ヒロイン??そんなのお断りです。

めい

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序章

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素敵な朝だ!

失礼、私はクリスティア、平民です!
こののどかな村、ノアに母と二人で住んでいます。

今日、私は冒険者登録に行きます!

あ、展開が早すぎますか?
失礼しました…

では、冒険者ギルドに向かう間、私の話を聞いてください。

私は5才の時に、前世の記憶を思い出しました。
地球の日本で暮らしていたという記憶…とは言え、何かの世界に転生した!とか、ここはゲームや小説の世界だ!と言うのは記憶にありません。
残念です…
神様からチートを貰ってこの世界を救う!って言うこともなく、生まれた瞬間にすごい魔力だ!とか言われることもなく、平々凡々に育ちました。
つまり何事もなく、貧乏生活です!(つまらん)

この世界は庶民向けに学校がきちんとあります。
8才~14才まで通うことができます。(義務教育ですよ!凄いです!)
読み書き計算などの一般教養に加え、魔物との戦い方や、魔法の使い方について勉強しました。
生きていく上で必修なんです。
魔物いる!イエーイ!なんて、不謹慎ですが、RPG好きなオタクが前世だったので、わくわくしてしまいました…(反省)
そんな学校を、私は幼馴染みと共にもう卒業しました。
これからは一人立ちです!

着替えたので、下に降りましょう!
母が食事を作って、待っているはずです!

「おはよう、お母さん」
「おはよう、クリス」(クリスは私の名前の略式です。あだ名だね!)

ベーコンエッグにパン、それとシチューの定番朝ごはん!
記憶を取り戻したとき、生活水準が意外と高いことに感謝しました(笑)
パンは、前世の記憶のレシピで作ったので、我が家のはフワフワです!
でも、飯テロはしてないよ!

「今日は冒険者ギルドに行くんだろ?
    ルスクとパーティー組んで」
「うん、昔っから約束してたからね!
    ルスクと一緒に、稼いでくるよ!」
「そう、無茶だけはしないでよ?
    女の子なんだから…本当は、もっと安全な仕事だってあるのに…」
「わかってるよ!
    安全第一で働く!約束は守るって!」
「ならいいけどね…
    せっかく学年一位で卒業したのに冒険者なんてね~…」
「それは何度も話したでしょ!
    私は冒険者になりたいの!
    大丈夫、無茶だけはしないって…約束はちゃんと守るから!
    ルクスもいるし!」
「わかってるわよ。
    ルクスくんが一緒じゃなかったら、絶対反対したわ…
    むしろ、ルクスくんに申し訳ないわ…
    こんなお転婆に付き合わさせて…(泣)」
「ちょっとお母さん、私ルクスに無理矢理頼んでないわよ?
    ルクスっからパーティー組もうって言ってきたんだから!」
「あなたが心配だからでしょ…
    ルクスくんに迷惑かけないのよ?
    ひどい怪我はしないこと!いいわね」
「わかってる!
    もう行かなきゃ!
    ルクスが待ってるわ!」
「はい、行ってらっしゃい。
    気をつけてね!」
「は~い!行ってきます♪」

よし、ルクスの家に向かおう!
これから、冒険者になるのか~
わくわくしちゃうね!

転生した時は学校で、私の隠された能力覚醒するかも!って思ったけど、特になし。
この世界は、魔力があるけど、私は少し多いってだけでした。

学校ではステータスは確認しません。
協会か冒険者ギルドでしか見れないです。
学校では、勉強を習うことが主だったから、戦闘は護身術がほとんど。
剣は振り方、魔法は魔力の流れと生活魔法の勉強くらいだった。
だから、ここからが私のスタートだね!
あ、ルクス見っけ!

「ルクス!おはよう♪」
「おはよう、クリス。
    今日はいつも以上に元気だね」
「フフ、待ちに待った冒険者登録だからね!
    気分も高まるよ!」
「じゃあ、行こうか。
    低ランクの仕事、なくなったら困るし。
    今日、さっそくクエストするんでしょ?」
「うん!初仕事、頑張ろう!」

「クリスティア、おはよう。
    ルクスのこと、おねがいね?」
と、ルクスのおばさま、挨拶挨拶!
「おはようございます。
    任せてください、ルクスは私が守ります!」
「違うでしょ?
    クリスのお守りを俺がするんでしょ?」
「お守りなんて必要ないよ!?」
「ふふ、仲良いわね…
    二人とも、怪我なんてしないで、無事に帰ってきてね」
「は~い!行ってきます!」
「行ってきます、母さん。」

「あらぁ~、ルクスにクリスティア、美男美女でおでかけかい?」
おっと、おしゃべり大好きおばさま達!
「今日は、冒険者登録に行ってくるの!」
「そうかい、本当に冒険者になるんだねぇ…
    クリスティアなら、王国で仕事も出来ただろうに…」
「私は冒険者が良いの!じゃあ、行ってきます♪」
「気を付けるんだよ~」

