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第2章 人間⇔少女化魔物
140 無茶振り
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「……それは、可能なことなんですか?」
リビングデッドの上位少女化魔物を探し出し、その暴走を鎮める。
言葉にすれば単純だが、少なくとも過去の事例においては失敗した方法のはずだ。
相手が通常の少女化魔物よりも強大な力を持つ存在となれば、尚更困難となる。
これまでの説明を聞いた限りでは、もはやリビングデッドになってこいと言われているようにしか聞こえないが……。
「不可能では、ないと思われます」
ヒメ様はそう俺の問いに対し、歯切れの悪い答えを返してきた。
……こちらとしては、ある程度の無茶振りは覚悟しているつもりだ。
しかし、そういう曖昧な話し方をされると少し気勢をそがれる。
上に立って指示を出す側は、もっと堂々としていて貰いたいものだ。
とは言え。可能性が全くのゼロなら、そんな微妙な言い回しもしないだろう。
諸々の判断は、一先ず作戦の全貌を聞いてからでいい。
「具体的なところをお聞かせ願えますか?」
「……はい」
しかしヒメ様は、俺の極々当たり前な要求に一度そう応じたものの、逡巡するように表情を歪めながら瞑目すると共に口を噤んでしまった。
「あの、ヒメ様?」
戸惑いつつも声をかけるが、彼女は俯き加減のまま反応がない。
「ヒメ。奉献の巫女がそれでは示しがつかないのだゾ」
「…………分かってる」
トリリス様の忠言に、ようやくヒメ様は小さく素の口調で応えて顔を上げる。
それから彼女は、覚悟を決めたように俺を真っ直ぐ見据えながら再び口を開いた。
「まず前提として。それ以外ないということだけ、ご理解下さい」
それは…………まあ、そうではあるのだろう。
人間や少女化魔物のみならず動物、鳥はおろか昆虫までが感染を媒介する今回のケースでは、元凶を排除した上で感染者を一人残らず、という方法は現実的ではない。
どうあっても必ず漏れが生じる。
ウイルスや細菌ではない以上、免疫を持つということも期待できない。
その影響は、少女残怨によって人間が存在する限り残り続ける。
人類は衰退の一途を辿り、文明社会が瓦解する未来以外ない。
だが、暴走を鎮静化できれば、全てが丸く収まる。
生存している感染者は皆、元に戻り、犠牲者は最小限で済む。
国も文明社会も守られる。
最善の方法であることは間違いない。間違いないが……。
そうできたらいいな、では話にならない。
「理解はします。ですが、どうやってそこまで持っていくつもりですか?」
「……手順は、七人の上位少女化魔物の時と大筋では変わりません」
「対象を見つけ出し、拘束し、真・暴走・複合発露によって精神干渉する、ですか」
ヒメ様は頷いて同意を示す。
実際それ以外ないとは思う。しかし、さすがにそれは大筋にも程がある。
あちらこちらに問題が山積している。
ともあれ、まずは作戦の根幹に関わる懸念を解消しておかなければならない。
「感染者が増えれば増える程、身体強化の度合いが大きくなって干渉が困難になっていくんですよね? しかも相手は上位少女化魔物。通用しない可能性が高いのでは?」
「そこは時間との勝負でもありますが……」
俺の問いにヒメ様はそう答えつつ、テレサさんに視線を向ける。
それは何かの合図だったらしく、彼女は一つ頷くと忽然と姿を消した。
どこかへ転移したようだ。
そんな彼女の行動に疑問を持つ間にも、ヒメ様は言葉を続ける。
「十二時間以内であれば、二人分の真・暴走・複合発露で干渉可能と推定しています」
「二人分?」
視線を戻し、軽く首を傾げながら繰り返す。
第六位階最上位の力の重ねがけ。
確かに、それならば可能性はあるかもしれない。
だが、二人。第六位階の精神干渉を持つ存在が必要だ。
その内の一人がルシネさんなのは間違いないだろうが……。
現在、第六位階の精神干渉を持つ少女化魔物は彼女のみのはず。
そうなると、もう一人は――。
「ヒメ様」
その人物の顔を脳裏に思い浮かべていると、広間にテレサさんが戻ってきた。
予想通りの二人と、見覚えはあるものの初対面な一人を伴って。
