植人 第1章 自意始起

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初詣

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次の日
朝起きてリビングに向かった

(おうおはよう植木)(おはよう友崎)
(朝飯食う?)(もちろん)友崎がテーブルに朝ご飯を用意した

(頂きます)僕は友崎の朝ご飯を食べ終えた
(そう言えば今日何時から行くんだ?)(まあ後40分後くらいだな)(駅前集合だ)(そうか)

友崎は既に携帯でメッセージを送っていたらしい
(良しそれまで暇だからそうだな)友崎は外を見て(雪合戦でもするか)(マジか)

僕と友崎は外に出た
前に貰った手袋をして

近くの公園に来た(良しじゃあやるぞ)(おう)僕は手袋を外した
(手袋外すのか?)(何かこんな事で汚したりするのは申し訳ないからな)(そうだな)

雪を触ったが特に冷たくは無いな(ひえーやっぱつめてー)友崎はそんな事を言っていたちなみに友崎は素手だ
(よーし食らえ)雪玉が飛んで来たそれを僕は避けた

僕も雪玉を投げ返した友崎はそれを蹴った(そんなのありかよ)ただ蹴って砕け散った雪が友崎のズボンに入ったのか(つめて~)そんな事を言っていた

友崎の携帯が鳴った
(植木そろそろ行くぞ)(もうそろ妻川が着くらしい)(分かったじゃあ行こうか)

そうして僕達は駅に向かった途中自分の手を見たら赤くなっていた気が付かなかった
向かっている最中に手が乾いたので手袋をはめた

駅前に着いた(おっいた)離悲孤と篠笥がいた(すまん少し遅れた)(大丈夫全然待ってないから)
離悲孤は浴衣を着ていた(似合ってるよ)(ありがとう植木君)(じゃあ行こうか)(おう)

僕達は近くにある神社に来た
結構人がいた(人多いな)(そうだな)(だね)

(まずはお参りからだな)(分かった)そう言って列に並んだ
自分たちの順番が来て先に篠笥と離悲孤が終わらせた

そして次に僕と友崎の番だ
(植木いくら入れるんだ?)ちなみに僕は555円入れようと思っていた(555円だな)

(奇遇だな俺も555円だわまさか被るとわな)(だな)
共に賽銭を入れてお参りが終わった

篠笥たちの元に集合した(友崎何願ったんだ?)(うん?植木が落ちませんように)(おいおい俺だけかよ受かるの心配されてるの?)(嘘だそんな心配してねーよ)(来年もお前と楽しくいれるように願っただけだ)

(良くそんな事恥ずかしげもなく言えるな)(そりゃそうだろ)
皆それぞれで願ったんだな

それからおみくじを引いた
(皆どうだったよ)(ちなみに俺は大吉)僕(吉)篠笥(中吉)(私も吉)

内容はそんな良くは無かった【失うもの出る】とか【勉学気を抜くな】とかだった
(よーし大体終わったし解散するか?)(そうだな)友崎と篠笥は先に帰った

(妻川一緒に帰えるか?)(うっうん)少し照れているのか顔が赤った
(人志君手袋付けてくれてるんだね)(そりゃせっかく貰ったんなら使わないとな)

少し雑談をして(じゃあ私こっちだから)(ああ、気を付けて帰れよ)(分かった)
僕も家に帰ったそうして初詣が終わった
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