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二ミリの星 ~ハナ~
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小さな小さな衝撃が、今夜もぼくを揺り起こす。
ほっぺをつつかれる感覚に、ぼくは「うーん」と目をこする。
「こりゃ二ミリ!ボサボサしとる時間はないぞ!」
重たい瞼をゆっくり開けると、そこには見慣れたシルエット。
「うん?トップさん、どうしたの?」
目をこすりながら、問いかけるぼく。
相変わらず、小回りのききそうな姿で、今日もトップさんは絶好調だ。
さっとぼくのおでこに乗ると、小さな体でジャンプする。
「お前はいつでも呑気だのう。今すぐ行くぞ!」
言うとぴょーんと飛び跳ねて、床の上に着地した。
「また事件?」
ようやく起きて、あくびをするぼく。
そんなぼくに構わず、トップさんは小さな体で振り返った。
「お前さんの好きな星が、どこかに行っても良いならな」
トップさんは「ふふん」と言い、するりとドアの隙間に消えてった。
「ま、待ってよ!今、行くから!」
ぼくはあわてて、カーディガンを羽織ってから、小さな背中を追いかけた。
ぼくは、星が大好きだ。
理由はカッコいいから。
ぼくがこうやって、小さなおじさんと一緒に出掛けるのは、事件を解決すると星がもらえるから。
その時によって、形も色も大きさも、全部バラバラのぼくだけの星。
それをたくさん集めると、ぼくはどんどん大人になれる気がして、いつでもトップさんの後を追う。
事件はいきなりやって来て、ぼくたちは考えたり悩んだりしながら、それでもいくつかのお手伝いを成功させてきたんだ。
「何じゃ二ミリ、ニヤニヤしとるぞ!」
ぼくのことなんか見ていないようで、トップさんはぼくを叱る。
「ううん、何でもないよ?今日は、トップさん、何だか嬉しそうだな、って思っただけ」
ぼくの言葉に、トップさんは耳まで赤くなる。
「こりゃ!大人をからかうもんじゃないぞ」
おもちゃのような声で怒鳴られても、全然怖くない。トップさんがプンプンしているのを見ると、ぼくはいつも笑ってしまうんだ。
さっきまで怒っていたのも忘れて、トップさんは上を見上げる。
着いたのは、綺麗な花がたくさん咲いている所だった。
「ここに事件があるの?」
問いかけるぼくに、トップさんは「ふむ」と回りを見回す。
ぼくもトップさんのマネをして、回りをぐるりと見回した。
トップさんと同じ大きさになると、ぼくはいつも発見する。
小さくなって下から見る花たちは、少し怖かった。その大きさに、その色に飲み込まれそうになる。
ぼくを見下ろすその姿は、今にもぼくを吸い込んでしまいそうだ。
いつも同じ目線で見ている花、青・赤・紫・ピンク…。たくさんの花が集まって生る紫陽花の花は、まるで屋根のようにぼくの頭の上で揺れている。
雨の粒が重くて、風が揺れる度にゆっくりと揺れる花は、まるで踊ってるみたいだった。
「いたいた、こっちじゃ二ミリ」
トップさんのぼくを呼ぶ声で、遠くになったトップさんの元へと走ってく。
「この花が、困っているんじゃと…」
困っているという、まだ小さな白い紫陽花。
トップさんが話を聞いている。
といっても花が言葉を話すわけはなく、ぼくには聞こえない小さな小さな呟きを、トップさんはじっと集める。
「この花はの、自分が白いことが悩みのようじゃ」
「えっ!何で?」
白い紫陽花も、とっても綺麗なのに。
「何で白じゃいけないの?」
「回りを見てみい」
言われて回りを見るぼく。
「…見たけど、ぼくには分からないよ?」
ぼくの言葉に「はー!」と盛大な溜息をつくトップさん。
「回りの花は、みな色がついているじゃろ?」
確かに、濃い色から薄い色まで、色々な色が溢れていた。
「この花はな、自分に色がないことが嫌で、悲しくなっているんじゃと」
