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ヒューバートがやってきたその日の夜、何年かぶりにレイの寝室を訪れた。
夕食の際にレイに「話したいことがある」と、声を掛けられたのだ。
数年前、レイと他言できないような行為に及んでいた際は基本的にレイが私の部屋に来ていたので、レイの部屋に入るのは本当に久しぶりのことだった。そういったことをしなくなってからは、意識的に私もレイの部屋には近寄らないようにしていた。レイが私から離れるために敷いてくれた境界線を、超えてはいけないと思ったから。
控えめにノックすると、一呼吸置いてレイが顔を覗かせた。数年前とは異なりすっかり大人の気配が滲む面立ちだが、学校へ行く際にセットしている赤茶の短髪は湯浴みをして解れており、いつもより幾分か幼く見えた。
「……入りなよ」
「うん。お邪魔しま~す」
私達は姉弟なのだし、姉が弟の部屋に訪れるのは何ら不埒なことでは無い。誰に見られても、何も咎められるような状況でもない。
なのに何となく後ろめたい気持ちになるのは、数年前に耽っていた行為のせいだろう。
私は薄暗い廊下を見回して使用人などが誰もいないことを確認し、扉を潜った。
間接照明の仄かな灯りが揺らめく薄暗い室内は、昔レイの勉強を見る際等に何度も訪れた部屋と同じはずなのに、なんだか知らない場所のようだった。
レイの体臭と、香の香りが入り混じったものだろうか? 私の部屋や家の中ともまた異なる、何だか良い香りがして落ち着かない。
そわそわと室内を見回していると、同じく緊張した面持ちのレイと目が合った。
「レイの部屋、久しぶりに入ったから何か緊張しちゃうね」
「何年ぶりだろうな。オレの部屋にねえちゃんがいるの、へんな感じだ」
二人でへらりと笑い合い、張り詰めた空気が幾分か解けるのを感じた。
それでも気まずいことには変わりない。お互いが、お互いの出方を伺ってる感じがする。
レイの話したいこと。
恐らく、以前エドガーが言っていた、「想い人」の件だろう。そして今日のヒューバートの訪問を確認していたことから考えると、自分には既に添い遂げたい相手がいるから、自分のことは気にせず安心して嫁に行って良い、といった所だろうか。
「……ねえちゃんさ、ヒューバート様との婚姻話、受けるの?」
「あ、やっぱり聞いてたんだ」
レイが堅苦しい雰囲気にしないためだろうか、ベッドに腰掛けたから、釣られて私も隣に座る。まじめな話をするのに緊張しているのか、隣のレイの体が一瞬強張った気がした。
「……そうだね、私ももう良い歳だし、この家にはレイがいるし、受けようかと思ってるよ」
ビクリ、と今度は明確に、レイの体が反応したのが伝わった。
「お互いの家にとっても、私やヒューバート様にとっても、悪い話じゃないしね。願ってもない話だよ」
「……ねえちゃんはヒューバート様のことが好きなのか?」
「えっ!?」
私より頭ひとつ分高い位置にある、レイを思わず見上げる。今夜の話の主題は、レイの想い人の件じゃなかったのか? というかーー
「す、好きじゃないよ! あんな女たらしの遊び人なんか」
「好きじゃないのに結婚するのかよ」
「好きじゃなくても結婚できるの! ……大人には、色々あるんだよ」
何故か苦しげに顔を歪ませるレイの視線を真っ直ぐに受けられず、私は俯いた。
「……オレは、好きでもない相手とねえちゃんには結婚してほしくない」
「レイ……」
「それに、結婚するってことは、子供を儲けることも求められるんだぞ!」
「そりゃぁ、まあ……そうだね」
「そうだねって……」
