八重

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違う

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「・・・違う・・違う・・違う!!」
女は顔を背けて啾啾と泣いて・・居る。

『八重・・なんで・・なんでだよ?』
俺は八重と・・確信した・・イヤ・・取れた化粧後には、幼い頃の面影が残って居た!


八重の顔を両手で、シッカリと抑えて居る・・俺!

『八重・・どうして・・八重・・どうして・・』

八重の顔を力いっぱい挟んで俺は・・八重に・・言葉を投げ掛けた!

八重は泣いて俺から眼を逸らしている。

俺は・・そのまま八重の頭を強く抱きしめていた。

強く、強く!

そして!

初めて・・八重が!

「お兄ちゃん・・和雄兄ちゃん・・!」

八重が・・・初めて俺の名前を叫んだ!

俺の名前を・・あの幼い頃の様に!

何度も、何度も・・叫んでい・・た!

「お兄ちゃん、お兄ちゃん、和雄兄ちゃん!」

俺も何度も何度も!

『八重・・』

『八重』と!

俺はたちは、そのまま泣き、そして、そのまま抱き合い、そのまま一夜を過ごした。

そして気付けば朝が来た。

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