言われてみると、確かに白い花はしょんぼりしているように見えた。
「あのね?ぼくは、白ってとっても素敵な色だと思うよ」
ぼくの言葉が分かるのか、紫陽花が小さく揺れた。
「色がついてないんじゃなくて、つける必要がないから」
色んな色があっても、白ってすぐ見つけられる。
まっすぐな色だ。
「見ていると、すごく新鮮な新しい気持ちになれるんだ」
「新しい?」
トップさんが、ぼくに問いかける。
「うん、おろしたてのノートとか、新しいTシャツとか、まだ使ってない雑巾とか、消しゴム、靴下だってそう。ぼくは手にした時すごくわくわくするよ?真っ白な色って、見ていると何かこう、頑張るぞってぼくは思う色なんだけど。悲しくなっちゃうの?」
「確かに、白は始まりの色かもしれんな」
トップさんも頷いた。
「ね?君が色をつけたいなら、ぼく赤でも青でも、色をつけられるよ?」
「そんなことが、できるのか?」
「うん。この間、学校の先生が教えてくれたんだ。紫陽花の花の色の違いは、地面の栄養によって違うんだって」
ぼくの言葉に、トップさんは地面を見る。
いつもより近い地面、ぼくは小さく土を踏む。
「レモンとか梅とか、すっぱいような栄養がある土は、紫陽花の花を赤くさせるんだって。逆に青にするには、野菜とかキノコの栄養がいるんだって。紫にしたいなら」
「2つを混ぜる、というわけか」
トップさんが感心しながら、「ふむ」と頷く。
「だから、ぼくたちで君のいる地面に、なりたい色の栄養を持ってくれば、君は好きな色をつけることができる。でも、1度色がついてしまったら、もう白には戻れないよ?」
「吸った栄養分は、吐きだせないからのう」
「白い花が咲くのは、奇跡に近いんだ。白になりたくても、みんな色がついてしまっているから」
ざぁっと風が吹き、回りの紫陽花が揺れる。たくさんの色が揺れる中でも、白い色は決して染まらない。
白い紫陽花も1度回りに合わせて揺れると、そのままじっとしてしまった。
「この花は、白いままで良さそうだの」
トップさんの満足そうな言葉に、ぼくも笑う。
「だってトップさん、白いお花が好きなんでしょ?」
ずっと赤い顔で、紫陽花と一緒にいるのを見れば、ぼくにだって分かること。
「こりゃ二ミリ!大人をからかうんじゃない」
さあっと風が過ぎ、大きな紫陽花の花がぼくたちの上で揺れる。
大きく小さく揺れる、たくさんの花。まるで笑っているように見えた。
来た時には怖いと思っていたのが、嘘のようだ。
こんなにも綺麗なのに。
次に目が覚めた時、ぼくはベッドの中だった。
いつものように、ぼくを呼ぶママの声が聞こえる。
支度をしてから、椅子に座る。
「今日は、律の好きなヨーグルトがあるの」
ママの用意してくれた朝食を食べながら、ヨーグルトを見る。真っ白なヨーグルト、いつもはイチゴやブルーベリーのジャムを入れて、混ぜながら食べるのが好きだった。
「あとは、オレンジ?すもも?」
ママの手には、新しいジャムも用意されていた。
「ううん、今日はそのままで良いや」
真っ白なヨーグルト、食べたら少し酸っぱくて、白い砂糖を入れてもらった。
「今日は少し、お兄さんになったのかしら?」
ママの笑う声に、ぼくも笑って答えた。だって、なんて説明したら良いか分からなかったから。
「律、ちゃんと持ち物は調べた?」
ママの声は笑ってる。不思議に思って、ぼくはズボンのポケットに手を入れる。
いつもママが用意してくれるから、出さなくても入っているのは分かっていたんだ。
でも、今日はいつもと手触りが違うから、気になった。
広げてみると、真っ白なハンドタオル。
その右下には、小さな1つのマークがあった。
「気付いた?今日は新しいのよ。律、お星さま好きでしょう?」
ママの声に、今度も笑って応える。
「ありがとう、ママ」
指でなぞってから、もう1度たたんでポケットにしまう。
赤く柔らかい、たった1つのぼくの星。
今日は何か、新しいことが起きるかな?
