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第一部 サークルポリス襲撃編
元転移転生魔術師、正体を明かす 前編
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「もうすぐサークルポリスじゃ! 急げよ!」
「分かりました! 全力で飛ばすから、しっかり捕まって!」
レッドドラゴンに変身したミミティの背中に乗る、ワシとラスティア。
朝日が昇る中、サークルポリスに向け上空を飛んでいた。
※※※※※※※※※※※
あれから、ワシらはシャルルとお別れをした。
土地転移を解除し、恐山がなくなれば魂も消えてしまうからじゃ。当然、シャルルも例外ではない。
千年来の再会じゃった。感慨深いものもある。
……が、再び恐山を転移して、また会えるという保障は無かった。
……魂はいつか、転生するものじゃからな。
それに、このまま置いておく訳にもいかんかった。
今はあの世と地続きになっている状態。ほうちしておけば、死霊が野に放たれてしまうじゃろうからの。
そして、ミミティとも別れを済ませるシャルル。ソレを見届け、ワシは呟いた。
「転移魔法、解除……」
シャルルが消えていく。
聖地に戻っていくその場を後にし、ワシらは飛び立っていった。
※※※※※※※※※※※
ちなみに。
「田中たかしを知っとるかの? 千年前に、デウディーンと一緒に戦った転移者なのじゃが……」
シャルルとミミティにも聞いてみたんじゃ。
((記憶にありませんね。転移魔法に苦しめられたのは覚えているのですが))
「えっ、そんな人いたんですか? デウディーン様お一人だとてっきり……」
二人とも知らんそうじゃった。
にしても、シャルルまで知らんとはのぅ。当事者なのに。催眠術をかけた記憶は無いんじゃが……。
「見えました! サークルポリスです!」
ラスティアの呼びかけに応じ、ワシは回想を終えた。
そして顔を上げ、景色を捉える――
壁に覆われた街。中央に建つ教会と城。遠くからでも見える巨大さを間違えようがなかった。
「降りてくれ! あの噴水のある広場がいいじゃろ!」
「分かった! 降下するから捕まって!」
ミミティが姿勢を下ろし、降下の体勢をとる。羽をはばたかせるたび、強風が吹き荒れる。
「な、何だ!? ドラゴン!?」
「いやあああ! モンスターが! モンスターが!」
「お、おい! 兵士は何やってんだ!」
街の人々が大騒ぎしておる。まぁ、無理もない。上空から突然、レッドドラゴンが降りてきたのじゃから。
「ワシの出番じゃな。転移魔法、発動――」
ワシは手を掲げ、転移魔法を発動する。
――バチバチ! と、稲妻が発生。
「いでよ! ――張り声☆接続☆メガフォン!」
稲妻から発生した道具を、ワシは掴み取った。
それは一見、プラスチックでできた何の変哲もないメガフォン。
「マリー様、その、広がったような物は……?」
ポカン、とした表情でラスティアが尋ねてくる。
ああそうじゃな、メガフォンは異世界【日本】の道具。この世界にない物だから当然の反応じゃな。
「まあ見ておれ。声を届けるのじゃ」
ワシは短く伝えると、メガフォンに口をつける。
そして大声を発してみた。
「皆の者! 落ち着け! ワシらはレッドドラゴンと和解したんじゃ!」
張り声☆接続☆メガフォン越しに声が響く。その大きさは街中に響く程で、ミミティの羽ばたく時の轟音にも負けていなかった。
そのおかげか、騒いでいた人々がピタっと静まる。
「今の声、何……? 子供……?」
「あれ見て! 子供がドラゴンに乗ってる!」
「さっき言ってたよな? 和解って……」
人々の声が、ワシの元に届いてくる。
「よしよし、皆が注目してくれておるの」
ワシはうんうんと頷く。
張り声☆接続☆メガフォンを耳に当てながら。
というのも、人々に声を届けられたのも、人々の声を拾えたのも、全てはこの道具の効果によるものだからじゃ。
張り声☆接続☆メガフォンに声を当てると、街中いたる所に声を届ける事ができる。どんなに小さな声でも鮮明に聞こえるようになる。
