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第1章 少女が統べる国と嘱託補導員
072 救世の転生者の証
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「とりあえず、受け取って貰えてホッとしたよ」
自分で作ったソファに埋まりながら、そんなことを平然と言い放つヒメ様。
やはり、この人達のところにこの子を置いておくのはよろしくない気がする。
加えて、ガラテアが体を求めて狙ってくるという罠要素がある以上、救世の転生者たる俺以外が保護者となるのは余りにも危険だ。
当人の命的な意味でも、世界の安定的な意味でも。
結局、引き合わされた時点でこうなる結果は見えていたのだろう。
このガラテアの体――。
「…………あの、ヒメ様」
「何?」
「この子に名前をつけても?」
いつまでもガラテアの体などと言い続けるのも手間だ。
かと言って、そのままガラテアと呼ぶのも不適当だろう。
最悪の人形化魔物として悪名高いガラテアの名。
子供につける親などいないだろうし、街中で呼ぼうものなら彼女の身が危うい。
そうとは分からないあだ名が必要だ。
「ああ、まあ、別にいいよ。好きにして。今はイサクのものだから」
「……なら、これからこの子のことはテアと呼びます」
「安直ね」
「……自覚はあります」
とは言え、あくまでもガラテア由来の存在。
それを全く無視した名前にするのもどうかと思う。
異なる存在として全く違う名前にするという考えもあるだろうが、今のところはガラテアそのものとの繋がりを完全に断ち切ることができていない訳でもあるから。
その事実を忘れないためにも、このままで行くことにする。
「それはそうと……一先ず話は終わりでしょうか」
「ああ、ごめん。もう一つあるよ」
ヒメ様はそう言うと、先程あれだけ抜け出せなかったソファから難なく立ち上がった。
一体どんな重大な事柄かと無意識に体を強張らせる。
そんな俺を余所にヒメ様は部屋の奥の方へと歩いていき、その壁に手を触れさせた。
そのまま何かを探るように壁面をさすると、しばらくしてカチッと何かのスイッチが入るような音が耳に届く。
直後、その壁がゆっくりと左右に開き始めた。重々しい音を立てながら。
「な、何が……」
「もう一つプレゼント」
またテアのようなドッキリ染みたものが出てくるのかと身構える。
しかし、壁の中から出てきたのは、特段おかしなところはないものだった。
「えっと……刀?」
勿論、あくまで普通に訓練で武器を振り回すようなこの世界の基準。
壁の中から出てくるというシチュエーション自体も色々とおかしい。
しかし、球体関節人形の人外ロリの後ともなれば、常識的とすら言える。
何より刀だ。ダンジョン風のギミックと共に大層なお宝の如く出てきても、前世が日本人かつオタクな俺的には受け入れる土壌がある。
「って、もしかして」
そこで、はたと気づく。
あれはイリュファに武器の扱いを習っていた頃のことだ。
彼女は、いずれ然るべき機関から過去の救世の転生者達が使用していた武器を借り受けることになる、と言っていた。
複合発露同士の戦いの中であっても有用な武器。即ち、第六位階相当の祈望之器を。
「ご明察。これが救世の転生者の証でもある国宝。印刀ホウゲツよ」
「印刀ホウゲツ……」
思わず感嘆と共に繰り返す。
国宝の刀。それこそ日本人的にはロマンの塊だ。
しかも国の名前を冠している辺り、ポイントが高い。
「これが持つ逸話。思念の蓄積による特性は二つ、内一つはかのデュランダルと同じ」
「デュランダル?」
前世でも有名な聖剣の名を耳にし、その逸話を頭に思い浮かべる。
「確か、不滅の刃」
「その通り。印刀ホウゲツもまた絶対不滅。たとえ同位階の祈望之器だろうと、破壊の特性を持ち、かつ思念の蓄積が上回っているものでなければ決して壊すことはできない」
「少なくとも、この世界においては救世の転生者が振るう武器である印刀ホウゲツに関する思念の蓄積を上回るものは存在しないはずだゾ。知名度と言い換えてもいいナ」
成程。
それはつまり、この刀は折れることもなく、切れ味が鈍ることもないということか。
とは言え、これを譲り受けたから急激に強くなれる訳ではない。
