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第一章
5話 変態金髪少女 前
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午後19時になり、事務所の宅で自分の部屋に戻るとシャワーを浴びて着替えを済ませてから料理を作り始めた。普段も同じように、今回も焼きそば料理を作った。麺二袋を入れてモヤシ、キャベツ、卵を炒めてソースをかけて大皿に盛り付ければ完成だ。
「ほらよ、卵焼きそばだ」
「おぉ!! 卵焼きそばだ!!やったー!!」
アリスは喜びながらたまご!たまご!と連呼している。
どうやら、彼女は卵が好きなようだ。ゆっくりソファに座ってテレビを見ながら、アリスにご飯を食べさせた。彼女は美味しいと言ってくれたので嬉しい限りである。今日は土曜日で彼女の学校は休日だった。土曜日にとってアリスは、いつもより元気でハイテンションだった。休みがあるとこんなに子供は喜ぶものなのか。それに比べて東郷機関なんて依頼があったら休みなんてない。終われば次の日には仕事が入ることもある。ブラック企業とはまさにこういうことだ。
日曜日は基本、仕事が入らないのでゆっくりできる。だが、月曜日になると仕事が山のように入ってくる。そのため、日曜日の夜から月曜日の朝までは絶対に休んではいけない。これが東郷機関達メンバーのルールだ。ちなみに、月曜は祝日で休みになっている。
だからアリスはゆっくりと休むことができるのだ。
「空! トランプだ!!」
すると、目の前にカードが現れた。
「悪い、まだ仕事が残ってるんだ。また今度な」
そう言うとアリスはむすっとした顔になった。
「うぅ~、暇だよぉ~。なんか面白い遊びないか?」
アリスは退屈そうだ。
「そこにゲーム機があるじゃないか」
「ゲーム? あれはつまらん。飽きた」
なら、他にどんなことをすればいいのだろうか考えるが難しかった。アリスは急に背中から抱きついてきた。
「えへへっ♪ 空はあったかいなぁ。気持ちが安らいでくるよ」アリスは顔をスリスリしてくる。
確かに、アリスは温かいし体温が伝わってくる。だが、今はそんなことを気にする暇はないのだ。
抱きついてくるアリスを離そうとするが、なかなか離れない。どんだけ懐いてくるんだ、犬じゃないんだから。
まぁでも、少女の実験体を殺処分する前に救ったのは正解だったかもしれない。
そのままアリスとくっついたまま皿洗いをしてパソコンで作業をする。髪をいじられたりするけど気にしないことにした。すると、アリスが話しかけてくる。
「ねえ、空」
アリスの髪の色が薄っすら銀色になってきてる。
この状態になると、アリスは普段より落ち着いていて、優しい口調になる。
ちなみに銀髪の時は、少しだけ目が赤くなる。これは発達段階の3日後に来る発情期のサインで、赤い目はそれが今来たってことだ。
「お風呂入りたいなー。一緒に入ろ?」
「無理だ。一人で入れ。俺は仕事中なんだ。邪魔するなら出ていけ。お前は学生だからそういう知識はないだろうが、一応言っておく。男女が一緒に入るというのは、裸を見られるということだ。恥ずかしいものだし、もし間違いがあったら大変なことになる。だからダメだ」
アリスが頬を膨らませて不満そうに言う。
「ぶぅ! 空のケチ!」
「うるさい。いいから出てけ」
「じゃあ、夜になったら入ってもいいよね? 空と一緒に入るの楽しみにしてるね」
アリスが嬉しそうな顔で言う。
勝手に宣言をされてしまった。こいつ、本当に人の話を聞かないな。まあいいか。夜に入ってくるということは、それまでに仕事を終わらせればいいだけだ。今は夕方でもうすぐ日が暮れそうだ。つまりあと数時間で終わるわけだが、アリスのせいで集中できない。
アリスはずっと仕事の作業をしてるところを見ていた。何をしてるのか気になっているらしい。
見られるのも嫌だけどアリスは一人でマッスル体操をして筋肉を鍛えてる変人だし別に見られても平気だが、それでもやっぱり落ち着かなかった。
「今日も皆でマッスルマッスル! マッス~ル体操~」
後ろ見なくても分かる通りアリスが両拳で上げてるマッスルポーズである。想像しただけで今すぐ止めたいが、ここで止めたら逆に危ない気がする。
アリスの渾身のマッスルパンチが飛んでくるかもしれない。それは避けたかった。アリスのマッスル体操は終わった。アリスが笑顔で話しかけてくる。
「ねえ空、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、聞いてもいいかな?」
アリスが珍しく真剣な表情をしていた。何か悩みでもあるのだろうか心配だった。アリスは少し躊躇うように口を開く。「空って、私のことどう思ってるの?」
アリスが顔を赤くしながら質問してきた。
「『金髪変態美少女』」
俺は迷わず即答した。するとアリスは怒ったような顔になり、俺の首を腕を締め上げプロレス技をかける。
「うがぁぁぁあ止めろ!!」
「空の馬鹿! 変態! エロ魔人! 女の子に対して、失礼よ!」アリスが怒って叫ぶ。
アリスは空を睨みつけている。空は彼女の視線を受けて戸惑う。
