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第五章
肌寒い夜
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肌寒い夜だった。窓を開け放しても、夜気は重く、薄青いカーテンを揺らす程度の弱々しい風しか入ってこない。ジリジリとした湿度が部屋の中に溜まり、まるで密閉された温室のような不快なぬめりを帯びていた。
その小さな寝室には、明日の任務に備えて二人分の吐息が低く響く。天井の古いファンが微かに回り、かすかな風を送り込もうと苦心しているが、ほとんど役に立たない。微弱な明かりが差し込む窓辺から外を覗けば、遠い街灯がかすかに揺らめくだけで、静まり返った夜更けが続いていた。
ベッドには二人。アリスは素足でシーツに乗り、薄いパジャマを纏いながら、空の腕をしっかりと掴んでいた。まるで、彼が逃げ出さないようにするかのように、その肩に頭を預け、背中を半ば包むような体勢で抱きついている。彼女の呼吸は穏やかで、うっすらと寝息が立っていた。柔らかな髪が空の首元に触れ、微かな汗ばむ肌をくすぐる。
しかし、空は暑苦しさと、どこか追い立てられるような息苦しさを感じていた。額に浮かぶ汗、そして意識の中で行き場のない不安がじわりと広がる。かすかな寝言なのか、それとも記憶の残響なのか、眉間に皺を寄せたまま、彼は時折小さく身じろぎする。
「暑苦しい……」
空は微かに呻くような声を漏らし、アリスの腕から逃れようと弱々しく体をずらす。しかし、寝入ったアリスはその動きを察知すると、むしろますます腕に力を込めた。まるで抱き枕にされたような格好で、空は為す術もない。彼女は意識はないはずなのに、不思議なほど空を離す気配がなかった。
この狭い寝室は、最近二人がようやく落ち着いた住処だった。過去には異形や恐怖に包まれた夜もあったが、今はアリスと空、二人で暮らす平穏がそこにある。窓の外には特別な異変もなく、ただ、夏の夜が重く垂れ込めているだけだ。そのはずなのに、空はまだ時折、遠い記憶の影を背負っている。あの廃病院での悪夢、追い詰められた恐怖、理解不能な存在——過去の記憶が不意に襲い、目を閉じるたびに微かな幻覚のような映像が脳裏を横切る。
「……アリス……暑いって……」
空は囁くように文句を言うが、もちろん寝ている彼女は返事をしない。代わりに、すべすべした彼女の腕が、まるで「嫌だ」と言わんばかりに首元に回り、さらに密着度を上げてきた。肩越しに感じる彼女の呼吸は温かく、耳元にかかる吐息が妙にくすぐったい。夏の夜を冷ますどころか、むしろ熱を上乗せしていくかのようだった。
空は仕方なく、諦め半分で唇を尖らせ、天井のシルエットに目をやる。ファンがきしむ音を聞きながら、その単純なリズムに意識を合わせる。外で遠く誰かのバイクが走り抜ける低い唸り声がして、それが過ぎ去ると、また静寂に戻る。なんてことない普通の夜だ。その「普通さ」が、つい昨日の悪夢がどこかへ薄れていることを示しているようで、ほんの少し安心している自分に気づく。
たとえ寝苦しくとも、アリスがこうして隣で眠っていることが、悪夢を吹き飛ばす鎮静剤のような役割を果たしてくれているのかもしれない。彼女の存在が、過去の恐怖と今の平穏をはっきりと区別し、空の心を地上に繋ぎとめていた。こうして、ほんの少し窮屈で暑苦しい夜を超えれば、明日はきっと、もう少し楽になるだろう。
「……冬なのにあっついなー」
空は諦めて目を閉じる。汗が首筋を伝うけれど、今は抱きつかれながらも眠れるはずだ。アリスがそこにいる。それだけで、闇は後退し、夜の重苦しさもいつかは過ぎ去る。
