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28 王都でお買い物①
しおりを挟むみなさんおはようございます。ヒナタです。
今日の目覚めはサーシャに抱きしめられながらの起床でした。今日はいいことがありそうです。
メイドさんから朝食ができているということで、みんなで朝食を食べました。
食べ終わると、ミレイは学園に行くため馬車で家を出た。
私も冒険者ギルドで依頼完了報告をしないといけないので、ユリアとサーシャに出発することを伝えて、冒険者ギルドに向かった。
それにしても、王都は人も多いし、建物も高くて道に迷う。
前世で初めて東京に行った時を思い出すよ。
それにウルレインと違って、住民の服も少し違う。
違うと言っても服の素材が違うということだよ。少し高そうな布で作っているような、頑丈な作りをしている。
そういえば、私は前世が男だったこともあり、ずっと動きやすいようにパンツスタイルだったけど、スカートを履いてみるのもいいかもな。
少しは女性らしい格好するのも悪くないよね。
周りを見渡しながら歩いていると、冒険者ギルドに到着した。さすが王都、大きい建物だ。
中に入ると、3階建ての吹き抜け構造で、真ん中には螺旋階段がある。おしゃれな建物だ。
私は、受付に行き、依頼完了報告をする。
「ウルレインから王都までのブルガルド家の護衛依頼の完了報告に来ました」
「はい、確認しますのでお待ちください。…………はい、確認できました。報酬はギルドカードに振り込みますか?」
「うん、それでお願い」
私は、受付のお姉さんにギルドカードを差し出す。
「はい、お預かりします……ってBランクですか! お若いのにすごいですね」
私の年齢でBランクって珍しいんだね。
ウルレインにもBランクの人ってカレンとシャーロットくらいしか知らないしね。
振り込みの処理が終わった受付のお姉さんは、私にギルドカードを返してきた。
「王都は初めてですか?」
「うん、これから少し探索をしようと思っているよ」
「そうなんですね! 王都にはいろんなお店があるので楽しんできてください!」
私はお礼を言って、冒険者ギルドから出る。何もトラブルにならなくて良かった。
変なことを考えたらフラグになると思って黙っていたからね。
私は市場に行き、食材を調達しに行く。
さまざまな野菜が売っている商店があったので行ってみる。
そこにはニンジン、ピーマン、ジャガイモ、白菜、キャベツなどなど。
前世から知っている野菜が多い。
どれも好きな野菜だ。
料理が捗りそうだな。
でも私が一番好きなのはナスだけどね。変わっているかな?
麻婆茄子とかめっちゃ好きだったんだよね。
それにナスの素揚げとかお浸しとかよく自分で作って食べていたよ。
でもナスが見当たらない。
少し残念だ。
私はありったけの野菜を購入して無限収納に仕舞い込む。いい買い物だ。
その後の私は野菜の他に調味料を買って満足げに市場を出た。
「よし、次はゲイル商会に行ってみよう」
王都に来る前に助けた商会長さんのお店だ。格安で売ってくれるって言ってたもんね。何があるか楽しみだ。
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