子供を授かるには、何をする事になるかは、レイもとっくに分かっている。これまで散々私とそれに近しい行為をしてきたし、ヒューバートと私が、それをする事になるのを想像して心配してくれているのだろう。
残念ながら、酸いも甘いも経験した大人の私は、相手に恋愛感情を抱いていなくてもそう言った行為はできてしまう。レイと、嘗てしていたように。
「まーその時はその時だよ。レイは私のことは気にせずに、自分の幸せのことだけ考えなさい」
「それなら求婚を拒んでよ」
「へ?」
「オレの幸せのことを考えるなら、ずっと側にいてよ、ねえちゃん」
ぎゅっと全身が温かい圧力で包まれ、一拍置いて私はレイに抱き締められていることに気付いた。
ここ数年、積極的にコミュニケーションを取っていなかったけれど、レイのお姉ちゃん子っぷりは昔から変わらず健在だったらしい。
昔は私の腕の中で泣いていたレイが、今ではすっぽりと私の体を包んでしまうほどに大きく、逞しい。時の流れの早さを感じると共に、私を慕い続けてくれている喜びと、それに相反する仄暗い感情が湧いて、私はレイの胸を押し返した。
「ねえちゃん……?」
「なーに言ってんの。レイはこの先可愛いお嫁さんをもらって、この家を継ぐんでしょ。私がいたらお邪魔虫になっちゃうじゃない」
「そんなこと……」
「それに、私だってこの家の役に立ちたいの。カーソン家に嫁いで、この家に利益を齎せるならそれ以上のことはないんだから。行き遅れのおねえちゃんに、最後に花持たせてよ」
この家に居続けてもいいのだと、そう言ってくれるレイの優しさに甘えてしまいそうになるから、早くこの話を切り上げたかった。
ここまで言えば、レイは身を引かざるを得ないだろう。レイだって流石に理解している。レイがこの家にやってきた時点で、私がこの家にとってお役御免になっている事を。
それに、レイが好きな人と一緒になるのに、のうのうと家に居続ける小姑にはなりたくはない。二人の邪魔になってでも、生家に利益を齎すことができずとも、家に居続けるだけの図太い意志と覚悟は持ち合わせていないのだ。
漸く諦めてくれたのか、私を抱き締めるレイの腕の力が緩んだ。
「……そこまで言うなら、分かったよ……。もう結婚をやめろなんて言わない」
「レイ……ありがとう」
両肩に手を置き、微笑み掛けてくれたレイにほっとする。
が、次の瞬間その手に突然力が籠り、僅かに感じた痛みに私は弾かれたように目の前の弟を再び仰ぎ見た。
「……その代わり、最後に思い出ちょうだい、ねえちゃん」
「えっ」
視界がひっくり返り、気付くと目の前にはレイの顔と、レイの部屋の天井が広がっていた。背中に感じる柔らかさでベッドに押し倒されたことが分かっても尚、私は今の状況が飲み込めず、瞬きを繰り返すことしかできない。
「ええと、レイくん。思い出とは一体……」
「ん? ねえちゃん分からないの? ……これまでオレと散々色んなことしておいて、分からないわけ……ないよな?」
昔とは似て非なる節くれだった指の背で、レイは私の頬をすりすり撫ぜると、瞳を細めた。
成熟し切っていない、まだあどけなさの残る面立ちのレイだが、その微笑みは婀娜やかでそれからちょっぴり意地悪な感じで。よく見知ったレイの顔なのに、何だか知らない人のようで、ぞくりと全身が粟立った。
私が放心しているのを良いことに、レイは慣れた手付きで私のナイトウェアのボタンを外し、あっという間に下着姿にされてしまった。
数年ぶりに、しかも成長したレイに下着姿を舐め回すように眺められ、カッと顔面に熱が昇る。
ままままずい、まずい! ボケっとしている場合じゃあない!
これはもう、まごう事なき、えっちなことをされる予兆がびんびんだ!