結局のところ武器は武器。道具だ。全ては俺の扱い次第だろう。
「それで、もう一つの特性は?」
「偉大なる英雄ショウジ・ヨスキ様の加護があると言われているのです……」
俺の問いにディームさんが答える。
が、余りに不十分な返答のまま言葉を終えてしまった。
「……え、ええと、それは具体的にどういう?」
「だから、加護があるのだゾ」
「ショウジ・ヨスキ様が見守って下さると伝えられてるの」
当人達は補足したつもりなのかもしれないが、全く補足になっていない。
もう少し説明があるのかと待っても、三人共口を閉ざしたままだ。
「え、それだけ?」
「それだけとは何ごとですか。ご先祖様を敬う気持ちを忘れてはいけないのです……」
「いや、まあ、実質的に効果はないけどね」
まだ何とかフォローしようとしているディームさんの努力を完膚なきまでにぶった切るように、ヒメ様がぶっちゃけてしまう。
やっぱり意味なんてないんじゃないか。
いや、その逸話によって何かしらの貨幣価値のようなものが向上する可能性はあるにはあるが、少なくとも戦闘に役に立つ特性ではなさそうだ。
もう単なる刀版デュランダルと考えておいた方がいいかもしれない。
「ただ、特性以外に注意点が一つ」
と、その結論で構わないと言うように次の説明に移るヒメ様。
ご先祖様の加護とやらは忘れよう。
「注意点、ですか?」
「そう。これを持つということは救世の転生者ですと喧伝してるようなものってこと」
それはその通りだろう。
思念の蓄積がある程に逸話が世に知られているのなら、所持者が誰かは明白。
何も考えずに人前で使えば、俺が救世の転生者であることが知れ渡ってしまう。
「だから、おいそれと使わないこと。いい?」
「救世の転生者であることを明かさなければならない場面、あるいは、それを明かしてでも何かをなさなければならない場面でもない限りナ」
「……まあ、当然ですね」
ヒメ様とトリリス様の忠告に、肯定の意を込めながら頷く。
この世界の戦いは基本的に複合発露によるものだ。
余程のことがない限り、この武器を使用せずに勝利できなければ救世などなし得ない。
一つの切り札として考えておけばいいだろう。
「さて、これだけは一応ちゃんと体裁は整えないとね。建国の英雄ショウジ・ヨスキ様に関わる国宝だから」
ヒメ様はそう言うと一つ深く礼をし、恭しく印刀ホウゲツを手に取った。
それから再び大人びた気配を一瞬にして纏って、静かで優雅な足取りで俺の前まで来る。
自然と俺の背筋もピンと伸びる。
「イリュファ。テアを頼む」
彼女と手を繋いだままでは礼儀に欠ける。
そう考えて呟くと同時に影の中から出てきたイリュファに、テアを託す。
それから俺はヒメ様の前に改めて姿勢正しく立った。
「救世の転生者イサク様。我が国の宝、今日まで受け継がれてきた偉大なる力をここに授けます。これを以って世界の救済を果たされんことを切に願います」
穏やかではあるが、必ず従わざるを得なくなるような威圧感も端々に滲む声色。
五百年の年月の蓄積。演技の精度。
その立場に強く求められ続けたが故のものなのだろう。
その過剰な老練さとでも言うべきものは、元の世界では決して見られないに違いない。
「……拝領致します」
それを前にして、俺もまた可能な限り慇懃な態度と共に両手で受け取った。
…………重いな。
歴代の転生者達と、それに関わった者達の意思が蓄積しているかのようだ。
とは言え、普段は腰に下げる訳にもいかないので影の中に保管することになる訳だが。
雑な扱いで少々申し訳なくも思う。
まあ、祈望之器の特性で不滅なのだから問題はないはず、としておくしかない。
「さて、わたし達の用件は一先ずこれで終わりだよ」
またすぐ厳かな雰囲気を霧散させ、ソファに頭から突っ込みながら言うヒメ様。
「イサクの方からはー、何かある?」
彼女はその状態のまま微妙に間延びした喋り方で尋ねてきた。
少し考える。
「……あ、すみません。一つお聞きしたいことがあったのですが」
「ん、何?」
「えっと、小耳に挟んだのですが、この学園都市トコハで妙な噂があるとかなんとか。それについて情報を頂ければ、と」
セト達の入学式の日。彼らの教室で盗み聞いたことについて。
詳しいことが知ることができれば。