つい嬉しくて、笑ってしまった。
「こりゃ二ミリ!ニヤニヤするな」
どこかで、トップさんの声がした。
ほっぺをつつかれる感覚に、ぼくは「うーん」と目をこする。
「こりゃ二ミリ!ボサボサしとる時間はないぞ!」
重たい瞼をゆっくり開けると、そこには見慣れたシルエット。
「うん?トップさん、どうしたの?」
目をこすりながら、問いかけるぼく。
相変わらず、小回りのききそうな姿で、今日もトップさんは絶好調だ。
さっとぼくのおでこに乗ると、小さな体でジャンプする。
「お前はいつでも呑気だのう。今すぐ行くぞ!」
言うとぴょーんと飛び跳ねて、床の上に着地した。
「また事件?」
ようやく起きて、あくびをするぼく。
そんなぼくに構わず、トップさんは小さな体で振り返った。
「お前さんの好きな星が、どこかに行っても良いならな」
トップさんは「ふふん」と言い、するりとドアの隙間に消えてった。
「ま、待ってよ!今、行くから!」
ぼくはあわてて、カーディガンを羽織ってから、小さな背中を追いかけた。
ぼくは、星が大好きだ。
理由はカッコいいから。
ぼくがこうやって、小さなおじさんと一緒に出掛けるのは、事件を解決すると星がもらえるから。
その時によって、形も色も大きさも、全部バラバラのぼくだけの星。
それをたくさん集めると、ぼくはどんどん大人になれる気がして、いつでもトップさんの後を追う。
事件はいきなりやって来て、ぼくたちは考えたり悩んだりしながら、それでもいくつかのお手伝いを成功させてきたんだ。
「何じゃ二ミリ、ニヤニヤしとるぞ!」
ぼくのことなんか見ていないようで、トップさんはぼくを叱る。
「ううん、何でもないよ?今日は、トップさん、何だか嬉しそうだな、って思っただけ」
ぼくの言葉に、トップさんは耳まで赤くなる。
「こりゃ!大人をからかうもんじゃないぞ」
おもちゃのような声で怒鳴られても、全然怖くない。トップさんがプンプンしているのを見ると、ぼくはいつも笑ってしまうんだ。
さっきまで怒っていたのも忘れて、トップさんは上を見上げる。
着いたのは、綺麗な花がたくさん咲いている所だった。
「ここに事件があるの?」
問いかけるぼくに、トップさんは「ふむ」と回りを見回す。
ぼくもトップさんのマネをして、回りをぐるりと見回した。
トップさんと同じ大きさになると、ぼくはいつも発見する。
小さくなって下から見る花たちは、少し怖かった。その大きさに、その色に飲み込まれそうになる。
ぼくを見下ろすその姿は、今にもぼくを吸い込んでしまいそうだ。
いつも同じ目線で見ている花、青・赤・紫・ピンク…。たくさんの花が集まって生る紫陽花の花は、まるで屋根のようにぼくの頭の上で揺れている。
雨の粒が重くて、風が揺れる度にゆっくりと揺れる花は、まるで踊ってるみたいだった。
「いたいた、こっちじゃ二ミリ」
トップさんのぼくを呼ぶ声で、遠くになったトップさんの元へと走ってく。
「この花が、困っているんじゃと…」
困っているという、まだ小さな白い紫陽花。
トップさんが話を聞いている。
といっても花が言葉を話すわけはなく、ぼくには聞こえない小さな小さな呟きを、トップさんはじっと集める。
「この花はの、自分が白いことが悩みのようじゃ」
「えっ!何で?」
白い紫陽花も、とっても綺麗なのに。
「何で白じゃいけないの?」
「回りを見てみい」
言われて回りを見るぼく。
「…見たけど、ぼくには分からないよ?」
ぼくの言葉に「はー!」と盛大な溜息をつくトップさん。
「回りの花は、みな色がついているじゃろ?」
確かに、濃い色から薄い色まで、色々な色が溢れていた。
「この花はな、自分に色がないことが嫌で、悲しくなっているんじゃと」
言われてみると、確かに白い花はしょんぼりしているように見えた。
「あのね?ぼくは、白ってとっても素敵な色だと思うよ」
ぼくの言葉が分かるのか、紫陽花が小さく揺れた。
「色がついてないんじゃなくて、つける必要がないから」
