ガラスの世代

大西啓太

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精神障害者

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おれは高校時代に
精神疾患を
発病して以来
長年の間
障害と向き合ってきたが
そのおかげで
他の人には
なかなか体験
出来ないような
貴重な経験も
させてもらったし
障害者になった
おかげで
自分自身が
助かったという
面も多い

おれの場合
精神障害者とはいえ
症状は軽いほうだし
おかげで
いろんな経験も
させてもらった

今現在
働いている
喫茶店も
表向きは
どこにでもある
喫茶店だが
一応は
おれと同じ
精神障害者たちが
働く授産施設だ

一緒におれと
働いている
パートの人たちとは
ちょっとしたことで
衝突することが
しばしば
あったが
今では割合と
上手く付き合えている

それに
何だかんだ言っても
おれは同じ喫茶店で
13年も
働いている
おれが今まで
働いた中では
一番
長続きしている

おれが障害者では
なかったら
今の喫茶店で
働くことも
なかっただろう

そのことも
含めて
いろいろと
貴重な経験を
させてもらった

それも全部
おれが障害者であった
おかげなんだ

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