私は弾かれたように両手で胸元を覆い、精一杯の抵抗をする。
だがその抵抗も虚しく、レイの片手によって両腕は呆気なく頭上で拘束され、胸を強調するような万歳の体勢になった私は、たわわに育った二つの実をぷるるんと震わせることしかできなかった。
羞恥と混乱であわあわしている私を見下ろして、レイはおかしそうに目を細めて笑った。
「ねえちゃんのでっかいおっぱいが、そんなんで隠れる訳ないだろ」
「れ、レイ! ちょっとストップ! だめだよこんな、……もうこういうことするのは、やめたんじゃなかったの!?」
「オレがそんなこといつ言った?」
「た、たしかに直接聞いてはいないけど! でも、ここ数年何もしなかったじゃない、私達。……だから、姉弟でこう言うことするのは良くないことに気付いたのかなとか、レイに特定のお相手ができたのかなとか、色々考えて……」
「考えて、どう思った?」
「え?」
「ほっとした? それとも、残念に思った? ねえちゃんはまた、オレとこういうことしたかった?」
「ひぁッ?!」
突然胸の先で弾けた快感に視線を下すと、レイがブラを引き摺り下ろし、現れた蕾を抓り上げていた。
久方ぶりの他人からの刺激を味わう間も無く、レイによる乳頭への追撃が続いた。
「あっ、やッ、レイッ! だめ、」
「だめ? ねえちゃんの乳首、こんなに気持ちよさそうに硬く勃ってるのに?」
「あぅうッ!」
クニクニと親指で先端を穿られたかと思うと、ピンッ! と、人差し指でしっかりとそそり立った乳首を弾かれ、私は首をのけ反らせた。
「ハァ……やっぱりねえちゃんの乳首エロい……乳輪も、先っちょもでっかくて、すげー好き」
「やだ、ッ……あっ、舐めないでッ! ぅうんっ」
「んぶっ、……ねえちゃんが、触り方も舐め方も教えてくれたんだろ……」
レイは昔よりも大きく、長くなった舌をいやらしく突き出し、れろれろと乳首を舐め転がしてくる。そのまま乳輪ごと口に含まれると、ちゅぷちゅぷ吸われた。その度に甘い刺激が胸先を貫き、私は体を震わせる。
「あぅっ、…はッ、んんんっ!」
「…ねえちゃん、びくびくしてる。……相変わらず、乳首触られるの好きなんだな」
ううう恥ずかしい!
でも胸だけでもう気持ち良すぎる……!
5.6年前は恐る恐る小さな人差し指で乳首をつんつん突いて、「ねえちゃんきもちいい?」なんて聞いてきてたレイが、今や手慣れた手付きで下品にそそり立った私の乳首を、こしゅこしゅとしごき、更にもう片方の乳首も寂しく無いようにちゅぱちゅぱ舌と唇で弄んでくれている。
あ、いや昔も一瞬で愛撫の才を発揮させて、私をあんあん言わせていたけども……。
形の良い唇をいやらしく開き、唾液でテラついた真っ赤な舌を覗かせたまま、私を見上げてきたレイと目が合った。視線は私を射抜いたまま、レイは無駄に大きな私のおっぱいを鷲掴み、ビンビンに存在を主張している桃色乳首を舌で見せつけるように舐ってくる。
きゅん、と下腹部が唸って、ご無沙汰だった秘所から蜜が溢れるのを感じた。
レイが徐に片手を離し、私の両手の拘束を解放した。
今ならレイから離れることができる。今レイから離れれば、まだ間に合うかもしれない。でも……
「ねえちゃん、抵抗しないの?」
レイに声を掛けられ、びくりと体が反応した。
自由になったレイの片手は、ゆっくりと私の太腿に伸びて、下腹部と足の付け根を優しく摩ってくる。度々ショーツの上から割れ目を指先が掠め、焦ったい快感にびく、びく、と体が震えた。
「今ならオレを突き飛ばせば逃げられるかもよ?」
「んんッ」
「それとも、もっとしてほしい? 乳首の他ももっと触ってほしい?」
「ひゃぁんっ」
カリッと乳首に歯を立てながら、今度は明確に割れ目を指の腹で擦られ、盛大に反応してしまった。
レイが溝をねちっこくなぞってはショーツの上からお豆を引っ掻いてきて、腰がびくびくと跳ねた。下着の下のおまんこは既にトロトロに出来上がっていて、布越しでも分かる程に愛液でぐしょ濡れに違いない。レイにもそれがバレているかと思うと、恥ずかしくて顔が熱くなった。
それでももどかしい甘美な刺激は着実に私の興奮メーターを蓄積させていて、羞恥や姉としての矜持、後ろめたさを振り切ってでも、この欲望を解放したい欲に私の脳内は支配されていた。
もうこんなの、検討の余地なんてないじゃないか。
「もっと……」
「ん?」
「……もっと、んっ…、他のところも、レイにきもちよくしてほしいッ…です……!」
「……はッ…ほんとやらしい女だな、ねえちゃん」
恍惚とした表情で笑ったレイの溜息が、耳元を掠める。熱くて荒い呼吸にレイの興奮が伝わってきて、ぞくぞくと腰が揺れた。
待っていましたと言わんばかりに勢いよくレイの大きな手がショーツへ侵入してきて、しとどに濡れそぼった私の蜜壺を撫でてきた。
「あァっ!?…あっ…んんンッ……っ!」
「……ハァ……すげ、ぐちょぐちょ……」
「い、言わないで……ッ…ひぅうんっ」
数年ぶりの他者からの刺激は凄まじく、レイが秘裂に溢れて止まない愛液を己の指で塗りたくっては、淫粒を揺する度、甘い快楽が私の下腹部で爆発した。
数年経ってもレイはしっかりと私の弱いところを覚えていたようで、私の反応が明るいのを確認しては、敏感なお豆を綺麗に削り揃えた爪でカリカリと引っ掻いてくる。あまりの快感に全身が跳ねるのを止められず、私は刺激から逃れるようにレイの首にしがみついた。
「やぁッ…れ、レイっ、んッ…そこばっか、だめぇ」
「…ッ……だめ? だめじゃないだろ? だってほら」
「ああァあッッ」
ぬぷぷっと蜜穴に長い異物が侵入してきたのを感じて、私の子宮は歓喜に戦慄いた。
長らく閉ざされた隘路は空腹の獣のようにレイの指を捉え、きつく締め付けてはいやらしいお汁を溢れさせながら、奥へ奥へと指を咥えこむ。
どうしよう、成長した弟の指がきもちよすぎる……ッ!