そう思い、俺は国のトップたる彼女に救世の転生者の特権を活用するように問いかけた。
ただし、立場はセト達の兄として。
自分で作ったソファに埋まりながら、そんなことを平然と言い放つヒメ様。
やはり、この人達のところにこの子を置いておくのはよろしくない気がする。
加えて、ガラテアが体を求めて狙ってくるという罠要素がある以上、救世の転生者たる俺以外が保護者となるのは余りにも危険だ。
当人の命的な意味でも、世界の安定的な意味でも。
結局、引き合わされた時点でこうなる結果は見えていたのだろう。
このガラテアの体――。
「…………あの、ヒメ様」
「何?」
「この子に名前をつけても?」
いつまでもガラテアの体などと言い続けるのも手間だ。
かと言って、そのままガラテアと呼ぶのも不適当だろう。
最悪の人形化魔物として悪名高いガラテアの名。
子供につける親などいないだろうし、街中で呼ぼうものなら彼女の身が危うい。
そうとは分からないあだ名が必要だ。
「ああ、まあ、別にいいよ。好きにして。今はイサクのものだから」
「……なら、これからこの子のことはテアと呼びます」
「安直ね」
「……自覚はあります」
とは言え、あくまでもガラテア由来の存在。
それを全く無視した名前にするのもどうかと思う。
異なる存在として全く違う名前にするという考えもあるだろうが、今のところはガラテアそのものとの繋がりを完全に断ち切ることができていない訳でもあるから。
その事実を忘れないためにも、このままで行くことにする。
「それはそうと……一先ず話は終わりでしょうか」
「ああ、ごめん。もう一つあるよ」
ヒメ様はそう言うと、先程あれだけ抜け出せなかったソファから難なく立ち上がった。
一体どんな重大な事柄かと無意識に体を強張らせる。
そんな俺を余所にヒメ様は部屋の奥の方へと歩いていき、その壁に手を触れさせた。
そのまま何かを探るように壁面をさすると、しばらくしてカチッと何かのスイッチが入るような音が耳に届く。
直後、その壁がゆっくりと左右に開き始めた。重々しい音を立てながら。
「な、何が……」
「もう一つプレゼント」
またテアのようなドッキリ染みたものが出てくるのかと身構える。
しかし、壁の中から出てきたのは、特段おかしなところはないものだった。
「えっと……刀?」
勿論、あくまで普通に訓練で武器を振り回すようなこの世界の基準。
壁の中から出てくるというシチュエーション自体も色々とおかしい。
しかし、球体関節人形の人外ロリの後ともなれば、常識的とすら言える。
何より刀だ。ダンジョン風のギミックと共に大層なお宝の如く出てきても、前世が日本人かつオタクな俺的には受け入れる土壌がある。
「って、もしかして」
そこで、はたと気づく。
あれはイリュファに武器の扱いを習っていた頃のことだ。
彼女は、いずれ然るべき機関から過去の救世の転生者達が使用していた武器を借り受けることになる、と言っていた。
複合発露同士の戦いの中であっても有用な武器。即ち、第六位階相当の祈望之器を。
「ご明察。これが救世の転生者の証でもある国宝。印刀ホウゲツよ」
「印刀ホウゲツ……」
思わず感嘆と共に繰り返す。
国宝の刀。それこそ日本人的にはロマンの塊だ。
しかも国の名前を冠している辺り、ポイントが高い。
「これが持つ逸話。思念の蓄積による特性は二つ、内一つはかのデュランダルと同じ」
「デュランダル?」
前世でも有名な聖剣の名を耳にし、その逸話を頭に思い浮かべる。
「確か、不滅の刃」
「その通り。印刀ホウゲツもまた絶対不滅。たとえ同位階の祈望之器だろうと、破壊の特性を持ち、かつ思念の蓄積が上回っているものでなければ決して壊すことはできない」
「少なくとも、この世界においては救世の転生者が振るう武器である印刀ホウゲツに関する思念の蓄積を上回るものは存在しないはずだゾ。知名度と言い換えてもいいナ」
成程。
それはつまり、この刀は折れることもなく、切れ味が鈍ることもないということか。
とは言え、これを譲り受けたから急激に強くなれる訳ではない。
結局のところ武器は武器。道具だ。全ては俺の扱い次第だろう。
「それで、もう一つの特性は?」
「偉大なる英雄ショウジ・ヨスキ様の加護があると言われているのです……」
俺の問いにディームさんが答える。
