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第一章
37話 ユキ、始めてのお料理
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大和市オノゴロ区。2028年に日本に小林首相が第102代内閣総理大臣になると再生可能エネルギーや大和市の高度経済発展に伴い、独立都市となった人口200万人超の都市。
この都市はベータ144との戦争により、2028年に国家破綻すると、アメリカの同盟国である日本が接収し、自国の領地として都市を開発した。
そのため、都市は日本ドリームだという噂が流れており、一部の若者からは、大国の救世主とも言われ、否定的な人は乗っ取り国家と呼ばれた。
現在、ノヴァシティは日本の経済の中心として繁栄し、様々な大企業や多国籍企業も進出している。
そんな中、ある殺人事件により大規模な犯人調査が開始される。殺人事件だから数日で逮捕となるが、調査官でも難航する犯人の素性。
そんな中ユキと空は犯人の動機と政府の関連を調査していた。空はパソコンでネット検索すると、ノヴァシティの新宿市に関する事件が2つあった。
1つは人が突如行方不明になった事件ともう1つは連続殺人事件の事件についてだ。そこで空はユキに聞く。
「ユキ、オノゴロ区の事件は知ってる?」
急に質問される空にユキは戸惑いながら答える。
「いや、知りませんよ。知ってるんですか?」
「オノゴロ区って日本の主要都市の一つじゃん。ニュースで出てたんだけど、実はこの都市には隠された秘密があるんだよ」
空が話すとユキは興味深そうに聞く。そして空は話を続ける。
「まず、オノゴロ区に関しては多くの噂がある。この都市には多数の都市伝説があるよな? まず、オノゴロには実は地下都市があるとか、大昔に謎の宗教団体が創立したとか、いろんな噂があるんだ。その中でも一番有名なのは人が突然消えた事件と連続殺人事件だね」
空の言葉にユキは冷めたようで興味を無くした。
「単なる都市伝説ですね。人が突然消えるなんてあり得ないですよ。あと殺人事件は日常茶飯事ですし」
ユキはため息をついて言う。空もユキの意見に同意する。
二人の思考が合わず、空はユキに別の話をする。
「そうだよね。でもこの都市には何か秘密があるのは間違いないよ」
空の言葉にユキは黙り込む。
話に興味なくはないけど空と居ると空気が重くなるのでユキは一人で朝食を作る。
冷蔵庫には焼きそばとキャベツ半分しかなく、仕方なくこの材料で料理するが、目が見えなく、キャベツを一回一回切るのに包丁の位置を調整していたら、キレ始める。
「キャベツが邪魔で切りにくいです!」
ユキは叫ぶ。誰かに手伝いたいが、空だけは絶対に嫌だ。
しかし、このまま放置すればキャベツが切り終わるのは何時になるかわからない。
空はユキに、「手伝っていい?」と聞くがユキは断る。空も野菜を切るのを手伝うと言い始める。ユキは嫌がっているが、聞く耳もなく空は焼きそばの袋を開けた。すると包丁が止まって下を見続けた。
「……何してるのですか?」
「え?いや一人じゃあ危ないかなって」
空は苦笑いしてユキに言う瞬間、ユキは空に体を向くと包丁を向けた。空が驚いて後ろに下がった。
「お、おい!?何してんだ!?危ないぞ!」
空はユキに怒鳴るが包丁を空に突きつけて睨みつける。空は怖くて声が出ない。
「邪魔しないでください! 料理中です! 出てってください!」
「え、いや、ここ俺ん家だし」
「いいから!出てってください!」
ユキは空の足を踏んづけて外へ追い出そうとする。空は痛みで我慢できないのでユキに言う。
「わかった!わかったよ!出ていくよ!」
空は慌てて外へ出た。空は心臓の鼓動が止まらず、汗が止まらない。
あんな恐ろしい光景は見たことはなかった。ユキが怒って自分に包丁を向けられている時、空は心の底から震え上がったと確信した。
自分は死ぬのだと瞬間的に思ったが、ユキは殺す気は全くなかったと思うが、急に包丁で切りかかられると人間は恐怖以外に何も考えられなくなることを初めて知った。
空は深呼吸をして落ち着くと一人で散歩しに行った。
料理してる間一人になると落ち着いた気分になったが、頭に巡る嫌な記憶を消すことはできなかった。
ユキはずっと怒りと焦りが同時に湧き上がって、落ち着きを取り戻すことができない。
しかし、また怒りに任せてもいけないと自分に言い聞かせる。
手は震えているが、目は確かに焼きそばの麺を見つめ、箸が上手く進まない。
野菜を切るのに包丁の位置を調整しないといけないのでいちいち位置を調整することに手こずる。
「落ち着いて、言うこと聞いて」
ユキは自分に言うと、麺を切り始めた。
麺を全部切り終えると、次に具の青ねぎを切るために包丁の位置を調整する。
その時、また手が震え出した。
その時、つい包丁を滑らして指先を軽く切りつけてしまった。
血が少し出てくるが、ユキは気にしなかった。
ユキの頭の中には今この焼きそばを作るしかないという責任感と、一刻も早く完成させないといけないという焦りしかなかった。
その後も野菜を切っていくが、今度は指を切ってしまった。
さっきの工程よりも段々とミスが増えていき、血も出始める。
その時、ユキは焦りと痛みで混乱しそうになった。料理は一時中断し、応急処置をすることにした。
ティッシュペーパーを何枚も取り出し、指を巻いて絆創膏を貼っていく。