何年かぶりに、しかも昔のレイとは異なり、成人男性のものとも大差無い、長く骨ばった指での刺激は格別のもので。私の体を熟知したレイは的確にイイ所を指圧し、度々親指ですっかり勃起した陰核をグニグニ捏ね回してきた。
しかし昔と比べてレイの手付きがやけに手慣れているけれど、自分とこのような行為をしなくなってから、レイは誰かとしたのかな。
快感にぼやける思考の中で、不意にそんな考えが過った。あれだけ私の体を求めていた思春期男子が、急にぱったりと肉欲断ちできるとも思えない。もしかしたらもしかしなくても、他のお相手とよろしくやっていたのでは……?
お腹の奥辺りに燻るもやついた感情を探る前に、2本、3本と指を増やされ、じゅぷじゅぷと膣壁への攻撃が苛烈になると、思考はあっという間に快楽と共に弾け散った。
「ッ…ねえちゃんのナカ、すごいうねってる……オレの指きもちいいの?」
「あぁ…ンッ!…きもちっ……きもちいいよぉ! ぅぅんッ…」
「はぁ、はぁ……ねえちゃん、かわいい…ねえちゃん……っ」
「あっ、あッ、ダメ!…ィっちゃ…イッちゃうぅ
! ~~~~~ッッ!!」
きゅんきゅん子宮が唸り、私はレイの首にしがみ付きながら、盛大に果てた。
びくん、びくん絶頂の余波をぼんやりと感じながら、未だ敏感な肉壁がレイの指を柔く締め付けているのを感じる。
にゅぷ…ッと指が恥孔から抜き取られると、「んっ」とまた変な声が出てしまい顔が熱くなった。
15も歳下の、しかも身内にまたもや痴態を晒してしまい、思考がクリアになると私は居た堪れなさと羞恥にレイの顔が直視できず、顔を背けた。
またも欲望に逆らえずやってしまった……レイに押し倒されたとは言え、合意してしまった私にも責任があるよな……。
「……ねえちゃん、イッたな」
「っ……恥ずかしいからあんまり見ないで……」
「やだ、顔が赤くなってるねえちゃんかわいいからもっと見たい」
「~~~~っ」
顔を背けた方向から覗き込まれ、また顔面に血が昇って行くのを感じる。
ななな、こんなにも甘い言葉を吐く子だっただろうか、この子はっ。
逃げ場が無くなり、未だ私を組み敷いているレイを恐る恐る仰ぎ見ると、陶器のように滑らかな頬にはうっすら汗が浮き出ていて、乱れた赤茶の前髪を鬱陶しげに掻き上げていた。我が弟ながら、歳の割に色っぽすぎやしませんか。
私を見下ろすアーモンド型の瞳の奥には爛々と情欲の色を湛え、なんならまだまだ息は荒ぶっている。
「れ、レイくん」
「ん?」
「徐にナイトウェアを脱いで、上半身裸の下着一枚になっているのは、汗を掻いたからでしょうか……?」
「ねえちゃん、何を今更言ってんの」
再び私に覆い被さるように距離を詰めると、レイは妖艶な笑みを浮かべた。
「思い出ちょうだいって、言っただろ。……大人のねえちゃんなら意味、分かってるよな?」
夕食の際にレイに「話したいことがある」と、声を掛けられたのだ。
数年前、レイと他言できないような行為に及んでいた際は基本的にレイが私の部屋に来ていたので、レイの部屋に入るのは本当に久しぶりのことだった。そういったことをしなくなってからは、意識的に私もレイの部屋には近寄らないようにしていた。レイが私から離れるために敷いてくれた境界線を、超えてはいけないと思ったから。
控えめにノックすると、一呼吸置いてレイが顔を覗かせた。数年前とは異なりすっかり大人の気配が滲む面立ちだが、学校へ行く際にセットしている赤茶の短髪は湯浴みをして解れており、いつもより幾分か幼く見えた。
「……入りなよ」
「うん。お邪魔しま~す」
私達は姉弟なのだし、姉が弟の部屋に訪れるのは何ら不埒なことでは無い。誰に見られても、何も咎められるような状況でもない。
なのに何となく後ろめたい気持ちになるのは、数年前に耽っていた行為のせいだろう。
私は薄暗い廊下を見回して使用人などが誰もいないことを確認し、扉を潜った。
間接照明の仄かな灯りが揺らめく薄暗い室内は、昔レイの勉強を見る際等に何度も訪れた部屋と同じはずなのに、なんだか知らない場所のようだった。
レイの体臭と、香の香りが入り混じったものだろうか? 私の部屋や家の中ともまた異なる、何だか良い香りがして落ち着かない。
そわそわと室内を見回していると、同じく緊張した面持ちのレイと目が合った。
「レイの部屋、久しぶりに入ったから何か緊張しちゃうね」
「何年ぶりだろうな。オレの部屋にねえちゃんがいるの、へんな感じだ」
二人でへらりと笑い合い、張り詰めた空気が幾分か解けるのを感じた。
それでも気まずいことには変わりない。お互いが、お互いの出方を伺ってる感じがする。
レイの話したいこと。
恐らく、以前エドガーが言っていた、「想い人」の件だろう。そして今日のヒューバートの訪問を確認していたことから考えると、自分には既に添い遂げたい相手がいるから、自分のことは気にせず安心して嫁に行って良い、といった所だろうか。
「……ねえちゃんさ、ヒューバート様との婚姻話、受けるの?」