ファンが回り続けるかすかな音が、子守唄代わりになった気がした。空は少しずつ意識が遠ざかり、短い夢の中へと身を投じる。アリスの腕に包まれながら、少しの苦笑いと共に、夜がゆっくりと明けていく。
そんな中、別部屋でユキは歌を歌って夜を過ごしていた。小さな六畳の居室には、スーツケースや日用品が雑然と並べられ、一見して仮住まいに近い様子だった。明かりはスタンドライトひとつだけ。薄黄色の光が、彼女の黒髪を柔らかく照らしている。
ユキは古い木製の椅子に腰かけ、スマホを手に歌詞を確認しながら、口元を小さく動かしていた。声はか細く、ほとんど囁き程度で、隣室まで響くほどの声量ではない。長旅を終え、この家に辿り着いたのは数日前のことだった。彼女は空とアリスの許にしばらく身を寄せることになり、一緒に任務をこなす段取りが進められている。とはいえ、この小さな家で暮らし始めてまだ日が浅いユキは、まだどこかよそよそしく、自分の居場所を探しあぐねていた。
歌は古い民謡風の調べであり、ユキの故郷で昔から伝わる子守唄だという。声に出すというより、口の中で転がすような反芻だったが、時折その旋律に安らぎを得るように、瞳を閉じて微かに揺れる。幼い頃、父が聞かせてくれた断片的な記憶を頼りにメロディを紡いでいるのか、あるいはただ心を落ち着かせるための習慣なのかもしれない。
「……ふぅ」
一度歌うのを止め、ユキは溜息を吐いた。湿度の高い夜気は、ここにも入り込んでいる。窓を少し開け放してはあるが、風は弱く、カーテンはわずかにたゆたうだけ。遠くで街灯が僅かに揺らめく程度で、この住宅街は深夜の静寂に包まれていた。
耳を澄ませば、ほとんど音がない。かすかに壁越しにファンが回る音が聞こえる気もするが、それが空とアリスの部屋なのか、隣家なのか判別できない。彼女は薄いガウンを羽織り、手首につけた細い銀のブレスレットを弄りながら、もう一度ゆっくりと歌詞を追う。
ユキが今夜、歌を口ずさんでいたのには理由がある。明日は任務があるらしい。空がそう伝えてきた。「大したことはない、調査程度だ」と言っていたが、ユキにはわずかな不安があった。ここ最近、かつて経験した“あの”不可解な事件や存在に再び対処する話がちらついている。空とアリスが必死に日常を取り戻そうとしていることを知りながら、ユキはそれに合わせて笑ってみせるしかなかった。
(本当に、ただの調査ならいいけど……)
ユキはスマホの画面を消し、立ち上がってカーテンの隙間から夜空を見た。星は幾つか淡い光を放ち、月は半分ほど欠けている。この町は思ったよりも静かで、温かみがあった。ユキにとって、安定した居場所というものは、ここ数年あまり縁がなかったが、空とアリスが暮らすこの小さな家は、少なくとも逃げ込む先としては申し分ない。
かすかにアリスの気配を想像する。おそらく彼女は空にべったりと抱きついて眠っているだろう。先日、アリスが「この家で一緒に過ごせば、少しは心が休まるかも」と声をかけてくれた時、ユキはその言葉に素直な感謝を覚えた。一人きりの部屋で夜を過ごすこともできたが、友人たちの存在は、根拠のない安心を与えてくれる。彼らは大丈夫だろうか、過去を引きずっていないか——そんな風にユキが気遣う必要のないほど、二人は元気に振る舞っていた。
(でも、空さんはああ見えて繊細だからなぁ……)