ユキはその絆創膏を見てホッとする。応急処置を終えると、再び調理に戻るが、足元の感触に気付くと切った野菜はいつの間にか全部床に散らばっていた。
これは由々しき事態だ。ユキは悔しい表情をして野菜をかき集め、綺麗に掃除しようとするその時、後ろから気配を感じた。
この都市はベータ144との戦争により、2028年に国家破綻すると、アメリカの同盟国である日本が接収し、自国の領地として都市を開発した。
そのため、都市は日本ドリームだという噂が流れており、一部の若者からは、大国の救世主とも言われ、否定的な人は乗っ取り国家と呼ばれた。
現在、ノヴァシティは日本の経済の中心として繁栄し、様々な大企業や多国籍企業も進出している。
そんな中、ある殺人事件により大規模な犯人調査が開始される。殺人事件だから数日で逮捕となるが、調査官でも難航する犯人の素性。
そんな中ユキと空は犯人の動機と政府の関連を調査していた。空はパソコンでネット検索すると、ノヴァシティの新宿市に関する事件が2つあった。
1つは人が突如行方不明になった事件ともう1つは連続殺人事件の事件についてだ。そこで空はユキに聞く。
「ユキ、オノゴロ区の事件は知ってる?」
急に質問される空にユキは戸惑いながら答える。
「いや、知りませんよ。知ってるんですか?」
「オノゴロ区って日本の主要都市の一つじゃん。ニュースで出てたんだけど、実はこの都市には隠された秘密があるんだよ」
空が話すとユキは興味深そうに聞く。そして空は話を続ける。
「まず、オノゴロ区に関しては多くの噂がある。この都市には多数の都市伝説があるよな? まず、オノゴロには実は地下都市があるとか、大昔に謎の宗教団体が創立したとか、いろんな噂があるんだ。その中でも一番有名なのは人が突然消えた事件と連続殺人事件だね」
空の言葉にユキは冷めたようで興味を無くした。
「単なる都市伝説ですね。人が突然消えるなんてあり得ないですよ。あと殺人事件は日常茶飯事ですし」
ユキはため息をついて言う。空もユキの意見に同意する。
二人の思考が合わず、空はユキに別の話をする。
「そうだよね。でもこの都市には何か秘密があるのは間違いないよ」
空の言葉にユキは黙り込む。
話に興味なくはないけど空と居ると空気が重くなるのでユキは一人で朝食を作る。
冷蔵庫には焼きそばとキャベツ半分しかなく、仕方なくこの材料で料理するが、目が見えなく、キャベツを一回一回切るのに包丁の位置を調整していたら、キレ始める。
「キャベツが邪魔で切りにくいです!」
ユキは叫ぶ。誰かに手伝いたいが、空だけは絶対に嫌だ。
しかし、このまま放置すればキャベツが切り終わるのは何時になるかわからない。
空はユキに、「手伝っていい?」と聞くがユキは断る。空も野菜を切るのを手伝うと言い始める。ユキは嫌がっているが、聞く耳もなく空は焼きそばの袋を開けた。すると包丁が止まって下を見続けた。
「……何してるのですか?」
「え?いや一人じゃあ危ないかなって」
空は苦笑いしてユキに言う瞬間、ユキは空に体を向くと包丁を向けた。空が驚いて後ろに下がった。
「お、おい!?何してんだ!?危ないぞ!」
空はユキに怒鳴るが包丁を空に突きつけて睨みつける。空は怖くて声が出ない。
「邪魔しないでください! 料理中です! 出てってください!」
「え、いや、ここ俺ん家だし」
「いいから!出てってください!」
ユキは空の足を踏んづけて外へ追い出そうとする。空は痛みで我慢できないのでユキに言う。
「わかった!わかったよ!出ていくよ!」
空は慌てて外へ出た。空は心臓の鼓動が止まらず、汗が止まらない。
あんな恐ろしい光景は見たことはなかった。ユキが怒って自分に包丁を向けられている時、空は心の底から震え上がったと確信した。
自分は死ぬのだと瞬間的に思ったが、ユキは殺す気は全くなかったと思うが、急に包丁で切りかかられると人間は恐怖以外に何も考えられなくなることを初めて知った。
空は深呼吸をして落ち着くと一人で散歩しに行った。
料理してる間一人になると落ち着いた気分になったが、頭に巡る嫌な記憶を消すことはできなかった。
ユキはずっと怒りと焦りが同時に湧き上がって、落ち着きを取り戻すことができない。
しかし、また怒りに任せてもいけないと自分に言い聞かせる。
手は震えているが、目は確かに焼きそばの麺を見つめ、箸が上手く進まない。
野菜を切るのに包丁の位置を調整しないといけないのでいちいち位置を調整することに手こずる。
「落ち着いて、言うこと聞いて」
ユキは自分に言うと、麺を切り始めた。
麺を全部切り終えると、次に具の青ねぎを切るために包丁の位置を調整する。
その時、また手が震え出した。
その時、つい包丁を滑らして指先を軽く切りつけてしまった。
血が少し出てくるが、ユキは気にしなかった。
ユキの頭の中には今この焼きそばを作るしかないという責任感と、一刻も早く完成させないといけないという焦りしかなかった。
その後も野菜を切っていくが、今度は指を切ってしまった。
さっきの工程よりも段々とミスが増えていき、血も出始める。
その時、ユキは焦りと痛みで混乱しそうになった。料理は一時中断し、応急処置をすることにした。
ティッシュペーパーを何枚も取り出し、指を巻いて絆創膏を貼っていく。
ユキはその絆創膏を見てホッとする。応急処置を終えると、再び調理に戻るが、足元の感触に気付くと切った野菜はいつの間にか全部床に散らばっていた。
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