恐らく、三人は既に作戦の全容を知っているのだろう。
役割を全面的に受け入れていることを示すように、すぐさまヒメ様の前で跪く。
「見ての通りです。ルシネとライム。この二人の力を以って干渉を行います」
果たして、もう一人は彼だったようだ。
ルシネさんと真性少女契約を結んだ、アロン兄さんの友人であるライムさん。
ガラテアに拉致されて行方不明になった兄さんこそが救世の転生者だと勘違いした結果、世界の危機に対抗するためと称して重い罪を犯し、収監されていた同郷の青年だ。
どうやら、特別労役のような形で駆り出されてきたらしい。
あくまでも彼は犯罪者という立場にあり、尚且つルシネさん達の行動を縛る保険でもあったため、本来彼女達とは離れ離れにされて管理されていたはずだが……。
国難を前に、対処可能な人材を死蔵しておく訳にはいかなかったのだろう。
リスクは承知の上で、というところか。
もっとも。既に過去を悔い、心から罪を償おうとしているライムさん達だ。
模範的な囚人として過ごしていると聞くし、俺は何ら心配していない。
複合発露の応用で、一瞬前の思考を読むことができるアコさんもそうに違いない。
「成程。それなら暴走の鎮静化は不可能ではなさそうですね。後は、どうやって二人の前にリビングデッドの上位少女化魔物を見つけ出して連れてくるかですが……」
「はい。…………それを、イサク様にお願いしたいのです」
またもや一瞬だけ躊躇い、しかし、振り払うようにヒメ様は告げる。
恐らくは最も困難で、最も危険だろう役割。
故に、それを押しつけることに罪悪感でも抱いているのかもしれない。
そうせざるを得ない状況は、僅かたりともヒメ様の責任ではあるまいに。
……余り自分を責めないようにフォローしておくか。
「他のEX級補導員ではなく、俺を選んだ理由は?」
その辺を再確認すれば、改めて心の整理もつくだろう。
俺しかいないのなら、仕方がない、と。
「それは……このホウゲツに帰属する少女征服者の中で、イサク様が持つ複合発露の構成が作戦に最も適しているからです」
「と言うと?」
「まず最低限、第六位階の身体強化がなければ、本体に近づく前に他の感染者の餌食になりかねません。また生身の防御力ではなく、間接的に攻撃を防ぐ手段も不可欠です」
それは正しくその通りだ。
速度全振りとは言え、第六位階の身体強化ではある〈裂雲雷鳥・不羈〉。
傷を負うとリビングデッド化する爪や牙を防ぐ氷を生む〈万有凍結・封緘〉。
少なくとも、これらに類する能力は必須だろう。
「その上で決して殺すことなく、対象を行動不能に陥らせなければなりません」
父さん達ならば、感染する前に上位少女化魔物の命を奪うことは不可能ではないかもしれないが、それも許されない。
救世の転生者としてのイメージ力。複合発露の強さも必要不可欠。
やはり――。
「俺に白羽の矢が立つのも道理ですね」
「はい。……ですが、相手は感染者からの思念の蓄積を得た上位少女化魔物。単純な膂力はイサク様を軽く上回り、速度もまた追随してくることでしょう」
「そして攻撃が掠っただけでも、その時点で終わり、ですか」
そうなれば、俺もまた徘徊するリビングデッドの一人に成り果ててしまう訳だ。
こればかりはさすがに想像するとゾッとする。
フェリトやサユキ、ライムさんの時よりも遥かに危険な戦いになるのは間違いない。
「それでも……ホウゲツを代表してお願い致します。イサク様、どうかこの国を救うために力をお貸し下さい」
ヒメ様はそう告げながら俺の前に歩み寄ると、床に直に正座して平伏した。
国の象徴、奉献の巫女たる少女の突然の行動に一瞬思考が止まり、慌てて膝を突く。
ちょっと今日の彼女はテンパり過ぎてる感がある。
「か、顔を上げて下さい。ヒメ様」
いずれにしても、少女の形をした存在の土下座など見ていられない。
正直、どんな暴力や恫喝よりも脅迫的だ。
人外ロリコンである俺にとっては特に。
だが、俺にそんな真似をする必要はない。
俺が、人外ロリの心からの願いを無視するなどあり得ないのだから。
「大丈夫です。安心して、俺に任せて下さい」
「……うん。ごめんね、イサク。無理を言って」
そして耳元で俺にだけ聞こえるように、まるで普通の女の子のように囁くヒメ様。
そんな弱々しい姿の彼女に俺は首を横に振り、その手を取って共に立ち上がった。
