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11-Bonus Round Fight!
違うの見っける
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非常に今更ながらバンカーの通貨事情に関して確認しておく。
まず第一に紙幣の使用は認められていない、紙幣とは中央銀行がその価値を保証する銀行券、わかりやすく言い換えれば引換券であり、バンカー内では流通できるかもしれないが、一歩外に出れば保証なんてものとは無縁の世界、尻を拭く紙にもならないのだ、よって通貨といえばそれ自体に価値のある貨幣を指す。低い順に銅、銀、金。使い方は中世と対して変わりないが、それ以外にも希少性の高いプラチナなども通貨として使用できる。特に戦闘部隊内でのチタンの扱いは金に勝るものがあり、ちょっと大きめの損害が出た時なんかはただでさえ高い価値が跳ね上がるので、貯蓄するなら金よりチタン、という考えが一般的である。まぁ貯め込みすぎて工場がチタン不足になって防衛線が崩壊したら元も子もないので、「出せ」と言われたら出すのが暗黙。
「ちょい風強いな」
で、そんな感じのものを無駄遣いしたがために廃都市までやってきたサーティエイト+αである、ヘリコプターの爆音が遠ざかれば聞こえるのは風音のみで、しかし今日に関してはそれでもかなりやかましかった。風の通り抜けた直後に砂塵が続き、飛ばされたゴミがカラカラと後を追う。視界が茶色くなる、というほどではないが、フェルトは目を保護するべくゴーグルを装着した。ヘリから降りると鈴蘭はこの都市の骸を見て悲しげな表情となった、初めてバンカーのある草原を出たのだろう。降りる前に話しておくべきだったかと思っていたら、フェルトより早くシオンが彼女の隣に立った。
「よし鈴蘭、銃にとって砂は天敵だ、機関部に入り込むと潤滑油と混ざって研磨剤みたくパーツを削る。あまり汚さないように、そして帰ったら必ず分解清掃しましょう」
「はい」
「ちなみに銃口、ここも完全に密閉できて、しかしいざとなれば外さずに発砲できるようなもので塞ぐのが望ましいのですが、実はこの条件をハイレベルにクリアした日用品があります」
「何です?」
「コンドーム」
一行が目指すのはそんな廃都市の隣である、元は高級住宅地だったようだが、野生化した庭木や街路樹によって森に変貌していた。都市を抜けた直後に森が始まるのだ、地面は急に茶色く柔らかく、木々が日差しと風を遮る。
開かずの金庫はこの先らしい、中央の最も大きな建物のどこかにあって、どうやっても開かないとか。
「……何か匂いません?」
と、
さっさと辿り着こうと森へ踏み込んですぐ、へらへら笑うシオンを顔赤くして追っかけ回していた鈴蘭が急にそんなことを言い出すので、フェルトも足を止め、鼻をすんすん鳴らしてみる。漂ってきたのは森の匂いだ、立ち並ぶ木々、肥沃な土、敷き詰められる草花、それらすべてを総合したものである。これを定期的に嗅がないと死んでしまう者もいるし、不快の一言で切り捨てる者もいる。フェルトにとっては、まぁどっちでもいいものだ、よく嗅いでいるので慣れているが、別段気に入ってはいない。
「いやそうじゃなくて……なんか…なんでしょう……すごく変というか……」
鈴蘭にとっては初めての匂いだから、それを指しているのかと思った。しかし彼女の臭覚は少なくともフェルトより優れているようで、森の匂いに混ざった特定のひとつを嗅ぎ分けているらしい。
改めて、もっと集中してみる。かろうじて1種類、木の匂いを判別した。木材になる事もあるが基本は鑑賞向け、ひび割れた感じの皮に針が如き葉を持つ、松の木だ。庭木が繁殖したようでそこら中にある、そこそこ良い匂いで、変とは思えない。
「!」
そこで閃いた。
「それもしかして履き慣らした革靴の内側みたいなの?」
「え?」
「軍人の靴下?」
「そこまではちょっと……」
「数ヶ月入浴してない人の体臭!?」
「フェルトさん…!?」
