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第2章 雪乃との日常
第22話 雪乃の家出2
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猫又、唯、チュン太郎、ペン吉を引き連れて、あの大きな池のある公園へとやってきた雪乃は、
克海におんぶしてもらい、仲良く公園を散歩したあの日を思い出す。
雪乃「あの日が懐かしいものであるな。ついこの間の出来事であるというのに、もう随分と昔のことのようである。優しい兄様であったな、、、。」
猫又「雪乃、ホントにこれでよかったのか?俺なんかのためにここまでする必要があったのか?」
雪乃「いいのである。猫又ちゃんは気にしないで頂きたい。あくまであたしが決めたことなので。」
ペン吉「それにしても、これからどうするつもりだよ。」
雪乃「みんなで力を合わせて自給自足の生活をするしかにゃい、、、」
ペン吉「ほんとにそれでいいのか?学校はどうするんだよ?雪乃まだ中学生で義務教育期間中なんだろ?」
雪乃「学校なんて、行ってもどうせいじめられるだけなんだから、別にどうでもいいのである。」
ペン吉「そうか、、、。まぁ、俺たちは協力するけどよ、つまんない意地張ってるとかだったら謝って帰った方がいいと思うぜ?」
雪乃「つまんにゃい意地を張っているわけではにゃい!ちゃーんとした考えに基づいての決断である!」
ペン吉「ならいいけどよ。」
雪乃「..........」
すこし表情が曇っている雪乃。ペン吉はそれに気づいていた。
猫又「それじゃまぁ、野生で生きていくならまずは住処を作らないとな。」
雪乃「そ、そうであるな。」
一方、三条邸では、、、
房々「ううう、ううう、ううううう、、、」
大粒の涙を流す房々。
克海・克海母「....................」
房々「ほんと馬鹿ですよね、わたしは。世間体を重視するあまり、大切な家族をないがしろにして妻に出ていかれ、挙句の果てにまだあんなに小さな娘にまで出ていかれるなんて。これが世間体を気にし過ぎた男の末路ってやつですか。周りの目なんか気にせず、もっと自分の本心に正直になって生きるべきだったのでしょうか。」
克海・克海母「....................」
房々「あの子に言われたんです。"この世に家族よりも大切なものなんてあるわけない"と。それを聞いてはっとしましたよ。でもですよ?それでも私は、この日本古来より伝わる名門、三条家の当主なんです。この家も守らねばならない。そうなると、犠牲にしなければならないものも当然出て来る。
でもその挙句の果てが妻と娘を失う結果とは、なんとも哀れな末路ですよね、はは、はは、ははははははははは、、、」
克海・克海母「....................」
房々「今日ほど一般家庭を羨んだ日はないですよ、、、」
克海「確かに、正直これはちょっと難しい話ですね。落としどころをどう決めたらいいか、検討もつきません。」
克海母「ちょっと、何言ってんのよ!」
克海「じゃあ母さんには、何か解決策があるの?あるなら、具体的に話してみてよ。」
克海母「そ、それは、、な、ないけど、、、」
克海「だろ?」
克海母「.............」
克海「でもとにかく、俺は兄として妹を放っておけません。兄と言っても出会ってまだ日の浅い兄ですが、それでも雪乃は俺の妹です。お供がいるとはいえ、あんなに小さな子が一人で生きていけるわけがない。意地を張って出て行ったものの、どこかで行き詰って、あわあわしている様が容易に想像できますよ!」
克海母「そうね!ぼさっとしててもしょうがないし!とにかく雪ちゃんを探しましょう!話はそれからね!」
房々「二人ともありがとう、、、」
克海「で?どこを探す?」
克海母「まずはそこからよね、、、」
克海「俺的には、あそこしかないと思っているんだよ。」
克海母「え?どこ?」
克海「おれと雪乃が初めてお出かけしたところ、つまり、あの大きな池のある公園さ。」
克海母「どうしてそう思うの?」
克海「兄としての直感かな!」