さらに、耳を当てるだけで遠くの人の声を聞く事もできる。例えか細い声であっても、まるで至近距離で囁かれたように明瞭に聞き取る事ができる、まさに便利な集音、拡声の道具なのじゃ。
これで状況は収まるじゃろう。と思っていたが……。
「おい信じられるか? 何で幼女なんだ?」
「さぁ知らねぇよ。脅されてるんじゃないのか」
「いや、あれは罠だ。幼女に変装したモンスターが油断させるために罠を仕掛けているんだ」
受け入れてもらえていない様子じゃった。
仕方なく、ワシはもう一度呼びかけようとする。
「あー、あのー、ワシは罠とかではなくじゃな……」
「マリー様! あそこ、弓を構えてます!」
何ィ!? そう思ったワシは、ラスティアが指をさす方へ振り向く。
すると言う通りじゃった。建物の影に隠れた兵士が、弓をこちらに向け狙いを定めているのだ。
さらにその近くで、冒険者らしき女が詠唱している姿が見えた。こちらに向けて魔法を放つつもりなのじゃろうか。
「マリー様、私が言います!」
ラスティアが名乗り出た。仕方ないので張り声☆接続☆メガフォンを貸す。
ワシの見よう見まねで口をつけ、皆に呼びかけた。
「皆の者、聞いてくれ! 私はデウディーン教団所属騎士、ラスティア・ライラ・ラグーンティーンだ! さっき彼女が言った事は本当だ! 我々はレッドドラゴンと和解した! それを伝えるためここまで飛んできたんだ!」
ラスティアが騎士のように立ち(いや実際騎士じゃが)、訴えていく。
ワシはあまり期待してなかった。レッドドラゴンを恐れパニックになった人々が、そう易々と耳を傾けるとは思わなかったからじゃ。
しかし……。
「騎士様だ! じゃあさっきのは本当だったんだ!」
「レッドドラゴンを従えるなんて! さすがです騎士様!」
「あの人知ってる! ラスティア様だ! 辺境の村でも別け隔てなく助けてくれる心優しき騎士様だ!」
何と、人々が耳を傾けるようになっていた。
張り声☆接続☆メガフォンを耳にくっつけて拾った声は、どれもラスティアを賞賛するもの。
あヤツ、こんな人気があったのか……? やかましく思想にどっぷり浸かってるヤツだと思っておったが……。
『誰かが無双するのを見られるって新鮮ですね、マスター』
ここでサージャが口を挟んできた。
それはアレか? 人を掌握できなかったワシに対する皮肉か?
「そろそろいい? 降りますよー!」
ここで、ミミティから声がかかる。
ワシが頷くと、バタバタと羽ばたかせ降りていく。
そして噴水のある広場に着陸した。
「皆、注目してますね……」
「これだけ目立つマネをしたからの」
「この後、どうするつもりです?」
「ルイスロールに呼びかける」
「ええっ!」
ラスティアが驚く中、ワシは再び張り声☆接続☆メガフォンを口につけた。
「あー、あー、聞こえとるか? ルイスロールよ」
ワシはメガフォン越しに、ルイスロールに呼びかける。
「マリー……様? 申し訳ありませんが、教皇様はここにはいらっしゃらないようです。いえ、仮におられても応じるとは思えず……」
ラスティアが戸惑っていた。
まあ当然の反応じゃろうな。こんな公衆の門前で大声をあげたからって、易々と姿を見せたり返事をしてくれると思うはずがない。
すると……。
『ええ……。聞こえていますわ』
「えええっ!」
ルイスロールから返事が返ってきた。メガフォン越しに。
もちろん、この場にはおらん。見当たらなかったからな。
それでもこの張り声☆接続☆メガフォンなら話は別じゃ。何せ、【街中いたる所に声を届ける事ができる。どんなに小さな声でも鮮明に聞こえるようになる】からの。例えるなら異世界【日本】にあるという【電話】のように、相手と通信する事さえ可能なのじゃ。
ルイスロールは何やら警戒してそうな声。ワシは構わず、用件を述べてやった。
「聞こえておったのなら分かるじゃろう。噴水の広場に王様を連れてくるのじゃ。三人で話がしたい」
『王様を……? この国を支配するつもり……?』
「話じゃよ、話。まあムシしても構わんぞ。A級クラスのモンスターをそのままに、いつでも声を投げかけられるワシを放置できるのなら……な」