が、余りに不十分な返答のまま言葉を終えてしまった。
「……え、ええと、それは具体的にどういう?」
「だから、加護があるのだゾ」
「ショウジ・ヨスキ様が見守って下さると伝えられてるの」
当人達は補足したつもりなのかもしれないが、全く補足になっていない。
もう少し説明があるのかと待っても、三人共口を閉ざしたままだ。
「え、それだけ?」
「それだけとは何ごとですか。ご先祖様を敬う気持ちを忘れてはいけないのです……」
「いや、まあ、実質的に効果はないけどね」
まだ何とかフォローしようとしているディームさんの努力を完膚なきまでにぶった切るように、ヒメ様がぶっちゃけてしまう。
やっぱり意味なんてないんじゃないか。
いや、その逸話によって何かしらの貨幣価値のようなものが向上する可能性はあるにはあるが、少なくとも戦闘に役に立つ特性ではなさそうだ。
もう単なる刀版デュランダルと考えておいた方がいいかもしれない。
「ただ、特性以外に注意点が一つ」
と、その結論で構わないと言うように次の説明に移るヒメ様。
ご先祖様の加護とやらは忘れよう。
「注意点、ですか?」
「そう。これを持つということは救世の転生者ですと喧伝してるようなものってこと」
それはその通りだろう。
思念の蓄積がある程に逸話が世に知られているのなら、所持者が誰かは明白。
何も考えずに人前で使えば、俺が救世の転生者であることが知れ渡ってしまう。
「だから、おいそれと使わないこと。いい?」
「救世の転生者であることを明かさなければならない場面、あるいは、それを明かしてでも何かをなさなければならない場面でもない限りナ」
「……まあ、当然ですね」
ヒメ様とトリリス様の忠告に、肯定の意を込めながら頷く。
この世界の戦いは基本的に複合発露によるものだ。
余程のことがない限り、この武器を使用せずに勝利できなければ救世などなし得ない。
一つの切り札として考えておけばいいだろう。
「さて、これだけは一応ちゃんと体裁は整えないとね。建国の英雄ショウジ・ヨスキ様に関わる国宝だから」
ヒメ様はそう言うと一つ深く礼をし、恭しく印刀ホウゲツを手に取った。
それから再び大人びた気配を一瞬にして纏って、静かで優雅な足取りで俺の前まで来る。
自然と俺の背筋もピンと伸びる。
「イリュファ。テアを頼む」
彼女と手を繋いだままでは礼儀に欠ける。
そう考えて呟くと同時に影の中から出てきたイリュファに、テアを託す。
それから俺はヒメ様の前に改めて姿勢正しく立った。
「救世の転生者イサク様。我が国の宝、今日まで受け継がれてきた偉大なる力をここに授けます。これを以って世界の救済を果たされんことを切に願います」
穏やかではあるが、必ず従わざるを得なくなるような威圧感も端々に滲む声色。
五百年の年月の蓄積。演技の精度。
その立場に強く求められ続けたが故のものなのだろう。
その過剰な老練さとでも言うべきものは、元の世界では決して見られないに違いない。
「……拝領致します」
それを前にして、俺もまた可能な限り慇懃な態度と共に両手で受け取った。
…………重いな。
歴代の転生者達と、それに関わった者達の意思が蓄積しているかのようだ。
とは言え、普段は腰に下げる訳にもいかないので影の中に保管することになる訳だが。
雑な扱いで少々申し訳なくも思う。
まあ、祈望之器の特性で不滅なのだから問題はないはず、としておくしかない。
「さて、わたし達の用件は一先ずこれで終わりだよ」
またすぐ厳かな雰囲気を霧散させ、ソファに頭から突っ込みながら言うヒメ様。
「イサクの方からはー、何かある?」
彼女はその状態のまま微妙に間延びした喋り方で尋ねてきた。
少し考える。
「……あ、すみません。一つお聞きしたいことがあったのですが」
「ん、何?」
「えっと、小耳に挟んだのですが、この学園都市トコハで妙な噂があるとかなんとか。それについて情報を頂ければ、と」
セト達の入学式の日。彼らの教室で盗み聞いたことについて。
詳しいことが知ることができれば。
そう思い、俺は国のトップたる彼女に救世の転生者の特権を活用するように問いかけた。
ただし、立場はセト達の兄として。
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