「あ、やっぱり聞いてたんだ」
レイが堅苦しい雰囲気にしないためだろうか、ベッドに腰掛けたから、釣られて私も隣に座る。まじめな話をするのに緊張しているのか、隣のレイの体が一瞬強張った気がした。
「……そうだね、私ももう良い歳だし、この家にはレイがいるし、受けようかと思ってるよ」
ビクリ、と今度は明確に、レイの体が反応したのが伝わった。
「お互いの家にとっても、私やヒューバート様にとっても、悪い話じゃないしね。願ってもない話だよ」
「……ねえちゃんはヒューバート様のことが好きなのか?」
「えっ!?」
私より頭ひとつ分高い位置にある、レイを思わず見上げる。今夜の話の主題は、レイの想い人の件じゃなかったのか? というかーー
「す、好きじゃないよ! あんな女たらしの遊び人なんか」
「好きじゃないのに結婚するのかよ」
「好きじゃなくても結婚できるの! ……大人には、色々あるんだよ」
何故か苦しげに顔を歪ませるレイの視線を真っ直ぐに受けられず、私は俯いた。
「……オレは、好きでもない相手とねえちゃんには結婚してほしくない」
「レイ……」
「それに、結婚するってことは、子供を儲けることも求められるんだぞ!」
「そりゃぁ、まあ……そうだね」
「そうだねって……」
子供を授かるには、何をする事になるかは、レイもとっくに分かっている。これまで散々私とそれに近しい行為をしてきたし、ヒューバートと私が、それをする事になるのを想像して心配してくれているのだろう。
残念ながら、酸いも甘いも経験した大人の私は、相手に恋愛感情を抱いていなくてもそう言った行為はできてしまう。レイと、嘗てしていたように。
「まーその時はその時だよ。レイは私のことは気にせずに、自分の幸せのことだけ考えなさい」
「それなら求婚を拒んでよ」
「へ?」
「オレの幸せのことを考えるなら、ずっと側にいてよ、ねえちゃん」
ぎゅっと全身が温かい圧力で包まれ、一拍置いて私はレイに抱き締められていることに気付いた。
ここ数年、積極的にコミュニケーションを取っていなかったけれど、レイのお姉ちゃん子っぷりは昔から変わらず健在だったらしい。
昔は私の腕の中で泣いていたレイが、今ではすっぽりと私の体を包んでしまうほどに大きく、逞しい。時の流れの早さを感じると共に、私を慕い続けてくれている喜びと、それに相反する仄暗い感情が湧いて、私はレイの胸を押し返した。
「ねえちゃん……?」
「なーに言ってんの。レイはこの先可愛いお嫁さんをもらって、この家を継ぐんでしょ。私がいたらお邪魔虫になっちゃうじゃない」
「そんなこと……」
「それに、私だってこの家の役に立ちたいの。カーソン家に嫁いで、この家に利益を齎せるならそれ以上のことはないんだから。行き遅れのおねえちゃんに、最後に花持たせてよ」
この家に居続けてもいいのだと、そう言ってくれるレイの優しさに甘えてしまいそうになるから、早くこの話を切り上げたかった。
ここまで言えば、レイは身を引かざるを得ないだろう。レイだって流石に理解している。レイがこの家にやってきた時点で、私がこの家にとってお役御免になっている事を。
それに、レイが好きな人と一緒になるのに、のうのうと家に居続ける小姑にはなりたくはない。二人の邪魔になってでも、生家に利益を齎すことができずとも、家に居続けるだけの図太い意志と覚悟は持ち合わせていないのだ。
漸く諦めてくれたのか、私を抱き締めるレイの腕の力が緩んだ。
「……そこまで言うなら、分かったよ……。もう結婚をやめろなんて言わない」
「レイ……ありがとう」
両肩に手を置き、微笑み掛けてくれたレイにほっとする。
が、次の瞬間その手に突然力が籠り、僅かに感じた痛みに私は弾かれたように目の前の弟を再び仰ぎ見た。
「……その代わり、最後に思い出ちょうだい、ねえちゃん」
「えっ」
視界がひっくり返り、気付くと目の前にはレイの顔と、レイの部屋の天井が広がっていた。背中に感じる柔らかさでベッドに押し倒されたことが分かっても尚、私は今の状況が飲み込めず、瞬きを繰り返すことしかできない。
「ええと、レイくん。思い出とは一体……」
「ん? ねえちゃん分からないの? ……これまでオレと散々色んなことしておいて、分からないわけ……ないよな?」
昔とは似て非なる節くれだった指の背で、レイは私の頬をすりすり撫ぜると、瞳を細めた。
成熟し切っていない、まだあどけなさの残る面立ちのレイだが、その微笑みは婀娜やかでそれからちょっぴり意地悪な感じで。よく見知ったレイの顔なのに、何だか知らない人のようで、ぞくりと全身が粟立った。
私が放心しているのを良いことに、レイは慣れた手付きで私のナイトウェアのボタンを外し、あっという間に下着姿にされてしまった。
数年ぶりに、しかも成長したレイに下着姿を舐め回すように眺められ、カッと顔面に熱が昇る。
ままままずい、まずい! ボケっとしている場合じゃあない!
これはもう、まごう事なき、えっちなことをされる予兆がびんびんだ!