色んな色があっても、白ってすぐ見つけられる。
まっすぐな色だ。
「見ていると、すごく新鮮な新しい気持ちになれるんだ」
「新しい?」
トップさんが、ぼくに問いかける。
「うん、おろしたてのノートとか、新しいTシャツとか、まだ使ってない雑巾とか、消しゴム、靴下だってそう。ぼくは手にした時すごくわくわくするよ?真っ白な色って、見ていると何かこう、頑張るぞってぼくは思う色なんだけど。悲しくなっちゃうの?」
「確かに、白は始まりの色かもしれんな」
トップさんも頷いた。
「ね?君が色をつけたいなら、ぼく赤でも青でも、色をつけられるよ?」
「そんなことが、できるのか?」
「うん。この間、学校の先生が教えてくれたんだ。紫陽花の花の色の違いは、地面の栄養によって違うんだって」
ぼくの言葉に、トップさんは地面を見る。
いつもより近い地面、ぼくは小さく土を踏む。
「レモンとか梅とか、すっぱいような栄養がある土は、紫陽花の花を赤くさせるんだって。逆に青にするには、野菜とかキノコの栄養がいるんだって。紫にしたいなら」
「2つを混ぜる、というわけか」
トップさんが感心しながら、「ふむ」と頷く。
「だから、ぼくたちで君のいる地面に、なりたい色の栄養を持ってくれば、君は好きな色をつけることができる。でも、1度色がついてしまったら、もう白には戻れないよ?」
「吸った栄養分は、吐きだせないからのう」
「白い花が咲くのは、奇跡に近いんだ。白になりたくても、みんな色がついてしまっているから」
ざぁっと風が吹き、回りの紫陽花が揺れる。たくさんの色が揺れる中でも、白い色は決して染まらない。
白い紫陽花も1度回りに合わせて揺れると、そのままじっとしてしまった。
「この花は、白いままで良さそうだの」
トップさんの満足そうな言葉に、ぼくも笑う。
「だってトップさん、白いお花が好きなんでしょ?」
ずっと赤い顔で、紫陽花と一緒にいるのを見れば、ぼくにだって分かること。
「こりゃ二ミリ!大人をからかうんじゃない」
さあっと風が過ぎ、大きな紫陽花の花がぼくたちの上で揺れる。
大きく小さく揺れる、たくさんの花。まるで笑っているように見えた。
来た時には怖いと思っていたのが、嘘のようだ。
こんなにも綺麗なのに。
次に目が覚めた時、ぼくはベッドの中だった。
いつものように、ぼくを呼ぶママの声が聞こえる。
支度をしてから、椅子に座る。
「今日は、律の好きなヨーグルトがあるの」
ママの用意してくれた朝食を食べながら、ヨーグルトを見る。真っ白なヨーグルト、いつもはイチゴやブルーベリーのジャムを入れて、混ぜながら食べるのが好きだった。
「あとは、オレンジ?すもも?」
ママの手には、新しいジャムも用意されていた。
「ううん、今日はそのままで良いや」
真っ白なヨーグルト、食べたら少し酸っぱくて、白い砂糖を入れてもらった。
「今日は少し、お兄さんになったのかしら?」
ママの笑う声に、ぼくも笑って答えた。だって、なんて説明したら良いか分からなかったから。
「律、ちゃんと持ち物は調べた?」
ママの声は笑ってる。不思議に思って、ぼくはズボンのポケットに手を入れる。
いつもママが用意してくれるから、出さなくても入っているのは分かっていたんだ。
でも、今日はいつもと手触りが違うから、気になった。
広げてみると、真っ白なハンドタオル。
その右下には、小さな1つのマークがあった。
「気付いた?今日は新しいのよ。律、お星さま好きでしょう?」
ママの声に、今度も笑って応える。
「ありがとう、ママ」
指でなぞってから、もう1度たたんでポケットにしまう。
赤く柔らかい、たった1つのぼくの星。
今日は何か、新しいことが起きるかな?
つい嬉しくて、笑ってしまった。
「こりゃ二ミリ!ニヤニヤするな」
どこかで、トップさんの声がした。
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