実はルクス、おばさんが言ってたとおり、美少年です。
髪の毛は濃い茶色と平凡ですが、目はとても澄んだエメラルドで、キリッとしたイケメンくんです!
こんな田舎の村になぜこの顔!?ってくらいのイケメンです!
ぶっちゃけ、前世の私、どストライクな顔してます!
正直、彼が実は勇者で、私は幼馴染みのヒロインみたいな展開、ある気がします!
何を隠そう、私も美少女です。
自分で言ってて恥ずかしい…てか、虚しい?
前世は、髪の毛が綺麗なことくらいが自慢の平凡女だったからな…
まあそのせいか、二人で歩くと目立つ目立つ…
おしゃべり大好きおばさまには、堪らないね!

「また言われちゃったね。クリス」
「まあね、先生にもよく言われたよ…
    でも、私は冒険者になりたいの!
    諦められないの!」
「クリスはいつまでたっても、そう言ってるよね。
    まあ、俺も冒険者になりたかったし、何処までも付き合うよ。」

ぐはぁ!
好みのイケメンくんにそんな言われかたしたら、息できない!
しかし、顔には出さない!
アラサーのポーカーフェイス舐めるな!

「ありがとう、ルクス!
    持つべきものは、優しい幼馴染みだね♪」

と、おしゃべりしながら歩いていたら、冒険者ギルドに着きました。

「着いたね、まだ朝早いから、そんなに混んでないね。」
「早めに来て正解だったね!
    さっそく登録にいくよ、ルクス!」
「わかったから、前を見て、転ぶから。」

受付のお姉さん発見!
登録登録!

「おはようございます。登録ですか?」
「わかりますか?お願いしたいんですけど。」
「ええ、田舎はそんなに冒険者はいませんから、顔は全員覚えています。
    こちらに記入をお願いします。」
「は~い」

クリスティア、と、机ちょっと高いなあ…
やっぱり、冒険者って体格いい人が多いから、受付も大きめだね。

「はい、確認します。
    ルクス様が剣士、クリスティア様が魔法使いですね。
    二人でパーティーを組みますか?」
「はい、お願いします。」
「では、カードの登録とステータスを確認します。
    こちらの水晶に魔力を流してください。」

先にルクスが触ります。
「はい、ありがとうございました。
    レベル11ですか、自己鍛練を頑張ったのですね。
    スキルも剣士に申し分ございません。
    問題なく剣士でギルドカードを発行します。」
「やったね、ルクス!レベル11だって!」 
「うん、毎日の成果が見れるのは、うれしいな。」

はい、イケメンくんの素敵笑顔頂きました~!アザース!
さて、私もやってしまおう!

「はい、ありがとうございました。
    レベル9ですね。きちんと練習してきてますね。
    スキルの魔力操作がとても高いです。
    基礎を怠らないのは、素晴らしいですね。
    魔法は、初級までは全部習得されています…あら?」
「?どうかしました?」
お姉さんの滑らかな誉めトークの数々を聞いてたら、突然驚いたような声がしました。
「光魔法初級マスター…?」
「光魔法?」
「光魔法って、伝説になっているやつか?
    おとぎ話にもなってる?」
「私が使えるの?
    あれって、架空の話じゃなくって?」
「すいません。ステータスに書いてあるんですか?」
「あ、いえ、少々お待ちください…
    でも、間違いなんてまさか…あるはず…
    クリスティア様、こちらの水晶でもう一度測ってみましょう。
    誤作動の可能性もあるので…」
「は、はい、わかりました。」

ぽわっと水晶が魔力を感知して光りましたね。

「どう!?」

お、お姉さん…かぶりついてみてる…

「やっぱり、光魔法初級マスターって出てる!!
    誤作動じゃない!!
    マスター!ギルドマスター!!」
「あ、お姉さん!」

行っちゃった…。
ルクスの顔を見ますが、ルクスもわけわからないって顔してます。
でも、光魔法、光魔法か~…
ついにチート!?
来ちゃった!?
光魔法ってことは、癒しの魔法とか出きるのかな~!
この世界のおとぎ話だと、たしか使ってたよね!?
良いね~!良いね~!
冒険が捗っちゃうよ♪
伝説作れちゃうかな♪
あれ、でも、今ギルドマスター呼びに行ったよね、お姉さん…
え、まさか、これから長~いお話し始まらないよね?
冒険行けるよね!?
薬草取りのクエスト行って、ゴブリン退治できるよね!?

「ルクス…まさか、これから長~いお話し、始まらないよね?
    クエスト行けるよね!?」
「………」

無言やめて!
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