私は弾かれたように両手で胸元を覆い、精一杯の抵抗をする。
だがその抵抗も虚しく、レイの片手によって両腕は呆気なく頭上で拘束され、胸を強調するような万歳の体勢になった私は、たわわに育った二つの実をぷるるんと震わせることしかできなかった。
羞恥と混乱であわあわしている私を見下ろして、レイはおかしそうに目を細めて笑った。
「ねえちゃんのでっかいおっぱいが、そんなんで隠れる訳ないだろ」
「れ、レイ! ちょっとストップ! だめだよこんな、……もうこういうことするのは、やめたんじゃなかったの!?」
「オレがそんなこといつ言った?」
「た、たしかに直接聞いてはいないけど! でも、ここ数年何もしなかったじゃない、私達。……だから、姉弟でこう言うことするのは良くないことに気付いたのかなとか、レイに特定のお相手ができたのかなとか、色々考えて……」
「考えて、どう思った?」
「え?」
「ほっとした? それとも、残念に思った? ねえちゃんはまた、オレとこういうことしたかった?」
「ひぁッ?!」
突然胸の先で弾けた快感に視線を下すと、レイがブラを引き摺り下ろし、現れた蕾を抓り上げていた。
久方ぶりの他人からの刺激を味わう間も無く、レイによる乳頭への追撃が続いた。
「あっ、やッ、レイッ! だめ、」
「だめ? ねえちゃんの乳首、こんなに気持ちよさそうに硬く勃ってるのに?」
「あぅうッ!」
クニクニと親指で先端を穿られたかと思うと、ピンッ! と、人差し指でしっかりとそそり立った乳首を弾かれ、私は首をのけ反らせた。
「ハァ……やっぱりねえちゃんの乳首エロい……乳輪も、先っちょもでっかくて、すげー好き」
「やだ、ッ……あっ、舐めないでッ! ぅうんっ」
「んぶっ、……ねえちゃんが、触り方も舐め方も教えてくれたんだろ……」
レイは昔よりも大きく、長くなった舌をいやらしく突き出し、れろれろと乳首を舐め転がしてくる。そのまま乳輪ごと口に含まれると、ちゅぷちゅぷ吸われた。その度に甘い刺激が胸先を貫き、私は体を震わせる。
「あぅっ、…はッ、んんんっ!」
「…ねえちゃん、びくびくしてる。……相変わらず、乳首触られるの好きなんだな」
ううう恥ずかしい!
でも胸だけでもう気持ち良すぎる……!
5.6年前は恐る恐る小さな人差し指で乳首をつんつん突いて、「ねえちゃんきもちいい?」なんて聞いてきてたレイが、今や手慣れた手付きで下品にそそり立った私の乳首を、こしゅこしゅとしごき、更にもう片方の乳首も寂しく無いようにちゅぱちゅぱ舌と唇で弄んでくれている。
あ、いや昔も一瞬で愛撫の才を発揮させて、私をあんあん言わせていたけども……。
形の良い唇をいやらしく開き、唾液でテラついた真っ赤な舌を覗かせたまま、私を見上げてきたレイと目が合った。視線は私を射抜いたまま、レイは無駄に大きな私のおっぱいを鷲掴み、ビンビンに存在を主張している桃色乳首を舌で見せつけるように舐ってくる。
