、問題が無ければそのまま渡せる。問題があればその程度次第でってとこだ。支払いは、まず半額を前金。残りは物と引き換えだな。あ、武器は在庫があるが、持っていくか?これは当然全額もらうが」
「そうですね。武器を強化するだけでも安全性は上がりますから。そうさせてもらいます」
瑶さんが、そう言って支払いを済ませてくれた。今のところあたし達のお金は全額瑶さんが管理してくれているのよね。一人でどこか行くこともなかったし不都合もないから。いえ、ちょっとだけあったわね。さすがに替えの下着を買いに行ったときは瑶さんも気まずそうにしてて、それ以来少しだけあたしもマルティナさんも個人でお金持ってる。
「で、どうする?さすがに20日も、ここで待ってるのももったいないとは思うけど?」
「わたしは、おふたりの意向に従います」
「あたしは、色々と作ってみたいです。ほら、小麦とか香辛料とか買い込んだけど結局今まで通りの天然酵母パンとサンドイッチやハンバーグまでしか作ってないじゃないですか。あと狩りに出るの前提だと作れるものも限定されちゃうので、この機会にせっかく色々な小麦あるし醤油っぽい調味料もあるしパスタとかうどんとか作ってみたいです。そろそろ寒くなってきそうなので練習して素麵にも挑戦してみたいですし」
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