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あなたは俺だけの物です
④※
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「…ぷぁ、はぁ、はぁ、はぁっ」
「時計見てください。もう1時ですよ。1時間以上キスしてましたね」
時計を見て眉をひそめる環さん。
今日が火曜日であることを考えると夜更かしをしたくないのだろう。
「環さん、もう寝たいですか」
同意するようにこくこくと頷いている。
「逆にどうしたら寝れると思いますか?」
「いぬか…ご、ご主人様が、気持ちよくなった、ら」
「100点満点の解答です。さて、どうすればいいかその素晴らしい頭脳で考えてみてください」
嫌そうな顔をしながらも、頬が赤くなっているのを俺は見逃していない。
当たり前だ。
この無自覚ドMの環さんが自慰をさせられて、肝心な箇所には一切触れずキスばかり繰り返して、興奮していないわけがない。
環さんはおずおずと後ろを向いてお尻を俺に突き出してくる。
お尻がプルプルと震えているのは羞恥心からか期待からか、おそらくどちらもといったところだろう。
「いぁっ」
「もっとお尻あげて下さい」
ぺちんとお尻を叩いてやるとその尻を高く突き上げ、代わりに顔面をシーツに埋めてしまった。
プライドの環さんにこの屈辱的な姿勢は辛いものがあるかもしれない。
「恥ずかしいんですか?」
「っ、…ずか、しい」
「ふ、ペットに恥ずかしいも何もないでしょう。こっち向きながらお尻でも振って早くその気にさせてください」
先程までほんのり桃色をしていた頬は完全に真っ赤に染まっていた。
ロボットのようなぎこちない動きでお尻を動かし、環さんなりに俺を誘惑してくる。
「で、おちんちん欲しい時はなんて言うんでしたっけ?」
「っ、あ」
前回の会議室ではほとんど理性も残っていなかったから比較的淫語にも抵抗はなかったが、今回はなまじ理性が働いてしまっているせいで中々口を開かない。
全裸で四つん這いになって秘部まで晒しているくせに淫語は言えないというのは謎だけど。
「まんこはずっとヒクついて俺を待ちわびてるみたいですけど」
「ち、ちがっ」
「こんなに濡らして…あっという間にはしたない身体になりましたね」
「ちがう、違うっ」
「気付いてますか?俺、今日一回もココ触ってないんですよ」
「っ」
「期待して濡らしてたんですよね。早く俺のが欲しいって、ずっと」
耳元で囁き続けていると環さんの涙腺がついに決壊し、つり目からはらはらと水滴が零れ落ちていく。
シーツに吸収されていくその涙を見て、俺は最高に興奮していた。
今か今かと肉棒を待ちわびている身体とは対照的に、いつまで経っても「小笠原環」を保ち続けようとするその矜持。
俺に従わざるを得ないと分かっていても、どんどん淫らになっていく自分の身体に心が追い付いていない。それでもこの人はこの人であり続けようとしている。
俺の理想の女。
やはりこの人を手放すことは絶対にできない。
誰にも渡さない。
「時計見てください。もう1時ですよ。1時間以上キスしてましたね」
時計を見て眉をひそめる環さん。
今日が火曜日であることを考えると夜更かしをしたくないのだろう。
「環さん、もう寝たいですか」
同意するようにこくこくと頷いている。
「逆にどうしたら寝れると思いますか?」
「いぬか…ご、ご主人様が、気持ちよくなった、ら」
「100点満点の解答です。さて、どうすればいいかその素晴らしい頭脳で考えてみてください」
嫌そうな顔をしながらも、頬が赤くなっているのを俺は見逃していない。
当たり前だ。
この無自覚ドMの環さんが自慰をさせられて、肝心な箇所には一切触れずキスばかり繰り返して、興奮していないわけがない。
環さんはおずおずと後ろを向いてお尻を俺に突き出してくる。
お尻がプルプルと震えているのは羞恥心からか期待からか、おそらくどちらもといったところだろう。
「いぁっ」
「もっとお尻あげて下さい」
ぺちんとお尻を叩いてやるとその尻を高く突き上げ、代わりに顔面をシーツに埋めてしまった。
プライドの環さんにこの屈辱的な姿勢は辛いものがあるかもしれない。
「恥ずかしいんですか?」
「っ、…ずか、しい」
「ふ、ペットに恥ずかしいも何もないでしょう。こっち向きながらお尻でも振って早くその気にさせてください」
先程までほんのり桃色をしていた頬は完全に真っ赤に染まっていた。
ロボットのようなぎこちない動きでお尻を動かし、環さんなりに俺を誘惑してくる。
「で、おちんちん欲しい時はなんて言うんでしたっけ?」
「っ、あ」
前回の会議室ではほとんど理性も残っていなかったから比較的淫語にも抵抗はなかったが、今回はなまじ理性が働いてしまっているせいで中々口を開かない。
全裸で四つん這いになって秘部まで晒しているくせに淫語は言えないというのは謎だけど。
「まんこはずっとヒクついて俺を待ちわびてるみたいですけど」
「ち、ちがっ」
「こんなに濡らして…あっという間にはしたない身体になりましたね」
「ちがう、違うっ」
「気付いてますか?俺、今日一回もココ触ってないんですよ」
「っ」
「期待して濡らしてたんですよね。早く俺のが欲しいって、ずっと」
耳元で囁き続けていると環さんの涙腺がついに決壊し、つり目からはらはらと水滴が零れ落ちていく。
シーツに吸収されていくその涙を見て、俺は最高に興奮していた。
今か今かと肉棒を待ちわびている身体とは対照的に、いつまで経っても「小笠原環」を保ち続けようとするその矜持。
俺に従わざるを得ないと分かっていても、どんどん淫らになっていく自分の身体に心が追い付いていない。それでもこの人はこの人であり続けようとしている。
俺の理想の女。
やはりこの人を手放すことは絶対にできない。
誰にも渡さない。
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