きゅん、と下腹部が唸って、ご無沙汰だった秘所から蜜が溢れるのを感じた。
レイが徐に片手を離し、私の両手の拘束を解放した。
今ならレイから離れることができる。今レイから離れれば、まだ間に合うかもしれない。でも……
「ねえちゃん、抵抗しないの?」
レイに声を掛けられ、びくりと体が反応した。
自由になったレイの片手は、ゆっくりと私の太腿に伸びて、下腹部と足の付け根を優しく摩ってくる。度々ショーツの上から割れ目を指先が掠め、焦ったい快感にびく、びく、と体が震えた。
「今ならオレを突き飛ばせば逃げられるかもよ?」
「んんッ」
「それとも、もっとしてほしい? 乳首の他ももっと触ってほしい?」
「ひゃぁんっ」
カリッと乳首に歯を立てながら、今度は明確に割れ目を指の腹で擦られ、盛大に反応してしまった。
レイが溝をねちっこくなぞってはショーツの上からお豆を引っ掻いてきて、腰がびくびくと跳ねた。下着の下のおまんこは既にトロトロに出来上がっていて、布越しでも分かる程に愛液でぐしょ濡れに違いない。レイにもそれがバレているかと思うと、恥ずかしくて顔が熱くなった。
それでももどかしい甘美な刺激は着実に私の興奮メーターを蓄積させていて、羞恥や姉としての矜持、後ろめたさを振り切ってでも、この欲望を解放したい欲に私の脳内は支配されていた。
もうこんなの、検討の余地なんてないじゃないか。
「もっと……」
「ん?」
「……もっと、んっ…、他のところも、レイにきもちよくしてほしいッ…です……!」
「……はッ…ほんとやらしい女だな、ねえちゃん」
恍惚とした表情で笑ったレイの溜息が、耳元を掠める。熱くて荒い呼吸にレイの興奮が伝わってきて、ぞくぞくと腰が揺れた。
待っていましたと言わんばかりに勢いよくレイの大きな手がショーツへ侵入してきて、しとどに濡れそぼった私の蜜壺を撫でてきた。
「あァっ!?…あっ…んんンッ……っ!」
「……ハァ……すげ、ぐちょぐちょ……」
「い、言わないで……ッ…ひぅうんっ」
数年ぶりの他者からの刺激は凄まじく、レイが秘裂に溢れて止まない愛液を己の指で塗りたくっては、淫粒を揺する度、甘い快楽が私の下腹部で爆発した。
数年経ってもレイはしっかりと私の弱いところを覚えていたようで、私の反応が明るいのを確認しては、敏感なお豆を綺麗に削り揃えた爪でカリカリと引っ掻いてくる。あまりの快感に全身が跳ねるのを止められず、私は刺激から逃れるようにレイの首にしがみついた。
「やぁッ…れ、レイっ、んッ…そこばっか、だめぇ」
「…ッ……だめ? だめじゃないだろ? だってほら」
「ああァあッッ」
ぬぷぷっと蜜穴に長い異物が侵入してきたのを感じて、私の子宮は歓喜に戦慄いた。
長らく閉ざされた隘路は空腹の獣のようにレイの指を捉え、きつく締め付けてはいやらしいお汁を溢れさせながら、奥へ奥へと指を咥えこむ。
どうしよう、成長した弟の指がきもちよすぎる……ッ!
