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第二章 心霊現象について
魔王対呪術師
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「お前は達は誰だ」
四十手前の女性が近づいてくる、髪はぼさぼさでところどころ白い毛が混じっている。
顔は化粧などせず、浅黒く口をあけると、歯が数本欠けており、残りは虫歯で真っ黒くなっている。
白いワンピースがだったものが黄色く変色していた。
しばらく我輩たちを睨んでいたが
「わかっているぞ、お前は私を殺しにきたんだろ、この悪魔め」
そういって家に逃げ込んでいく。
「あいつは魂が見えるのか」
わりといい線いっているぞ
「あれは一応悪口です」きっぱりとノエルが言い切る。
そうか、我輩にはわかりにくい。
二人で家に入る。
部屋には呪文のようなものが書かれた紙があちこち張られていた。
「お札のようですね、強い力を封じている。」
よくわからんが、我輩が近づくとお札が勝手に燃えてしまうのでなるべく力を抑え触れないように歩く。
部屋の中央に入ると、中年の女性がすごい形相で我輩たちを見ていた。
「この悪魔め、私を殺せるものなら、殺してみろ」
そう叫ぶと奥の白い紙でできたような薄い扉をあける。
「えっ?」ノエルが声をあげる。
扉の置くには、白い紙、オフダと呼ばれたものがいくつも貼り付けられた女の霊が現れた。
強い霊気が流れ出す。
霊気は肉体を持たない妖魔が出す力のカケラであるが、
「こんな強い力、これヒトじゃない」
確かに、その通である、ヒトの出す霊気ではなかった。
これはもっと精霊に近い力である。
これは邪悪な精霊
「そうか!水の精霊を呪術で悪霊化に変化させている」
ノエルが言うようにこれは高等な技術である。
しかしこれはヒトが手におえるシロモノではない、その証拠にその強い霊気い当てられ制御者である、術士そのものの精神が崩壊し始めている。
殺す、壊す、犯すなど物騒なキーワードをぶつぶつと中年の女が呟いている。
もうその目は我輩たちをヒトとして認識していないようだった。
「どうしよう、こんなもの相手にできない!!」ノエルが非常に怯えている。
いけえぇええええ
大声で女性が我輩たちに指をさした。
「来る!」ノエルが身構える。
しーん
悪霊と化した精霊はピクリともしない。
いけえええええええ
再び女の怒号が響く
「来る!!」ノエルが身構える。
しーん
悪霊と化した精霊はピクリとも動かない。
お願い行って…
困惑した女性が懇願するように精霊を見るがぴくりとも動かない
よくみればわかるが微かに震えていた。
それはそうだろう、精霊クラスが魔王クラスに立ち向かえるわけがない、チワワに対して恐竜に襲いかかれと命令しているようなものである。
こうして我輩たちは勝利を収めた。
「ねえ、もう少し演出とか配慮できないの?なんかすごく私馬鹿みたいじゃない?」
ノエルがすごく悲しそうに我輩に訴えてくるが無視し続ける。
●
第11回ファンタジー小説大賞にエントリーしました。
現在、お気に入り数 1(爆笑)
お気に入りに登録された奇特な1名様、大変感謝です。
これからもよろしくお願いします。
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「えっ?」ノエルが声をあげる。
扉の置くには、白い紙、オフダと呼ばれたものがいくつも貼り付けられた女の霊が現れた。
強い霊気が流れ出す。
霊気は肉体を持たない妖魔が出す力のカケラであるが、
「こんな強い力、これヒトじゃない」
確かに、その通である、ヒトの出す霊気ではなかった。
これはもっと精霊に近い力である。
これは邪悪な精霊
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もうその目は我輩たちをヒトとして認識していないようだった。
「どうしよう、こんなもの相手にできない!!」ノエルが非常に怯えている。
いけえぇええええ
大声で女性が我輩たちに指をさした。
「来る!」ノエルが身構える。
しーん
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しーん
悪霊と化した精霊はピクリとも動かない。
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それはそうだろう、精霊クラスが魔王クラスに立ち向かえるわけがない、チワワに対して恐竜に襲いかかれと命令しているようなものである。
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