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つながる
その時貴公子様は…
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「アキの力でないと消せないということか…」
実験室のソファーに座り、隣にいるアキ人形にもたれかかる…
霧吹き自体はすぐに出来たが肝心の浄化水が出来ない…ドラゴアの教会で同じように力を注いでも瘴気が消えないのだ…
フォレストに出向きアハトにも試してもらったがやはり効果はなかった。
アキは今アルト様達とネルドに旅行中だ。家族の時間を邪魔するほどの事ではないので一旦保留にしよう…
「いよいよか…」
今日はシールズで条約の調印式が行われる。
シールズとの転移門が開通し世界中を行き来出来るようになる。
謎に包まれた大国はもうない。これからは共に歩む同士となるだろう…
第二皇子は少し心配だが、支える者達は信頼できるようだ。瘴気も落ち着けば国も安定するだろう…
そしてルーカスの任務も一旦終了する。
今回の手腕も見事だった。
今まで積み重ねてきた成果でもあるが、やはりルーカスは凄い。
シールズでは勇者と呼ばれているらしい。
アルト様も喜んでいるだろう…
ルーカスはサファに戻る前にアキに会いに行く。
「カイ…シールズが一段落したらアキの所にいくつもりだ…遠慮はしないからな」
あの時そう言ったルーカス…
きっと二人は結ばれてしまうのだろう…
いつも見ているから分かってしまう…アキはルーカスに惹かれている。
私の事も好いてはくれている。
けれども今はルーカスの次だ…
複雑な気持ちはある。
私もアキに触れたい…
しかし私には知識も経験もないし、アキ以外には触れたくない…
アキ人形での練習は禁止されたが、書物なら良いだろう…その時が来るまでに少しでも知識を得なければ…
父上は私にその時がくれば自分の心に従えば良いのだと言った。
確かにそうかもしれない…
でも母上には父上だけだが、アキのもう一人はルーカスなのだ。
勝てる相手でないのは分かっているが、無策で挑むよりは何かしらの準備をすべきであろう…
まずはアキに触れることに少しずつ慣れよう。
触れることに慣れたらきっと先に進める筈だ。
「トピアスにも聞いてみるか…」
トピアスならきっと良いアドバイスを貰えるだろう…
ルーカスがサファに戻ったらアキに新しいスマホもどきを届けよう。
浄化水の話もその時でいい。
急ぐことはない…
私はもう婚約者なのだから…
実験室のソファーに座り、隣にいるアキ人形にもたれかかる…
霧吹き自体はすぐに出来たが肝心の浄化水が出来ない…ドラゴアの教会で同じように力を注いでも瘴気が消えないのだ…
フォレストに出向きアハトにも試してもらったがやはり効果はなかった。
アキは今アルト様達とネルドに旅行中だ。家族の時間を邪魔するほどの事ではないので一旦保留にしよう…
「いよいよか…」
今日はシールズで条約の調印式が行われる。
シールズとの転移門が開通し世界中を行き来出来るようになる。
謎に包まれた大国はもうない。これからは共に歩む同士となるだろう…
第二皇子は少し心配だが、支える者達は信頼できるようだ。瘴気も落ち着けば国も安定するだろう…
そしてルーカスの任務も一旦終了する。
今回の手腕も見事だった。
今まで積み重ねてきた成果でもあるが、やはりルーカスは凄い。
シールズでは勇者と呼ばれているらしい。
アルト様も喜んでいるだろう…
ルーカスはサファに戻る前にアキに会いに行く。
「カイ…シールズが一段落したらアキの所にいくつもりだ…遠慮はしないからな」
あの時そう言ったルーカス…
きっと二人は結ばれてしまうのだろう…
いつも見ているから分かってしまう…アキはルーカスに惹かれている。
私の事も好いてはくれている。
けれども今はルーカスの次だ…
複雑な気持ちはある。
私もアキに触れたい…
しかし私には知識も経験もないし、アキ以外には触れたくない…
アキ人形での練習は禁止されたが、書物なら良いだろう…その時が来るまでに少しでも知識を得なければ…
父上は私にその時がくれば自分の心に従えば良いのだと言った。
確かにそうかもしれない…
でも母上には父上だけだが、アキのもう一人はルーカスなのだ。
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触れることに慣れたらきっと先に進める筈だ。
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トピアスならきっと良いアドバイスを貰えるだろう…
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急ぐことはない…
私はもう婚約者なのだから…
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