クッ……と漏らすルイスロールの声が聞こえた。
まあ脅しみたいになってしもうたからのう。
ワシの事を卑怯な悪人みたいに思っているかもしれん……。
「分かりました! 全力で飛ばすから、しっかり捕まって!」
レッドドラゴンに変身したミミティの背中に乗る、ワシとラスティア。
朝日が昇る中、サークルポリスに向け上空を飛んでいた。
※※※※※※※※※※※
あれから、ワシらはシャルルとお別れをした。
土地転移を解除し、恐山がなくなれば魂も消えてしまうからじゃ。当然、シャルルも例外ではない。
千年来の再会じゃった。感慨深いものもある。
……が、再び恐山を転移して、また会えるという保障は無かった。
……魂はいつか、転生するものじゃからな。
それに、このまま置いておく訳にもいかんかった。
今はあの世と地続きになっている状態。ほうちしておけば、死霊が野に放たれてしまうじゃろうからの。
そして、ミミティとも別れを済ませるシャルル。ソレを見届け、ワシは呟いた。
「転移魔法、解除……」
シャルルが消えていく。
聖地に戻っていくその場を後にし、ワシらは飛び立っていった。
※※※※※※※※※※※
ちなみに。
「田中たかしを知っとるかの? 千年前に、デウディーンと一緒に戦った転移者なのじゃが……」
シャルルとミミティにも聞いてみたんじゃ。
((記憶にありませんね。転移魔法に苦しめられたのは覚えているのですが))
「えっ、そんな人いたんですか? デウディーン様お一人だとてっきり……」
二人とも知らんそうじゃった。
にしても、シャルルまで知らんとはのぅ。当事者なのに。催眠術をかけた記憶は無いんじゃが……。
「見えました! サークルポリスです!」
ラスティアの呼びかけに応じ、ワシは回想を終えた。
そして顔を上げ、景色を捉える――
壁に覆われた街。中央に建つ教会と城。遠くからでも見える巨大さを間違えようがなかった。
「降りてくれ! あの噴水のある広場がいいじゃろ!」
「分かった! 降下するから捕まって!」
ミミティが姿勢を下ろし、降下の体勢をとる。羽をはばたかせるたび、強風が吹き荒れる。
「な、何だ!? ドラゴン!?」
「いやあああ! モンスターが! モンスターが!」
「お、おい! 兵士は何やってんだ!」
街の人々が大騒ぎしておる。まぁ、無理もない。上空から突然、レッドドラゴンが降りてきたのじゃから。
「ワシの出番じゃな。転移魔法、発動――」
ワシは手を掲げ、転移魔法を発動する。
――バチバチ! と、稲妻が発生。
「いでよ! ――張り声☆接続☆メガフォン!」
稲妻から発生した道具を、ワシは掴み取った。
それは一見、プラスチックでできた何の変哲もないメガフォン。
「マリー様、その、広がったような物は……?」
ポカン、とした表情でラスティアが尋ねてくる。
ああそうじゃな、メガフォンは異世界【日本】の道具。この世界にない物だから当然の反応じゃな。
「まあ見ておれ。声を届けるのじゃ」
ワシは短く伝えると、メガフォンに口をつける。
そして大声を発してみた。
「皆の者! 落ち着け! ワシらはレッドドラゴンと和解したんじゃ!」
張り声☆接続☆メガフォン越しに声が響く。その大きさは街中に響く程で、ミミティの羽ばたく時の轟音にも負けていなかった。
そのおかげか、騒いでいた人々がピタっと静まる。
「今の声、何……? 子供……?」
「あれ見て! 子供がドラゴンに乗ってる!」
「さっき言ってたよな? 和解って……」
人々の声が、ワシの元に届いてくる。
「よしよし、皆が注目してくれておるの」
ワシはうんうんと頷く。
張り声☆接続☆メガフォンを耳に当てながら。
というのも、人々に声を届けられたのも、人々の声を拾えたのも、全てはこの道具の効果によるものだからじゃ。
張り声☆接続☆メガフォンに声を当てると、街中いたる所に声を届ける事ができる。どんなに小さな声でも鮮明に聞こえるようになる。
さらに、耳を当てるだけで遠くの人の声を聞く事もできる。例えか細い声であっても、まるで至近距離で囁かれたように明瞭に聞き取る事ができる、まさに便利な集音、拡声の道具なのじゃ。