なんなんだ、この女は。いきなり怒り出して。俺は何か悪いことでもしたのか。
「てか俺は変態でもないし、エロ魔人でもない!! うがぁぁぁあ!!」
格闘経験者であるアリスの締め上げが段々と強くなり空は叫び声を上げた。
「ほらよ、卵焼きそばだ」
「おぉ!! 卵焼きそばだ!!やったー!!」
アリスは喜びながらたまご!たまご!と連呼している。
どうやら、彼女は卵が好きなようだ。ゆっくりソファに座ってテレビを見ながら、アリスにご飯を食べさせた。彼女は美味しいと言ってくれたので嬉しい限りである。今日は土曜日で彼女の学校は休日だった。土曜日にとってアリスは、いつもより元気でハイテンションだった。休みがあるとこんなに子供は喜ぶものなのか。それに比べて東郷機関なんて依頼があったら休みなんてない。終われば次の日には仕事が入ることもある。ブラック企業とはまさにこういうことだ。
日曜日は基本、仕事が入らないのでゆっくりできる。だが、月曜日になると仕事が山のように入ってくる。そのため、日曜日の夜から月曜日の朝までは絶対に休んではいけない。これが東郷機関達メンバーのルールだ。ちなみに、月曜は祝日で休みになっている。
だからアリスはゆっくりと休むことができるのだ。
「空! トランプだ!!」
すると、目の前にカードが現れた。
「悪い、まだ仕事が残ってるんだ。また今度な」
そう言うとアリスはむすっとした顔になった。
「うぅ~、暇だよぉ~。なんか面白い遊びないか?」
アリスは退屈そうだ。
「そこにゲーム機があるじゃないか」
「ゲーム? あれはつまらん。飽きた」
なら、他にどんなことをすればいいのだろうか考えるが難しかった。アリスは急に背中から抱きついてきた。
「えへへっ♪ 空はあったかいなぁ。気持ちが安らいでくるよ」アリスは顔をスリスリしてくる。
確かに、アリスは温かいし体温が伝わってくる。だが、今はそんなことを気にする暇はないのだ。
抱きついてくるアリスを離そうとするが、なかなか離れない。どんだけ懐いてくるんだ、犬じゃないんだから。
まぁでも、少女の実験体を殺処分する前に救ったのは正解だったかもしれない。
そのままアリスとくっついたまま皿洗いをしてパソコンで作業をする。髪をいじられたりするけど気にしないことにした。すると、アリスが話しかけてくる。
「ねえ、空」
アリスの髪の色が薄っすら銀色になってきてる。
この状態になると、アリスは普段より落ち着いていて、優しい口調になる。
ちなみに銀髪の時は、少しだけ目が赤くなる。これは発達段階の3日後に来る発情期のサインで、赤い目はそれが今来たってことだ。
「お風呂入りたいなー。一緒に入ろ?」
「無理だ。一人で入れ。俺は仕事中なんだ。邪魔するなら出ていけ。お前は学生だからそういう知識はないだろうが、一応言っておく。男女が一緒に入るというのは、裸を見られるということだ。恥ずかしいものだし、もし間違いがあったら大変なことになる。だからダメだ」
アリスが頬を膨らませて不満そうに言う。
「ぶぅ! 空のケチ!」
「うるさい。いいから出てけ」
「じゃあ、夜になったら入ってもいいよね? 空と一緒に入るの楽しみにしてるね」
アリスが嬉しそうな顔で言う。
勝手に宣言をされてしまった。こいつ、本当に人の話を聞かないな。まあいいか。夜に入ってくるということは、それまでに仕事を終わらせればいいだけだ。今は夕方でもうすぐ日が暮れそうだ。つまりあと数時間で終わるわけだが、アリスのせいで集中できない。
アリスはずっと仕事の作業をしてるところを見ていた。何をしてるのか気になっているらしい。
見られるのも嫌だけどアリスは一人でマッスル体操をして筋肉を鍛えてる変人だし別に見られても平気だが、それでもやっぱり落ち着かなかった。
「今日も皆でマッスルマッスル! マッス~ル体操~」
後ろ見なくても分かる通りアリスが両拳で上げてるマッスルポーズである。想像しただけで今すぐ止めたいが、ここで止めたら逆に危ない気がする。
アリスの渾身のマッスルパンチが飛んでくるかもしれない。それは避けたかった。アリスのマッスル体操は終わった。アリスが笑顔で話しかけてくる。
「ねえ空、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、聞いてもいいかな?」
アリスが珍しく真剣な表情をしていた。何か悩みでもあるのだろうか心配だった。アリスは少し躊躇うように口を開く。「空って、私のことどう思ってるの?」
アリスが顔を赤くしながら質問してきた。
「『金髪変態美少女』」
俺は迷わず即答した。するとアリスは怒ったような顔になり、俺の首を腕を締め上げプロレス技をかける。
「うがぁぁぁあ止めろ!!」
「空の馬鹿! 変態! エロ魔人! 女の子に対して、失礼よ!」アリスが怒って叫ぶ。
アリスは空を睨みつけている。空は彼女の視線を受けて戸惑う。
なんなんだ、この女は。いきなり怒り出して。俺は何か悪いことでもしたのか。
「てか俺は変態でもないし、エロ魔人でもない!! うがぁぁぁあ!!」
格闘経験者であるアリスの締め上げが段々と強くなり空は叫び声を上げた。
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