すぐに鈴蘭へ詰め寄る、ただし足は動かさない。数秒遅れでメルも気付いた、直ちにしゃがんで地面を凝視し出し、訝しげに近付いてきたヒナには「動くな!」と叫ぶ。
「足元気をつけて。見つけて欲しいのは茶色くて細長くて、先っぽが丸まってる」
「ぇ、あの…それはつまり……コンドームの中身」
「斬るよ」
「ゴメンナサイ……」
探すべきは赤松の下だ、アヤツはそこにしか生えない、そして漏れなく枯葉に埋まっている。先端が丸く膨らんだフォルムが一般的なイメージだが、取り時を逃すと傘が開いて似ても似つかぬ姿になるので注意。姿勢を低く、目を皿のように、地面から僅かに顔を出している筈のソレを探す。
「フェルト、靴3個ぶん前進」
「ん」
「左前方」
唐突にメルから指示された、きっちり従って左手を枯葉の絨毯に差し込む。指でつまんで、持ち上げると図太い軸のキノコが現れた。
「松茸」
「「まつたけ……」」
キシメジ科キシメジ属キシメジ亜属マツタケ節のキノコである、フェルトはドヤ顔で見せつけたがシオンと鈴蘭はキョトンとしている。それもそのはず、このキノコがありがたがられるのは地球上のごく一部の地域のみであり、それ以外にとってはただ変な匂いのするキノコでしかない。重要なのはそのごく一部の地域出身者がバンカーの戦闘総隊でリーダーやってるという点であり、すかさずメルが取り出したタブレットをマツタケの隣へ、いくらか操作すれば指名手配犯の顔写真みたいなのが現れた。
Wanted Matutakeなどと書かれた物品収集依頼のページだ、依頼者欄には総隊長の名前が書いてある。グラムあたりの報酬は要相談とあるが、これはつまりクオリティ次第で値段が変わるという事。マツタケには先述したように一般イメージ通りの"つぼみ"と、傘が開いてシイタケに似た形状になった"開き"があり、総隊長が求めているのは"つぼみ"の方。最低買取価格も示されていて、50g以上が20本もあれば十分な金額が巻き上げられそうである。彼がそんな大量のマツタケを求めているかは別として。
「こんな変な匂いする卑猥な形状のキノコが…?」
「その話もうやめよ?」
「ま、いい、カサが開いてないやつだな? 全員散開、キノコ狩りだ」
「金庫はいいんです?」
「それはそれで開ける」
開けるのか。
まず第一に紙幣の使用は認められていない、紙幣とは中央銀行がその価値を保証する銀行券、わかりやすく言い換えれば引換券であり、バンカー内では流通できるかもしれないが、一歩外に出れば保証なんてものとは無縁の世界、尻を拭く紙にもならないのだ、よって通貨といえばそれ自体に価値のある貨幣を指す。低い順に銅、銀、金。使い方は中世と対して変わりないが、それ以外にも希少性の高いプラチナなども通貨として使用できる。特に戦闘部隊内でのチタンの扱いは金に勝るものがあり、ちょっと大きめの損害が出た時なんかはただでさえ高い価値が跳ね上がるので、貯蓄するなら金よりチタン、という考えが一般的である。まぁ貯め込みすぎて工場がチタン不足になって防衛線が崩壊したら元も子もないので、「出せ」と言われたら出すのが暗黙。
「ちょい風強いな」
で、そんな感じのものを無駄遣いしたがために廃都市までやってきたサーティエイト+αである、ヘリコプターの爆音が遠ざかれば聞こえるのは風音のみで、しかし今日に関してはそれでもかなりやかましかった。風の通り抜けた直後に砂塵が続き、飛ばされたゴミがカラカラと後を追う。視界が茶色くなる、というほどではないが、フェルトは目を保護するべくゴーグルを装着した。ヘリから降りると鈴蘭はこの都市の骸を見て悲しげな表情となった、初めてバンカーのある草原を出たのだろう。降りる前に話しておくべきだったかと思っていたら、フェルトより早くシオンが彼女の隣に立った。
「よし鈴蘭、銃にとって砂は天敵だ、機関部に入り込むと潤滑油と混ざって研磨剤みたくパーツを削る。あまり汚さないように、そして帰ったら必ず分解清掃しましょう」
「はい」
「ちなみに銃口、ここも完全に密閉できて、しかしいざとなれば外さずに発砲できるようなもので塞ぐのが望ましいのですが、実はこの条件をハイレベルにクリアした日用品があります」
「何です?」
「コンドーム」
