異世界召喚されて神様貴族生活

シロイイヌZ

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第百三話

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 サナの部屋で目を醒ます。
いつもの様に、サナが騎乗位でセックスをして目を醒まさせてくれる。
これもサナが妊娠するまでの事だと思うと、何だか淋しい。
サナが三回絶頂して、俺が一発射精する。
これが朝のルーティンになっている。
 お掃除フェラを済ませて服を着せてくれると、洗面に向かう。
歯を磨いて顔を洗うと、サナが横からタオルを渡してくれる。
サナと腕を組んでダイニングに向かって歩いていると、同じくダイニングに向かうユキと会ったので、左腕にサナ、右腕にユキと両手に花状態でダイニングに入る。
 今日はテーブルの上に七輪が置いてある。
七輪を買って何をしようとしていたかと言えば、五種類の干物を選んで自分の好きな干物を食べたいだけ自分で焼く。
干物は今は日本で仕入れて来た物だが、これも近いうちに屋敷で自家製になる予定だ。
 俺が日本から持ち込んでサナが読んでいた本に、干物の作り方が書いてあった。
それに興味を持ったメイドや使用人たちが『自分たちで作ってみたい』と言ってくれて、現在はその試作中だ。
 先日サナから頼まれて、それらに必要な網などの道具を買い揃えて来た。
「数日中には、お屋敷で作った干物を朝食にお出しできます」
とサナが言っていたから、楽しみにしている。
今日の干物は『のどぐろ・ほっけ・あじ・かれい・はたはた』だ。
どれも半身ずつになっていて、たくさんの種類を食べられるように配慮されている。
 だが、この屋敷ではメイドや使用人以外は自分で干物を焼いたことがある者がいないので、皆が揃った所で実演して見せる。
 七輪は全員に行き渡る数を用意してあるが、片付けが大変だろうしこの人数が一気に七輪を使うと俺たちが燻製になりかねないから、二人で一つの七輪を使ってもらった。
 結果として干物バイキングは大成功だった。
「すごい!お魚も焼きたては一味違いますね!」
「これは毎朝でも良いくらい美味しい!」
と大好評だった。
 テーブルに用意していた干物が全部なくなってしまうほどで、仕方なく試作品の干物まで出す始末だった。
 それでも試作品の干物も好評だったから、ある意味で良い試食会になった。
サナたちも自分たちが作った干物が一定の評価を得られたようで満足気だったし。
こうして美味しい食事が食べられるのは、サナを始めとするメイドや使用人の皆の努力の結果だ。
騎士の皆もそれは十分に承知しているからか、ダイニングを出る時はメイドや使用人に『ご馳走様でした』『今日も美味しかった』と言う声を必ず掛けて行く。
これはとても良い事だ。
最初は身分が混在したこの生活環境で、余計な揉め事が発生しないか危惧していた。
しかし、それは要らぬ心配だった。
この屋敷の住民は皆仲が良いし、『貴族だから』『平民だから』と争ったり奪い合ったりすることもなく、他者を尊重して譲り合って生活している。
 まぁ、その中で唯一奪い合いになっていたのが、食事の席なんだけれど…。
それも最近は抽選になっているようなので、気にしないでおこう。
 
 さて、今日から砦奪還作戦を実行に移すわけだが…
「今夜から作戦終了までの夜の当番を休止する」
と、朝食の席で発表すると
「そんなぁ…楽しみにしてたのに…」
とブーイングが上がってしまった。
特に、リサ、あずさ、ココ、マリコの四人。
彼女たちは今夜の当番だったらしい。
だが、夜に戻って来られる保証も無いし、体力を温存しないとならないんだからセックスに興じている場合ではない様に思うんだけどなぁ…。
その様に説明して
「作戦が終了したら、その日の晩から再開するから」
と約束したら大人しくなってくれた。
 
