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動きだす
誰の色にも染まらないはず
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どうも、乙女な俺再びです。休憩の為にフラフラと自分の部屋にたどり着いたら、片膝ついて俺を見つめるスパダリに紫色の宝石がついたイヤーカフをプレゼントされました。
はっ駄目だ…しっかりしろ俺…
トピアスそんな目で俺を見ないで…カイこれは何?
「渡そうかどうか迷っていたけど、着けてくれたら嬉しい」
え、これはあれですよね。
俺の瞳の色を身に付けて、というやつですよね…
「ルーカスの色だけズルい…」
へ?どういう事?
トピアスが笑いを堪えきれず吹き出した。
「え?何トピアス何で?」
「アキ様刺繍です」
あ~気付いてなかった。
俺の衣装、金糸の刺繍だ。
ルーカスの瞳の色ってことね。
成る程…いや何でそれ準備してるの?
「エスコートするからアキが何を着るかトピアスに確認してた」
トピアスが犯人だった~
絶対母さんもグルだな…
「アキ様、こうなったら思いきって着けてみられたらどうですか?それ以上の牽制はないと思いますよ」
トピアス楽しそうだな…
「アキ、やっぱり私の色を身につけるのは嫌か…」
やめてカイ…そのうるうるの瞳は反則…
「嫌じゃない…ありがと…」
あ~俺も好きですって返事したみたいになってる。
ナニコレ駄目だよ…
カイ嬉しそうだな。
「つけてもいいか?」
え?つけちゃうの今?
何も返事してないのにつけちゃってるじゃん!カイ近い!
耳が熱い…カイの甘い香りがふわっとして、思わず目を閉じた。少し冷たいカイの手の感触にドキドキが止まらない。
「良く似合ってる」
耳をスルリと撫でる感触に驚いて目を開けると、極上の微笑みを浮かべた王子様がいた。
「カイがルーカスみたいになってる…」
恥ずかしくて、それしか言えない。何だよこの状況は…
「練習した」
うわ~あ~もう何?
みんなして俺の心臓止めようとしてるよね。
だからトピアスそんな目で俺を見ないで…
式典用のケープを取ってパーティーはスーツで参加、確かに金糸の刺繍がバッチリ入ってますね…
鏡の中には頬を赤らめて耳のイヤーカフを触る乙女がいます。
何だろうこの気持ち、完全に乙女モードだ。
なんかちょっと嬉しいんだよね、満更でもない感じ…
隣を見上げると、優しい瞳で俺を見つめる王子様が…
ヤバい完全に流されてる。
「アキ様そろそろ会場に移動しましょうか」
トピアスに言われてフラフラと立ち上がる。
「アキ行こう」
さりげなく手を出されて繋いじゃった。カイ急にどうした。
はっ駄目だ…しっかりしろ俺…
トピアスそんな目で俺を見ないで…カイこれは何?
「渡そうかどうか迷っていたけど、着けてくれたら嬉しい」
え、これはあれですよね。
俺の瞳の色を身に付けて、というやつですよね…
「ルーカスの色だけズルい…」
へ?どういう事?
トピアスが笑いを堪えきれず吹き出した。
「え?何トピアス何で?」
「アキ様刺繍です」
あ~気付いてなかった。
俺の衣装、金糸の刺繍だ。
ルーカスの瞳の色ってことね。
成る程…いや何でそれ準備してるの?
「エスコートするからアキが何を着るかトピアスに確認してた」
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絶対母さんもグルだな…
「アキ様、こうなったら思いきって着けてみられたらどうですか?それ以上の牽制はないと思いますよ」
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「アキ、やっぱり私の色を身につけるのは嫌か…」
やめてカイ…そのうるうるの瞳は反則…
「嫌じゃない…ありがと…」
あ~俺も好きですって返事したみたいになってる。
ナニコレ駄目だよ…
カイ嬉しそうだな。
「つけてもいいか?」
え?つけちゃうの今?
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「良く似合ってる」
耳をスルリと撫でる感触に驚いて目を開けると、極上の微笑みを浮かべた王子様がいた。
「カイがルーカスみたいになってる…」
恥ずかしくて、それしか言えない。何だよこの状況は…
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ヤバい完全に流されてる。
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