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8-Fake Fate Fay
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工場地下20階付近
308部隊"サーティエイト"
シオン
フェルトが手榴弾1個で開けた大穴に飛び込み、まずサイクロプスを撒く。内部は瓦礫まみれだ、隠れ場所には困らなかったし、レア小隊のもう片方が陽動に出れば奴はサーティエイトを諦めた。その後フェルトと合流、とりあえず1人1回ずつ頰をひねって泣かせたのち、ナイトメアのナビゲートに従って発電機まで辿り着く。
まぁーとにかく深い、人間の出入りを想定していないので1階2階という概念はあまり当てはまらないものの、崩落した部分の下にもまだまだ地下施設がある。特に発電室に行く最中に見た超広大な試験空間、明らかに野球ドームと同程度の体積があった、地下深くに。
「もしかしてここ、ただの工場じゃない?」
『気付くのが遅すぎないかねリタよ』
「………………ヒナ先生、あなたの気持ちはよくわかった」
フェルトの援護を受けたメルが爆薬を設置している間、その空間上部にあるキャットウォークで待機していた残り3人だったが、ヘッドギアからそんなのが流れてくるやヒナとシオンはがっちり握手した。「誰? リタって」などと言うレアは適当にはぐらかしておく、ウイスキー会社の創業者の奥さんがそんな名前だった気もする、あとハリケーンとか。
『アサルトギア』
「え?」
『メルのタブレットに記録が残っている、B1とかいう基地のパソコンから人型兵器の図面を手に入れてきただろう、それがアサルトギアだ』
「あぁ、たしかガンダムの設計図とか……ちょっと待て、なんで私らは本名で呼んでメルはコールサインで呼ぶんだよ!?」
『奴の本名に該当する単語の発言が許されていない』
「私らのも設定しやがれ!!」
なんというか、大した害は無いといえば無いのだが24時間コールサインで呼ばれ続ける生活に慣れてしまっていきなり本名出されると落ち着かないというか、『仕方ないなぁ……』とかメルが呟いた直後、ナイトメアは舌打ち、それで騒ぎは落ち着いた。
『話を続けるぞ。全高10メートル、重量80トン前後の、このアサルトギアと命名された兵器は登場から数百年経っているが、おそらくこれを超える兵器カテゴリは未だ現れていない』
『あくまで中身が現代版な時だけねー、中世の戦車と現代の戦車は別物でしょー?』
『メルには昨日言ったが、AI側は既に航空戦力の必要性を認めていない、空を飛ぶ都合上、即時交戦可能な状態で待機させるとそれだけで燃料が飛んでいくからだ。まぁ要するに舐めプされてる訳だが、だからといって準備をしていない訳ではない。……ところですまないメル、ここのネットワークに繋いだら管理者に捕捉される可能性を危惧しているのはわかるが、私をLANに繋いでくれ』
『それはつまりそういう事と認識してよござんすね?』
なんて
ナイトメアとメルがやっている間、眼下の試験場の隅っこで音がした。
巨大なシャッターである、祭りの山車がそのまま入るくらいのシャッター、それが動いている。縦12m、横10m程度、サイズ的には直前情報と合致しているといっていい。
「おいおいおいおいおいおいおいおい」
「あ、リタってあなたの本名!?」
「遅い!!!!」
これからここで何が起きるか既に察したシオン、急にピンときてるポンコツ小隊長を引っ張ってキャットウォークを出口方向へ。その間もシャッターはガラガラと動き続け、なんか、フラットダークアースカラーの"脚"が見えてきた。
『ん……よし、よーし。おっと……発電機は死んだな、すぐに予備へ切り替わるがバッテリー電源でレーザーに電力供給しようなどとは思わんだろ』
ズン、と揺れが起きるや視界は真っ暗になる、レアは若干パニックしたが原因はわかりきっているので慌てない。
『AGA-102 フレスベルク、可視光は全周囲、前方120度のみ赤外線でも視れる。内蔵武器は右腕に30ミリチェーンガン、左腕に70ミリロケット。それ以外には機体各所にハードポイントがある、少なくともハンガー内には120ミリ滑腔砲が常備されているようだ。ブースターから火を噴いて滑走移動し、最大速度は時速60キロ。遅いとか言うなよ、95トンあるんだぞ』
「いやいや細かい事はいいから! 歩兵が勝てないってだけわかればいいから!」
『ではここまでの情報を踏まえて耳かっぽじって聞くがいい』
照明が回復すると、今言われた通りの人型兵器が実験場に踏み込んでくる所だった。
装甲のほとんどが明るい砂漠色、継ぎ目や関節部のみつや消しブラックが覗く。装甲はどちらかといえば曲線の方が目立ち、頭部のメインカメラはバイザーの内側にある。前腕部には固定武装の砲口らしき穴が開くが、彼?はそれを使うよりもなっがい砲身の滑腔砲を引き出してくるのに夢中らしい、一度こちらに背を向けて背負い式の砲を肩に担ぐ。