何年かぶりに、しかも昔のレイとは異なり、成人男性のものとも大差無い、長く骨ばった指での刺激は格別のもので。私の体を熟知したレイは的確にイイ所を指圧し、度々親指ですっかり勃起した陰核をグニグニ捏ね回してきた。
しかし昔と比べてレイの手付きがやけに手慣れているけれど、自分とこのような行為をしなくなってから、レイは誰かとしたのかな。
快感にぼやける思考の中で、不意にそんな考えが過った。あれだけ私の体を求めていた思春期男子が、急にぱったりと肉欲断ちできるとも思えない。もしかしたらもしかしなくても、他のお相手とよろしくやっていたのでは……?
お腹の奥辺りに燻るもやついた感情を探る前に、2本、3本と指を増やされ、じゅぷじゅぷと膣壁への攻撃が苛烈になると、思考はあっという間に快楽と共に弾け散った。
「ッ…ねえちゃんのナカ、すごいうねってる……オレの指きもちいいの?」
「あぁ…ンッ!…きもちっ……きもちいいよぉ! ぅぅんッ…」
「はぁ、はぁ……ねえちゃん、かわいい…ねえちゃん……っ」
「あっ、あッ、ダメ!…ィっちゃ…イッちゃうぅ
! ~~~~~ッッ!!」
きゅんきゅん子宮が唸り、私はレイの首にしがみ付きながら、盛大に果てた。
びくん、びくん絶頂の余波をぼんやりと感じながら、未だ敏感な肉壁がレイの指を柔く締め付けているのを感じる。
にゅぷ…ッと指が恥孔から抜き取られると、「んっ」とまた変な声が出てしまい顔が熱くなった。
15も歳下の、しかも身内にまたもや痴態を晒してしまい、思考がクリアになると私は居た堪れなさと羞恥にレイの顔が直視できず、顔を背けた。
またも欲望に逆らえずやってしまった……レイに押し倒されたとは言え、合意してしまった私にも責任があるよな……。
「……ねえちゃん、イッたな」
「っ……恥ずかしいからあんまり見ないで……」
「やだ、顔が赤くなってるねえちゃんかわいいからもっと見たい」
「~~~~っ」
顔を背けた方向から覗き込まれ、また顔面に血が昇って行くのを感じる。
ななな、こんなにも甘い言葉を吐く子だっただろうか、この子はっ。
逃げ場が無くなり、未だ私を組み敷いているレイを恐る恐る仰ぎ見ると、陶器のように滑らかな頬にはうっすら汗が浮き出ていて、乱れた赤茶の前髪を鬱陶しげに掻き上げていた。我が弟ながら、歳の割に色っぽすぎやしませんか。
私を見下ろすアーモンド型の瞳の奥には爛々と情欲の色を湛え、なんならまだまだ息は荒ぶっている。
「れ、レイくん」
「ん?」
「徐にナイトウェアを脱いで、上半身裸の下着一枚になっているのは、汗を掻いたからでしょうか……?」
「ねえちゃん、何を今更言ってんの」
再び私に覆い被さるように距離を詰めると、レイは妖艶な笑みを浮かべた。
「思い出ちょうだいって、言っただろ。……大人のねえちゃんなら意味、分かってるよな?」
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