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1. 推しの兄の婚約者‥‥?
騒がしいチェックアウト
しおりを挟む「でも!三つは流石に無茶だから!」
喜びに浸る前に突っ込んだオズに、ヒューが「えー。」と不満そうな顔をする。
(いや、だって、逆に目標達成出来なかったら婚約できないってことだよな?合ってるよな?)
ヒューなら目標を達成できると信じたいが、そんな事態はオズも防ぎたい。
かと言って、余りヒューバートの覚悟を無下にはしたくない。
なので間を取ることにした。
「じゃあ二つ!剣術と拳術の試験に合格したらにしよう!ヒューの覚悟は十分伝わったからさ。」
「国守魔法部隊は?」
「それはせめて高等部になってからで。」
ヒューはまだ納得していなさそうだ。
「でも何で?」
「何でって‥‥。いや、だって、もし達成出来なかったら婚約出来ないんだろ!?あんま高過ぎる目標にするなよ!ヒューの実力は信じてるけどさ。」
「つまり‥‥オズも僕と婚約したくて堪らないと。へぇ~?」
「おい、何だその顔は。」
(こいつ俺が頷いた途端に余裕ぶちかましやがって。)
とは思いつつ、
「でも、本当にありがとうな。俺の為にそこまで考えてくれて嬉しい。」
「まあ、もし将来旅に出るとしたら資格はあって損じゃないから。」
ヒューは照れているのを隠すように目線をずらした。
「本当に‥‥俺は君に貰ってばっかりで、何も返せてないな。」
ここまでしてもらって勿論嬉しいけれど、オズはずっと自分の死の回避の為にヒューの婚約話をはぐらかしてきたから、急に罪悪感が顔を出した。
(ヒューはいつも真っ直ぐなのに。)
俯くオズを見て、ヒューはまだ繋いだままだったオズの手を強く握り、真剣な表情で口を開く。
「返すも何も、僕もオズに沢山貰ってるよ。」
顔を上げると、目が合ったヒューバートは優しく目を細めた。
「初めて会ったあの日からずっと、オズは僕がピンチの時には必ず一番にやって来て、颯爽と前に出て助けてくれるんだ。何の見返りも求めずに。」
「それは‥‥当たり前だろ。」
それは最早オズの中では当然のことだった。積み重なるヒューバートの闇堕ちポイントである出来事は全て潰すと決めていたし、ヒューの為でもアルの為でも自分の為でもあったからだ。
だが実際、オズはかなり捨て身でヒューを守っていたのだけれど、本人には自覚がなかった。
「当たり前じゃない。最初の頃、ジャスパーに突っかかられてた時だって、高位貴族相手じゃ誰も反抗なんて出来なかった中で、オズだけが危険を顧みずに立ち向かったんだ。並大抵な事じゃないよ。」
と真面目な顔で言われても、オズには余りピンとこない。
オズは転生者なので前世の記憶が朧げながらもあり、その感覚があるせいで、貴族の階級に対する考え方がこの世界とずれている。本人にも一応自覚はあって、この世界で生きる年月が長くなれば価値観が変わるのかなと思っていたが、今のところ何も変化はない。
なのでヒューバートには、彼を守るオズの姿は、オズの想像以上に勇ましく映っていたのだ。
頭の上に疑問符を浮かべるオズを見てヒューが突然ふっと笑い声をこぼし、オズは首を傾げた。
「いや、2年生の時のことを思い出してさ。」
「2年生?」
(2年生の時のビックイベントといえば、集団リンチ事件か?)