 朝のミーティングも終了し、あずさと陽菜を日本の事務所に送る。
今夜は大丈夫だと思うが、作戦の進行具合で迎えが遅くなるか来られないことも想定されるので、その場合は自宅スペースの風呂をキッチンを使ってくれて構わないと伝えておく。
「大丈夫。ちゃんと出来ますよ。だから、無事に帰って来て下さい」
そう言って二人から交代でキスをされて見送られた。
どうあっても俺は無傷で帰ることにはなると思うけれども…。
 俺の本当の使命は『誰一人重傷者を出さずに無事に屋敷に連れて帰る』ことだと思って、この作戦に臨んでいる。
擦り傷くらいの多少の怪我は大目に見るけど、それ以上の負傷者を出したら正常でいられる自信が無い。
それと、騎士隊の多くは近接戦ではなく榴弾砲などを用いた作戦に従事することになるため、それらを運用する上での事故が無いよう細心の注意を払ってもらいたい。
イルマとエルマの重機関銃だって使用方法を間違えると大事故になりかねないから、慣れているからと慢心せずに任務を遂行してくれることを願うばかりだ。

 作戦に出ている間、サナには屋敷に残ってもらう。
俺が前線に出る以上、同行は危険が伴うから。というのが理由だが、それ以上に俺が不在の間、屋敷の代表代行として務めてもらわなければならないからだ。
とは言え、今日は昼には一度屋敷に戻る。
なんでって、昼ご飯を食べないといけない。
今日は陣を構える場所の視察のみで、攻撃はしないからな。

 まずは全員フル装備で高機動車や軽装甲機動車に分乗し、ラズロフ王国に転移する。
そのままラズロフの王都を素通りして、地図を確認しながら各班配置地点に向かう。
最初に榴弾砲班及び機動戦闘車班の配置地点を見るが、悪くない。
攻撃目標の砦には距離にして直線で十キロメートル。広さも十分だ。
実際に榴弾砲を展開してみたが、問題無い。
 次に多目的誘導弾発射位置を見てみるが、此処も十分な広さが有る。
同じ様に発射装置を搭載した高機動車を展開したが、此方も問題無しだ。
この二つの配置場所は確定だ。
 
 狙撃班及び重機関銃班は最後まで悩んだ。
念のためと言っては何だが、対空自走砲を二両錬成しておいた。
重機関銃を搭載した装輪装甲車の上部から狙撃してもらうことを想定していたが、万が一空を飛ぶ翼竜や騎竜兵などが敵の中に居たとしても、容易に対応できるようにと考えてだ。
砦にそのまま砲撃することも可能だしな。
もしも敗残兵の殲滅戦を行うことになっても、対空砲を並行射撃すれば問題無い。
装輪装甲車の運転士であるライカとリゼに対空自走砲の操縦を行ってもらい、イルマとエルマには対空砲砲手を務めてもらう。
狙撃手であるユナとハナ、観測手のハスミとアリシアには、対空砲使用時には通信手とレーダー観測手を務めてもらう。
それらの配置場所も決定して、最後は俺たち突撃班だ。
遠隔攻撃中は俺たちが誘導赤外線照射を行うのだが、身を隠しながらそれを行える場所を決めなければならない。
 なかなか条件の良い場所が見付けられなかったのだが、林の中に砦を一望できる上に車両を隠せる良い場所を発見したので、そこに陣を張ることにした。
 各班との通信状況の確認を済ませ、誘導赤外線の受信も確認できた。
これで午前中の仕事は完了だ。
各ポイントにマーキングを残して、一旦屋敷に撤収する。
各騎士隊員がテキパキと仕事をしてくれたから、思っていた以上に早く視察が済んだ。
昼食後はブリーフィングを行い、作戦の最終確認を行う。
 突撃班:セイバー
 対空自走砲班:アサシン
 誘導弾班:キャスター
 機動戦闘車班:ライダー
 榴弾砲班:アーチャー
通信では各班をそう呼称することになった。
まぁ…、傍受されることも無いだろうし、されたところで榴弾砲や誘導弾なんて意味も解らないだろうけど、気分だ。
コールネームの由来は俺が『アニメオタクである』と言うことで推して知るべし。
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