五百年。己の人生を犠牲に、使命を背負い続ける彼女達の心情を慮りながら。
リビングデッドの上位少女化魔物を探し出し、その暴走を鎮める。
言葉にすれば単純だが、少なくとも過去の事例においては失敗した方法のはずだ。
相手が通常の少女化魔物よりも強大な力を持つ存在となれば、尚更困難となる。
これまでの説明を聞いた限りでは、もはやリビングデッドになってこいと言われているようにしか聞こえないが……。
「不可能では、ないと思われます」
ヒメ様はそう俺の問いに対し、歯切れの悪い答えを返してきた。
……こちらとしては、ある程度の無茶振りは覚悟しているつもりだ。
しかし、そういう曖昧な話し方をされると少し気勢をそがれる。
上に立って指示を出す側は、もっと堂々としていて貰いたいものだ。
とは言え。可能性が全くのゼロなら、そんな微妙な言い回しもしないだろう。
諸々の判断は、一先ず作戦の全貌を聞いてからでいい。
「具体的なところをお聞かせ願えますか?」
「……はい」
しかしヒメ様は、俺の極々当たり前な要求に一度そう応じたものの、逡巡するように表情を歪めながら瞑目すると共に口を噤んでしまった。
「あの、ヒメ様?」
戸惑いつつも声をかけるが、彼女は俯き加減のまま反応がない。
「ヒメ。奉献の巫女がそれでは示しがつかないのだゾ」
「…………分かってる」
トリリス様の忠言に、ようやくヒメ様は小さく素の口調で応えて顔を上げる。
それから彼女は、覚悟を決めたように俺を真っ直ぐ見据えながら再び口を開いた。
「まず前提として。それ以外ないということだけ、ご理解下さい」
それは…………まあ、そうではあるのだろう。
人間や少女化魔物のみならず動物、鳥はおろか昆虫までが感染を媒介する今回のケースでは、元凶を排除した上で感染者を一人残らず、という方法は現実的ではない。
どうあっても必ず漏れが生じる。
ウイルスや細菌ではない以上、免疫を持つということも期待できない。
その影響は、少女残怨によって人間が存在する限り残り続ける。
人類は衰退の一途を辿り、文明社会が瓦解する未来以外ない。
だが、暴走を鎮静化できれば、全てが丸く収まる。
生存している感染者は皆、元に戻り、犠牲者は最小限で済む。
国も文明社会も守られる。
最善の方法であることは間違いない。間違いないが……。
そうできたらいいな、では話にならない。
「理解はします。ですが、どうやってそこまで持っていくつもりですか?」
「……手順は、七人の上位少女化魔物の時と大筋では変わりません」
「対象を見つけ出し、拘束し、真・暴走・複合発露によって精神干渉する、ですか」
ヒメ様は頷いて同意を示す。
実際それ以外ないとは思う。しかし、さすがにそれは大筋にも程がある。
あちらこちらに問題が山積している。
ともあれ、まずは作戦の根幹に関わる懸念を解消しておかなければならない。
「感染者が増えれば増える程、身体強化の度合いが大きくなって干渉が困難になっていくんですよね? しかも相手は上位少女化魔物。通用しない可能性が高いのでは?」
「そこは時間との勝負でもありますが……」
俺の問いにヒメ様はそう答えつつ、テレサさんに視線を向ける。
それは何かの合図だったらしく、彼女は一つ頷くと忽然と姿を消した。
どこかへ転移したようだ。
そんな彼女の行動に疑問を持つ間にも、ヒメ様は言葉を続ける。
「十二時間以内であれば、二人分の真・暴走・複合発露で干渉可能と推定しています」
「二人分?」
視線を戻し、軽く首を傾げながら繰り返す。
第六位階最上位の力の重ねがけ。
確かに、それならば可能性はあるかもしれない。
だが、二人。第六位階の精神干渉を持つ存在が必要だ。
その内の一人がルシネさんなのは間違いないだろうが……。
現在、第六位階の精神干渉を持つ少女化魔物は彼女のみのはず。
そうなると、もう一人は――。
「ヒメ様」
その人物の顔を脳裏に思い浮かべていると、広間にテレサさんが戻ってきた。
予想通りの二人と、見覚えはあるものの初対面な一人を伴って。
恐らく、三人は既に作戦の全容を知っているのだろう。
役割を全面的に受け入れていることを示すように、すぐさまヒメ様の前で跪く。
「見ての通りです。ルシネとライム。この二人の力を以って干渉を行います」