と思い返している間に、ヒューは本格的に笑い出す。
「くっ、あははっ!公爵子息に後ろから拳を振り上げて飛び掛かる人なんて、居るとは思わなかったんだ‥!何故か喧嘩慣れしているのもオズワルド・チャールトンの噂と合わなくて、皆んなが驚いているのも面白かったし。」
「ま、魔法を使っても勝てないだろうし、不意をつくしか無いと思ったんだよ!」
「あははっ‥‥!」
オズは一応魔力が低い設定なので。本来の魔力なら分からないが、この見かけの魔力ではジャスパーには到底敵わない。
しかし、ヒューがこんなに笑うのは久しぶりに見た。ヒューは深い笑みのまま、その美しい顔をオズに向けた。
「兎に角、僕もオズには沢山貰っているものがあるし、オズの気持ちは伝わっていたんだよ。」
「そっか。それなら良かっ‥‥え、気持ち‥‥?それって俺がヒューの事が好きだって気づいてたって事!?」
「ああ、うん。」
「ええ!?いつからだよ!」
「オズの11歳の誕生日の後らへんから。」
「結構前じゃん‥‥。でも何で気付いたの?」
ヒューは何となく首の後ろを掻いた。
「だって、何か悩んでる感じはあったけど、オズは婚約話とか全然嫌がらないしさ。それから意識して考えてみたら、オズって僕が顔を合わせていない時凄いこっち見てるなーとか、僕が話しかけると他の人と話す時より時よりはしゃいでるな、とか、これまで見えてなかったものが見えて来た。」
「なんか恥ずかしいんだけど‥‥。」
オズは顔を赤く染めて俯いた。
(ずっと両片思いでしたと。)
それから少し話して、二人はひっそりと廊下を歩き部屋に戻った。興奮状態だった為ベッドに入ってもなかなか寝付けなくて、次の日ジャスパーに叩き起こされたのも良い思い出である。
翌日の朝。
生徒達は大荷物を持ってロビーに集合して点呼を取り、確認が終わったらホテルをチェックアウトした。
前世みたいに地面の上をガラガラ引けるスーツケースは無く、両手には馬鹿でかいバックを持ち背にもまた荷物を背負い、もうどこかの旅人の様である。
バスに荷物を入れる為荷物収集係の人の列に並んでいると、後ろからジャスパーが声を掛けてくる。
「なあ、オズ?」
「何だよ。」
「お前ヒューバートと結婚すんの?」
「ぶっ‥‥!」
ちょいと一休みに水でも飲むかと水筒を傾けたオズは、ジャスパーに掛けられた言葉でむせ込んだ。
「いや、え、知って‥‥?」
「昨日オズとヒューバートを二人きりにする為に部屋を空けるように頼まれてたからな。」
そうだった。オズが迷子になったせいで意味は成さなかったが、昨日はヒューがみんなに部屋を空けるように言っていたのだった。ならば当然あの婚約宣言(?)も知っているはずである。
オズはしどろもどろになりながら、必死に言葉を繋ぎ出す。
「いや、結婚の約束はしてないから‥‥。」
「は!?婚約してないの?何の為に俺達に部屋でてけって言ったんだよあいつ!」
「あー、違う違う!別に何もなかったわけじゃ無くて、確かに約束はしたんだ。」
「約束?」
(えーっと、婚約の約束だから‥‥。)
「結婚の約束の約束をしたって感じ。」
「はあ?なんだよそれ。」
「つまり婚約約。」
「あいつ怖気付いたんじゃねえの。部屋の全員に協力頼んどいて、ちゃんとプロポーズしてないじゃん。」
「そんなことないし!ヒューは俺の為を思ってそう言う形にしてくれたんだよ。」
「あっそ。良かったなー。‥‥なら、正式な婚約はまだしないのか‥‥。」
ジャスパーが最後に何かぼそっと呟いたのはオズには聞こえなかった。
「それで結局、約束通りいけば中等部卒業と同時に正式な婚約をするって事になってさ。」
「まて、〝中等部を卒業したら婚約〟って約束をしたんじゃ無いのか?約束通りいけばって何だよ。」
ジャスパーの質問を受けて、オズはヒューバートが掲げた目標を話した。ジャスパーは目を剥き、信じられないという顔で少し前に並んでいるヒューを凝視する。
「いやいやいや、それは目標高すぎだろ。せめてどっちかで良いって!」
「最初は国守魔法部隊も目標に入ってた。」
「えあいつ馬鹿?それかオズと婚約する気無いんじゃね?」
「やっぱこの目標やばいよな‥‥。」
(ジャスパーですらこう言うんだから、本当に無茶なんだよ。心配になってきた‥‥。)
ジャスパーはこう見えても公爵家の子息なのでかなり質の高い教育を受けてきているし、こう言った資格だってある程度は取ろうと考えている筈だ。そのジャスパーの感覚からしても高い目標なら、本当にとんでもないレベルなのだ。
絶望感に襲われて両手で抱える大荷物に顎を乗せるオズを、ジャスパーは白い目で見始める。
「でもあいつがここまでするって事は、お前が何かきっかけになるような事を言ったんじゃ無いのか。」
「否定はできない‥‥。」
やがて順番が来て、オズとジャスパーは荷物を預け終わり班全員で集まった。それから自分達の学校のバスを探し始める。ホテルの駐車場はやけに広く、あり得ないほどの数のバスが停まっていた。
「このバス何校分あるんだろう。」
「明らかにこのホテルにそんな人数入りそうに無いのにね‥。」
リンジーが目を見張って呟き、オズも同意した。すると前をヒューと歩いていたロニーが振り返る。
「知らないのか?このホテルは見た目はこの大きさだが、ミラー魔術の応用術式が組み込まれていて、中にある部屋の数が見た目の三倍はあるんだ。」
「三倍!?」
(はー、どうりで迷うわけだよ。明らかに部屋の数が多すぎたもんなあ。)
「あ!あれ僕達の学校のバスだ!」
「本当だ!しかも丁度号車も同じだね。」
リンジーが遠くにうちの魔道バスを発見し、オズが大喜びする。ジャスパーは「やっと座れる‥‥。」と目を擦った。よく見たらクマが出来ている。
(眠れなかったのか?)
