奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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もみじ饅頭 その後

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C35号は可愛かったなぁ
もみじ饅頭はそう思いながら島を出た。若いころから同性にしか興味のなかったもみじ饅頭は当然のこと配偶者も子どももいない。広島の高校を卒業後、東京の大学に学び不動産会社に就職、その後、独立して財をなした。多くの不動産を東京や自宅のある埼玉に持ち、さいたま市でテニスのレッスン場も経営している
いずれは縁者を迎えて養子にとは思うが広島の親戚とは疎遠になっている
C35号でも良いのでは?
そんなことを考えていた。C35号はテニスが好きらしい。それも良い。高校に入れ直し部活としてさせても良いし自分のテニス場でレッスンさせても良い
C35号には中学生の妹もおり、その妹に性を売るような仕事をさせたくなく自分が奴隷ボーイになったらしい。妹思いの優しい兄だ。そのためリゾートでずいぶん辛い想いをしてきたはずだ。しかしそんな境遇にもめげずC35号はゴールドにまで昇格した。かなり頑張ってきたはずだ
そう思うと健気だ。根性もあるようだ。テニスをさせても腕を上げることであろう
借入金もずいぶん減っているはずなのでC35号は今さらと嫌がるかも知れない。16歳の少年が40過ぎのオジさんに囲われることに抵抗を示すかも知れない
もう少し奴隷ボーイとして勤めれば借入金を完済して他に義理なく自由になれるのだ
もう少し早くC35号を知っておれば………。とは思うが今さらである

もみじ饅頭が帰ってC35号はいつも通りの奴隷ボーイとしての日々を過ごしていた
借入金完済が目に見えてきてC35号は調教師の大輝に卒業後のことを聞いた
自力で借入金を完済した奴隷ボーイは部屋を借り入れるぐらいの費用はリゾートから与えられるらしい。一文無しで社会に戻すと犯罪者などになりリゾートのことを暴露しかねないからだ。それゆえ卒業後の暮らしはある程度、成り立つようには考慮してくれるらしい
しかし妹を迎え、自分も大検を受け18になれば大学進学したいと思えばもう少しまとまったお金が必要だ
「それなら借入金完済後ももう少しリゾートに残るか?」
大輝はそう言ってくれた
借入金完済後も奴隷ボーイとしてもう少し働きある程度以上のお金を持ってから卒業する者もいるらしい
そのために半年ぐらい戻れなくても構わない
小綺麗な部屋を借りて妹を迎え、大検を受けて大学受験をしてアルバイトをしながら大学を卒業して就職、妹も大学を卒業させてやりたい
「解った。上に話しておくよ」
大輝はC35号の肩を叩いた

もみじ饅頭の意向は受け入れられそうだ………

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