一行が目指すのはそんな廃都市の隣である、元は高級住宅地だったようだが、野生化した庭木や街路樹によって森に変貌していた。都市を抜けた直後に森が始まるのだ、地面は急に茶色く柔らかく、木々が日差しと風を遮る。
開かずの金庫はこの先らしい、中央の最も大きな建物のどこかにあって、どうやっても開かないとか。
「……何か匂いません?」
と、
さっさと辿り着こうと森へ踏み込んですぐ、へらへら笑うシオンを顔赤くして追っかけ回していた鈴蘭が急にそんなことを言い出すので、フェルトも足を止め、鼻をすんすん鳴らしてみる。漂ってきたのは森の匂いだ、立ち並ぶ木々、肥沃な土、敷き詰められる草花、それらすべてを総合したものである。これを定期的に嗅がないと死んでしまう者もいるし、不快の一言で切り捨てる者もいる。フェルトにとっては、まぁどっちでもいいものだ、よく嗅いでいるので慣れているが、別段気に入ってはいない。
「いやそうじゃなくて……なんか…なんでしょう……すごく変というか……」
鈴蘭にとっては初めての匂いだから、それを指しているのかと思った。しかし彼女の臭覚は少なくともフェルトより優れているようで、森の匂いに混ざった特定のひとつを嗅ぎ分けているらしい。
改めて、もっと集中してみる。かろうじて1種類、木の匂いを判別した。木材になる事もあるが基本は鑑賞向け、ひび割れた感じの皮に針が如き葉を持つ、松の木だ。庭木が繁殖したようでそこら中にある、そこそこ良い匂いで、変とは思えない。
「!」
そこで閃いた。
「それもしかして履き慣らした革靴の内側みたいなの?」
「え?」
「軍人の靴下?」
「そこまではちょっと……」
「数ヶ月入浴してない人の体臭!?」
「フェルトさん…!?」
すぐに鈴蘭へ詰め寄る、ただし足は動かさない。数秒遅れでメルも気付いた、直ちにしゃがんで地面を凝視し出し、訝しげに近付いてきたヒナには「動くな!」と叫ぶ。
「足元気をつけて。見つけて欲しいのは茶色くて細長くて、先っぽが丸まってる」
「ぇ、あの…それはつまり……コンドームの中身」
「斬るよ」
「ゴメンナサイ……」
探すべきは赤松の下だ、アヤツはそこにしか生えない、そして漏れなく枯葉に埋まっている。先端が丸く膨らんだフォルムが一般的なイメージだが、取り時を逃すと傘が開いて似ても似つかぬ姿になるので注意。姿勢を低く、目を皿のように、地面から僅かに顔を出している筈のソレを探す。
「フェルト、靴3個ぶん前進」
「ん」
「左前方」
唐突にメルから指示された、きっちり従って左手を枯葉の絨毯に差し込む。指でつまんで、持ち上げると図太い軸のキノコが現れた。
「松茸」
「「まつたけ……」」
キシメジ科キシメジ属キシメジ亜属マツタケ節のキノコである、フェルトはドヤ顔で見せつけたがシオンと鈴蘭はキョトンとしている。それもそのはず、このキノコがありがたがられるのは地球上のごく一部の地域のみであり、それ以外にとってはただ変な匂いのするキノコでしかない。重要なのはそのごく一部の地域出身者がバンカーの戦闘総隊でリーダーやってるという点であり、すかさずメルが取り出したタブレットをマツタケの隣へ、いくらか操作すれば指名手配犯の顔写真みたいなのが現れた。
Wanted Matutakeなどと書かれた物品収集依頼のページだ、依頼者欄には総隊長の名前が書いてある。グラムあたりの報酬は要相談とあるが、これはつまりクオリティ次第で値段が変わるという事。マツタケには先述したように一般イメージ通りの"つぼみ"と、傘が開いてシイタケに似た形状になった"開き"があり、総隊長が求めているのは"つぼみ"の方。最低買取価格も示されていて、50g以上が20本もあれば十分な金額が巻き上げられそうである。彼がそんな大量のマツタケを求めているかは別として。
「こんな変な匂いする卑猥な形状のキノコが…?」
「その話もうやめよ?」
「ま、いい、カサが開いてないやつだな? 全員散開、キノコ狩りだ」
「金庫はいいんです?」
「それはそれで開ける」
開けるのか。
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