植人 第1章 自意始起

スタディーグループ

（そう言えば今日も篠笥ささきは休みだったな）（そうだな）
昼休み友崎と二人で昼飯を食べていた

（なあどうせなら俺は皆で大学生活を送りたい）ふとそんな事を友崎が言いだした
（お前の行く大学とかレベル高そうだな）（まあ正直俺が合わせるって手もある）

（それは無しだな）（えー別に良いじゃんか）
（友崎は出来る奴なんだ正直将来が凄く期待できる）（だから）

（お前が勉強を教えて僕をそこに行けるくらいにしてくれ）（そう来たか）
（そうだなじゃあスタディーグループでも作るか）（スタディーグループ？）

（まあ勉強する集まりとでも思ってくれ）（それは良いな）
（この話篠笥と妻川にもして良いか？）（俺はそのつもりだったんだが）

そして僕はスタディーグループを作る事にした
放課後に僕は友崎と妻川のいる教室に行き

（妻川放課後空いてる？）（別に空いてるけど何かあった？）
（今日はこの間のカフェでもまた行こう）

そうして僕達はカフェに行きスタディーグループの話をした
（何それめっちゃ良いじゃんもちろん私は参加するよ）（良し）（あとは篠笥だけだな）

その日はそれで解散した
次の日篠笥が学校に来た（おはよう篠笥）（おはよう植木・友崎も）

（休んでたが何かあったのか？）（まあ家の用事でちょっとな）
（そうか）これ以上は何も聞かないのが得策だな

（篠笥）（何だ？）僕は昨日の話を篠笥にした
（それで全員で行けたら嬉しいなもちろん参加するよ）（良しこれでメンバーは揃ったな）

（じゃあ今週の土曜の１３時に駅前集合で一回集まらないか？）（俺は良いよ）（同じく）
（ちゃんと勉強道具もって来いよ）（はーい）（分かった）（あとは妻川か）
その後妻川にメッセージを送った所【ＯＫ】と返事が来た

そして当日になり僕は駅前に向かった
既に３人いた一人増えてもやはり僕が一番最後か

（良しじゃあ行きますか）（どこ行くんだ？）（そうだな図書館に行こうと思うんだが良いか？）
（じゃあそれで）（異議なし）そして図書館に向かうことにした

そして図書館に着いた中に入り席を確保しそれぞれ勉強道具を広げた
（そう言えば初めましてだね妻川さん）（妻川で良いわよこちらこそ始めました篠笥君）

こうして勉強を開始してそれぞれの得意不得意を教えあって言った
まあ僕は教えてもらうのに徹底するんだが

成績的に言えば友崎・篠笥・妻川・僕の順番か自分で言っててヤバイと思った
（植木そこはこうした方がお前は憶えれる）（おおすげぇ出来るわ）（お前は結構飲み込み良いからな）

そうしてスタディーグループの活動はどんどん増えていき
そしてそれは結果として現れた１か月後の９月後半学校のテスト順位で僕達は全員１０位以内にいた