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第二章
58話 気分転換に
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その瞬間にアリスが離れる。声がした方を見るとそこにはレナの姿があった。
「いや、なんでもないよ」と咄嗟に誤魔化すと、レナは怪しげにこちらを見た後で何かを悟ったようにニヤリと笑う。
「アリスちゃんいい? 女の子はやっぱり男の子よりも強い存在でないといけないのよ? 理性を保ち、強く生きることだよ」
自信満々にアリスに対してそう話すレナ。それに対し、アリスは不機嫌そうに頬を膨らませて抗議する。
「そんなことないもん! わたし空より強いもん!」
そんなことはないと否定して見せるが、レナはそれを気にすることなく続ける。
「たしかにそうだね。でも、強いからと言って弱い人をいじめるのは良くないことだと思うんだ。もっと優しく接してあげないとダメだよ」
それを聞いてさらに怒り出すアリスだったが、レナは気にせずに言葉を続ける。そして、レナがアリスに近づくと、頭を撫でながら優しく話しかける。
「それにさ、もし空くんと婚約するならもっと大人にならないとね。だって空くんより強いから婚約するんでしょ? それなら空くんを守ってあげないとダメでしょ?」という発言に対してアリスは顔を真っ赤にしながらも素直に頷いた。
それを見て満足したのか、レナは再び微笑むと、今度はに向かって話しかけてくる。「さて、空くん。アリスちゃんの面倒よろしくね。くれぐれも変な目で見ないこと、いいわね?」まるでの心を見透かしたかのような発言に思わずドキッとしてしまったが、すぐに平静を装って誤魔化す。
「お、おう。任せとけって」そう言って誤魔化して見せたものの、レナには見透かされているような気がしてならなかった。
そんな中、ふと思い出したかのようにレナが声を上げる。「あ、そういえばレナさんって名前なのに日本人じゃなかったんですよね。どこの国出身ですか?」と尋ねるアリスに対し、レナは少し悩んだ後、微笑んで答える。
「確か韓国籍かな? 母親は日本人だけどね」
それを聞いて意外そうに驚くアリスだったが、同時に嬉しそうな表情を浮かべてレナの手を掴んではしゃぎ始めた。
「じゃあ韓国語ペラペラなの!?わたし、韓国語勉強してるんだ! 教えてよ!」というアリスに対してレナは戸惑いつつも頷きながら答える。「簡単な挨拶だけなら教えられるかもしれないけど、私もうまくしゃべれないし難しいと思うよ?」と答えるも引き下がらない様子のアリスに対し、結局レナは根負けし、苦笑しながら頷く。
その後、二人はしばらく日本語で会話を交わしていたようだったが、その様子を見ていたの元にレナがやってくる。そして、レナはの耳元で囁くようにして囁いた。「(もっと優しくしないとアリスちゃんに嫌われるわよ)」と微笑むレナに対し、は小さくため息をついた後、覚悟を決めて話しかけた。
「アリス、早く飯行くぞ。腹空いてるだろ?」
それを聞いて嬉しそうに頷くアリスと共に食堂へと向かっていく二人を見送っていると、不意に後ろから声をかけられる。振り返るとそこにはレナの姿があった。
「じゃあ、私もご馳走しようかな。空くん、一緒にご飯行きましょ」というレナの誘いに、は断る理由もなく了承するのであった。その後、急に高級レストランに行きたいとかほざく二人に仕方なく付き合い、結局は富裕層向けなファミレスに連れていった。
「レディはこういうところが好きなんだよねぇ」と言ってスタイリッシュに入店するレナ。それに対してはしゃぐアリスを見て微笑ましそうに笑っているレオナは対照的な二人の反応だった。
「あのなぁ、こんな庶民的な達が居ていいの? こんな店入るの初めてだし、その、なんだ? 場違いっていうかさぁ」というの愚痴を聞いたレナは笑って答える。「大丈夫よ、これは接待も兼ねてるし、アリスちゃんを喜ばせるのが目的だからね。もちろん、空くんも満足できるように頑張るよ」と話すレナだったが、その言葉にが首を傾げると続けて口を開く。「で、空くんは料理なに食べるの?」という問いに対し、は一瞬迷う様子を見せながらも答えるのだった。
「パスタかな」と恥ずかしそうに答えるに対し、レナはクスクスと笑う。そんな様子を見ていたアリスが羨ましそうに見つめてくるので仕方なく注文することにするが、メニュー表を見て驚愕した。
どれも千円を超える値段なのだ。通常、庶民的なレストランがこの価格帯なのを考えれば決して安すぎるわけではない。達大学生からしてみれば十分高く感じられてしまうわけで、アリスに値段を伝えるのがなんだか心苦しくなってしまう。しかし、目を輝かせているアリスを見ていると何も言えないまま注文をする達だった。
食事中は特に会話もなく、黙々と口に運ぶだけの時間だったわけだ。月の給料の半分近くが溶けてしまう。
まぁ、これはアリスのためでもあるのだが・・・。