ユキは自嘲するように微笑んだ。過去の事件を共有している以上、彼らの傷はユキにも何となくわかる。その上で、今はこうして平穏な夜を過ごしている。闇の中で囁く幻聴や悪夢から、どれだけ逃れられるだろう? いつかは向き合わなければならないのかもしれない。だが、今は無理をせず、小さな部屋で囁くような歌を歌って過ごすだけでいい。
その小さな寝室には、明日の任務に備えて二人分の吐息が低く響く。天井の古いファンが微かに回り、かすかな風を送り込もうと苦心しているが、ほとんど役に立たない。微弱な明かりが差し込む窓辺から外を覗けば、遠い街灯がかすかに揺らめくだけで、静まり返った夜更けが続いていた。
ベッドには二人。アリスは素足でシーツに乗り、薄いパジャマを纏いながら、空の腕をしっかりと掴んでいた。まるで、彼が逃げ出さないようにするかのように、その肩に頭を預け、背中を半ば包むような体勢で抱きついている。彼女の呼吸は穏やかで、うっすらと寝息が立っていた。柔らかな髪が空の首元に触れ、微かな汗ばむ肌をくすぐる。
しかし、空は暑苦しさと、どこか追い立てられるような息苦しさを感じていた。額に浮かぶ汗、そして意識の中で行き場のない不安がじわりと広がる。かすかな寝言なのか、それとも記憶の残響なのか、眉間に皺を寄せたまま、彼は時折小さく身じろぎする。
「暑苦しい……」
空は微かに呻くような声を漏らし、アリスの腕から逃れようと弱々しく体をずらす。しかし、寝入ったアリスはその動きを察知すると、むしろますます腕に力を込めた。まるで抱き枕にされたような格好で、空は為す術もない。彼女は意識はないはずなのに、不思議なほど空を離す気配がなかった。
この狭い寝室は、最近二人がようやく落ち着いた住処だった。過去には異形や恐怖に包まれた夜もあったが、今はアリスと空、二人で暮らす平穏がそこにある。窓の外には特別な異変もなく、ただ、夏の夜が重く垂れ込めているだけだ。そのはずなのに、空はまだ時折、遠い記憶の影を背負っている。あの廃病院での悪夢、追い詰められた恐怖、理解不能な存在——過去の記憶が不意に襲い、目を閉じるたびに微かな幻覚のような映像が脳裏を横切る。
「……アリス……暑いって……」
空は囁くように文句を言うが、もちろん寝ている彼女は返事をしない。代わりに、すべすべした彼女の腕が、まるで「嫌だ」と言わんばかりに首元に回り、さらに密着度を上げてきた。肩越しに感じる彼女の呼吸は温かく、耳元にかかる吐息が妙にくすぐったい。夏の夜を冷ますどころか、むしろ熱を上乗せしていくかのようだった。
空は仕方なく、諦め半分で唇を尖らせ、天井のシルエットに目をやる。ファンがきしむ音を聞きながら、その単純なリズムに意識を合わせる。外で遠く誰かのバイクが走り抜ける低い唸り声がして、それが過ぎ去ると、また静寂に戻る。なんてことない普通の夜だ。その「普通さ」が、つい昨日の悪夢がどこかへ薄れていることを示しているようで、ほんの少し安心している自分に気づく。
たとえ寝苦しくとも、アリスがこうして隣で眠っていることが、悪夢を吹き飛ばす鎮静剤のような役割を果たしてくれているのかもしれない。彼女の存在が、過去の恐怖と今の平穏をはっきりと区別し、空の心を地上に繋ぎとめていた。こうして、ほんの少し窮屈で暑苦しい夜を超えれば、明日はきっと、もう少し楽になるだろう。
「……冬なのにあっついなー」
空は諦めて目を閉じる。汗が首筋を伝うけれど、今は抱きつかれながらも眠れるはずだ。アリスがそこにいる。それだけで、闇は後退し、夜の重苦しさもいつかは過ぎ去る。
ファンが回り続けるかすかな音が、子守唄代わりになった気がした。空は少しずつ意識が遠ざかり、短い夢の中へと身を投じる。アリスの腕に包まれながら、少しの苦笑いと共に、夜がゆっくりと明けていく。