それが終わればがしゃがしゃりと振り返って。
『ぎゃーぎゃー喚いてないで走れぇぇ!!』
308部隊"サーティエイト"
シオン
フェルトが手榴弾1個で開けた大穴に飛び込み、まずサイクロプスを撒く。内部は瓦礫まみれだ、隠れ場所には困らなかったし、レア小隊のもう片方が陽動に出れば奴はサーティエイトを諦めた。その後フェルトと合流、とりあえず1人1回ずつ頰をひねって泣かせたのち、ナイトメアのナビゲートに従って発電機まで辿り着く。
まぁーとにかく深い、人間の出入りを想定していないので1階2階という概念はあまり当てはまらないものの、崩落した部分の下にもまだまだ地下施設がある。特に発電室に行く最中に見た超広大な試験空間、明らかに野球ドームと同程度の体積があった、地下深くに。
「もしかしてここ、ただの工場じゃない?」
『気付くのが遅すぎないかねリタよ』
「………………ヒナ先生、あなたの気持ちはよくわかった」
フェルトの援護を受けたメルが爆薬を設置している間、その空間上部にあるキャットウォークで待機していた残り3人だったが、ヘッドギアからそんなのが流れてくるやヒナとシオンはがっちり握手した。「誰? リタって」などと言うレアは適当にはぐらかしておく、ウイスキー会社の創業者の奥さんがそんな名前だった気もする、あとハリケーンとか。
『アサルトギア』
「え?」
『メルのタブレットに記録が残っている、B1とかいう基地のパソコンから人型兵器の図面を手に入れてきただろう、それがアサルトギアだ』
「あぁ、たしかガンダムの設計図とか……ちょっと待て、なんで私らは本名で呼んでメルはコールサインで呼ぶんだよ!?」
『奴の本名に該当する単語の発言が許されていない』
「私らのも設定しやがれ!!」
なんというか、大した害は無いといえば無いのだが24時間コールサインで呼ばれ続ける生活に慣れてしまっていきなり本名出されると落ち着かないというか、『仕方ないなぁ……』とかメルが呟いた直後、ナイトメアは舌打ち、それで騒ぎは落ち着いた。
『話を続けるぞ。全高10メートル、重量80トン前後の、このアサルトギアと命名された兵器は登場から数百年経っているが、おそらくこれを超える兵器カテゴリは未だ現れていない』
『あくまで中身が現代版な時だけねー、中世の戦車と現代の戦車は別物でしょー?』
『メルには昨日言ったが、AI側は既に航空戦力の必要性を認めていない、空を飛ぶ都合上、即時交戦可能な状態で待機させるとそれだけで燃料が飛んでいくからだ。まぁ要するに舐めプされてる訳だが、だからといって準備をしていない訳ではない。……ところですまないメル、ここのネットワークに繋いだら管理者に捕捉される可能性を危惧しているのはわかるが、私をLANに繋いでくれ』
『それはつまりそういう事と認識してよござんすね?』
なんて
ナイトメアとメルがやっている間、眼下の試験場の隅っこで音がした。
巨大なシャッターである、祭りの山車がそのまま入るくらいのシャッター、それが動いている。縦12m、横10m程度、サイズ的には直前情報と合致しているといっていい。
「おいおいおいおいおいおいおいおい」
「あ、リタってあなたの本名!?」
「遅い!!!!」
これからここで何が起きるか既に察したシオン、急にピンときてるポンコツ小隊長を引っ張ってキャットウォークを出口方向へ。その間もシャッターはガラガラと動き続け、なんか、フラットダークアースカラーの"脚"が見えてきた。
『ん……よし、よーし。おっと……発電機は死んだな、すぐに予備へ切り替わるがバッテリー電源でレーザーに電力供給しようなどとは思わんだろ』
ズン、と揺れが起きるや視界は真っ暗になる、レアは若干パニックしたが原因はわかりきっているので慌てない。
『AGA-102 フレスベルク、可視光は全周囲、前方120度のみ赤外線でも視れる。内蔵武器は右腕に30ミリチェーンガン、左腕に70ミリロケット。それ以外には機体各所にハードポイントがある、少なくともハンガー内には120ミリ滑腔砲が常備されているようだ。ブースターから火を噴いて滑走移動し、最大速度は時速60キロ。遅いとか言うなよ、95トンあるんだぞ』
「いやいや細かい事はいいから! 歩兵が勝てないってだけわかればいいから!」
『ではここまでの情報を踏まえて耳かっぽじって聞くがいい』
照明が回復すると、今言われた通りの人型兵器が実験場に踏み込んでくる所だった。
装甲のほとんどが明るい砂漠色、継ぎ目や関節部のみつや消しブラックが覗く。装甲はどちらかといえば曲線の方が目立ち、頭部のメインカメラはバイザーの内側にある。前腕部には固定武装の砲口らしき穴が開くが、彼?はそれを使うよりもなっがい砲身の滑腔砲を引き出してくるのに夢中らしい、一度こちらに背を向けて背負い式の砲を肩に担ぐ。
それが終わればがしゃがしゃりと振り返って。
『ぎゃーぎゃー喚いてないで走れぇぇ!!』
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