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対決!新緑の神龍!!

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俺達は悠久の森に入った。
途中でキマイラが何体か襲ってくる。
「ハウンドバスター!!」
幼女達は次々とモンスターを倒していく。
俺は昼飯に焼きチーズおにぎりの入ったトマトスープのバジルペーストを作る。
バルメザンチーズとコンソメスープを使った料理だ。
豆腐と蒸し鶏のサラダも用意する。
姉妹達は喜んでいた。
俺はマンディアンという、チョコレートのお菓子を用意して幼女達と神龍に会う。
「おお、また来たか、勇者達よ」
神龍が言った。
「また奴隷が必要になって…」
エリザベスが言う。
「この弟子が仲間が欲しいっていうから…」
チャロ。
「うむ。そんな単純な理由では、聞き届けられないな」
神龍が言う。
「どうしても妹に会いたいんです!」
俺。
「ほぅ…」
神龍は言う。
「なら、我と戦ってみるか?」
「はい」
「お主ひとりで」
「え」
えええええええ!?
「ちょっと待って。俺回復魔法しか使えないんですけど!?」
俺。
「はい」
エリザベスが剣を渡す。
「はい?」
「『カーズド・スピリット』。これ使えば私達の劣化能力貸し与えられるから」
「劣化ーーー!?」
大丈夫なんだろうか。
「さあ、挑んでこい!!」
神龍が言う。
「…仕方ないなぁ…」
俺は妹の為に、剣を振るった。



神龍が鮮血の召喚ブラッディ・スピナーを放つ。
「ひええええぇええ!?」
俺は逃げ回った。
マンディアンで回復しつつ、ネオ・サラマンドラインフェニティ(劣化版)で攻撃。
神龍はとぐろを巻きながら、追いかけてくる。
海王片鱗パンチネプチューンフラグメントパンチで、神龍の弱点である尻尾を攻撃。
MPとHPを回復しつつ、攻撃を続ける。
ひたすらの作業ゲー。
アイテム数に注意を払いつつ、瀕死にならないように神龍を確実に撃破していく。
「うむ。キャターモール姉妹の戦闘をみていたせいか、バトルにも慣れてきたようだな」
神龍が言う。
「はあーーっ!!」
俺はライトニングソニックを放つ。
神龍がドラゴンウエーブを放った。
劣化版とはいえ、姉妹達の能力もなかなかのものだ。
すると、俺の体が光った。
「これはーー?」
「おお、レベルアップして、新しい技を覚えたようですね!!」
アブリルが言う。
俺は無意識のうちにマンディアンを空中になげて、呪縛の亡霊カーズド・スピリットでマンディアンを切った。
すると、星屑の球のようなものが剣から溢れてきた。
「『銀河空波乱舞ギャラクシーソニック』!!」
俺は星屑を神龍に当てた。
技を使ったと同時に、HPも回復する。
「おおー」
神龍が感心した。

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