そんな中、別部屋でユキは歌を歌って夜を過ごしていた。小さな六畳の居室には、スーツケースや日用品が雑然と並べられ、一見して仮住まいに近い様子だった。明かりはスタンドライトひとつだけ。薄黄色の光が、彼女の黒髪を柔らかく照らしている。
ユキは古い木製の椅子に腰かけ、スマホを手に歌詞を確認しながら、口元を小さく動かしていた。声はか細く、ほとんど囁き程度で、隣室まで響くほどの声量ではない。長旅を終え、この家に辿り着いたのは数日前のことだった。彼女は空とアリスの許にしばらく身を寄せることになり、一緒に任務をこなす段取りが進められている。とはいえ、この小さな家で暮らし始めてまだ日が浅いユキは、まだどこかよそよそしく、自分の居場所を探しあぐねていた。
歌は古い民謡風の調べであり、ユキの故郷で昔から伝わる子守唄だという。声に出すというより、口の中で転がすような反芻だったが、時折その旋律に安らぎを得るように、瞳を閉じて微かに揺れる。幼い頃、父が聞かせてくれた断片的な記憶を頼りにメロディを紡いでいるのか、あるいはただ心を落ち着かせるための習慣なのかもしれない。
「……ふぅ」
一度歌うのを止め、ユキは溜息を吐いた。湿度の高い夜気は、ここにも入り込んでいる。窓を少し開け放してはあるが、風は弱く、カーテンはわずかにたゆたうだけ。遠くで街灯が僅かに揺らめく程度で、この住宅街は深夜の静寂に包まれていた。
耳を澄ませば、ほとんど音がない。かすかに壁越しにファンが回る音が聞こえる気もするが、それが空とアリスの部屋なのか、隣家なのか判別できない。彼女は薄いガウンを羽織り、手首につけた細い銀のブレスレットを弄りながら、もう一度ゆっくりと歌詞を追う。
ユキが今夜、歌を口ずさんでいたのには理由がある。明日は任務があるらしい。空がそう伝えてきた。「大したことはない、調査程度だ」と言っていたが、ユキにはわずかな不安があった。ここ最近、かつて経験した“あの”不可解な事件や存在に再び対処する話がちらついている。空とアリスが必死に日常を取り戻そうとしていることを知りながら、ユキはそれに合わせて笑ってみせるしかなかった。
(本当に、ただの調査ならいいけど……)
ユキはスマホの画面を消し、立ち上がってカーテンの隙間から夜空を見た。星は幾つか淡い光を放ち、月は半分ほど欠けている。この町は思ったよりも静かで、温かみがあった。ユキにとって、安定した居場所というものは、ここ数年あまり縁がなかったが、空とアリスが暮らすこの小さな家は、少なくとも逃げ込む先としては申し分ない。
かすかにアリスの気配を想像する。おそらく彼女は空にべったりと抱きついて眠っているだろう。先日、アリスが「この家で一緒に過ごせば、少しは心が休まるかも」と声をかけてくれた時、ユキはその言葉に素直な感謝を覚えた。一人きりの部屋で夜を過ごすこともできたが、友人たちの存在は、根拠のない安心を与えてくれる。彼らは大丈夫だろうか、過去を引きずっていないか——そんな風にユキが気遣う必要のないほど、二人は元気に振る舞っていた。
(でも、空さんはああ見えて繊細だからなぁ……)
ユキは自嘲するように微笑んだ。過去の事件を共有している以上、彼らの傷はユキにも何となくわかる。その上で、今はこうして平穏な夜を過ごしている。闇の中で囁く幻聴や悪夢から、どれだけ逃れられるだろう? いつかは向き合わなければならないのかもしれない。だが、今は無理をせず、小さな部屋で囁くような歌を歌って過ごすだけでいい。
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