そう思いながらも皆んなでバスに向かって歩き出した時。
「おい、君!」
と後ろの方で誰かが叫んだ。誰を呼んでいるのかは分からなかったが、それがエッカルトの声だったのでオズは思わず振り向く。
「そうだ!黒髪に深緑の瞳の!君だ!」
「あんたは‥‥。」
班の仲間達は不思議そうにオズとエッカルトを見比べる。ジャスパーが眉間に皺を寄せた。
「何だよ、知り合いか?」
「ああ。昨日迷子になっている時に出会った奴だよ。」
エッカルトはオズの方へと駆け寄ってくる。彼は見慣れない制服を見事に着こなして、周りの生徒達がこちらへ来るエッカルトの美しさに思わず目で追っていた。途端にオズはエッカルトに説教を垂れたことを思い出し、これもしかしてキレられるかと身構える。
「君は‥‥。」
「な、何だよ。」
しかし、続く言葉は予想外のものだった。
「名前は何と言うんだ!?」
「‥‥え?」
オズは驚き目を見開く。暫しの沈黙が訪れ、エッカルトは無駄な時間を嫌うタイプなので、急かすように言葉を続けた。
「だから、君の名前だよ。何と言うんだ。」
(あ、そっか。俺は小説の登場人物だからエッカルトの名前を知っていたけど、よく考えたらまだお互い名乗ってないのか。)
これはうっかりしていた、とオズは改めてエッカルトに向き直り、完璧な微笑みに貴族の礼をした。
「僕の名前はオズワルド・チャールトン。スカイリルーフ学園初等部最高学年だ。」
「オズワルド‥‥。」
彼は俯きオズの言葉を反芻すると、突然顔を上げ、目をキラキラさせてオズの目を覗き見る。
「昨夜の君が僕の部屋で言った言葉で、僕は世界が変わったんだ!君の言う通り、僕は間違っていた!」
「‥‥部屋?」
エッカルトが興奮して捲し立てる中、背後でヒューが低い声を呟く。オズは聞いた事がない低さのヒューの声に冷や汗が流れる。そんな状況はつゆ知らず、エッカルトはオズの両手を握ってきた。
「はあ‥そんな君と離れるなんて惜しい事だと思ったが、そうだ、君はスカイリルーフ学園生なんだよな。それなら良かった。来年になったらすぐ会える。」
「んん?来年になったらってどういうことかな。学園に他校の生徒がやって来るのは高等部になってからだよね。」
オズが首を傾げると、エッカルトはきょとんとする。
「スカイリルーフ学園近辺の一般校六校は、中等部進学と共に学園に編入する。この国の決まりだろう。」
「え?」
ゆっくりと後ろを振り返ると、ヒューやジャスパー、ロニーにリンジーまでその通りだと頷いた。オズは頭を抱えたくなる。まさか、本当にエッカルトが中等部から編入して来るのか。
(そんな話は聞いてない!)
オズが絶望している間に、エッカルトの学校のバスは準備ができたらしい。彼は仲間達の方を振り向くとそちらに向かって歩き出す。
「では、春にまた会おう。」
「はい‥‥。」
エッカルトが手を振って来るので振り返した。
この後、昨夜エッカルトの部屋に行ったことについてヒューとジャスパーから根掘り葉掘り聞かれた事は言うまでもない。
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