果たして、もう一人は彼だったようだ。
ルシネさんと真性少女契約を結んだ、アロン兄さんの友人であるライムさん。
ガラテアに拉致されて行方不明になった兄さんこそが救世の転生者だと勘違いした結果、世界の危機に対抗するためと称して重い罪を犯し、収監されていた同郷の青年だ。
どうやら、特別労役のような形で駆り出されてきたらしい。
あくまでも彼は犯罪者という立場にあり、尚且つルシネさん達の行動を縛る保険でもあったため、本来彼女達とは離れ離れにされて管理されていたはずだが……。
国難を前に、対処可能な人材を死蔵しておく訳にはいかなかったのだろう。
リスクは承知の上で、というところか。
もっとも。既に過去を悔い、心から罪を償おうとしているライムさん達だ。
模範的な囚人として過ごしていると聞くし、俺は何ら心配していない。
複合発露の応用で、一瞬前の思考を読むことができるアコさんもそうに違いない。
「成程。それなら暴走の鎮静化は不可能ではなさそうですね。後は、どうやって二人の前にリビングデッドの上位少女化魔物を見つけ出して連れてくるかですが……」
「はい。…………それを、イサク様にお願いしたいのです」
またもや一瞬だけ躊躇い、しかし、振り払うようにヒメ様は告げる。
恐らくは最も困難で、最も危険だろう役割。
故に、それを押しつけることに罪悪感でも抱いているのかもしれない。
そうせざるを得ない状況は、僅かたりともヒメ様の責任ではあるまいに。
……余り自分を責めないようにフォローしておくか。
「他のEX級補導員ではなく、俺を選んだ理由は?」
その辺を再確認すれば、改めて心の整理もつくだろう。
俺しかいないのなら、仕方がない、と。
「それは……このホウゲツに帰属する少女征服者の中で、イサク様が持つ複合発露の構成が作戦に最も適しているからです」
「と言うと?」
「まず最低限、第六位階の身体強化がなければ、本体に近づく前に他の感染者の餌食になりかねません。また生身の防御力ではなく、間接的に攻撃を防ぐ手段も不可欠です」
それは正しくその通りだ。
速度全振りとは言え、第六位階の身体強化ではある〈裂雲雷鳥・不羈〉。
傷を負うとリビングデッド化する爪や牙を防ぐ氷を生む〈万有凍結・封緘〉。
少なくとも、これらに類する能力は必須だろう。
「その上で決して殺すことなく、対象を行動不能に陥らせなければなりません」
父さん達ならば、感染する前に上位少女化魔物の命を奪うことは不可能ではないかもしれないが、それも許されない。
救世の転生者としてのイメージ力。複合発露の強さも必要不可欠。
やはり――。
「俺に白羽の矢が立つのも道理ですね」
「はい。……ですが、相手は感染者からの思念の蓄積を得た上位少女化魔物。単純な膂力はイサク様を軽く上回り、速度もまた追随してくることでしょう」
「そして攻撃が掠っただけでも、その時点で終わり、ですか」
そうなれば、俺もまた徘徊するリビングデッドの一人に成り果ててしまう訳だ。
こればかりはさすがに想像するとゾッとする。
フェリトやサユキ、ライムさんの時よりも遥かに危険な戦いになるのは間違いない。
「それでも……ホウゲツを代表してお願い致します。イサク様、どうかこの国を救うために力をお貸し下さい」
ヒメ様はそう告げながら俺の前に歩み寄ると、床に直に正座して平伏した。
国の象徴、奉献の巫女たる少女の突然の行動に一瞬思考が止まり、慌てて膝を突く。
ちょっと今日の彼女はテンパり過ぎてる感がある。
「か、顔を上げて下さい。ヒメ様」
いずれにしても、少女の形をした存在の土下座など見ていられない。
正直、どんな暴力や恫喝よりも脅迫的だ。
人外ロリコンである俺にとっては特に。
だが、俺にそんな真似をする必要はない。
俺が、人外ロリの心からの願いを無視するなどあり得ないのだから。
「大丈夫です。安心して、俺に任せて下さい」
「……うん。ごめんね、イサク。無理を言って」
そして耳元で俺にだけ聞こえるように、まるで普通の女の子のように囁くヒメ様。
そんな弱々しい姿の彼女に俺は首を横に振り、その手を取って共に立ち上がった。
五百年。己の人生を犠牲に、使命を背負い続ける彼女達の心情を慮りながら。
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