克海母「なるほど、でも、可能性がありそうな場所を手当たり次第に探すしかないわよね!」
房々「二人ともありがとう、、、」
克海「じゃあさっそく向かいましょう!」
克海におんぶしてもらい、仲良く公園を散歩したあの日を思い出す。
雪乃「あの日が懐かしいものであるな。ついこの間の出来事であるというのに、もう随分と昔のことのようである。優しい兄様であったな、、、。」
猫又「雪乃、ホントにこれでよかったのか?俺なんかのためにここまでする必要があったのか?」
雪乃「いいのである。猫又ちゃんは気にしないで頂きたい。あくまであたしが決めたことなので。」
ペン吉「それにしても、これからどうするつもりだよ。」
雪乃「みんなで力を合わせて自給自足の生活をするしかにゃい、、、」
ペン吉「ほんとにそれでいいのか?学校はどうするんだよ?雪乃まだ中学生で義務教育期間中なんだろ?」
雪乃「学校なんて、行ってもどうせいじめられるだけなんだから、別にどうでもいいのである。」
ペン吉「そうか、、、。まぁ、俺たちは協力するけどよ、つまんない意地張ってるとかだったら謝って帰った方がいいと思うぜ?」
雪乃「つまんにゃい意地を張っているわけではにゃい!ちゃーんとした考えに基づいての決断である!」
ペン吉「ならいいけどよ。」
雪乃「..........」
すこし表情が曇っている雪乃。ペン吉はそれに気づいていた。
猫又「それじゃまぁ、野生で生きていくならまずは住処を作らないとな。」
雪乃「そ、そうであるな。」
一方、三条邸では、、、
房々「ううう、ううう、ううううう、、、」
大粒の涙を流す房々。
克海・克海母「....................」
房々「ほんと馬鹿ですよね、わたしは。世間体を重視するあまり、大切な家族をないがしろにして妻に出ていかれ、挙句の果てにまだあんなに小さな娘にまで出ていかれるなんて。これが世間体を気にし過ぎた男の末路ってやつですか。周りの目なんか気にせず、もっと自分の本心に正直になって生きるべきだったのでしょうか。」
克海・克海母「....................」
房々「あの子に言われたんです。"この世に家族よりも大切なものなんてあるわけない"と。それを聞いてはっとしましたよ。でもですよ?それでも私は、この日本古来より伝わる名門、三条家の当主なんです。この家も守らねばならない。そうなると、犠牲にしなければならないものも当然出て来る。
でもその挙句の果てが妻と娘を失う結果とは、なんとも哀れな末路ですよね、はは、はは、ははははははははは、、、」
克海・克海母「....................」
房々「今日ほど一般家庭を羨んだ日はないですよ、、、」
克海「確かに、正直これはちょっと難しい話ですね。落としどころをどう決めたらいいか、検討もつきません。」
克海母「ちょっと、何言ってんのよ!」
克海「じゃあ母さんには、何か解決策があるの?あるなら、具体的に話してみてよ。」
克海母「そ、それは、、な、ないけど、、、」
克海「だろ?」
克海母「.............」
克海「でもとにかく、俺は兄として妹を放っておけません。兄と言っても出会ってまだ日の浅い兄ですが、それでも雪乃は俺の妹です。お供がいるとはいえ、あんなに小さな子が一人で生きていけるわけがない。意地を張って出て行ったものの、どこかで行き詰って、あわあわしている様が容易に想像できますよ!」
克海母「そうね!ぼさっとしててもしょうがないし!とにかく雪ちゃんを探しましょう!話はそれからね!」
房々「二人ともありがとう、、、」
克海「で?どこを探す?」
克海母「まずはそこからよね、、、」
克海「俺的には、あそこしかないと思っているんだよ。」
克海母「え?どこ?」
克海「おれと雪乃が初めてお出かけしたところ、つまり、あの大きな池のある公園さ。」
克海母「どうしてそう思うの?」
克海「兄としての直感かな!」
克海母「なるほど、でも、可能性がありそうな場所を手当たり次第に探すしかないわよね!」
房々「二人ともありがとう、、、」
克海「じゃあさっそく向かいましょう!」
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