そんなことを考えつつもは他の二人の食事風景を眺めていた。レナは慣れた様子で食べており、時折笑顔を綻ばせて感想を口にする姿がとても様になっているのがわかる。流石といったところだろうか?一方アリスの方はフォークの使い方がぎこちなく、パスタを口に運ぶ度に口の中がいっぱいになる様子が目につく。必死に咀嚼しようと口はモゴモゴと動いているし、口の周りにソースやら青のりなどが付着しているのが愛らしいとも感じられるほどだ。レナはそれを見ながら、母親のように見守っている様子である。
そこでは気づいてしまう、の相手はアリスだとばかり思っていたがどうやら違うのだと。慌ててレナに助けを求める視線を送ると察した様子だったが首を横に振りながら口を開いた。
「たぶんだけどさ、アリスちゃんを見てるとメチャクチャ可愛がりたくなるからそうなるんだと思う。みんな虜になってさ」と話しているレナだったが、その答えに納得がいく。確かにアリスは可愛らしく、保護欲をそそられるところがあるなと思たは苦笑いしつつも、今後待ち受ける運命に向かって覚悟を決めるしかなかったのである。食事を終え、会計を終えた達はレナの提案で近くの喫茶店に移動することになったのだが、その際にアリスがこんなことを言っていた。「空さん、あのお店すごく美味しかったですね!!」と目をキラキラと輝かせながら語る姿は無邪気で可愛らしいものだと感じつつも微笑ましく見つめていた。まぁ、どんな高級食材でも口に入れば味の差異はわからないということなのだろうと疑問を感じたがあえて口に出すことはなかった。そして喫茶店に着いた達は四人用のテーブルを囲みながら注文した品が届くまでの間、談笑することとなったわけだがそれはまさに嵐のようにの心を掻き乱していくものであった。主に話を振ってくるのはレナだったが、その内容といえばを徹底的に辱めるようなものばかりだったので聞き流し続けたのは言うまでもないだろう。上司、いや社長のくせにをいじって遊んでいるとしか思えなかった。また、それに巻き込まれる形でアリスはに質問を投げかけてきたりするため非常にやりにくいことこの上なかったわけである。の性格か見た目の問題かは定かではないが、他と比べてはイジられキャラとして認知されてしまっているようで哀れむような目を向けられてしまうのだった。それが悔しくて仕方がなかったわけだが、どうしようもないというのが現実なのである。ただ、一つ救いがあるとすれば上司から酷くいじられることでストレスや疲れが溜まることがなかったということだろう。精神的な部分は休ませてもらっているのだからその分仕事に影響せずに任務をすることだけを考えようと思うことができたのだ。
「いや、なんでもないよ」と咄嗟に誤魔化すと、レナは怪しげにこちらを見た後で何かを悟ったようにニヤリと笑う。
「アリスちゃんいい? 女の子はやっぱり男の子よりも強い存在でないといけないのよ? 理性を保ち、強く生きることだよ」
自信満々にアリスに対してそう話すレナ。それに対し、アリスは不機嫌そうに頬を膨らませて抗議する。
「そんなことないもん! わたし空より強いもん!」
そんなことはないと否定して見せるが、レナはそれを気にすることなく続ける。
「たしかにそうだね。でも、強いからと言って弱い人をいじめるのは良くないことだと思うんだ。もっと優しく接してあげないとダメだよ」
それを聞いてさらに怒り出すアリスだったが、レナは気にせずに言葉を続ける。そして、レナがアリスに近づくと、頭を撫でながら優しく話しかける。
「それにさ、もし空くんと婚約するならもっと大人にならないとね。だって空くんより強いから婚約するんでしょ? それなら空くんを守ってあげないとダメでしょ?」という発言に対してアリスは顔を真っ赤にしながらも素直に頷いた。
それを見て満足したのか、レナは再び微笑むと、今度はに向かって話しかけてくる。「さて、空くん。アリスちゃんの面倒よろしくね。くれぐれも変な目で見ないこと、いいわね?」まるでの心を見透かしたかのような発言に思わずドキッとしてしまったが、すぐに平静を装って誤魔化す。
「お、おう。任せとけって」そう言って誤魔化して見せたものの、レナには見透かされているような気がしてならなかった。
そんな中、ふと思い出したかのようにレナが声を上げる。「あ、そういえばレナさんって名前なのに日本人じゃなかったんですよね。どこの国出身ですか?」と尋ねるアリスに対し、レナは少し悩んだ後、微笑んで答える。
「確か韓国籍かな? 母親は日本人だけどね」
それを聞いて意外そうに驚くアリスだったが、同時に嬉しそうな表情を浮かべてレナの手を掴んではしゃぎ始めた。
「じゃあ韓国語ペラペラなの!?わたし、韓国語勉強してるんだ! 教えてよ!」というアリスに対してレナは戸惑いつつも頷きながら答える。「簡単な挨拶だけなら教えられるかもしれないけど、私もうまくしゃべれないし難しいと思うよ?」と答えるも引き下がらない様子のアリスに対し、結局レナは根負けし、苦笑しながら頷く。