これで状況は収まるじゃろう。と思っていたが……。
「おい信じられるか? 何で幼女なんだ?」
「さぁ知らねぇよ。脅されてるんじゃないのか」
「いや、あれは罠だ。幼女に変装したモンスターが油断させるために罠を仕掛けているんだ」
受け入れてもらえていない様子じゃった。
仕方なく、ワシはもう一度呼びかけようとする。
「あー、あのー、ワシは罠とかではなくじゃな……」
「マリー様! あそこ、弓を構えてます!」
何ィ!? そう思ったワシは、ラスティアが指をさす方へ振り向く。
すると言う通りじゃった。建物の影に隠れた兵士が、弓をこちらに向け狙いを定めているのだ。
さらにその近くで、冒険者らしき女が詠唱している姿が見えた。こちらに向けて魔法を放つつもりなのじゃろうか。
「マリー様、私が言います!」
ラスティアが名乗り出た。仕方ないので張り声☆接続☆メガフォンを貸す。
ワシの見よう見まねで口をつけ、皆に呼びかけた。
「皆の者、聞いてくれ! 私はデウディーン教団所属騎士、ラスティア・ライラ・ラグーンティーンだ! さっき彼女が言った事は本当だ! 我々はレッドドラゴンと和解した! それを伝えるためここまで飛んできたんだ!」
ラスティアが騎士のように立ち(いや実際騎士じゃが)、訴えていく。
ワシはあまり期待してなかった。レッドドラゴンを恐れパニックになった人々が、そう易々と耳を傾けるとは思わなかったからじゃ。
しかし……。
「騎士様だ! じゃあさっきのは本当だったんだ!」
「レッドドラゴンを従えるなんて! さすがです騎士様!」
「あの人知ってる! ラスティア様だ! 辺境の村でも別け隔てなく助けてくれる心優しき騎士様だ!」
何と、人々が耳を傾けるようになっていた。
張り声☆接続☆メガフォンを耳にくっつけて拾った声は、どれもラスティアを賞賛するもの。
あヤツ、こんな人気があったのか……? やかましく思想にどっぷり浸かってるヤツだと思っておったが……。
『誰かが無双するのを見られるって新鮮ですね、マスター』
ここでサージャが口を挟んできた。
それはアレか? 人を掌握できなかったワシに対する皮肉か?
「そろそろいい? 降りますよー!」
ここで、ミミティから声がかかる。
ワシが頷くと、バタバタと羽ばたかせ降りていく。
そして噴水のある広場に着陸した。
「皆、注目してますね……」
「これだけ目立つマネをしたからの」
「この後、どうするつもりです?」
「ルイスロールに呼びかける」
「ええっ!」
ラスティアが驚く中、ワシは再び張り声☆接続☆メガフォンを口につけた。
「あー、あー、聞こえとるか? ルイスロールよ」
ワシはメガフォン越しに、ルイスロールに呼びかける。
「マリー……様? 申し訳ありませんが、教皇様はここにはいらっしゃらないようです。いえ、仮におられても応じるとは思えず……」
ラスティアが戸惑っていた。
まあ当然の反応じゃろうな。こんな公衆の門前で大声をあげたからって、易々と姿を見せたり返事をしてくれると思うはずがない。
すると……。
『ええ……。聞こえていますわ』
「えええっ!」
ルイスロールから返事が返ってきた。メガフォン越しに。
もちろん、この場にはおらん。見当たらなかったからな。
それでもこの張り声☆接続☆メガフォンなら話は別じゃ。何せ、【街中いたる所に声を届ける事ができる。どんなに小さな声でも鮮明に聞こえるようになる】からの。例えるなら異世界【日本】にあるという【電話】のように、相手と通信する事さえ可能なのじゃ。
ルイスロールは何やら警戒してそうな声。ワシは構わず、用件を述べてやった。
「聞こえておったのなら分かるじゃろう。噴水の広場に王様を連れてくるのじゃ。三人で話がしたい」
『王様を……? この国を支配するつもり……?』
「話じゃよ、話。まあムシしても構わんぞ。A級クラスのモンスターをそのままに、いつでも声を投げかけられるワシを放置できるのなら……な」
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