その後、二人はしばらく日本語で会話を交わしていたようだったが、その様子を見ていたの元にレナがやってくる。そして、レナはの耳元で囁くようにして囁いた。「(もっと優しくしないとアリスちゃんに嫌われるわよ)」と微笑むレナに対し、は小さくため息をついた後、覚悟を決めて話しかけた。
「アリス、早く飯行くぞ。腹空いてるだろ?」
それを聞いて嬉しそうに頷くアリスと共に食堂へと向かっていく二人を見送っていると、不意に後ろから声をかけられる。振り返るとそこにはレナの姿があった。
「じゃあ、私もご馳走しようかな。空くん、一緒にご飯行きましょ」というレナの誘いに、は断る理由もなく了承するのであった。その後、急に高級レストランに行きたいとかほざく二人に仕方なく付き合い、結局は富裕層向けなファミレスに連れていった。
「レディはこういうところが好きなんだよねぇ」と言ってスタイリッシュに入店するレナ。それに対してはしゃぐアリスを見て微笑ましそうに笑っているレオナは対照的な二人の反応だった。
「あのなぁ、こんな庶民的な達が居ていいの? こんな店入るの初めてだし、その、なんだ? 場違いっていうかさぁ」というの愚痴を聞いたレナは笑って答える。「大丈夫よ、これは接待も兼ねてるし、アリスちゃんを喜ばせるのが目的だからね。もちろん、空くんも満足できるように頑張るよ」と話すレナだったが、その言葉にが首を傾げると続けて口を開く。「で、空くんは料理なに食べるの?」という問いに対し、は一瞬迷う様子を見せながらも答えるのだった。
「パスタかな」と恥ずかしそうに答えるに対し、レナはクスクスと笑う。そんな様子を見ていたアリスが羨ましそうに見つめてくるので仕方なく注文することにするが、メニュー表を見て驚愕した。
どれも千円を超える値段なのだ。通常、庶民的なレストランがこの価格帯なのを考えれば決して安すぎるわけではない。達大学生からしてみれば十分高く感じられてしまうわけで、アリスに値段を伝えるのがなんだか心苦しくなってしまう。しかし、目を輝かせているアリスを見ていると何も言えないまま注文をする達だった。
食事中は特に会話もなく、黙々と口に運ぶだけの時間だったわけだ。月の給料の半分近くが溶けてしまう。
まぁ、これはアリスのためでもあるのだが・・・。
そんなことを考えつつもは他の二人の食事風景を眺めていた。レナは慣れた様子で食べており、時折笑顔を綻ばせて感想を口にする姿がとても様になっているのがわかる。流石といったところだろうか?一方アリスの方はフォークの使い方がぎこちなく、パスタを口に運ぶ度に口の中がいっぱいになる様子が目につく。必死に咀嚼しようと口はモゴモゴと動いているし、口の周りにソースやら青のりなどが付着しているのが愛らしいとも感じられるほどだ。レナはそれを見ながら、母親のように見守っている様子である。
そこでは気づいてしまう、の相手はアリスだとばかり思っていたがどうやら違うのだと。慌ててレナに助けを求める視線を送ると察した様子だったが首を横に振りながら口を開いた。
「たぶんだけどさ、アリスちゃんを見てるとメチャクチャ可愛がりたくなるからそうなるんだと思う。みんな虜になってさ」と話しているレナだったが、その答えに納得がいく。確かにアリスは可愛らしく、保護欲をそそられるところがあるなと思たは苦笑いしつつも、今後待ち受ける運命に向かって覚悟を決めるしかなかったのである。食事を終え、会計を終えた達はレナの提案で近くの喫茶店に移動することになったのだが、その際にアリスがこんなことを言っていた。「空さん、あのお店すごく美味しかったですね!!」と目をキラキラと輝かせながら語る姿は無邪気で可愛らしいものだと感じつつも微笑ましく見つめていた。まぁ、どんな高級食材でも口に入れば味の差異はわからないということなのだろうと疑問を感じたがあえて口に出すことはなかった。そして喫茶店に着いた達は四人用のテーブルを囲みながら注文した品が届くまでの間、談笑することとなったわけだがそれはまさに嵐のようにの心を掻き乱していくものであった。主に話を振ってくるのはレナだったが、その内容といえばを徹底的に辱めるようなものばかりだったので聞き流し続けたのは言うまでもないだろう。上司、いや社長のくせにをいじって遊んでいるとしか思えなかった。また、それに巻き込まれる形でアリスはに質問を投げかけてきたりするため非常にやりにくいことこの上なかったわけである。の性格か見た目の問題かは定かではないが、他と比べてはイジられキャラとして認知されてしまっているようで哀れむような目を向けられてしまうのだった。それが悔しくて仕方がなかったわけだが、どうしようもないというのが現実なのである。ただ、一つ救いがあるとすれば上司から酷くいじられることでストレスや疲れが溜まることがなかったということだろう。精神的な部分は休ませてもらっているのだからその分仕事に影響せずに任務をすることだけを考えようと思うことができたのだ。
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